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テナントとサービスを管理する (旧)
テナントを使用すると、実際の組織と同様に業務フローや情報を分離して組織構造をモデル化できます。テナントは、ユーザーのグループごとにサービスを整理・管理することのできるコンテナーの役割を果たします。たとえば、テナントを部署ごとに作成すれば、部署ごとに有効化するサービスを必要に応じて決定できます。各テナントでは、各サービスのインスタンスを 1 つのみ持つことができます。
Automation Suite 内の Orchestrator
テナントには必ず Orchestrator サービスが 1 つ含まれています。
スタンドアロンの Orchestrator 内では、Orchestrator インスタンスに複数のテナントを含めることができますが、Automation Suite ではテナントごとに 1 つの Orchestrator サービスを含めます。
Automation Suite のテナントは Orchestrator のテナントとは異なるものです。
Automation Suite のテナント |
スタンドアロンの Orchestrator のテナント |
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Automation Suite 組織を細分化したものです。 |
Orchestrator インスタンスを細分化したものです。 |
1 つの Orchestrator サービスが含まれています。 |
Orchestrator の一部です。 |
他にも複数のサービス (UiPath 製品) が、すべて Automation Suite 内に含まれています。 |
他の UiPath 製品と同じ媒体に存在するのではなく、連携によりそれらの製品と対話しています。 |
既定のテナント
Automation Suite 組織の利用を開始すると、「DefaultTenant」と呼ばれる最初のテナントが自動的に作成されます。ライセンス プランに応じて利用できるライセンスはすべてデフォルト テナントに割り当てられるため、ライセンスの設定を追加で行うことなく使用を開始できます。
組織のニーズに応じて、複数のテナントを作成できます。テナントを複数使用すると、Automation Suite 組織内のデータを分離できます。この機能により、社内の部門ごとの自動化が容易になり、部門ごとにデータへのアクセスを制御できるようになります。
ユーザーは、組織内のすべてのテナントおよびテナント内のすべてのサービスを既定で閲覧できます。このため、ユーザーは業務で必要なテナントやサービスへのアクセス権をリクエストして、それらを使用することができます。各ユーザーに付与されるアクセス レベルは組織内や各サービス内のロールによって定義されます。詳しくは、「アクセス権を管理する」をご覧ください。
[テナント] ページ
[テナント] ページを開くには、[管理] > [テナント] に移動します。
このページにはテナントに関するすべての情報 (名前、有効なサービスのリスト、ステータス) が表示され、各テナントおよびサービスを管理するためのオプションもあります。
テナントのステータス
テナントのステータスは次のいずれかであり、[テナント] ページで確認できます。
- 有効 - テナントはアクティブで、ユーザーがアクセスすることができます。
- 無効 - テナントは非アクティブで、ユーザーがアクセスすることはできません。
テナントを切り替える
組織に複数のテナントがあり、ユーザーがサービス レベルで複数のテナントにアクセスできる場合は、テナント固有のサービスのページ上でテナントを切り替えることができます。
コンテキストを別のテナントに切り替えるには、右上のテナント リストをクリックして、別のテナントを選択します。
ページが更新され、新しく選択したテナントのデータが表示されます。
新しいテナントを作成するには、以下の手順を実行します。
作成したテナントは、ページの右上にあるテナント ピッカーから使用できるようになります。テナント内のサービスを利用できるのは、必要なサービス レベルのロールを付与されたユーザーです。
既存のテナントの名前やアクティブなサービスを変更できます。
確認メッセージが画面の右上に表示されます。
テナント名の変更による影響
テナントの名前を変更すると、UiPath Automation Suite サービスのこれまでの設定に対して以下のような大きな影響が及ぼされます。
- Orchestrator サービス レベルで設定されたロボットの接続が切断されます。新しい URL を入力してロボットを再接続してください。
- 過去にブックマークしたサービスの URL が無効になります。ユーザーに新しい URL を送信してください。
- Mobile Orchestrator ユーザーの接続が切断されます。再度接続できるよう、ユーザーに新しいサービス URL を送信してください。
テナントを無効化する
無効化されたテナントは [テナント] ページに表示され続けますが、テナント内のサービスにはアクセスできません。サービスのデータはすべて保持されます。後でそのテナントを有効化すると、そのサービスに再びアクセスできます。
テナントを有効化する
テナントが無効化されていても、そのテナントのサービスにアクセスする必要がある場合にはテナントを有効化できます。
すぐにテナントが有効化され、テナント内のすべてのサービスに再びアクセスできるようになります。
各テナントでは、所有するサービスごとに 1 つのインスタンスをプロビジョニングできます。その後、テナントのコンテキスト内で、必要に応じてサービス インスタンスでの管理と作業を行えます。
次のことが可能です。
- 最初にテナントを追加するときに必要なサービスをプロビジョニングする。
- 既存のテナントの場合、必要なときにいつでも新しいサービスをプロビジョニングしたり、既存のサービスを削除したりする。
既存のテナントのサービスをプロビジョニングまたは削除するには、以下の手順を実行します。
テナントのサービスのリストが更新され、変更が反映されます。
確認メッセージが画面の右上に表示されます。
サービスのステータス
テナントのプロビジョニングされたサービスは、次のいずれかのステータスになります。
- 有効: このサービスは、テナント内で使用でき、[テナント] ページに青色のフォントで表示されます。有効なサービスの場合、ステータスは表示されません。
-
無効: このサービスは、テナント内で使用できず、[テナント] ページに灰色のフォントで表示されます。サービスにはアクセスできなくなりますが、テナントの既存のデータは保持されます。サービスを再有効化すると、サービス データへのアクセス権を再取得できます。
注: サービスを無効化すると、そのサービスに割り当てられているライセンスはすべて解放されます。 - プロビジョニング: 現在プロビジョニング中のサービスです。サービスによっては、これに数分かかる場合があります。サービスには、プロビジョニングの完了後にのみアクセスできます。グリッドの右上にある [更新] をクリックして、ステータスを更新します。