Insights
2023.10
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Insights
最終更新日 2024年4月19日

アップグレード

Insights の新しいバージョンにアップグレードするには、アップグレードのシナリオに応じて以下の手順に従う必要があります。

重要:

このページの情報は、Insights v2021.10 の公開後に HW/SW の仕様に関して発生した変更です。Insights v2021.10 では Windows マシンが 1 台必要ですが、Insights v2023.4 では Windows マシンと RHEL の Linux マシンが 1 台ずつ必要になります。

v2021.10 では、Insights の Windows マシンでは Looker の Linux コンテナーをホストする Docker が実行されていました。しかし、Windows 2022 以降は、Windows OS に Linux コンテナーをネストするために使用するドライバー (LCOW) が、Microsoft によってエンタープライズ アプリケーションとしてサポートされなくなりました。その結果、デプロイ アーキテクチャを変更する必要が発生しました。現在は、2 台のマシン (UiPath Insights コンポーネントを実行する Windows マシン 1 台と Looker コンテナーを実行する Linux マシン 1 台) が必要です。この変更により、UiPath 製品の実行に必要なコンポーネントについて、OS ベンダーのエンタープライズ サポートが利用できるようになりました。Linux OS のサポート対象のバージョンは、Automation Suite がサポートするバージョンと同じです。

注:ハードウェアおよびソフトウェアの要件」を確認してください。

Orchestrator と Insights の両方のバージョンが一致している必要があります。たとえば、v2023.10.1 の Orchestrator にアップグレードした場合は、同じバージョン (v2023.10.1) の Insights を実行する必要があります。こうすることで、これらの 2 つの UiPath 製品間で適切な通信が確立されます。

データベースが大きい場合は、スクリプトを使用して手動でロボット ログのインデックスを作成することを検討してください。同じ作業ProcessingExceptionDetailsHostMachineName の列に行うことを検討してください。大きなデータ セットのインデックスを作成する必要がある場合、Insights データベースの移行中にインストールが失敗することがあります。

アップグレードのシナリオ

v2021.4 以前のバージョンから v2023.10 にアップグレードする

タスク説明
1. ユーザーを移行するv2021.10 よりも前のバージョンからアップグレードする場合、Insights の権限を持つユーザーは、新しいインストールに自動的に移行されません。必要に応じて、ユーザー移行ツールを使用して移行できます。
2. 既存のインストールとは別のマシンに新しいバージョンの Insights をインストールする Insights のインストール手順に従って、別のマシンに Insights をインストールします。

新しいマシンに最新バージョンの Insights をインストールすると、古いデータの取り込みが停止します。

3. 古いバージョンの Insights をアンインストールする新しくインストールするバージョンの Insights で新しいカスタム ダッシュボードと式の作成が完了したら、古いバージョンを安全にアンインストールできます。
注:
  • ダッシュボードの移行中は、Insights の新旧両方インストールが同じデータベースを使用します。
  • Insights にログインするには、古い URL https://<old Insights url>/app/account/login と、インストール時に設定したものと同じ管理者アカウントを使用できます。

古いビルドを無効化するには、以下の手順に従います。

  1. 古い URL (https://<old Insights url>/app/account/login) にログインします。
  2. https://<old Insights url>/app/data に移動します。
  3. 各キューブの 3 点リーダー メニューのアイコンをクリックし、作成スケジュールに移動して作成を無効化します。

v2021.10 から v2023.4 にアップグレードする

注: v2021.10.0 からアップグレードする場合は、LookerPreInstallationTool を使用して Looker のボリュームをエクスポートし、Looker の初期化中にそれをインポートすることによって、古い Insights マシンから新しいマシンにダッシュボードを移行します。2021.10 からアップグレードする場合は、データベース テーブルの Raw Message 列も切り捨てる必要があります。

