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Autopilot の概要

最終更新日時 2024年12月12日

Autopilot for Everyone

概要

Autopilot for Everyone は、ビジネス ユーザーの日常業務を支援するために構築された UiPath の AI アシスタントです。次の機能があります。

  • 生成 AI - コンテンツの作成、データの分析、インサイトの生成を行います。
  • コンテキスト グラウンディング - コンテキスト グラウンディングのインデックスを検索してユーザーのクエリに回答します。
  • オートメーション - UiPath のオートメーションを推奨および実行します。
  • Clipboard AI - AI を活用したコピー/貼り付け操作を実行します。

制限事項

  • 以下の拡張子のファイルのみをアップロードできます。

    • CSV
    • JSON
    • TXT
    • PDF
    • PNG
    • JPG/JPEG
    • TIF/TIFF
  • Autopilot for Everyone では、Clipboard AI を使用して 1 回だけ表から貼り付けることができます。ただし、Clipboard AI のツールバーを起動すれば、引き続き Clipboard AI のすべての機能にアクセスできます。
  • Clipboard AI の機能は、Windows オペレーティング システムでのみ動作します。
  • オートメーションの説明やコンテキスト グラウンディングのインデックスが重複していたり曖昧だったりすると、Autopilot は意図しない操作を推奨または実行する可能性があります。

ユーザーの種類

組織管理者

Autopilot for Everyone を組織にデプロイおよび設定するために、管理者は Automation Cloud 内の専用のセクションを利用できます。ここで Autopilot for Everyone のインストールを管理したり、Autopilot の以下の機能を設定したりできます。

  • 開始プロンプト
  • コンテキスト グラウンディング
  • オートメーションのプロパティ
  • 詳細設定
Autopilot for Everyone の管理方法についてはこちらを、設定方法についてはこちらをご覧ください。

RPA 開発者

RPA 開発者は、Autopilot for Everyone 向けに最適化されたオートメーションを構築するために、UiPath が提供するテンプレートを使用できます。

Autopilot 関連のオートメーションの設計方法については、こちらをご覧ください。

ビジネス ユーザー

Autopilot for Everyone でプロンプトを実行して対話するには、ビジネス ユーザーは Assistant を起動する必要があります。定義済みのプロンプトから選択してチャットを開始するか、独自のクエリを入力します。

Autopilot for Everyone と対話する方法について詳しくは、こちらをご覧ください。

ユーザー ジャーニーの図

docs image

データ ソース

データ ソースは、ユーザーのクエリに回答するための関連するコンテキストを Autopilot for Everyone に提供します。特定のデータ ソースに対してクエリを実行するかどうかは、その説明に基づいて決定されます。クエリに回答するために、Autopilot は最大で 6 つのデータ ソースを相互参照できます。

Autopilot は、以下の既定のデータ ソースにアクセスできます。

  • Autopilot に関するよくある質問 (*)
  • Google (**)
  • Wikipedia (**)
(*) Autopilot に関するよくある質問は、Autopilot に関する情報を提供するために使用される、カスタマイズ可能なデータ ソースです。組織固有のニーズに合わせて編集できます。

(**) Autopilot for Everyone は、Google や Wikipedia を使用して、一般に公開されている情報を検索します。このような外部検索を停止するには、組織管理者がユーザーがアクセス可能なフォルダーから外部検索を削除するか、ビジネス ユーザーが Autopilot の設定 > [詳細設定] > [データ ソース] で外部検索を無効化する必要があります。

ツールセットのオートメーション

Autopilot for Everyone には、さまざまなニーズに対応したすぐに使用できるオートメーションのカタログが付属しています。Autopilot をインストールしてデプロイすると、業務上のよくある要望に応えるように設計された、一連の既定のオートメーションもデプロイされます。拡張機能を活用するには、UiPath Marketplace から追加のオートメーション ツールセットをダウンロードし、ソリューション管理にデプロイします。

既定のツールセット

既定のツールセットでは、Autopilot for Everyone のインストール時に以下のオートメーションがデプロイされます。

  • Autopilot

  • Autopilot Mac

  • Autopilot に関するよくある質問

  • Google

  • Wikipedia

Marketplace のツールセット

UiPath Marketplace では、さまざまなツールセットが以下のように関連するオートメーション別にグループ化されています。ニーズに最も適したツールセットをダウンロードして、ソリューション管理でデプロイできます。

