orchestrator
2022.10
false
重要 :
このコンテンツの一部は機械翻訳によって処理されており、完全な翻訳を保証するものではありません。 新しいコンテンツの翻訳は、およそ 1 ~ 2 週間で公開されます。
UiPath logo, featuring letters U and I in white

Orchestrator インストール ガイド

Automation CloudAutomation Cloud Public SectorAutomation SuiteStandalone
最終更新日時 2024年12月9日

UiPath.Orchestrator.dll.config

UiPath.Orchestrator.dll.config ファイル (C:\Program Files (x86)\UiPath\Orchestrator) は、Orchestrator デプロイに適用するパラメーターや設定を定義します。
重要:
  • このファイル内のパラメーターへの変更はアップグレード時にすべて上書きされます。

  • これらのパラメーターの値は管理者のみが変更してください。

  • UiPath.Orchestrator.dll.config に対して変更を行った後は、Web サイトを手動で再起動することをお勧めします。
  • このページに記載されていないパラメーターは、変更してはならないものであるか、または [設定] ページに対応するものが記載されています。

  • すべてのパラメーターは、大文字と小文字を区別します

アプリの設定

インストールの詳細設定

EncryptionKeyPerTenant.Enabled

Microsoft Azure Key Vault アカウントに基づき、テナントごとに異なる暗号化キーを使用できます。次の値を設定できます。

  • false - Orchestrator インスタンス全体で 1 つの暗号化キーを使用します。これが既定値です。
  • true - テナントごとに異なる暗号化キーを使用します。テナントのセキュリティを強化し、機密データをより適切に分離します。
この機能を有効化するには、「セキュリティで保護されたアプリ設定」セクションで説明されているパラメーターに加えて、EncryptionKeyPerTenant.KeyProvider パラメーターも設定する必要があります。

EncryptionKeyPerTenant.KeyProvider

Orchestrator からテナントごとに生成した暗号化キーの格納に使用するキー管理アプリケーションを指定できます。事前設定された Microsoft Azure Key Vault を使用するには、AzureKeyVault に設定します。UiPath では Azure Key Vault ライセンスを提供していません。セキュリティで保護されたアプリ設定」セクションで説明しているパラメーターも設定する必要があります。EncryptionKeyPerTenant.Enabledfalse に設定すると、このパラメーターは使用されなくなります。

ここで行った暗号化の設定に対する変更は、Identity Server の appsettings.Production.json ファイルにも同様に反映させる必要があります。対応するフィールドの組み合わせは以下のとおりです。

Orchestrator UiPath.Orchestrator.dll.config

Identity Server appsettings.Production.json

EncryptionKeyPerTenant.Enabled

EncryptionKeyPerTenant

Azure.KeyVault.VaultAddress

AzureKeyVaultAddress

Azure.KeyVault.CertificateThumbprint

AzureKeyVaultCertificateThumbprint

Azure.KeyVault.ClientId

AzureKeyVaultClientId

Azure.KeyVault.DirectoryId

AzureKeyVaultDirectoryId

EncryptionKeyPerTenant.KeyProvider

MultiTenantEncryptionKeyProvider

キュー

注: 内部ジョブのスケジュールに関連する変更を適用するには、「内部ジョブのスケジュールを更新する」の手順に従います。

inProgressMaxNumberOfMinutes

キュー アイテムが [処理中] のステータスを保てる最長時間です。この時間が経過した後は、キュー アイテムのステータスが [破棄済み] に変わります。既定では、この値は 1,440 分 (24 時間) に設定されています。

QueuesStatisticsScheduleCron

[ダッシュボード][トランザクション] ページ、および [グラフ] ウィンドウでキュー アイテムの統計を更新する頻度です。既定では、毎分更新します。

UpdateUncompletedItemsJobCron

ステータスを [破棄済み] に移行する必要があるキューをデータベースで検索する頻度です。既定では、このパラメーターは毎時に設定されています。

Queue.MaxSlaInMinutes

SLA に設定できる最大値 (分単位)。既定値は 129600 分 (90 日) であり、更新シナリオを含め、既定で UiPath.Orchestrator.dll.config に表示されます。

Queue.MaxSchemaFileSizeInKilobytes

キュー アイテムのデータと出力の検証時に照合する JSON スキーマの最大ファイル サイズ (KB)。この設定は、既定では UiPath.Orchestrator.dll.config ファイルに表示されません。

Queue.SlaReadaheadTimeLimitHours

キュー アイテムが SLA 予測に加味されるために必要な締め切りまでの期間。既定値は 24 時間です。既定では、このパラメーターは UiPath.Orchestrator.dll.config に表示されません。

Queue.MaxSpecificDataSizeInKiloBytes

新しいキュー アイテムの固有データの内容の最大サイズ (KB)。Orchestrator のクリーン インストールの場合、このパラメーターは表示されず、既定値の 1024 (1MB) が設定されます。アップグレードのシナリオではこのパラメーターが表示され、値は 204800 (200MB) に設定されます。

Queue.ProcessActivationSchedule

未処理のキュー アイテムのチェック間隔です。既定では、この値は 30 分に設定されています。チェック間隔を調整するには、0 から 59 の値を指定し、IIS を再起動します。その後、既存のキュー トリガーを削除してから、再作成します。

アラート

注: 内部ジョブのスケジュールに関連する変更を適用するには、「内部ジョブのスケジュールを更新する」の手順に従います。

DailyAlertMailJobCron

毎日のメール アラートの送信時刻を制御する cron 式を設定できます。これはメール アラートが有効な場合にのみ機能します。レポートには前日に生成された重要度が Fatal および Error のすべてのアラートが含まれます。既定では、毎日午前 7 時に送信されます。

Alerts.Email.Enabled

このパラメーターは新しいテナントにのみ関連し、既定で false に設定されます。これを true に設定すると、これから作成するテナントではメール アラートが自動的に有効化されます。

ただし、テナントを作成した後は、このパラメーターへの変更は考慮されなくなります。 代わりに、[ 設定] ページの [ アラート メールを有効化] チェックボックスを使用して設定を切り替えることができます。詳しくは、「 アラート メールを有効化 する」をご覧ください。

NotificationDistributerJobCron

アラート通知がインターフェイスに送信される頻度です。既定では、アラートは 10 秒ごとに送信されます。

PeriodicErrorMailJobCron

定期的なメール アラートの送信頻度を制御する cron 式を設定できます。これはメール アラートが有効な場合にのみ機能します。既定値は 10 分ごとです。これは、過去 10 分間に生成された、重要度が Fatal および Error のアラートがレポートに含まれることを意味します。アラートが 1 つも生成されなかった場合、レポートは送信されません。

PasswordComplexity

パスワードの複雑さの検証ルールを制御し、正規表現で表されます。既定では、複雑さはすべてのパスワード (host admin のパスワードも含む) に適用されていますが、テナントごとに [設定] ページの [セキュリティ] タブでユーザーのログイン パスワードの複雑さをカスタマイズすることができます。既定では、パスワードは 8 文字以上にする必要があり、1 文字以上の英字と 1 文字以上の数字を含める必要があります。

SystemJobs.DetectNotRespondingRobots.MaxAlertCount

ロボットが応答しなくなったときに送信されるアラートの数を制限できます。このパラメーターは、Orchestrator インスタンスが非常に多数のロボットを処理していて、それらのほとんどが頻繁に応答しなくなる場合に役立ちます。既定では設定ファイルには表示されません。たとえば、応答しないロボットに対して受信するアラートの数を 10 に制限する場合は、UiPath.Orchestrator.dll.config ファイルの他のすべてのアラート パラメーターに <add key="SystemJobs.DetectNotRespondingRobots.MaxAlertCount" value="10" /> を追加します。この設定を適用して、アラートの合計数が設定したアラート数を超えた場合、イベント ビューアーにアラートが表示されます (例: Alerts not published: total number of unresponsive sessions (21) is bigger than the configured max allowed (10).)。

SystemJobs.LicenseExpirationAlert.DaysBefore

ライセンスの有効期限日の前にメール アラートを受信する時間間隔を設定できます。既定値は 180,90,30,14,7,1 です。すなわち、メール アラートを6回、ライセンスの有効期限日の 180 日、90 日、30 日、14 日、7 日、および 1 日前に受信します。設定値を減らせば、メール アラートの頻度を少なくすることができます。そのためには、たとえば UiPath.Orchestrator.dll.config ファイルに次のキーを追加します: <add key="SystemJobs.LicenseExpirationAlert.DaysBefore" value="90,30,14" />

