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Data Service ユーザー ガイド

Automation CloudAutomation Cloud Public SectorAutomation Suite
最終更新日時 2024年12月16日

アクセス権を管理する

概要

[アクセス権を管理] モジュールでは、エンティティの Data Service テナントに対するユーザー ロールを管理できます。広範囲かつきめ細かい権限モデルを設定できるため、サービスを使用しているすべてのビジネス ユーザーを、専門知識のレベルや業務の要件に基づいてまとめることができます。 さらに、組織からユーザーまたはグループを選択して、ロールを割り当てることも可能です。

注:

Data Service は、組織のユーザーが既定でデータを読み取れるように設定されています。

データ アクセスを制限するには、Everyone グループを削除し、アクセス権を必要とするユーザーまたはグループを追加して、必要なロールをそれらに割り当てます。

以下の手順に従って、ユーザーおよびグループを管理できます。

  1. [ Data Service ] タブで、右上隅にある [その他のオプション ] メニューを選択します。
  2. [アクセス権を管理] を選択します。[アクセス権を管理] ページが表示されます。

以下のタブが用意されています。

タブ

説明

ロールを割り当てる

現在のテナントに定義されているすべてのユーザーとグループ、および関連する [ロール] のリストが表示されます。

ロール

Data Service に定義されたすべての [ロール] のリストが表示されます。ロールごとにユーザーまたはグループの割り当ての数を確認できます。

標準ロール

標準ロールには、一連の定義済み権限が設定されています。Data Service ユーザーには、以下の標準ロールを割り当てることができます。

  • Administrator
  • Data Reader
  • Data Writer
  • デザイナー

注: 標準ロールは削除できません。

標準ロールの権限

各標準ロールには、1 つ以上の管理権限とデータ アクセス権限を含む、異なる権限セットが設定されています。

管理権限

標準ロールの管理権限は以下のとおりです。

アクセス許可

この権限が付与されるロール

権限の管理

新しいロールの作成、既存のロールの編集と削除、ユーザーまたはグループに対する 1 つまたは複数のロールの割り当てが可能です。

すべてのスキーマの表示

すべてのエンティティのスキーマとチョイス セット定義を表示できますが、変更はできません。

すべてのスキーマのカスタマイズ

すべてのエンティティのスキーマとチョイス セット定義を表示、作成、編集、削除できます。

データ アクセス権限

標準ロールのデータ アクセス権限は以下のとおりです。

アクセス許可

この権限が付与されるロール

アクセス権限なし。

エンティティ データにアクセスできません。この権限を持つユーザーまたはグループは、エンティティのデータ レコードに対する作成、読み取り、編集、削除のいずれの操作も許可されていません。

すべてのエンティティに対する読み取りアクセス権限。

エンティティのデータ レコードを表示できます。

すべてのエンティティに対する、完全な読み取り/書き込みアクセス権限。

エンティティのデータ レコードの作成、表示、編集、削除が可能です。

標準ロールの権限の概要

以下の表は、各標準ロールの既定の権限をまとめたものです。

標準ロール

管理権限

データ アクセス権限

Administrator

権限の管理

アクセス権限なし。

Data Reader

すべてのスキーマの表示

すべてのエンティティに対する読み取りアクセス権限。

Data Writer

すべてのスキーマの表示

すべてのエンティティに対する、完全な読み取り/書き込みアクセス権限。

デザイナー

すべてのスキーマの表示

すべてのスキーマのカスタマイズ

アクセス権限なし。

カスタム ロール

カスタム ロールを使用すると、ユーザーまたはグループに割り当て可能なカスタムの権限セットを作成できます。

新しいカスタム ロールを作成するには、[権限の管理] 権限が割り当てられている必要があります。

カスタム ロールの権限

カスタム ロールでは、ロールに割り当てる権限を独自に決定できます。

作成時に、1 つ以上の管理権限を新しいロールに割り当てます。同様に、データ アクセス権限をロールに割り当てることもできます。この権限は、指定されたエンティティに対して作成読み取り編集削除の権限を付与します。

管理権限

カスタム ロールに割り当てることができる管理権限は以下のとおりです。

アクセス許可

この権限が付与されるロール

ロールを管理する

新しいロールの作成、既存のロールの編集と削除、ユーザーまたはグループに対する 1 つまたは複数のロールの割り当てが可能です。

スキーマの表示

すべてのエンティティのスキーマとチョイス セット定義を表示できますが、変更はできません。

すべてのスキーマのカスタマイズ

すべてのエンティティのスキーマとチョイス セット定義を表示、作成、編集、削除できます。

データ アクセス権限

カスタム ロールを定義する際、テナントで選択されているエンティティに対して、異なるデータ アクセス権限を割り当てることができます。

カスタム ロールでエンティティ レコードの作成、読み取り、編集、削除を可能にするかどうかを選択できます。さらに、エンティティにロール ベースのフィールド アクセスが有効化されているフィールドがある場合は、各エンティティ フィールドにデータ アクセス権限を割り当てることができます。

