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Robot ガイド
Last updated 2024年12月4日

対話型サインインを設定する

対話型サインイン機能では、ユーザーのアカウントを使用して Orchestrator、Studio、UiPath Assistant を接続できます。その結果、プロセスが簡素化され、プラットフォーム間の同期が向上します。これにより、ユーザーのアカウントがすべての UiPath 製品間のメイン リンクとなり、マシン キーまたはライセンス キーの使用が不要になると同時に、Robot と Studio を Orchestrator にスムーズにデプロイおよび接続できるようになります。

対話型サインインの利点

  • アクセス権が付与されていれば、複雑な手順を踏む必要なく Orchestrator フォルダー内のキュー、アセット、およびプロセスに即座にアクセスできます。Studio または Assistant でユーザー資格情報を使用して認証するだけで、すべての機能を利用できるようになります。すべてのデスクトップ製品を同じ Orchestrator テナントに同期することもできます。1 つのユーザー アカウントですべての製品がつながります。Orchestrator を介して継承されているライセンスもこれに含まれるため、ライセンス キーを使用する必要がありません。対話型サインインはテナントごとの機能です。つまり、新しいテナントに自動的に設定が適用されます。
  • ロボットごとに個別のマシンまたはマシン テンプレートを作成する必要がなくなりました。これらは自動的に作成され、ロボットはユーザーの認証プロセスで Orchestrator にシームレスに接続されます。その結果、ユーザーはマシン キーを使用してロボットを設定する必要が一切なくなります。
  • Orchestrator のユーザー アカウントに (個別にまたはフォルダーを使用して) 関連付けられたプロセスが UiPath Assistant 内ですぐに検出され、そのユーザーの個人用ワークスペースが Orchestrator に作成されます。個人用ワークスペースに関連付けられているプロセスを表示、設定、実行できるだけでなく、UiPath Assistant から直接削除することもできます。

デプロイ

Attended ロボット

Attended ロボットは、マシン キーなしでサインインできるようにユーザー モードでインストールする必要があります。そうすることで、Attended ロボットは、ユーザーがマシンにログインしているときと同じ Windows セッションで動作します。UiPath® Assistant は Orchestrator に接続して Orchestrator 内のリソース (キュー、アセット) にアクセスし、さらにユーザーが実行権限を持つプロセスを決定します。認証が完了すると、ユーザーは UiPath® Assistant からプロセスを開始および管理できるようになります。

UiPath® Assistant が対話型サインインを利用して Orchestrator に接続するとき、有人プロセスの実行に必要なリソースが Orchestrator から同期されます。マシン キーによる接続は必要ありません。

注:
  • Attended ロボットをユーザー モードでインストールし、お使いの環境が既に Azure Active Directory で SSO を使用するように設定されている場合は、設定時に Assistant の初回起動時の自動サインインを有効化できます。詳しくは、「Robot をインストールする」をご覧ください。
  • Attended ロボットをサービス モードでインストールする場合は、最初にマシン キーを使用して Studio または Assistant から Orchestrator に接続する必要があります。その後で初めて、対話型サインインを利用できます。

Unattended ロボット

Unattended ロボットはサービス モードでインストールされます。Robot サービスに依存しており、無人プロセスを実行するジョブが Orchestrator からトリガーされるたびに Windows セッションを開始します。Robot サービスは、ローカル システムの Windows サービス コントロール マネージャーによって起動されます。対話型の Windows セッションを開くことができ、マシン管理者のすべての権限があります。したがって、無人ジョブの自動セッション管理 (ログオンやログオフなど) が可能です。この場合、特定のユーザーに関連付けられていない services.msc 内の Windows サービスに Robot サービスを含めることで上記が実行されるため、マシン キーによる接続が必要になります。

対話型サインインを利用して Unattended ロボットのトラブルシューティングを行う場合は、最初にユーザー セッションでそのマシンにログオンし、次に UiPath® Assistant のアカウントで認証してプロセスにアクセスする必要があります。

ユーザー モードおよびサービス モードによるインストール

インストール プロセスでは、UiPath® 製品を最大限に活用するための最適な種類の Robot のデプロイを選択することが重要です。

ユース ケースに応じて、ユーザー モードまたはサービス モードで Robot をデプロイし、マシン キーまたは対話型サインインを使用して Orchestrator に接続することができます。

詳しくは、「Robot をインストールする」をご覧ください。

重要: ユーザー モードによるデプロイでは Secure XAML がサポートされていないため、管理者権限のないユーザーでも .XAML ファイルにアクセスできます。