デプロイ

Orchestrator は、Composite リポジトリを使用します。パッケージのメタデータは、検索とフィルターを高速化するために SQL データベースに保存されます。パッケージは Storage.Type パラメーターと Storage.Location パラメーターで指定された場所に保存されます。
注: パッケージ専用のフォルダーでは、コピー/貼り付けコマンドを使用できません。

Storage.Type

パッケージまたは実行メディアが保存されるターゲットを定義します。次のターゲットで設定できます。

  • File System - <add key="Storage.Type" value="FileSystem" />
  • Azure - <add key="Storage.Type" value="Azure" />
  • Amazon - <add key="Storage.Type" value="Amazon" />
  • Minio - <add key="Storage.Type" value="Minio" />

Storage.Location

パッケージと実行メディアが保存される実際の場所を定義します。

重要:
次の場合は、Storage.Location パラメーターが必須です。
  • Orchestrator の 2020.10 よりも前のバージョンからのアップグレードであり、かつ
  • 以前の NuGet.Repository.TypeLegacy であり、かつ
  • 以前の NuGet.Packages.Path で既定値を使用していなかった場合

ターゲット

場所

ファイルシステム

次のフォーマットで絶対パスを指定します: RootPath=C:\FolderName\AnotherFolderName
例: <add key="Storage.Location" value="RootPath=C:\FolderName\AnotherFolderName" />

指定したフォルダー内に、次のフォルダー構造が作成されます:

Orchestrator-Host\Libraries - ホスト フィードに保存されるライブラリ専用の 1 つのフォルダー
Orchestrator-[tenantKey] - テナントごとに 1 つのフォルダー。テナントは、データベースに格納されたテナント キー、たとえば Orchestrator-12ab1234-a567-456b-a12b-ab3456b123ab のようなもので識別されます。

各テナント フォルダーには、その他に次の 3 つのサブディレクトリが作成されます。

\ExecutionMedia

\Packages

\Libraries

ファイルは、指定した場所の専用フォルダーに保存されます。既定では、次のパスに保存されます: C:\Program Files (x86)\UiPath\Orchestrator\Storage

Azure

接続文字列を指定します。

例: <add key="Storage.Location" value="DefaultEndpointsProtocol=https;AccountName=usr;AccountKey=...;EndpointSuffix=core.windows.net" />

Amazon

  • 接続文字列を指定します。
例: <add key="Storage.Location" value="EndpointRegion=eu-west-3;accessKey=AKIAZGUEIGXUJ3BBI4MW;secretKey=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;useHttp=false" />
  • 新しく作成される Amazon S3 バケットへのパブリック アクセスを無効化するには、接続文字列に BlockPublicAccess=true を追加します。ただし、既存のバケットにはこの設定は適用されません。
例: <add key="Storage.Location" value="EndpointRegion=eu-west-3;accessKey=AKIAZGUEIGXUJ3BBI4MW;secretKey=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;useHttp=false;BlockPublicAccess=true" />
  • 既定の Amazon S3 資格情報を使用するには、 AccessKeySecretKey を削除して、代わりに UseDefaultCredentials=true を追加してください。これにより、Amazon EC2 の仮想マシンでマシンの IAM ロールを使用できます。
例: <add key="Storage.Location" value="EndpointRegion=eu-west-3;UseDefaultCredentials=true" />

MinIO

接続文字列を指定します。

例: <add key="Storage.Location" value="host=localhost:9001;accessKey=YVKYFJ0ZY246KDKP0634;secretKey=bdBEk2ubhIFsTNPuQ80PjKL+oqZBj67HoSWBFnw1" />

<add key=\"Storage.Type\" value=\"Azure\" /> <add key=\"Storage.Location\" value=\"DefaultEndpointsProtocol=https;AccountName=usr;AccountKey=...;EndpointSuffix=core.windows.net\" /><add key=\"Storage.Type\" value=\"Azure\" /> <add key=\"Storage.Location\" value=\"DefaultEndpointsProtocol=https;AccountName=usr;AccountKey=...;EndpointSuffix=core.windows.net\" />

上記の設定は、Orchestrator に次のことを実行するように命令します。

  • パッケージのメタデータを SQL サーバーのデータベースに格納する。
  • DefaultEndpointsProtocol=https;AccountName=usr;AccountKey=...;EndpointSuffix=core.windows.net 接続文字列で使用された場所にある Azure Blob ストレージに実際のファイルを保存する。
  • 既定の命名規則により、Azure コンテナー名を付ける - Orchestrator-tenantKey
    重要:

    Orchestrator 内に 99 を超えるテナントがある場合は、AWS S3 バケット アカウントの制限を回避する 2 つの選択肢があります。

    • 以下のセクションの指示に従って、データを単一の外部バケットに保存します。
    • 既定の AWS S3 バケット アカウントの制限値をテナントの数に合わせて増やします。

    これは、テナントごとに別々のバケットが作成されるために必要になります。

Orchestrator のデータを単一の外部バケットに保存する

独自の外部ストレージ プロバイダーで単一のバケットを使用するには、対応する接続文字列に以下のパラメーターを追加します。

  • BucketName - 必須です。Orchestrator がすべてのテナントを単一のバケットに保存できるようにします。ストレージ プロバイダーで設定されているバケット名が必要です。そのため、Orchestrator をインストールする前に外部ストレージが存在する必要があります。
  • CanCreateBucket - 任意です。true に設定すると、Orchestrator によって自動的に外部ストレージ内にバケットが作成されます。既定値は false です。
注: このパラメーターを使用する場合は、Orchestrator に外部ストレージ内にバケットを作成する適切な権限を付与してください。この権限がないと、インストールに失敗します。
  • ContentPrefix - 任意です。外部ストレージ内の Orchestrator データのパスを指定します。例: orchestrator/data
注: これらのパラメーターは、外部ストレージ プロバイダー (Azure、Amazon、または Minio) の接続文字列に適用されます。FileSystem ストレージには適用されません。

例: 独自の外部ストレージ プロバイダーで単一のバケットを使用する

<add key="Storage.Location" value="DefaultEndpointsProtocol=https;AccountName=usr;AccountKey=...;EndpointSuffix=core.windows.net;BucketName=UiPath;ContentPrefix=orchestrator/data" /><add key="Storage.Location" value="DefaultEndpointsProtocol=https;AccountName=usr;AccountKey=...;EndpointSuffix=core.windows.net;BucketName=UiPath;ContentPrefix=orchestrator/data" />

NuGet.Packages.ApiKey

ご使用の NuGet アカウントのライセンス キーです。アクティビティおよびパッケージが同じ NuGet フィードに格納されている場合、このパラメーターの値を NuGet.Activities.ApiKey の値と同じにする必要があります。この既定値は、データベースの初期シーディングで使用されます。任意の文字列も受け入れられます。

NuGet.Activities.ApiKey

お使いの NuGet アカウントのライセンス キーです。アクティビティおよびパッケージが同じ NuGet フィードに格納されている場合、このパラメーターの値を NuGet.Packages.ApiKey の値と同一にする必要があります。任意の文字列も受け入れられます。

複数の Orchestrator ノードとインターフェイス間のパッケージ同期は、ファイル システムを監視するか、Redis を使用することで実行できます。これは、以下の設定を使用して構成できます。Redis の使用を推奨します。

Processes.AllowUpdateWithRunningJobs

プロセスと関連付けられている実行中または保留中のジョブがある場合に、プロセスを削除できるようにするかどうかを指定します。このパラメーターは既定では非表示です。次の値を使用できます。

  • true - プロセスと関連付けのあるジョブが実行中または保留中である場合でも、プロセスを削除できます。
  • false - 実行中または保留中のジョブに関連付けられているプロセスは削除できません。この場合、プロセスを削除しようとすると、「アクティブなジョブが関連付けられているため、このプロセスを変更することはできません。(#1666)」というエラー メッセージが表示されます。これは既定値です。
たとえば、プロセスと関連付けのあるジョブが実行中でもプロセスを削除できるようにするには、<add key="Processes.AllowUpdateWithRunningJobs" value="true" />UiPath.Orchestrator.dll.config ファイルに追加します。

Deployment.Libraries.AllowTenantPublish

ホスト フィードを使用するテナントにそのフィードへのライブラリのアップロードを許可するかどうかを指定できます。次の値を使用できます。

  • true - テナント レベルでアップロードされたライブラリは、ホスト フィードにプロパゲートされます。これは既定値です。
  • false - テナント レベルでアップロードされたライブラリは、ホスト フィードにプロパゲートされません。ただし、ユーザーはフィード内の既存のライブラリにはアクセスできます。