カスタム ロールに割り当てることができる、エンティティに対するデータ アクセス権限は以下のとおりです。

アクセス許可

この権限が付与されるロール

作成

エンティティ レコードを作成できます。

読み取り

エンティティ レコードを表示できます。

編集

エンティティ レコードを表示および変更できます。

削除する

エンティティ レコードを表示および削除できます。

カスタム ロールを作成する

新しいロールを作成するには、以下の手順を実行します。

  1. [ ロール ] タブで、[ 新しいロールを作成] を選択します。
  2. [ ロールを作成] パネルの [ ロール名 ] フィールドに、新しいロールの名前を入力します。
  3. ロールに割り当てる [管理権限] を選択します。
  4. ロールにデータ アクセス権限を追加するには、対象のエンティティを選択します。
    • [ エンティティを追加] を選択して、利用可能なエンティティを表示します。
    • 権限を定義するエンティティを選択します。
    • 目的の権限を選択します。既定では [読み取り] 権限が有効化されています。
  5. [ 保存 ] を選択して、新しいカスタム ロールを作成します。 ロールは [ロール] タブに、[種類] が [カスタム] として表示されます。

特定のフィールドに権限を設定する

エンティティを作成する際に、ユーザーが作成したフィールドに対して ロール ベースのフィールド アクセス を有効化できます。 カスタム ロールを定義する際、これらのフィールドにデータ アクセス権限を割り当てることができます。

注: フィールドのデータに対するアクセス権が付与されるよう更新できるのは、カスタム ロールのみです。

以下の手順に従って、ロール ベースのフィールド権限を設定します。

  1. 新しいロールを作成するか、既存のカスタム ロールを編集します。
  2. エンティティに ロール ベースのフィールド アクセス が有効化されたフィールドがある場合、データ アクセス許可を追加することを示すメッセージが表示されます。 「特定のフィールドにはデータ アクセス権限が必要です。 [ 追加] を選択します。
  3. ドロップダウン リストから、データ アクセス権限を設定するフィールドを選択します。
  4. 目的の権限 (作成、読み取り、編集、削除) を設定します。
  5. [保存] をクリックします。

エンティティをカスタマイズする」もご覧ください。

注:

[ロール ベースのフィールド アクセス] を有効化したフィールドに権限を設定しない場合、そのフィールドは既定で表示されません。

カスタム ロールを編集する

カスタム ロールに対する特定の権限を変更することもできます。 カスタム ロールは、対応する [編集 ] ボタンを選択して編集できます。

カスタム ロールを削除する

カスタム ロールが不要になった場合は、対応する [削除] ボタンをクリックして削除できます。

注: 標準ロールは削除できません。

ユーザーまたはグループを追加する

Data Service 内のすべての呼び出しは、ユーザー許可に基づいています。操作の許可/拒否は常に、ユーザーに与えられた有効な権限に基づいて判断されます。有効な権限とは、ユーザー個人またはグループのメンバーに対して許可された権限のことです。StudioAssistantRobot も、それぞれで構成されたユーザーに付与された権限を継承します。

Data Service は、組織内に定義されたユーザーおよびグループのすべてに対応しており、独立したユーザーのリストを保持することはありません。

組織の一員であるユーザーを追加するには、以下の手順に従います。

  1. [管理] ページの > [ロールの割り当て] タブで、[ロールを割り当て] をクリックします。[ロールを割り当て] パネルが開きます。
  2. [名前] フィールドに、追加するユーザーまたはグループの名前を入力します。
  3. [ロールを選択] セクションで、ユーザーまたはグループに割り当てるロールを選択します。
  4. [保存] をクリックします。
    注: ユーザーの名前が表示されない場合、そのユーザーは組織内にアカウントを所有していないことを意味します。

ユーザーまたはグループにロールを定義する

グループとは、ユーザー アカウントの集合のことです。Data Service は、アカウント内に定義されたグループのすべてに対応しており、独立したグループ リストを保持することはありません。グループに許可された権限は、すべてのユーザーとグループに伝搬されます。

ユーザーまたはグループに対するロールを定義するには、以下の手順を実行します。

  1. [ロールを割り当て] タブで、ロールを割り当てるユーザーまたはグループにカーソルを合わせます。
  2. 右側に表示される [編集] アイコンをクリックします。[ロールを編集] パネルが開きます。
  3. ユーザーまたはグループに割り当てるロールを選択します。
  4. [保存] をクリックします。
    注: 1 つのユーザーまたはグループに複数のロールを割り当てることができます。その場合は、すべて合わせた権限が適用されます。

