- リリース ノート
- 基本情報
- アクセスと権限
- インストールとアップグレード
- Insights を操作する
- 履歴データのエクスポート
- ログ
- パフォーマンスとスケーラビリティ
アップグレード
Insights の新しいバージョンにアップグレードするには、アップグレードのシナリオに応じて以下の手順に従う必要があります。
- このページの情報は、Insights v2021.10 の公開後に HW/SW の仕様に関して発生した変更です。Insights v2021.10 では Windows マシンが 1 台必要ですが、Insights v2023.4 では Windows マシンと RHEL の Linux マシンが 1 台ずつ必要になります。
- お客様が 4 月のリリースより前のバージョン (23.10.3、23.4.6 など) で GPG キーを使用している場合は、初期インストールを実行したのと同じアカウント/ユーザーを使用してアップグレードするか、新規インストールを実行する必要があります。
v2021.10 では、Insights の Windows マシンでは Looker の Linux コンテナーをホストする Docker が実行されていました。しかし、Windows 2022 以降は、Windows OS に Linux コンテナーをネストするために使用するドライバー (LCOW) が、Microsoft によってエンタープライズ アプリケーションとしてサポートされなくなりました。その結果、デプロイ アーキテクチャを変更する必要が発生しました。現在は、2 台のマシン (UiPath Insights コンポーネントを実行する Windows マシン 1 台と Looker コンテナーを実行する Linux マシン 1 台) が必要です。この変更により、UiPath 製品の実行に必要なコンポーネントについて、OS ベンダーのエンタープライズ サポートが利用できるようになりました。Linux OS のサポート対象のバージョンは、Automation Suite がサポートするバージョンと同じです。
Orchestrator と Insights の両方のバージョンが一致している必要があります。たとえば、v2023.4.1 の Orchestrator にアップグレードした場合は、同じバージョン (v2023.4.1) の Insights を実行する必要があります。こうすることで、これらの 2 つの UiPath 製品間で適切な通信が確立されます。
ProcessingExceptionDetails
と HostMachineName
の列に行うことを検討してください。大きなデータ セットのインデックスを作成する必要がある場合、Insights データベースの移行中にインストールが失敗することがあります。
タスク | 説明 |
---|---|
1. ユーザーを移行する | v2021.10 よりも前のバージョンからアップグレードする場合、Insights の権限を持つユーザーは、新しいインストールに自動的に移行されません。必要に応じて、ユーザー移行ツールを使用して移行できます。 |
2. 既存のインストールとは別のマシンに新しいバージョンの Insights をインストールする | Insights のインストール手順に従って、別のマシンに Insights をインストールします。
新しいマシンに最新バージョンの Insights をインストールすると、古いデータの取り込みが停止します。 |
3. 古いバージョンの Insights をアンインストールする | 新しくインストールするバージョンの Insights で新しいカスタム ダッシュボードと式の作成が完了したら、古いバージョンを安全にアンインストールできます。 |
- ダッシュボードの移行中は、Insights の新旧両方インストールが同じデータベースを使用します。
- Insights にログインするには、古い URL
https://<old Insights url>/app/account/login
と、インストール時に設定したものと同じ管理者アカウントを使用できます。
古いビルドを無効化するには、以下の手順に従います。
- 古い URL (
https://<old Insights url>/app/account/login
) にログインします。 https://<old Insights url>/app/data
に移動します。- 各キューブの 3 点リーダー メニューのアイコンをクリックし、作成スケジュールに移動して作成を無効化します。
Raw Message
列も切り捨てる必要があります。
既定の nlog ルールが変更されました。詳細については、「v2022.4 以降の既定のログ ルール」をご覧ください。
タスク | 説明 |
---|---|
1. 機能比較を確認する |
v2022.10 にアップグレードする前に、「2023.4 Upgrade Chest Sheet」で以前の製品バージョンとの機能比較をご確認ください。 |
2. ユーザーを移行する | v2021.10 よりも前のバージョンからアップグレードする場合、Insights の権限を持つユーザーは、新しいインストールに自動的に移行されません。必要に応じて、ユーザー移行ツールを使用して移行できます。
v2021.10 へのアップグレード時にこのツールを既に使用した場合は、ユーザー移行ツールを再び実行する必要はありません。 |
3. (ダッシュボードの移行) LookerPreInstallationTool を実行して Looker のボリュームをエクスポートする | Insights Linux マシンで Looker をアップグレードする場合は、Insights Windows マシンからプレインストール ツールを実行して ZIP ファイルを生成します。Looker-initialization.sh script スクリプトを実行するのと同じ手順を使用します。
Looker プレインストール ツールに関する、こちらのセクションの手順 6 に従って Looker のデータ (ダッシュボード、ビュー、アプリの設定) をエクスポートし、ダッシュボードを Insights Linux マシンに移行できるようにします。 |
4. 既存のインストールとは別のマシンに新しいバージョンの Insights をインストールする | Insights のインストール手順に従って、別のマシンに Insights をインストールします。
新しいマシンに最新バージョンの Insights をインストールすると、古いデータの取り込みが停止します。 |
5. 古いバージョンの Insights をアンインストールする | 新しくインストールするバージョンの Insights で新しいカスタム ダッシュボードと式の作成が完了したら、古いバージョンを安全にアンインストールできます。 |
アップグレードの手順
Insights を新しいバージョンにアップグレードする前に、以下の点を確認してください。
- 必要に応じて Orchestrator のバージョンを確認し、アップグレードします。Orchestrator と Insights は同じバージョンを使用することを推奨します (例: Orchestrator のバージョンが 2022.10.3 の場合は Insights のバージョンも 2022.10.3)。同じバージョンを使用しない場合はアプリケーションのパフォーマンスに影響します。マイナー バージョンも一致している必要があります。現在の Orchestrator のバージョンを更新する場合、インストール方法については「インストールについて」と「更新と移行について」をご覧ください。
- MSI パッケージと preinstallationtool.exe をダウンロードし、バージョンが一致していることを確認します (例: Orchestrator のバージョンが 2022.10.3 の場合は Insights の preinstallationtool のバージョンも 2022.10.3)。Customer Portal > 製品のダウンロード ページを確認して必要なファイルをダウンロードするか、サポート チームにお問い合わせください。
アップグレード プロセスを開始するには、次の手順に従います。
- UiPath Orchestrator のバージョンを Insights のバージョンと一致するようにアップグレードします。
- MSI パッケージと preinstallationtool.exe をダウンロードします。Customer Portal > 製品のダウンロード ページを確認して必要なファイルをダウンロードするか、サポート チームにお問い合わせください。
- preinstallationtool を実行し、要求される情報 (Linux ホスト名、証明書の拇印など) を入力します。
- preinstallationtool によって生成されたファイルを Linux 仮想マシンにコピーします。
- ファイルを解凍し、次のコマンドを実行します。
bash Insights_looker_’unzipfile’ – k followed by the GPG key
docker ps を使用すると、コンテナーが実行されているかどうかを確認できます。bash コマンドを実行するとファイルが生成されます。 - 生成されたファイルを Windows 仮想マシンにコピーします。
- Insights の MSI を実行し、ポップアップ ウィンドウが表示されたら looker.json のパスを入力します。