これはユーザー インターフェイスからも設定できます。対応するオプション [テナント ユーザーによるフィードへのアップロードを許可] は、ホスト レベルの [設定] ページにあります。

ストレージ バケット

Buckets.ContentSecurityPolicy

Orchestrator が要求を行うことのできる信頼されたドメイン以外のドメインを示すために使用します。複数の値はコンマ区切りのリストとして入力できます。このパラメーターは、Azure や AWS に関する、対応する Orchestrator の設定を上書きするため、必要に応じて Azure および/または AWS も追加するようにします。このパラメーターは既定では UiPath.Orchestrator.dll.config ファイルに表示されません。

Buckets.AvailableProviders

ストレージ バケットの作成時に使用できるプロバイダーを制御するために使用します。利用可能なプロバイダーは、Orchestrator、Amazon、Azure、Minio、S3 互換ストレージ プロバイダー、およびファイル システムです。複数の値はコンマで区切って入力できます。

注: 既定では、このキーは UiPath.Orchestrator.dll.config ファイルに表示されず、プロバイダー OrchestratorAmazonAzureMinioS3Compatible のみが選択されています。既定の挙動は、クリーン インストールとアップグレードの両方に対して適用されます。キーが表示されている場合、利用可能なプロバイダーは Buckets.AvailableProviders の値として指定したもののみに限定されます。

: ストレージ バケット プロバイダーとして Orchestrator、Amazon、Azure のみを使用するには、次のキーを追加します。

<add key="Buckets.AvailableProviders" value="Orchestrator,Amazon,Azure" /><add key="Buckets.AvailableProviders" value="Orchestrator,Amazon,Azure" />

Buckets.FileSystem.Allowlist

FileSystem バケットの使用可否を制御できます。既定では、このパラメーターには値が設定されていません。新規インストールとアップグレードの両方で、FileSystem は既定で無効化されているため、FileSystem のパスを最初から使用することはできません。セキュリティ上の理由から、FileSystem 機能を使用するには、管理者がまず FileSystem を有効化し、次に、値を Buckets.FileSystem.Allowlist に追加して、フォルダーまたはネットワーク共有のリストへのアクセスを明示的に許可する必要があります。
複数の値を | 記号で区切って入力できます。パスは完全修飾パスで、ルートにドライブを含むか、UNC パスである必要があります (例: c:\c: est\\servershare\shared)。それぞれのパスは、すべてのバケットに使用できるプレフィックスです。バケットは、この特定のパス、またはそのサブパスで作成できます。
重要: Buckets.FileSystem.Allowlist の設定を使用して FileSystem の許可リストを作成すると、セキュリティに関する影響があるため、作業を続行する前に「FileSystem ストレージの許可リストを安全に使用する」を参照することを強くお勧めします。

認可

AcceptedRootUrls

信頼できる URL のリストを追加できます。この設定に属する値がない場合は、誰も Orchestrator にアクセスできません。複数の URL を追加する場合は、スペースを入れず、項目をコンマ (,) で区切ります (例: "https://server1,https://server2")。

Auth.Bearer.Robot.Expire

ロボットのベアラー トークンの期限が切れるまでの時間です。既定では、この値は 30 分に設定されています。

Auth.DisabledPermissions

API の使用時にユーザー インターフェイスでは権限が無効化され、無視されるよう設定できます。このパラメーターは既定では非表示です。それらの権限は API で使用されるように追加する必要があります。その場合、複数の権限はコンマで区切ります。たとえば、ライブラリやマシンに対する [削除] 権限を無効化する場合は、キー <add key="Auth.DisabledPermissions" value="Machines.Delete,Libraries.Delete" /> を追加します。

Auth.AllowChangePassword

ユーザーが API を使用してパスワードを変更できるかどうかを設定できます。既定では、この設定は UiPath.Orchestrator.dll.config ファイルに表示されません。利用可能な値は true (既定値) と false です。

Auth.AllowSelfEmailUpdate

ユーザーが、[プロファイル] ページの [全般] セクションからメール アドレスを変更できるかどうかを設定できます。既定では、パラメーターは true に設定されており、更新できることを意味しています。フィールドを読み取り専用にするには、パラメーターを false に設定します。既定では、この設定は UiPath.Orchestrator.dll.config ファイルに表示されません。

ExternalAuth.AccessTokenAuth.Enabled

Auth0 によって発行されたベアラー アクセス トークンを使用して Orchestrator に認証できるかどうかを設定できます。既定では、この設定は UiPath.Orchestrator.dll.config ファイルに表示されません。次の値を使用できます。
  • true - ユーザーは、Auth0 によって発行されたアクセス トークンを使用して認証済み要求を行うことができます。このトークンによる要求は、ExternalAuth.AccessTokenAuth.Audience パラメーターに有効なオーディエンスを設定した場合にのみ考慮されます。
  • false - ユーザーは、Auth0 によって発行されたアクセス トークンを使用して認証済み要求を行うことはできません。これが既定値です。

ExternalAuth.AccessTokenAuth.Audience

アクセス トークンのターゲット オーディエンスを制御できます。このパラメーターは、Auth0 トークン オーディエンスと照合するために使用される有効なオーディエンスに設定する必要があります。たとえば、オーディエンスを https://cloud.uipath.com に設定したい場合は、キー <add key="ExternalAuth.AccessTokenAuth.Audience" value="https://cloud.uipath.com" /> を追加する必要があります。既定では、この設定は UiPath.Orchestrator.dll.config ファイルに表示されません。

ExternalAuth.ShowPII

キー <add key="ExternalAuth.ShowPII" value="true" /> を追加することで Orchestrator の PII の表示を許可します。このキーは既定では UiPath.Orchestrator.dll.config に表示されず、既定の動作では PII の表示が許可されていません。

RestrictBasicAuthentication

Identity Server の appSettings.json に移動されました。

EnableBasicAuthenticationForHostTenant

Identity Server の appSettings.json に移動されました。

ロード バランサー

この設定は、ロード バランサーを使用している場合にのみ変更してください。

LoadBalancer.UseRedis

データベースとして Redis を使用して、ロード バランサー経由で接続しているすべてのサーバーとの間でメッセージの配信とキャッシュ処理を行います。既定では、false に設定されています。

LoadBalancer.Redis.ConnectionString

LoadBalancer.UseRedistrue に設定されている場合にのみ使用できます。Redis サーバーを設定できるようにするための接続文字列です。サーバーの URL、パスワード、Redis が使用するポートを含みます。すべての HAA クラスター ノードを接続文字列に追加する必要があります。

また、Orchestrator ノードと Redis サービスの間で SSL 暗号化接続を有効化することもできます。 詳しくは、「 StackExchange.Redis の構成」ページ をご覧ください。 例:

  • SSL が有効な場合 - <add key="LoadBalancer.Redis.ConnectionString" value="10.10.20.184:10000,10.10.24.148:10000,10.10.22.114:10000,password=12345678,ssl=true" />
  • SSL が有効でない場合 - <add key="LoadBalancer.Redis.ConnectionString" value="10.10.20.184:10000,10.10.24.148:10000,10.10.22.114:10000,password=12345678" />

Password Vault

Plugins.SecureStores

この設定パラメーターは、使用中の任意の資格情報ストアのプラグインを含むように更新する必要があります。プラグインは次の中から選択できます。CyberArk、CyberArk CCP、Azure Key Vault、Thycotic Secret Server、BeyondTrust、HashiCorp Vault。資格情報ストア プラグインは、インストール ディレクトリの \Orchestrator\Plugins フォルダーにあります。たとえば次のようになります。
  • 単一のストアを使用する場合: <add key="Plugins.SecureStores" value="UiPath.Orchestrator.CyberArk.dll"/>
  • 複数のストアを使用する場合: <add key="Plugins.SecureStores" value="UiPath.Orchestrator.CyberArk.dll;UiPath.Orchestrator.AzureKeyVault.SecureStore.dll;UiPath.Orchestrator.SecureStore.CyberArkCCP.dll;UiPath.Orchestrator.SecureStore.HashiCorpVault.dll;UiPath.Orchestrator.SecureStore.BeyondTrust.dll;UiPath.Orchestrator.SecureStore.AWSSecretsManager.dll" />
    注: 既存の CyberArk 連携を使用して Orchestrator インスタンスをアップグレードする場合、この設定には CyberArk プラグインが事前に入力されています。他のすべてのインストールでは、設定値は既定で空になっています。

