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Automation Ops ユーザー ガイド
最終更新日 2024年4月26日

ガバナンス ポリシーをデプロイする

ポリシーは、テナント、グループ、およびユーザーのいずれかのレベルで各製品に対してデプロイできます。テナント レベルでデプロイされるポリシーは、そのテナント内のすべてのユーザーに適用されます。より細かい設定を行う場合は、特定のグループまたはユーザーに対してさまざまなポリシーを適用できます。ユーザー レベルで定義されたデプロイはグループ レベルのデプロイより優先され、グループ レベルのデプロイはテナント レベルのデプロイより優先されます。

重要:

以前にファイルベースのガバナンスを使用していた場合、[デプロイ] ページを初めて表示すると、環境内の既存のファイルベースのガバナンスが Automation Ops によって上書きされます。

ファイルベースのガバナンスは適用されなくなることが予想されるため、既存のポリシーを Automation Ops にインポートして、ここからデプロイしてください。

Automation Ops で定義するカスタム ポリシーに加え、各製品に対して 2 つの既定のデプロイ オプションを利用できます。

  • ポリシーなし - ユーザー、グループ、またはテナントの各レベルで Automation Ops のガバナンス ポリシーの適用を無効化します。
  • 継承 - ガバナンス ポリシーを上位のレベルから (ユーザーはグループから、グループはテナントから) 継承します。

ユーザーに適用される製品のポリシーは、次の順序で決定されます。

  1. ポリシーがユーザー レベルでデプロイされた場合、そのポリシーがユーザーに適用されます。

    • Automation Ops で作成されたカスタム ポリシーを選択すると、グループ レベルまたはテナント レベルでデプロイされたポリシーよりもそのカスタム ポリシーが優先されます。
    • [ポリシーなし] オプションを選択すると、そのユーザーのその製品は Automation Ops によって管理されず、グループ レベルまたはテナント レベルでデプロイされたポリシーも適用されません。
    • [継承] オプションを選択すると、グループ レベルで定義されたポリシーが適用されます。グループ レベルで定義されたポリシーが存在しない場合は、テナント レベルのポリシーが適用されます。
  2. ポリシーのデプロイがユーザー レベルで定義されていない場合:

    • ユーザーがグループに属していて、ポリシーがグループ レベルでデプロイされた場合、そのグループ ポリシーがユーザーに適用されます。

      • Automation Ops で作成されたカスタム ポリシーを選択すると、テナント レベルでデプロイされたポリシーよりもそのカスタム ポリシーが優先されます。
      • [ポリシーなし] オプションを選択すると、そのユーザーのその製品は Automation Ops によって管理されず、テナント レベルでデプロイされたポリシーも適用されません。
      • [継承] オプションを選択すると、テナント レベルで定義されたポリシーが適用されます。
    • ポリシーがデプロイされた複数のグループにユーザーが属している場合、そのユーザーには優先度の値が最も低いカスタム ポリシーが適用されます。カスタム ポリシーがグループ レベルでデプロイされていない場合は、[ポリシーなし] グループのデプロイが [継承] より優先されます。
  3. ユーザー レベルまたはグループ レベルでポリシーのデプロイが定義されていない場合は、製品に対してテナント レベルでデプロイされているポリシーがユーザーに適用されます。

    • [ポリシーなし] オプションを選択すると、そのユーザーのその製品は Automation Ops によって管理されません。
  4. StudioX、Studio、Studio Pro については、製品が Automation Ops によって管理されていない ([ポリシーなし] オプションがユーザーに適用されている) 場合は、ファイルベースのガバナンス モデルを使用したポリシーが適用されます (利用可能な場合)。
注:
Automation Ops からデプロイされたポリシーは、管理対象のアプリケーションからユーザーが自分のアカウントにサインインしたときに適用されます。 ユーザーが既にサインインしている場合:
  • Studio と Assistant では、ユーザーがアプリケーションを再起動するとポリシーが適用されます。
  • Studio Web の場合は、ユーザーがサインアウトしてからサインインし直して、開いている Studio Web のタブをすべて更新すると、ポリシーが適用されます。

Automation Ops を使用して Studio を管理すると、Studio の Backstage ビューの [ヘルプ] タブにポリシー名が表示されます。ポリシー名の上でホバーすると、「構成ソース: モダン ガバナンス」を示すツールチップが表示されます