既定の nlog ルールが変更されました。詳細については、「v2022.4 以降の既定のログ ルール」をご覧ください。

タスク説明
1. 機能比較を確認する

v2022.10 にアップグレードする前に、「2023.4 Upgrade Chest Sheet」で以前の製品バージョンとの機能比較をご確認ください。

2. ユーザーを移行するv2021.10 よりも前のバージョンからアップグレードする場合、Insights の権限を持つユーザーは、新しいインストールに自動的に移行されません。必要に応じて、ユーザー移行ツールを使用して移行できます。

v2021.10 へのアップグレード時にこのツールを既に使用した場合は、ユーザー移行ツールを再び実行する必要はありません。

3. (ダッシュボードの移行) LookerPreInstallationTool を実行して Looker のボリュームをエクスポートするInsights Linux マシンで Looker をアップグレードする場合は、Insights Windows マシンからプレインストール ツールを実行して ZIP ファイルを生成します。Looker-initialization.sh script スクリプトを実行するのと同じ手順を使用します。

Looker プレインストール ツールに関する、こちらのセクションの手順 6 に従って Looker のデータ (ダッシュボード、ビュー、アプリの設定) をエクスポートし、ダッシュボードを Insights Linux マシンに移行できるようにします。

4. 既存のインストールとは別のマシンに新しいバージョンの Insights をインストールする Insights のインストール手順に従って、別のマシンに Insights をインストールします。

新しいマシンに最新バージョンの Insights をインストールすると、古いデータの取り込みが停止します。

5. 古いバージョンの Insights をアンインストールする新しくインストールするバージョンの Insights で新しいカスタム ダッシュボードと式の作成が完了したら、古いバージョンを安全にアンインストールできます。

2022.4、2022.10 または 2023.4 から 2023.10 にアップグレードする

アップグレードの手順

Insights を新しいバージョンにアップグレードする前に、以下の点を確認してください。

  • 必要に応じて Orchestrator のバージョンを確認し、アップグレードします。Orchestrator と Insights は同じバージョンを使用することを推奨します (例: Orchestrator のバージョンが 2022.10.3 の場合は Insights のバージョンも 2022.10.3)。同じバージョンを使用しない場合はアプリケーションのパフォーマンスに影響します。マイナー バージョンも一致している必要があります。現在の Orchestrator のバージョンを更新する場合、インストール方法については「インストールについて」と「更新と移行について」をご覧ください。
  • MSI パッケージと preinstallationtool.exe をダウンロードし、バージョンが一致していることを確認します (例: Orchestrator のバージョンが 2022.10.3 の場合は Insights の preinstallationtool のバージョンも 2022.10.3)。Customer Portal > 製品のダウンロード ページを確認して必要なファイルをダウンロードするか、サポート チームにお問い合わせください。

アップグレード プロセスを開始するには、次の手順に従います。

  1. UiPath Orchestrator のバージョンを Insights のバージョンと一致するようにアップグレードします。
  2. MSI パッケージと preinstallationtool.exe をダウンロードします。Customer Portal > 製品のダウンロード ページを確認して必要なファイルをダウンロードするか、サポート チームにお問い合わせください。
  3. preinstallationtool を実行し、要求される情報 (Linux ホスト名、証明書の拇印など) を入力します。
  4. preinstallationtool によって生成されたファイルを Linux 仮想マシンにコピーします。
  5. プレインストール ツールからインストール ディレクトリに zip ファイルを解凍します。
    1. 親ディレクトリを見つけます: dirname $(sudo docker inspect looker-container | jq -r '.[0].HostConfig.Binds' | grep 'deploy' | awk -F':/app/.deploy:Z' '{print $1}' | awk -F'"' '{print $2}')
    2. そのディレクトリに解凍します: unzip <looker zip file> -d <parent dir>
  6. looker-initialization.sh スクリプトを実行します。 bash insights/looker-initialization.sh -k <Public Key>
  7. 生成されたファイルを Windows 仮想マシンにコピーします。
  8. Insights の MSI を実行し、ポップアップ ウィンドウが表示されたら looker.json のパスを入力します。

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