Plugins.SecureStores.CyberArk.CLIPasswordSDKExePath

CyberArk プラグインがカスタム インストール パスで CLIPasswordSDK64.exe を検索できるようにします。たとえば、D:\CustomFolder\ が CyberArk インストール ディレクトリである場合は、キー <add key="Plugins.SecureStores.CyberArk.CLIPasswordSDKExePath" value="D:\CustomFolder\CLIPasswordSDK64.exe"/> を追加する必要があります。このアプリの設定の既定値は C:\Program Files (x86)\CyberArk\ApplicationPasswordSdk\CLIPasswordSDK64.exe です。

Plugins.SecureStores.CyberArk.UsePowerShellCLI

パスによる認証を使用するときに CyberArk Vault からの資格情報の取得を有効化します。キーは既定では非表示です。既定値は false です。有効化するには、キー <add key="Plugins.SecureStores.CyberArk.UsePowerShellCLI" value="true"/> を追加します。

Plugins.SecureStores.CyberArkCCP.KeyStorageFlags

CyberArk CCP の資格情報ストア用に設定されたクライアント証明書の秘密キーの保存場所とインポート方法を選択できるようにします。

このパラメーターに設定できる値はこちらをご覧ください。既定のオプションは DefaultKeySet です。
EphemeralKeySet は Windows マシンで機能しませんのでご注意ください。代わりに MachineKeySet の使用をお勧めします。

Azure AD 認証

Azure AD 認証の設定についての説明は、Identity Server の「外部プロバイダー」ページに移動しました。

Active Directory の認証

Active Directory 認証の設定は、インストール後に Orchestrator の管理ポータルから行います。

詳しい手順については、「Active Directory 統合を構成する」のページをご覧ください。

ログ

Logs.RobotLogs.ReadTarget

Orchestrator がログを読み書きするソースを設定できます (databaserobotelasticbuffer など)。

RobotsLogs.Flush.Interval

この設定により、SubmitLogs エンドポイントのフラッシュ間隔を変更できます。既定では、このパラメーターは UiPath.Orchestrator.dll.config に表示されておりませんのでご注意ください。指定しなかった場合の値は 0 秒です。以下の例では、フラッシュ間隔を 60 秒間に設定する方法を示します。これはつまり、Robot が 60 秒ごとにサーバーにログを送信するということです。
<add key="RobotsLogs.Flush.Interval" value="60" /><add key="RobotsLogs.Flush.Interval" value="60" />
重要: フラッシュ間隔が完了する前に Robot を切断した場合、次回 Orchestrator に接続されるときに前回のログのバッチが送信されます。

RobotsLogs.Flush.BatchSize

この設定の目的は、SubmitLogs エンドポイントのフラッシュ サイズを調整することです。既定では、この値は UiPath.Orchestrator.dll.config に表示されません。特に指定しない限り、この値は 100 件のログ メッセージ エントリです。つまり、ロボットは 100 件のログのバッチをサーバーに送信します。
<add key="RobotsLogs.Flush.BatchSize" value="100" /><add key="RobotsLogs.Flush.BatchSize" value="100" />

Logs.RequestAbortedLogBehavior

実行中の操作のキャンセル時にスローされるキャンセル例外のログ動作を指定します。これらの例外は、あるボタンをクリックしてその操作が実行される前に別のボタンをクリックしたときなどに生成されます。このパラメーターは既定では非表示です。次の値を使用できます。

  • Ignore - すべてのキャンセル例外は、対応する要求が中止されると無視されます。これが既定値です。
  • Info - キャンセル例外は、Info 重要度レベルでログされます。
  • None - キャンセル例外は、Error 重要度レベルでログされます。
たとえば、キャンセル例外が一切ログされないようにするには、<add key="Logs.RequestAbortedLogBehavior" value="Ignore" /> を設定ファイルに追加します。

Logs.Elasticsearch.SharedIndex

すべてのテナントについて同じインデックスにログを記録できるようにします。 NLog ターゲットの index パラメーターに使用される値と同じ値に設定する必要があります。 例: <add key="Logs.Elasticsearch.SharedIndex" value="robotlogs" />詳細については、「 Elasticsearch 」セクションをご覧ください。
注:

このパラメーターは既定では非表示です。

Logs.Elasticsearch.EnableFolderIdFilter

2019.10 より前のバージョンで生成されたログについては、それらのログが含まれるフォルダーを [ログ] ページでフィルター処理することができません。そうした古いログの表示/非表示を制御します。既定では、このパラメーターは true に設定されています。つまり、ログは非表示になります。ログを表示するには、次のように false に設定します。<add key="Logs.Elasticsearch.EnableFolderIdFilter" value="false" />

Logs.Elasticsearch.Username

Elasticsearch でログを読み取るために必要なユーザー名です。 このパラメーターは、Elasticsearch 認証が有効で、NLog ターゲットを使用しない場合にのみ設定する必要があります。 このパラメーターを設定するときは、その値が Elasticsearch サーバーの設定と一致することを確認してください。 詳細については「 X-PACK 認証」をご覧ください。

Logs.Elasticsearch.Password

Elasticsearch でログを読み取るために必要なユーザー名です。 このパラメーターは、Elasticsearch 認証が有効で、NLog ターゲットを使用しない場合にのみ設定する必要があります。 このパラメーターを設定するときは、その値が Elasticsearch サーバーの設定と一致することを確認してください。 詳細については「 X-PACK 認証」をご覧ください。

Logs.Elasticsearch.OAuthEnabled

このパラメーターを true に設定して OAuth2 を有効化し、ユーザー名とパスワードのシステムに代わるものとして、トークンベースの認証メカニズムを Elasticsearch でのロボット ログの読み取りに使用します。既定では、このパラメーターは false に設定されています。

OAuth 認証を有効化する場合でも、既定の認証方法と同様に、ユーザー名とパスワードを指定する必要があります。初期のトークンがそれらの資格情報に基づいて生成されるからです。

Elasticsearch の OAuth2 認証の設定方法の詳細については、「 X-PACK 認証 」の一部である「 OAuth2 認証 」セクションをご覧ください。

Logs.Elasticsearch.OAuthExpireInSeconds

Elasticsearch でのロボット ログの読み取りに使用されるアクセス トークンの有効期限が切れ、更新されるまでの時間 (秒) を設定できます。既定の推奨値は 1200 秒 (20 分)、最大値は 3600 秒 (60 分) です。トークンを無効にするために、Orchestrator UI で利用可能な専用のボタンを使用できます。

トークンの有効性を変更する前に、 Logs.Elasticsearch.OAuthEnabledtrue に設定されており、Elasticsearch サーバーが適切に構成されていることを確認してください。 詳細については、「 OAuth2 Authentication (OAuth2 認証)」をご覧ください。

Logs.Elasticsearch.DisableProductCheckStatus

7.16.3 より前バージョンの Elasticsearch を選択できるようにします。そのためには true に設定する必要があります。
このパラメーターは非表示で、既定値は false です。
このパラメーターは、Nlog ファイルの disableProductCheckStatus と組み合わせて使用できます。こちらのパラメーターも、既定では非表示で、既定値は false です。この機能を有効化するには、こちらも true に設定する必要があります。

Webhook

Webhook のその他の設定は、Webhook の AppSettings.json で利用可能です。

Webhooks.VerifyAvailability.Enabled

ユーザー インターフェイスで Webhook のターゲットを設定する際に、そのターゲットにアクセス可能かどうかを確認します。既定では true に設定されており、この機能は有効化されています。

スケーラビリティ

Scalability.Heartbeat.PeriodSeconds

ロボットが Orchestrator にハートビートを送信して自身のステータスを通知する間隔 (秒)。既定では、これは 30 秒に設定されています。

Scalability.Heartbeat.FailureThreshold

ロボットによるハートビート送信が連続して失敗しても無視される回数です。この数を超えると、このロボットは Orchestrator で応答なしとマークされます。既定では、4 に設定されています。つまり、ハートビートの失敗が 2 分間続くと (4 回 x 30 秒)、ロボットは応答なしとフラグ付けされます。

Scalability.SignalR.Enabled

Robot サービスが Orchestrator の SignalR チャネルにサブスクライブするかどうかを指定します。既定では、true に設定されています。このパラメーターは、データベースの初期シーディングで使用されます。インストール後に変更を加えるには、テナントまたはホスト レベルの [設定] ページを使用します。