既定のグループのマッピング

グループは、特定の権限セットを持つユーザー コンテナーの役割を果たします。グループの権限は各サービス内でグループを選択し、必要な権限を関連付けることで設定できます。ユーザーには、自分がメンバーであるグループに割り当てられたすべての権限が付与されます。

ユーザーをグループに割り当てると、その特定のユーザー グループに対して権限が設定されているすべてのサービスへのアクセス権が付与されます。サービスへのアクセス レベルは、そのグループにサービス レベルで割り当てられたロールによって決定されます。

グループ メンバーシップ

組織レベルのロール

Data Service のロール

Administrators

組織管理者

Automation Developers

ユーザー (User)

Automation Users

ユーザー (User)

Citizen Developers

ユーザー (User)

Designer、Data Writer

Everyone

ユーザー (User)

注:

Citizen Developer グループの導入後に作成されたテナントに対しては、ロールが自動的にマッピングされますのでご注意ください。グループの追加前に作成されたテナントに対しては、Citizen Developer グループを追加し、Designer ロールと Data Writer ロールを手動で割り当てる必要があります。

ユーザーまたはグループを削除する

[ロールを割り当て] タブからユーザーまたはグループを削除すると、Data Service にアクセスできなくなります。つまり、削除されたユーザーと、削除されたグループに含まれるユーザーは、今後 Data Service にアクセスできません。

再度アクセスを許可するには、組織のユーザーまたはグループを個別に追加し、それらに Data Service のロールを割り当てます。

ユーザーまたはグループを Data Service から削除するには、該当する [ユーザー/グループを削除] ボタンをクリックします。

ロールベースのレコードアクセス権

ロールベースのレコードへのアクセス権 では、Data Service エンティティ内の特定のレコードへのアクセスを制限できます。

注意:

ロールベースのレコードアクセス では、レコードレベルでのデータアクセスが制限されます。

ロールベースのフィールドアクセス では、フィールドレベルでのデータアクセスが制限されます。

[オーナー システム] フィールド

[ロールベースのレコード アクセス] を有効化すると、Data Service は [所有者] フィールドをエンティティに追加します。

[所有者] フィールドは、レコードを所有するユーザーまたはグループを指定するシステム フィールドです。レコードが作成されると、Data Service は既定でレコードの作成者を 所有者 として割り当てます。

また、 ロールベースのレコード アクセスを有効化すると、Data Service はロールにアクセス レベル ( 読み取り/編集/削除) を追加します。 このアクセス レベルでは、ロールは自分がレコード 所有者 であるレコードに対してのみ操作するよう制限されます。

たとえば、申請フォームを含むシナリオのエンティティを作成する場合は、次のようになります。

  • マネージャーには、「作成可能」、「すべて読み取り」、「すべて編集」および「すべての削除」のアクセスレベルを割り当てることができます。

  • レビュー担当者には 、「作成できない」、「すべて読み取る」、「編集 する」権限、および 「削除できない 」のアクセスレベルを割り当てることができます。

エンティティのロールベースのレコード アクセスを有効化または無効化する

ロールベースのレコードへのアクセス権は、エンティティを作成するとき、または既存のエンティティを編集するときに有効化できます。

新しいエンティティに対してロールベースのレコード アクセスを有効化する

新しいエンティティに対して ロールベースのレコード アクセス を有効化するには、次の手順に従います。
  1. Data Service に移動します。
  2. [新しいエンティティを作成] を選択します。
  3. エンティティに [名前][説明] を入力します。
  4. [ ロールベースのレコードアクセスを有効化] を選択します。
  5. [保存] を選択します。
ポップアップが開き、[ アクセス権を管理] にアクセスしてカスタム ロールを設定するよう求められます。

既存のエンティティのロールベースのレコード アクセスを有効化または無効化する

既存のエンティティの ロールベースのレコード アクセス を有効化または無効化するには、次の手順に従います。
  1. Data Service に移動します。
  2. すべてのエンティティを表示するには 、[エンティティ ] を選択します。
  3. 非システム エンティティの横にある [ 編集 ] ボタンを選択します。
  4. [ ロールベースのレコードアクセス] を選択します。
    手記: 現在、 ロールベースのレコード アクセス を有効化できるのは、既存のレコードがないエンティティに対してのみです。
  5. [保存] を選択します。

[ロールベースのレコードのアクセス] スライダーは、状況依存のトグルです。

  • この機能がアクティブでないエンティティに対して [ ロールベースのレコード アクセス ] を選択すると、Data Service によってこの機能が有効化されます。

  • この機能が既にアクティブになっているエンティティに対して [ ロールベースのレコード アクセス ] を選択すると、Data Service ではこの機能が無効化されます。

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