
Orchestrator リリース ノート
新しい権限モデルへの移行
早ければ 2024 年 12 月 9 日より、Community 組織では、現在の継承解除モデルが権限和集合モデルに置換されます。変更は自動的に反映されるため、ユーザー側での操作は不要です。
この新しいモデルでは、すべてのユーザーのアクセス制御が改善されます。その結果、グループに対して権限を追加または削除するたびに、そのグループに属するすべてのユーザーに対して権限のチェックが行われるようになります。
- UI プロファイルの設定 (UI アクセスなし、個人用ワークスペースのみ、標準インターフェイス)
- 更新ポリシーの設定
- ユーザーによるオートメーションの実行を有効化
- このユーザーの個人用ワークスペースを作成
さらに 2025 年初頭には、Enterprise でもこの機能が有効になる予定です。詳しくは、「今後の非推奨化の予定」をご覧ください。
保持ポリシーの更新
データベースの合理化は、UiPath にとってもお客様にとっても重要であることを理解しています。そのため、保持ポリシーを一段階向上させ、非終了ステートのジョブとキュー アイテムを削除またはアーカイブするオプションを追加しました。
この新しいオプションは、ジョブの場合はプロセス レベルで、キュー アイテムの場合はキュー レベルで既存の保持ポリシー コンポーネントに統合されます。この機能は、未完了のジョブとキュー アイテムに専用の新しいフィールド セットを介してそれぞれ使用できます。
ジョブとキュー アイテムの既定値は以下のとおりです。
- 完了
- 既定の期間は 30 日です。
- 最長期間は 180 日です。
- 未完了
- 既定の期間は 180 日です。
- 最長期間は 540 日です。
HashiCorp Vault の機能強化
HashiCorp Vault と HashiCorp Vault (読み取り専用) の資格情報ストアが強化され、新しいオプションの [認証マウント パス] フィールドが追加されました。これにより、カスタム マウント パスを指定して、同じ認証方法を 2 つの異なる設定で 2 つの異なるパスにマウントできます。
さらに、HashiCorp Vault (読み取り専用) 資格情報ストアで、Active Directory と OpenLDAP の両方のシークレット エンジンを結合する LDAP シークレット エンジンがサポートされるようになりました。
パスワードの複雑さの Identity への同期を廃止
パスワードの複雑さの設定が Orchestrator と Identity Server 間で同期されなくなりました。設定を編集するには、Identity Server API または管理ポータルのユーザー インターフェイスを使用します。
ToggleOrganizationUnit エンドポイントの削除
POST/odata/Users({key})/UiPath.Server.Configuration.OData.ToggleOrganizationUnit
エンドポイントが削除されました。
バグ修正
- サイズの大きいリリース ノートを含むパッケージをアップロードしようとすると、エラー メッセージが表示されていました。
- ページが完全に読み込まれる前にテナントを素早く切り替えると、URL とページが同期されず、この操作によって Orchestrator には初期テナントが表示され続けていました。
非推奨化および削除される機能に関する最新情報については、非推奨化のタイムラインを定期的に確認することをお勧めします。