Scalability.SignalR.Transport

Orchestrator の SignalR チャネルに接続するために使用するトランスポート プロトコルを指定します。これに属するのは次の値です (任意の組み合わせ - ビット論理和):

  • WebSocketTransport = 1
  • ServerSentEventsTransport = 2
  • LongPollingTransport = 4
  • 既定値: 7 (WebSocketTransport | ServerSentEventsTransport | LongPollingTransport)

このパラメーターは、データベースの初期シーディングで使用されます。インストール後に変更を加えるには、テナントまたはホスト レベルの [設定] ページを使用します。

Scalability.AzureSignalR.ConnectionString

各種ロボットと SignalR Service 間の直接通信を容易にするために Azure SignalR Service を有効化できるようにします。

Orchestrator による仲介は行われなくなります。このオプションは、Azure がホストする Orchestrator インスタンスがある場合にだけ使用するようにしてください。Scalability.AzureSignalR.ConnectionCount キーと組み合わせて使用できます。このパラメーターは UiPath のクラウド製品で有効化されます。既定では、UiPath.Orchestrator.dll.config ファイルに表示されません。
有効化すると、2019.2 より前のバージョンの Robot が Orchestrator との通信にハートビート プロトコルのみを使用することになり、Orchestrator からのコマンドは、30 秒ごとにしか Robot に取り込まれなくなることに注意してください。このパラメーターを有効化するには、値として Azure サービスへの接続文字列を入力します。例: <add key="Scalability.AzureSignalR.ConnectionString" value="Endpoint=https://test.signalr.net;AccessKey=M1ug+sBu07hyyi12AgyJ52SEd4OgC2Mm6BvllVHCC9c=;Version=1.0;" />

Scalability.AzureSignalR.ConnectionCount

サーバーと Azure SignalR Service 間の接続数 (ハブ 1 つ当たり) を変更できます。既定値は 5 です。例: <add key="Scalability.AzureSignalR.ConnectionCount" value="7" />この設定は既定では表示されず、Scalability.AzureSignalR.ConnectionString キーなしでは使用できません。

Scalability.SignalR.RequireStickySessions

固定セッションを有効化します。true に設定すると、すべてのトランスポートが有効化され、Orchestrator はロード バランサーで固定セッションが有効化されているものと見なします。固定セッションをロード バランサーで有効化せずに、UiPath.Orchestrator.dll.config で有効化すると、SignalR 接続が失敗します。

分析

Telemetry.Enabled

問題の診断および Orchestrator の改善を目的として UiPath が使用する、使用状況とパフォーマンスに関するデータの収集を有効化/無効化します。UiPath プライバシー ポリシーのプラクティスについては、プライバシー ステートメントをご覧ください。次の値を使用できます。

  • true - テレメトリ機能は有効です。これが既定値です。
  • false - テレメトリ機能は無効です。

テレメトリをオプトアウト する」に記載されているように、Orchestrator インスタンスをインストールまたは更新するときに、パフォーマンスや使用状況のデータ収集オプションのオン/オフを設定することもできます。

メディア レコーディング

MediaRecording.Enabled

false に設定すると、レコーディング機能が無効化されます。既定では true に設定されており、この機能は有効化されています。ファイル ストレージは、パラメーター Storage.Type および Storage.Location を使用して設定されます。

ページネーション

Pagination.Limits.Enabled

Cloud Platform および On-premise Orchestrator インスタンスのクリーン インストールの場合、既定で true に設定されます。ページネーション パラメーターで、API エンドポイントのすべての呼び出しについて、既定の $top の値を追加します (例: odata/Users)。

トリガー

Triggers.DisableWhenFailedCount

特定の日数内で、起動に一定の回数失敗し、正常に実行されたことが一度もない場合に、トリガーを自動的に無効化するよう設定することができます。このコンテキストでは、Triggers.DisableWhenFailedCount で実行の失敗回数を調整できます。また、Triggers.DisableWhenFailingSinceDays で日数を変更することもできます。既定では、Triggers.DisableWhenFailedCount の値は 10 で、Triggers.DisableWhenFailingSinceDays の値は 1 です。つまり、過去 1 日のうちに起動に 10 回失敗し、一度も正常に実行されなかった場合には、トリガーが無効化されます。
トリガーが失敗しても無効化されないようにするには、Triggers.DisableWhenFailedCount を 0 に設定する必要があります。

トリガーの起動に 10 回連続で失敗し、過去 24 時間以内に正常に起動されていない場合、トリガーは自動的に無効化されます。

Triggers.JobsCountStrategy

トリガーを通じて開始されたジョブのカウント方法を選択できます。既定では非表示です。次のオプションを使用できます。

  • PerProcess (プロセスごと) - トリガーが必要数のジョブを開始するときに、指定したプロセスで保留中のジョブの数が考慮されます。たとえば、同じプロセスに対して定義された 2 つのトリガーが、それぞれ 3 個のジョブと 5 個のジョブを開始するよう設定されているとします。ある時点で 1 つ目のトリガーにより 3 個のジョブが開始された場合、2 つ目のトリガーが実行されるときには、必要なジョブ数 (5 個) に達するように 2 個のジョブが開始されます。このストラテジを使用するには、設定ファイルにキー <add key="Triggers.JobsCountStrategy" value="PerProcess" /> を追加します。これは既定値です。
  • PerTrigger (トリガーごと) - トリガーが必要数のジョブを開始するときに、同じトリガーによってこれまでに開始された既存のジョブの数が考慮されます。たとえば、あるトリガーがある時点で 9 個のジョブを開始するよう定義されているとします。既に 2 個のジョブが正常に完了している状態でこのトリガーが再び実行されると、必要なジョブ数 (9 個) に達するようにさらに 2 個のジョブが開始されます。このストラテジを使用するには、設定ファイルにキー <add key="Triggers.JobsCountStrategy" value="PerTrigger" /> を追加します。
  • NoLimit (制限なし) - トリガーが必要数のジョブを開始するときに、既存のジョブや保留中のジョブは考慮されません。たとえば、あるトリガーがある時点で 5 個のジョブを開始するよう定義されているとします。同じトリガーが 2 度目に実行されるときに、さらに 5 個のジョブが開始されます。このストラテジを使用するには、設定ファイルにキー <add key="Triggers.JobsCountStrategy" value="NoLimit" /> を追加します。

Features.QueueTriggers.PendingJobsStrategy

新しいアイテムがキューに追加されたときにトリガーされる追加ジョブの数の計算方法を選択できます。それには、作成するジョブのターゲットとなる最大数から、特定のステートにあるジョブの数を差し引きます。

次のオプションを使用できます。

  • True - これが既定のオプションです。これは、Orchestrator で、実行中のすべてのジョブのキュー アイテムが [新規] ステータスから既に移行したと見なす場合に最適です。

    この数値は次のように計算されます。

    新しく利用可能になるキュー アイテムに基づいて作成される追加ジョブの最大数 = 同時に許可されている保留中および実行中のジョブの最大数から保留中ステートのジョブの数を引いた数。

  • False - このオプションは、実行中のすべてのジョブのキュー アイテムが [新規] ステータスからまだ移行していないと見なす場合に最適です。

    この数値は次のように計算されます。

    新しく利用可能になるキュー アイテムに基づいて作成される追加ジョブの最大数 = 同時に許可されている保留中および実行中のジョブの最大数引く[保留中][再開][実行中][停止中][終了中] のいずれかのステートのジョブの数。

その他

PreventAutoRefresh.Enabled

新規作成したジョブのそれぞれに対して、[ジョブ] ページの [監視] メニューを自動更新するかどうかを制御します。ジョブの実行時にページを自動更新しないようにするには、<add key="PreventAutoRefresh.Enabled" value="true" /> キーを追加します。このキーは既定では表示されません。既定値は false です。つまり、Orchestrator は新しいジョブのそれぞれについて、ページを自動更新します。
フィルターの適用やジョブのステートの変更が発生すると、ページは PreventAutoRefresh.Enabled パラメーターに関係なく更新されます。

Features.ClassicFolders.Enabled

クラシック フォルダー モデルを有効化するかどうかを制御します。既定値は false です。つまり、クラシック フォルダーが無効化されており、モダン フォルダーのみを使用できます。このパラメーターは既定では非表示です。

Jobs.TerminatingJobsTimeout

終了中のジョブが [失敗] とマークされる条件を満たすまでの経過時間を設定します。既定値は 1440 です。つまり、ジョブは少なくとも 1 日ずっと終了中の状態にならないかぎり、[失敗] とマークされることはありません。このパラメーターは既定では非表示です。

