- 基本情報
- セットアップと構成
- Data Service を使用する
- 参照
- 例とチュートリアル
- エンティティをプロジェクトで使用する
- エンティティ レコードのファイル フィールドをアップロードする
- エンティティ レコードのファイル フィールドをダウンロードする
- 「バッチ」系のアクティビティを使用して CSV からデータをアップロードする
Automation Suite の Data Service ガイド
エンティティ レコードのファイル フィールドをダウンロードする
Studio を使用すると、エンティティ レコードの特定のファイルを簡単に操作できます。これらのアクティビティにより、エンティティ レコードの指定したフィールドの指定したファイルを、アップロード、ダウンロード、または削除することができます。
以下の例では、Wikipedia のページから抽出したオリンピック大会に関する情報を含む特定のファイルを Data Service から自動的にダウンロードし、そのファイルを使用してさらに他の操作を行えるようにする方法を紹介します。
「エンティティを作成する」ページに詳細に記載された手順に従って、オリンピック大会に関する情報を保存するためのエンティティを作成しました。
「Olympics」エンティティには、Name (テキスト)、Logo (ファイル) といったフィールドがあります。
次のページをご覧ください。
- [ファイルをレコードのフィールドにアップロード] アクティビティのページ: このアクティビティを使用してロゴを簡単にアップロードする方法について詳しく説明しています。
-
「ファイル」のページ: プラットフォームからロゴをアップロードする方法について詳しく説明しています。
注: エンティティには、そのエンティティの作成に関する詳細情報を提供するために、システム組み込みフィールドが自動的に追加されます。
folder
変数を設定することで、Data Service の「Olympics」エンティティからレコードのリストを抽出します。このアクティビティは、[名前] フィールドのすべてのレコードを順に olympicsRecords
変数に出力し、後続の [入力ダイアログ] アクティビティで使用できるようにします。
Select
と入力の種類 Multiple choice
を含むダイアログ ボックスを表示する [入力ダイアログ] アクティビティを追加します。入力の配列に、[エンティティ レコードにクエリを実行] アクティビティ用に以前に作成した olympicsRecords
変数を追加し、これに関数 olympicsRecords.Select(Function (o as Olympics) o.Name).ToArray
を適用して、選択オプションの配列を設定します。
selectedOlympics
変数を設定します。
olympicsRecords.First(Function (o as Olympics) o.Name = selectedOlympics)
変数を、[代入] アクティビティを使用して新しい olympicEdition
変数に代入します。
folder
変数を作成します。この変数は、後で [ファイルをレコードのフィールドからダウンロード] アクティビティで使用します。
olympicEdition.Id
エンティティ レコードの「Logo」ファイルから folder
ファイルをダウンロードします。
Path.Combine(folder, olympicEdition.Logo.Name)
を実行します。入力パラメーター folder
変数および olympicEdition
変数と、「Olympics」エンティティ内で作成したフィールド「Logo」および「Name」を結合するためです。
このアクティビティの目的は、ファイルのフル パスを呼び出して、既定のフォト ビューアーまたはエディターで開くことです。
オプションのステップとして、ファイルの削除の実行方法を示すサンプルを追加しましたが、実行時にファイルが削除されないようにコメント アウトしてあります。そのために [コメント アウト] アクティビティを追加しました。そこには、実行時に除外される下記のアクティビティが含まれています。
コメント アウトを解除すれば動作を確認できます。
以上の作業が完了すると、プロジェクトは次のように表示されます。