推奨されるデプロイ

以下の表に、モダン フォルダーで推奨されるデプロイを示します。

モダン フォルダーを使用する

ロボットの種類

インストールの種類

Orchestrator への接続方法

Attended

ユーザー モード

対話型サインイン

Unattended

サービス モード

マシン キー

Development (Studio)

ユーザー モード

対話型サインイン

設定 - 新しいユーザー

Orchestrator を設定する

1. UiPath の組織を作成する

  1. https://cloud.uipath.com/portal_/register に移動し、UiPath のアカウントを作成します。
  2. アカウントにサインインします。
  3. 新しい組織を作成するように求められたら、名前と地域を入力し、利用規約に同意して、[続行] をクリックします。
  4. 組織が作成され、それに対応する既定のテナントも作成されます。テナント管理の詳細については、「テナントについて」をご覧ください。

2. Orchestrator でのライセンス設定

対話型サインインでは、Orchestrator で設定したライセンスに基づいて Studio または UiPath Assistant によるユーザー認証が実行されます。ユーザーに付与される権限やライセンスは、ユーザーが割り当てられているグループおよびロールに基づきます。

Automation Cloud でのユーザーの管理、ロールの割り当て、グループでの作業、フォルダーへのアクセス権の付与に関するステップ バイ ステップのガイドについては、「ユーザーを管理する」ページをご覧ください。

オンプレミス版 Orchestrator を使用している場合のユーザーとグループの管理方法について詳しくは、「ユーザーについて」をご覧ください。

Studio および Assistant を始める

1. UiPath Studio をダウンロードしてインストールする

Automation Cloud でお使いのアカウントにログインします。続けて、ページの右側にある [リソース センター] のリンクをクリックしてリソース ページにアクセスします。このページで、最新の Enterprise UiPath Studio をダウンロードできます。

MSI インストーラーを実行し、インストールする製品を選択するよう求められたら [Studio] を選択して、Studio、Robot、Assistant をインストールします。インストーラーの詳細オプションを開いた場合は、Robot の [Windows サービスとして登録] オプションを選択しないでください。

以下のリンクから製品ドキュメントにアクセスできます。

2. Studio および Robot と Orchestrator を接続する

Studio を初めて開くと、サインインして、またはマシン キーを使用して、Orchestrator に接続するよう求められます。有人オートメーションの場合は、サインインが最も簡単な方法です。

あとで UiPath Assistant または Studio からサインインすることもできます。Assistant から、ウィンドウの右上隅にある [設定] メニューを開き、[サインイン] をクリックします。ブラウザーが開き、資格情報の入力を求められます。ログイン プロセスが完了すると、[設定] メニューの横にあるステータス アイコンが緑色に変わります。[設定] メニューを開くと、メニューの最上部に自分の名前が表示されます。

Assistant からのサインインの詳細については、「対話型サインイン」をご覧ください。

UiPath Assistant からサインインすると、Robot と Studio は自動的に Orchestrator に接続され、Orchestrator での設定に従ってライセンスが付与されます。

3. Orchestrator でプロセスをパブリッシュ・設定する

プロセスを作成して Orchestrator にパブリッシュしたら、UiPath Assistant に追加できるようにプロセスを設定する必要があります。

  1. https://cloud.uipath.com に移動し、サインインします。
  2. テナント名をクリックします。
  3. テナントのメイン ページで [フォルダー] を選択します。
  4. プロセスが Orchestrator テナント プロセス フィードにパブリッシュされている場合、そのプロセスは Shared フォルダーに追加されています。そのフォルダーにアクセスし、[プロセス] タイルを選択します。
  5. 新しいページが開きます。このページで、選択したフォルダー内のプロセスを確認できます。ページ右側のプラス記号のアイコンをクリックします。
  6. [プロセスを追加] ページでプロセスの名前を [パッケージ名] ボックスに入力して、設定するプロセスを選択します。次に、パッケージ バージョンを選択します (既定では最新バージョンが選択されています)。
  7. [作成] をクリックします。これで、プロセスが Orchestrator 内に表示されるようになります。

詳細については、『Orchestrator ガイド』の「プロセスを管理する」をご覧ください。

4. UiPath Assistant からプロセスを実行する

Orchestrator でプロセスを設定した後に UiPath Assistant を開くと、作成したプロセスがいつでも実行できる状態で表示されます。

注: Orchestrator で設定したプロセスが UiPath Assistant に表示されない場合は、アクセス権のあるフォルダーにそのプロセスが追加されていることを確認してください。

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