Jobs.TerminatingJobsCleanupCron

バックグラウンド ジョブによって終了中のジョブを [失敗] とマークする頻度を cron 式で設定します。ジョブは、Jobs.TerminatingJobsTimeout パラメーターで設定した期間以上、終了中の状態でない限り、[失敗] とマークされることはありません。既定値は、Jobs.TerminatingJobsCleanupCron0 0 0/3 1/1 * ? *Jobs.TerminatingJobsTimeout1440 です。つまり、バックグラウンド ジョブが 3 時間に 1 回実行され、1 日以上終了中の状態であったジョブだけが [失敗] に移行します。このパラメーターは既定では非表示です。

PW.StopExploringCron

個人用ワークスペースを検索するユーザーが、必要な権限 (フォルダーに対する表示編集の権限) を持ち続けているかどうかを確認するバックグラウンド ジョブの頻度を cron 式で設定します。既定値は 0 25 * ? * * です。つまり、バックグラウンド ジョブは 毎時 25 分に実行されます。ユーザーが必要な権限を持っていない場合、検索セッションは終了されます。このパラメーターは既定では非表示です。

Features.LongRunning.Enabled

インスタンスで長期実行ワークフローをサポートするかどうかを設定できます。有効化するには、キー <add key="Features.LongRunning.Enabled" value="true" /> を追加します。

Tasks.ModuleEnabled

インスタンスでアクション機能を有効化するかどうかを設定できます。有効化するには、キー <add key="Tasks.ModuleEnabled" value="true" /> を追加します。この設定によって、この機能をインスタンス レベルで使用できるようになります。この機能をテナント別に設定するには、こちらに記載されている手順に従います。この設定を適用するには、Features.LongRunning.Enabled パラメーターを true に設定する必要があります。

Features.SmartCardAuthentication.Enabled

インスタンスでスマートカード認証を有効化するかどうかを設定できます。有効化する場合は、キー <add key="Features.SmartCardAuthentication.Enabled" value="true" /> を追加します。

OData.BackwardsCompatible.Enabled

Orchestrator API での特殊文字の解析方法を制御できます。true に設定されている場合、要求と応答の本文に含まれる特殊文字が解析されます。このパラメーターは既定では非表示で、false に設定されています。

NotRespondingRobotsJobStartDelay

アップグレード後のロボット ステータスの初回チェックについて、遅延を秒単位で設定できます。既定では、このパラメーターは UiPath.Orchestrator.dll.config に表示されません。

Upload.Queues.MaxNumberOfItems

一括アップロード機能で一度にアップロード可能な最大アイテム数を少なくすることができます。既定値は 15000 です。既定では、このパラメーターは UiPath.Orchestrator.dll.config に表示されません。

Processes.FilterOutDeleted

Orchestrator によるプロセスの取得方法を最適化できます。最適化は、関連するパッケージが削除された孤立プロセスに対する不要な検証を排除することで実現します。これにより、特に大規模デプロイにおいて、インスタンスの全体的なパフォーマンスが向上します。次の値を使用できます。

  • false - パッケージの取得を最適化し、孤立したプロセスに対する検証を実行しません。
  • true - パッケージ取得を最適化しません
このパラメーターは非表示で、既定では true に設定されます。つまり、プロセス取得を最適化しません

CertificatesStoreLocation

次の設定を使用して、Orchestrator インスタンスの証明書がローカル マシンの証明書ストアにインストールされるよう指定します。<add key="CertificatesStoreLocation" value="LocalMachine" />appsettings.Production.jsonAzureKeyVaultCertificateStoreLocation に同じ値が設定されていることを確認してください。

ProxyIntegration.Enabled

プロキシ連携を制御できます。既定では、このパラメーターは UiPath.Orchestrator.dll.config に表示されず、その値は true に設定されています。つまり、特に指定しない限りはプロキシ連携が有効化されます。プロキシ連携を無効化するには、<add key="ProxyIntegration.Enabled" value="false"/> を使用します。

セキュリティで保護されたアプリ設定

暗号化キー

資格情報アセットのパスワードの保護に使用される暗号化キーです。ネットワーク ロード バランサーのある環境を使用している場合は、すべてのマシンでこのキーを同一にする必要があります。

テナントごとの暗号化キーを Azure Key Vault に格納する場合は、次のパラメーターを使用してセットアップします。 これらのパラメーターは、 EncryptionKeyPerTenant.Enabledtrueに設定され、 EncryptionKeyPerTenant.KeyProvider が に設定されている場合にのみ使用できます AzureKeyVault。 また、Azure Key Vault の アクセス ポリシー で、キー、シークレット、証明書に関するすべての権限を Orchestrator インスタンスに付与してください。 詳しい手順については、「 テナントごとに暗号化キーを設定する 」をご覧ください。

Azure.KeyVault.ClientId

Orchestrator インスタンスのアプリケーション ID です。これは、Azure の [アプリの登録]ae11aa1a-1234-1234-a123-a12a12aaa1aa 形式で記載されています。既定では、この設定は UiPath.Orchestrator.dll.config ファイルに表示されません。たとえば <add key="Azure.KeyVault.ClientId" value="ae11aa1a-1234-1234-a123-a12a12aaa1aa" /> です。

Azure.KeyVault.CertificateThumbprint

Azure が生成した Orchestrator 証明書の拇印です。この値は、Azureの [App Services] > [インスタンス] > [SSL 設定] > [プライベート証明書] (または [公開証明書]) に記載されています。既定では、この設定は UiPath.Orchestrator.dll.config ファイルに表示されません。例: <add key="Azure.KeyVault.CertificateThumbprint" value="1234123412341234123412341234124312341234" />

Azure.KeyVault.VaultAddress

Azure Key Vault の DNS 名です。これは、Azure Key Vault の [概要][DNS 名]https://CustomVaultName.vault.azure.net/ 形式で記載されています。既定では、この設定は UiPath.Orchestrator.dll.config ファイルに表示されません。例: <add key="Azure.KeyVault.VaultAddress" value="https://CustomVaultName.vault.azure.net/" />

Azure.KeyVault.DirectoryId

Azure Portal に表示される組織のディレクトリ ID を示します。Azure Key Vault にテナントごとの暗号化キーを保存する場合は必須です。例: <add key="Azure.KeyVault.DirectoryId" value="c9d0e174-684e-469e-84ea-d32c863ad534" />

Identity Server の設定

このセクションでは、S2S アクセス トークンとロボットのプロビジョニングのアクセス トークンの設定について説明します。

連携

Identity Server にデータを安全に伝達するには、Orchestrator はトークン認証用のアクセス トークンを必要とします。このトークンは、クライアント資格情報フロー (S2S) を介して Identity Server から取得されます。次のキーを UiPath.Orchestrator.dll.config に追加する必要があります。

IdentityServer.GroupMembershipCacheExpireHours

Orchestrator に追加された Identity Server グループのキャッシュの有効期限が切れるまでの時間を、時間単位で指定できます。このパラメーターは既定では表示されず、既定値は 1 です。

IdentityServer.Integration.Enabled

Identity Server と Orchestrator の連携を有効または無効化します。既定値は true です。

IdentityServer.Integration.Authority

Identity Server の場所を設定できます。既定ではこの値は https://Orchestrator/Identity に設定され、Orchestrator の箇所はお使いの Orchestrator のインストール アドレスとなります。

IdentityServer.Integration.ClientId

Identity Server 内で登録されている S2S アクセス トークンを生成するために使用するアプリケーション ID (クライアント ID) を設定できます。この値はインストール時に生成されます。

IdentityServer.Integration.ClientSecret

Orchestrator S2S アプリケーションが Identity Server で認識されるよう、クライアント シークレットを設定できます。この値はインストール時に生成されます。

