ソリューションを復元および分析する

通常は、ソリューションをパッケージ化する前に、依存関係を復元し、ガバナンス ルールに照らして検証します。これらの操作はローカルで実行され、Orchestrator の認証は必要ありません。

依存関係の復元

restoreコマンドは、必要なすべてのアクティビティ パッケージとプロジェクトの依存関係をローカル フォルダーにダウンロードします。

コマンド構文

uipcli solution restore <solution-path> [options]

パラメーター:

パラメーター	説明	Required
<solution-path>	ソリューション フォルダーまたは .uipx ファイルへのパス	はい
--restoreFolder	依存関係を復元するローカル パス	いいえ
--traceLevel	ログ レベル: Verbose、 Information、 Warning	いいえ

例

uipcli solution restore C:\Solutions\MySolution \  --restoreFolder C:\Work\Output \  --traceLevel Verbose

カスタム NuGet フィードを使用する

ソリューションがカスタム フィード (Orchestrator フィードを含む) のアクティビティに依存している場合は、ソリューション ディレクトリで nuget.config ファイルを指定するか、ライブラリの Orchestrator パラメーターを使用してフィードを指定できます。

uipcli solution restore C:\Solutions\MySolution \  -A myorg \  -I 12345678-xxxx-xxxx-xxxx-xxxxxxxxxxxx \  -S **** \  --libraryOrchestratorApplicationScope "OR.Folders OR.Settings.Read" \  --libraryOrchestratorTenant DefaultTenant \  --libraryOrchestratorUrl https://cloud.uipath.com/ \  --libraryOrchestratorFolder MyFolder \  --traceLevel Verbose

アクティビティ ソースの構成について詳しくは 、「NuGet フィードを管理する 」をご覧ください。

パフォーマンスに関する考慮事項

NuGet の復元は、多くの場合、ソリューションのパッケージ化で最も時間のかかる手順です。すべての復元操作で、直接依存関係と推移的な依存関係の両方を解決する必要があります。

復元パフォーマンスを向上させるには:

1. パイプラインの実行と実行の間に NuGet のグローバル パッケージ フォルダーをキャッシュします。
   • Windows: %UserProfile%\.nuget\packages
   • Linux / macOS: ~/.nuget/packages
2. 到達可能なフィードのみを含むトリミングされた nuget.config を使用します。
   • 低速のフィードや到達できないフィードを構成から削除します。
   • 信頼性と速度でフィードを注文します。
3. 永続的なキャッシュが必要な場合は、セルフホステッド エージェントを使用します。

Azure DevOps およびその他の CI/CD プラットフォームでのキャッシュの例については、 NuGet フィードの管理 に関するドキュメントをご覧ください。

ソリューションを分析する

analyze コマンドは、ワークフロー アナライザーのルールとガバナンス ポリシーに照らしてソリューションを検証します。

コマンド構文

uipcli solution analyze <solution-path> [options]

パラメーター:

パラメーター	説明	Required
<solution-path>	ソリューション フォルダーまたは .uipx ファイルへのパス	はい
--governanceFilePath	ガバナンス ポリシー JSON ファイルへのパス	いいえ
--resultPath	分析結果の JSON が保存されるパス	いいえ
--analyzerTraceLevel	アナライザーのログ レベル: Warning、 Information、 Verbose	いいえ
--traceLevel	CLI ログ レベル	いいえ

例

uipcli solution analyze C:\Solutions\MySolution \  --governanceFilePath C:\Policies\uipath.policy.Production.json \  --resultPath C:\Output\analyze.json \  --analyzerTraceLevel Warning \  --traceLevel Information

ガバナンス ポリシー

ガバナンス ポリシーは、ソリューションをパッケージ化してデプロイする前に満たす必要があるルールを定義します。通常は、次のような要因があります。

• コード品質基準
• 命名規則
• セキュリティ チェック
• パフォーマンスしきい値

ポリシー ファイルは、ワークフロー アナライザーのルールを設定する JSON ドキュメントです。できます：

• Studio でポリシーを作成する
• Orchestrator からエクスポートする
• ソリューション コードと一緒にバージョン管理する

CI/CD で分析結果を使用する

分析結果の JSON をパイプラインで解析すると、次のことができます。

• 重大な違反が見つかった場合はビルドに失敗する
• コンプライアンス レポートを生成する
• 運用環境へのデプロイのゲート

一般的なワークフロー

一般的な CI/CD パターンでは、パッケージ化前に復元と分析を組み合わせています。

# 1. Restore dependenciesuipcli solution restore C:\Solutions\MySolution \  --restoreFolder C:\Output\Dependencies \  --traceLevel Information# 2. Analyze against governance rulesuipcli solution analyze C:\Solutions\MySolution \  --governanceFilePath C:\Policies\production.json \  --resultPath C:\Output\analysis.json \  --analyzerTraceLevel Warning# 3. Check analysis results# 4. Continue to packaging...

これにより、検証済みでコンプライアンスに準拠したソリューションのみがパッケージ化およびデプロイに進みます。