Studio のウィンドウには、管理されている設定を示すメッセージが表示されます。企業ポリシーによって機能が制限される可能性があることをユーザーに通知するためです。このようなメッセージは、たとえば、Studio の Backstage ビューの [パッケージ ソースを管理] タブや [プロジェクト設定] ウィンドウの [ワークフロー アナライザー] タブに表示されます。

テナント レベルでポリシーをデプロイする

  1. 左側のナビゲーション バーから [Automation Ops] に移動します。
  2. [ガバナンス] > [デプロイ] を選択してから、[テナント] タブを選択します。

    組織内のテナントが表示されます。ページの表の上にある [更新] をクリックすると、テナントのリストを更新できます。

  3. ポリシーをデプロイするテナントを選択します。

    サポートされている製品で利用可能なライセンスの種類のリストが表示されます。ライセンスの種類ごとに、そのライセンスによりアクセス権が付与される製品のポリシーを定義します。

  4. ライセンスの種類を選択し、[製品] 列の製品ごとに、[製品ポリシー] 列のドロップダウンからポリシーを選択します。
    • ライセンスなし - [AI Trust Layer (プレビュー)] と [Studio Web] のポリシーを選択します。
    • Attended - Assistant と Robot のポリシーを選択します。
    • RPA Developer - Studio、StudioX、Assistant、Robot のポリシーを選択します。
    • Automation Developer - Studio Pro、Studio、StudioX、Assistant、Robot のポリシーを選択します。
    • Citizen Developer - StudioX、Assistant、Robot のポリシーを選択します。
    • Unattended Robot - Robot のポリシーを選択します。

    既定では、各製品に対して [ポリシーなし] オプションが選択されます (ガバナンス ポリシーはデプロイされません)。

  5. [保存] をクリックして変更を適用します。

グループ レベルでポリシーをデプロイする

  1. 左側のナビゲーション バーから [Automation Ops] に移動します。
  2. [ガバナンス] > [デプロイ] を選択してから、[グループ] タブを選択します。 ポリシーが既にデプロイされているグループが表示されます。ページの表の上にある [更新] をクリックすると、グループのリストを更新できます。
    • 新しいグループのポリシーをデプロイするには、表の上の [グループ用のデプロイ] をクリックします。ページの右側に [グループを追加] ダイアログ ボックスが表示されます。手順 2 に進みます。
    • 既存のグループ ポリシーのデプロイを編集するには、表内のグループを選択します。ページの右側に [グループを編集] ダイアログ ボックスが表示されます。手順 3 に進みます。
  3. 新しいグループ デプロイを追加する場合は、[名前] ボックスからグループを選択します。ポリシーがデプロイされていないグループの中から一致するものを検索するために、グループ名の入力を開始します。
  4. 各製品に対するポリシーを選択します。既定では、テナント レベルでデプロイされたポリシー ([継承 (テナント)]) が各製品に対して選択されています。このグループにポリシーを適用したくない場合は、[ポリシーなし] を選択します。
  5. [保存] をクリックして変更を適用します。

ユーザー レベルでポリシーをデプロイする

  1. 左側のナビゲーション バーから [Automation Ops] に移動します。
  2. [ガバナンス] > [デプロイ] を選択してから、[ユーザー] タブを選択します。 ポリシーが既にデプロイされているユーザーが表示されます。ページの表の上にある [更新] をクリックすると、ユーザーのリストを更新できます。
    • 新しいユーザーのポリシーをデプロイするには、表の上の [ユーザー用のデプロイ] をクリックします。ページの右側に [ユーザーを追加] ダイアログ ボックスが表示されます。手順 2 に進みます。
    • 既存のユーザー ポリシーのデプロイを編集するには、表内のユーザーを選択します。ページの右側に [ユーザーを編集] ダイアログ ボックスが表示されます。手順 3 に進みます。
  3. 新しいユーザー デプロイを追加する場合は、[メール アドレス] ボックスからユーザーを選択します。ポリシーがデプロイされていないユーザーの中から一致するものを検索するために、ユーザー名の入力を開始します。
  4. (任意) ユーザーが利用可能なポリシーを優先度順に表示するには、ダイアログの下部にある [ポリシーの継承を表示] をクリックします。
  5. 各製品に対するポリシーを選択します。既定では、グループ レベルでデプロイされたポリシーが選択されています。ユーザーが割り当てられているグループにポリシーがデプロイされていない場合、その製品に対してテナント レベルでデプロイされたポリシーが既定で選択されます。このユーザーにポリシーを適用したくない場合は、[ポリシーなし] を選択します。
  6. [保存] をクリックして変更を適用します。

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