IdentityServer.Integration.AccessTokenCacheBufferInSeconds

アクセス トークンのキャッシュ バッファの有効期限が切れるまでの時間を秒単位で設定できます。既定値は 50 です。

IdentityServer.Integration.UserOrchestratorApiAudience

Identity Server は、オーディエンスが異なる複数のアクセス トークンを生成できます。Orchestrator API の要求の認証には、そのオーディエンスを持つユーザー アクセス トークンを使用できます。既定値は OrchestratorApiUserAccess です。
<add key="IdentityServer.Integration.Enabled" value="true" />
<add key="IdentityServer.Integration.Authority" value="https://Orchestrator/Identity" />
<add key="IdentityServer.Integration.ClientId" value="orchestratorapiaccess" />
<add key="IdentityServer.Integration.ClientSecret" value="a5d57b1d-5b25-49ba-bff7-33aa57f96a58" />
<add key="IdentityServer.Integration.AccessTokenCacheBufferInSeconds" value="50" />
<add key="IdentityServer.Integration.UserOrchestratorApiAudience" value="OrchestratorApiUserAccess" /><add key="IdentityServer.Integration.Enabled" value="true" />
<add key="IdentityServer.Integration.Authority" value="https://Orchestrator/Identity" />
<add key="IdentityServer.Integration.ClientId" value="orchestratorapiaccess" />
<add key="IdentityServer.Integration.ClientSecret" value="a5d57b1d-5b25-49ba-bff7-33aa57f96a58" />
<add key="IdentityServer.Integration.AccessTokenCacheBufferInSeconds" value="50" />
<add key="IdentityServer.Integration.UserOrchestratorApiAudience" value="OrchestratorApiUserAccess" />
Identity Server により生成されたクライアント資格情報 (S2S) アクセス トークンを使用するのに、Orchestrator は次のキーを UiPath.Orchestrator.dll.config に追加する必要があります。

IdentityServer.Integration.S2SOrchestratorApiAudience

S2S アクセス トークンを検証する際に Orchestrator が確認するオーディエンスを設定できます。既定値は OrchestratorApiS2SAccess です。
また、UiPath.Orchestrator.dll.config に次の既存のキーも含まれており、値が true に設定されていることを確認します。

MultiTenancy.AllowHostToAccessTenantApi

true に設定すると、ホスト ユーザーが他のテナントの固有データにアクセスできます。既定では、この値は true に設定されています。

MultiTenancy.TenantResolvers.HttpGlobalIdHeaderEnabled

S2S アクセス トークンを使用して認証された API 呼び出しを Orchestrator が受信すると、設定が true の場合は API 要求のヘッダーのテナント グローバル ID を読み込むことで、Orchestrator がテナントを識別できます。
<add key="IdentityServer.Integration.S2SOrchestratorApiAudience" value="OrchestratorApiS2SAccess" />
<add key="MultiTenancy.AllowHostToAccessTenantApi" value="true" />
<add key="MultiTenancy.TenantResolvers.HttpGlobalIdHeaderEnabled" value="true" /><add key="IdentityServer.Integration.S2SOrchestratorApiAudience" value="OrchestratorApiS2SAccess" />
<add key="MultiTenancy.AllowHostToAccessTenantApi" value="true" />
<add key="MultiTenancy.TenantResolvers.HttpGlobalIdHeaderEnabled" value="true" />

ロボットのプロビジョニングのアクセス トークン

Orchestrator は、ロボットのトークン ジェネレーターとして機能します。ロボットは Orchestrator エンドポイントを呼び出して、アクセス トークンを生成します。その後、アクセス トークンは、AI Fabric などの異なるリソースを呼び出すことのできるアクティビティに渡されます。ID サービスと Orchestrator の連携により、ID サービスはアクセス トークンの生成を引き継ぎます。

更新サーバーの設定

このセクションでは、更新サーバーを構成するパラメーターについて説明します。

UpdateServer.CheckUpdates.PollingInterval

クライアントが更新を確認する頻度です。既定値は 180 分です。

UpdateServer.CheckUpdates.DefaultForceInstallAfterMinutes

更新が延期されている場合、何分後に強制更新を開始するかを指定します。既定値は 1440 分です。

UpdateServer.CheckUpdates.ScheduledForceInstallAfterMinutes

更新が延期されている場合、何分後に強制更新を開始するかを指定します。この設定は、スケジュールされた更新に対してのみ有効です。既定値は 10 分です。

UpdateServer.CheckUpdates.MaxRetries

更新に失敗した場合のリトライ回数を指定します。既定値は 3 です。

UpdateServer.UpdateRequest.RetryStepMinutes

リトライの実行方法を時系列で指定します。

例:

  • 1 回目のリトライ: 設定値を経過した後 (分単位)
  • 2 回目のリトライ: 設定値を 2 回経過した後 (分単位)
  • 3 回目のリトライ: 設定値を 4 回経過した後 (分単位)

ログの構成

ロボット ログ

これに対応する UiPath.Orchestrator.dll.config キーは <logger name="Robot.*" writeTo="database,robotElasticBuffer" final="true" /> です。Robot によって生成されるログ メッセージを構成するために使用されます。次のパラメーターを構成する必要があります。
  • writeTo - ロボットが生成したログ メッセージが書き込まれる場所です。次の値を使用できます。
    • database - ログは Orchestrator の SQL データベースに送られます。これは既定値の 1 つです。
    • robotElasticBuffer - ログは Elasticsearch に送信されます。 これは 2 番目の既定値です。 これには追加の設定が必要です。 詳細については、「 Elasticsearch 」のセクションをご覧ください。

      Orchestrator の SQL データベースと Elasticsearch の両方にログを送信することで、否認不可のログを保持できます。この場所へのログの送信を停止するには、これらの値のいずれかを削除します。

  • final - ログに記録されたメッセージとロガー名との間に一致が見つかったときに実行する内容を示すフラグ。true に設定されている場合は、別の一致の検索を行いません。false に設定されている場合は、同じソースを照合する他のルールが確認されます。既定では true に設定されています。

ログの監視

対応する UiPath.Orchestrator.dll.config キーは <logger name="Monitoring.*" writeTo="monitoring" minlevel="Warn" final="true" /> です。[監視] ページに表示されるエラー ログを設定するために使用されます。このルールを削除または target を変更した場合、エラー ログは [監視] ページに表示されません。

ビジネス例外ログ

これに対応する UiPath.Orchestrator.dll.config キーは <logger name="BusinessException.*" minlevel="Info" writeTo="businessExceptionEventLog" final="true" /> です。スローされたビジネス例外のログを構成するために使用されます。たとえば、検証の問題 (例: Invalid username) またはビジネスの競合 (例: License expired)。

他のログ

これに対応する UiPath.Orchestrator.dll.config キーは <logger name="*" minlevel="Info" writeTo="eventLog" /> です。Orchestrator によって生成されるメッセージを含む、上記以外のすべてのその他ログを構成するために使用します。
注: SQL データベースに週ごとに蓄積されるロボットのログ件数が 200 万を超える場合、古いログを削除しないまま数か月が経過すると、パフォーマンスが低下する可能性があります。そのような大量のログには、Elasticsearch を使用することを推奨します。

その他の設定

追加の設定について詳しくは、こちらをご覧ください。

Elasticsearch

Elasticsearch の設定に従って、次の NLog ターゲットの情報を読み込む必要があります。

<target xsi:type="ElasticSearch" name="robotElastic" uri="<elasticSearch_url_1>,<elasticSearch_url_2>, <elasticSearch_url_3>" index="${event-properties:item=indexName}-${date:format=yyyy.MM}" documentType="logEvent" includeAllProperties="true" disablePing="true"  layout="${message}" excludedProperties="agentSessionId,tenantId,organizationUnitId,indexName" /><target xsi:type="ElasticSearch" name="robotElastic" uri="<elasticSearch_url_1>,<elasticSearch_url_2>, <elasticSearch_url_3>" index="${event-properties:item=indexName}-${date:format=yyyy.MM}" documentType="logEvent" includeAllProperties="true" disablePing="true"  layout="${message}" excludedProperties="agentSessionId,tenantId,organizationUnitId,indexName" />
  • uri - ElasticSearch URL です。http://elastic_server:9200 などのプロトコルとポートを含める必要があります。uri="http://elastic-node1:9200,http://elastic-node2:9200,http://elastic-node3:9200" など、各ノードの Elasticseach URL でこのパラメーターを設定することにより、ロード バランサーの必要性を取り除くことができます。
  • excludedProperties - Elasticsearch に保存しないデータです。
  • index - ログ インデックスの形式。テナントごとに一意にすることも、すべてのテナントで共有することもできます。以下の詳細をご覧ください。
  • requireAuth - true に設定すると、Orchestrator を Elasticsearch に接続するときに認証が有効化されます。
  • username - Elasticsearch へのログインに使用するユーザー名を指定します。requireAuthtrueOAuthEnabledfalse に設定されている場合にのみ、設定する必要があります。
  • password - Elasticsearch へのログインに使用するパスワードを指定します。requireAuthtrueOAuthEnabledfalse に設定されている場合にのみ、設定する必要があります。
  • OAuthEnabled - このパラメーターを true に設定して OAuth2 を有効化し、Elasticsearch の Nlog ターゲットに対してトークンベースの認証メカニズムを使用するには、このパラメーターを に設定します。 これを初めて有効化するときは、現在のユーザー名とパスワードを指定して初期のトークンを生成する必要があります。 このパラメーターが機能するためには、 Logs.Elasticsearch.OAuthEnabledtrue に設定されており、Elasticsearch サーバーが適切に構成されていることを確認する必要があります。 詳細については「X-PACK 認証」をご覧ください