ツールセット名

自動化

生産性

経費の自動追跡、ドキュメント処理、メールやカレンダー/予定表の管理、チームのコラボレーションの管理、UiPath 製品情報へのタイムリーなアクセスにより、日常業務の生産性を向上させます。

  • Get Location Details
  • Get Weather

  • Concur
  • DocuSign

  • ファイル
  • Google メール

  • Google の予定

  • OneNote

  • Outlook メール

  • Outlook のイベント

  • Outlook のタスク

  • PDF

  • Slack

  • Teams

  • Zoom

  • UiPath 製品ドキュメント

  • Generate AI Image

Product and Engineering

ソフトウェアの開発と IT サービスの管理を強化します。

  • Confluence
  • GitHub
  • Jira
  • ServiceNow

営業

営業プロセスと顧客関係管理を強化します。

  • Salesforce
  • ZoomInfo

ローカライズ

Autopilot は、言語の設定に関係なく、UiPath がサポートするあらゆる言語を理解し、その言語で回答できます。また、ユーザー プロンプトと同じ言語で回答します。カスタム開始プロンプト、オートメーション、管理設定はローカライズできません。

言語を変更するには、次のいずれかを行います。

  • [Assistant] > [設定] > [全般] の設定メニューから変更する
  • プロンプトを使用言語で入力する

オートメーション カードのリアルタイム翻訳は、カードが表示されてから翻訳が完了するまでに多少時間がかかる場合があります。

前提条件

Autopilot for Everyone にアクセスするには、次の前提条件を満たしていることを確認してください。

  • UiPath Assistant および Robot バージョン 2024.10.5 以降の Enterprise Edition がマシンにインストールされている
  • Robot がユーザー モードでインストールされている
  • サービス URL を使用して Assistant にサインインしている
  • Automation Cloud™ のテナントにサードパーティの AI モデルと Anthropic モデルを有効化するための Automation Ops ポリシーがある
  • Enterprise プランを利用しており、有人オートメーションを実行できるユーザー ライセンス (Automation Developer、Citizen Developer、Automation Express、Attended User など) を持っている
  • お使いのテナントで Document Understanding サービスが有効化されている
  • Autopilot for Everyone が Automation Cloud™ のテナントにインストールされている
  • テナント内の Autopilot フォルダーにアクセスできる
  • アカウントで個人用ワークスペースが有効化されている
  • 組織に対してユーザー ライセンス管理が有効化されている

ロールと権限

Autopilot for Everyone を使用するには、次のロールと権限が必要です。

ライセンスとポリシー

Autopilot for Everyone にアクセスするには、次の条件を満たす必要があります。

  • Automation Cloud™ の Enterprise プランを使用している
  • 有効なユーザー ライセンス (Attended、Automation Developer、RPA Developer、Citizen Developer、または Automation Express) を持っている

Autopilot for Everyone ウィジェットは既定で表示されます。組織でこれを無効化するには、独自の Automation Ops のポリシーを適用します。

相互運用性マトリクス

Autopilot for Everyone を実行するには Assistant が必要です。また、コピー/貼り付け機能には Clipboard AI を使用します。次の相互運用性の表は、スタンドアロンの Assistant の各バージョンの動作バージョンをまとめたものです。

製品バージョン

Assistant 2024.10.5

Autopilot for Everyone 2024.10.7

利用可能

製品バージョン

Clipboard AI 2024.10.5

Autopilot for Everyone 2024.10.7

利用可能

Clipboard AI Enterprise バージョン

Autopilot for Everyone をインストールすると、Clipboard AI の最新の Enterprise バージョンがインストールされます。

Autopilot のチャット エクスペリエンス内の Clipboard AI を使用して、選択したアプリケーションに表を簡単に貼り付けることができます。Clipboard AI を使用して表を貼り付ける方法については、こちらをご覧ください。

Clipboard AI の拡張機能を利用するには、Clipboard AI のツールバーにアクセスする必要があります。
  • 表の下の [Paste in] オプション:

    • マッパーで貼り付け

    • Clipboard AI に送信

  • Assistant のスタート パッドのタイル - Clipboard AI のツールバーが開きます。

詳しくは、Clipboard AI のドキュメントをご覧ください。

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