    節。

インデックスの構成

  • 個別インデックス - index="${event-properties:item=indexName}-${date:format=yyyy.MM}" 各テナントに個別のインデックスが使用されます。これは、あるテナントに固有のログは、一意のテナント識別子に基づいて生成され、検索されることを意味します。この場合、indexName は、既定でテナント名になります。これが既定の設定です。この場合、ログは月ごとに生成されます。
  • 共有インデックス - index="robotlogs-${date:format=yyyy.MM.dd}" すべてのテナントに対して 1 つのインデックスが使用されます。つまり、テナントに関係なく、すべてのログで同じインデックスが使用されます。この場合、ログは 1 日ごとに生成されます。共有インデックスを使用するには、UiPath.Orchestrator.dll.config にキー <add key="Logs.Elasticsearch.SharedIndex" value="robotlogs" /> を追加する必要があります。NLog ターゲットの index パラメーターと同じ値に設定してください。
    重要: 共有インデックスに移行すると、個々のインデックスを使用して生成されたログが保持されます。ただし、個別のインデックスに移行すると、共有インデックスを使用して生成されたログは失われます。
注: Orchestrator のエラスティック ロボット ログのインデックス名のパターンは、次の場所と一致している必要があります。
  • UiPath.Orchestrator.dll.config の NLog ターゲット構成セクション name="robotElastic" index="robot-logs-${date:format=yyyy-MM}"
  • Orchestrator データベースの dbo.Settings テーブルにある LoggingIndex レコード。レコードが NLog ターゲット構成のインデックス パターン (robot-logs-${date:format=yyyy-MM}) と一致していることを確認します。

データベースのイベントのログ記録

システム イベント ログをイベント ビューアーではなくデータベースに保存するには、次の手順を実行します。

  1. 新しいデータベース テーブルを作成します。例:

    CREATE TABLE [dbo].[EventLogs](
        [Id] [bigint] IDENTITY(1,1) NOT NULL,
        [Timestamp] [datetime] NOT NULL,
        [Level] [int] NOT NULL,
        [Message] [nvarchar](max) NULL,
        [Exception] [nvarchar](max) NULL)CREATE TABLE [dbo].[EventLogs](
        [Id] [bigint] IDENTITY(1,1) NOT NULL,
        [Timestamp] [datetime] NOT NULL,
        [Level] [int] NOT NULL,
        [Message] [nvarchar](max) NULL,
        [Exception] [nvarchar](max) NULL)
    上記のクエリでは、次の列を持つ EventLogs という名前の表を作成します。
    • Id - 各ログの ID 番号を保持します。ここでは 1 で始まり、各ログが追加されるたびに値が増えていきます。
    • Timestamp - 各イベントがログ記録された時間を保持します。
    • Level - 各イベントの数値ログ レベルを保持します。
    • Message - 該当する場合、各イベントのメッセージを保持します。
    • Exception - 該当する場合、各イベントに対してログに記録された例外を保持します。
      注: 表に任意の名前を使用し、上記のクエリから列を削除するか、ニーズに合わせて他の列を追加できます。
  2. UiPath.Orchestrator.dll.config ファイルで、新しい NLog ターゲットを追加します。
    <target xsi:type="Database" connectionString="${ui-connection-strings:item=Default}" name="eventLogDatabase" keepConnection="true">
            <commandText>
              INSERT INTO dbo.EventLogs (Timestamp, Level, Message, Exception)
              VALUES (@timestamp, @level, @message, @exception)
            </commandText>
            <parameter name="@timestamp" layout="${date:format=yyyy-MM-dd HH\:mm\:ss.fff}" />
            <parameter name="@level" layout="${event-properties:item=levelOrdinal}" />
            <parameter name="@message" layout="${message}" />
            <parameter name="@exception" layout="${onexception:${exception:format=tostring:maxInnerExceptionLevel=5:innerFormat=tostring}}" />
    </target><target xsi:type="Database" connectionString="${ui-connection-strings:item=Default}" name="eventLogDatabase" keepConnection="true">
            <commandText>
              INSERT INTO dbo.EventLogs (Timestamp, Level, Message, Exception)
              VALUES (@timestamp, @level, @message, @exception)
            </commandText>
            <parameter name="@timestamp" layout="${date:format=yyyy-MM-dd HH\:mm\:ss.fff}" />
            <parameter name="@level" layout="${event-properties:item=levelOrdinal}" />
            <parameter name="@message" layout="${message}" />
            <parameter name="@exception" layout="${onexception:${exception:format=tostring:maxInnerExceptionLevel=5:innerFormat=tostring}}" />
    </target>
    各データベース列に追加されるデータの対応する parameter の定義、この例では、@timestamp@level@message@exception です。
  3. 最後に、次を追加して、新しく作成されたターゲットを、上記のすべての Orchestrator メッセージの NLog ロガー分類に関連付けます。

    <logger name="*" minlevel="Info" writeTo="eventLog,eventLogDatabase" /><logger name="*" minlevel="Info" writeTo="eventLog,eventLogDatabase" />

NLog のデバッグを有効化する

NLog は、設定が簡単で拡張性のあるオープンソースのログ プラットフォームで、さまざまな .NET プラットフォームに使用できます。NLog を使用して、ローカル ファイル、イベント ログ、メール、データベースなど、任意の数の事前定義済みターゲットやカスタム ターゲットに、ログ データを格納したり、渡したりすることができます。

大事な: カスタムの NLog ターゲットは、アップグレード時に自動的に移行されません。 それらは、Identity Server と Webhook サービスに手動で移行する必要があります。 詳しくは、Identity Server のNLog ドキュメントをご覧ください。
NLog と Orchestrator では、一部重複しているものの、ログ レベルが異なります。 NLog では、 TraceDebugInfoWarnErrorFatal、または Offを選択できます。 Orchestrator で使用可能なレベルについては、「 ログ レベル 」をご覧ください。
NLog では、正常な機能を確保するために、デバッグを有効化することができます。既定では、NLog は Off に設定されています。UiPath.Orchestrator.dll.config ファイルの次のセクションを設定すれば、有効化されます。
<nlog xmlns="http://www.nlog-project.org/schemas/NLog.xsd" xmlns:xsi="http://www.w3.org/2001/XMLSchema-instance" autoReload="true" throwExceptions="false" internalLogLevel="Off" internalLogFile=""><nlog xmlns="http://www.nlog-project.org/schemas/NLog.xsd" xmlns:xsi="http://www.w3.org/2001/XMLSchema-instance" autoReload="true" throwExceptions="false" internalLogLevel="Off" internalLogFile=""> 

次の属性の設定が必須です。

  • internalLogLevel - 望ましいログ レベル
  • internalLogFile - ログ ファイルの場所

例:

<nlog xmlns="http://www.nlog-project.org/schemas/NLog.xsd" xmlns:xsi="http://www.w3.org/2001/XMLSchema-instance" autoReload="true" throwExceptions="false" internalLogLevel="Debug" internalLogFile="C:\logs.txt"><nlog xmlns="http://www.nlog-project.org/schemas/NLog.xsd" xmlns:xsi="http://www.w3.org/2001/XMLSchema-instance" autoReload="true" throwExceptions="false" internalLogLevel="Debug" internalLogFile="C:\logs.txt"> 
注:
Orchestrator が実行されるユーザー プロファイルは、internalLogFile 属性で指定されているパスへのアクセス権を持つ必要があります。

Orchestrator の読み取り専用レプリカ

Features.Queues.QueryUseReadOnlyReplica

読み取り専用レプリカでキュー アイテムに対してクエリを実行できるようにする場合は、値を true に設定します。
既定値は false です。

Monitoring.UseReadOnlyReplica

読み取り専用レプリカから監視データを取得する場合は、値を true に設定します。
既定値は false です。

このページは役に立ちましたか?

サポートを受ける
RPA について学ぶ - オートメーション コース
UiPath コミュニティ フォーラム
Uipath Logo White
信頼とセキュリティ
© 2005-2024 UiPath. All rights reserved.