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Autopilot の概要

最終更新日時 2024年12月12日

Autopilot 関連のオートメーションを設計する

このページはオートメーション開発者を対象としています。このページでは、Autopilot に最適化されたオートメーションを構築するためのベスト プラクティスを紹介します。

Autopilot は、ユーザーのクエリに基づいてオートメーションを推奨して実行できます。また、引数の値を推論してオートメーションの設定に役立てます。こうした理由から、すぐに使えるオートメーションには、Autopilot の機能を使いやすくするための追加の設定やベスト プラクティスがあります。

デザインのベスト プラクティス

後から Autopilot for Everyone で利用できるオートメーションを構築するには、以下のベスト プラクティスをお勧めします。

プロジェクトのベスト プラクティス

  • Autopilot が macOS でオートメーションを使用できるようにするには、クロスプラットフォーム対応のオートメーション プロジェクトを構築します。
  • オートメーションはそれぞれ 1 つのタスクに絞ります。たとえば、1 つのシーケンスでは 1 個から 5 個のアクティビティを使用します。

入力引数のベスト プラクティス

  • 分かりやすい引数名と命名規則 (Camelcase (キャメルケース) 形式など) を使用します。
  • オートメーションを正常に実行するために一部の引数が必須である場合は、設計時にその引数を必須として設定します。
  • 次のデータ型のみを使用します。
    • String - フリー テキスト フィールドとして表示されます。
    • Int32 - 整数値ピッカーとして表示されます。
    • Double - 整数値または小数値のピッカーとして表示されます。
    • Boolean - True/False のドロップダウン メニューとして表示されます。
    • DateTime - 日付時刻ピッカーとして表示されます。

出力引数のベスト プラクティス

  • 分かりやすい引数名と命名規則 (Camelcase (キャメルケース) 形式など) を使用します。
  • 次の出力引数のみを使用します。
    • ResultMessage - 次のいずれかになります。
      • 文字列のメッセージ。これはユーザーに表示されます。通常は操作の結果が格納されます。
      • JSON またはデータ テーブル オブジェクトの文字列のシリアル化。
        重要: Autopilot は、単一レベルの JSON オブジェクト、またはフラットなデータ テーブルを理解できます。
    • output_html - Autopilot がレンダリングに使用する HTML 文字列です。この出力を使用すると、Autopilot は HTML を iFrame でレンダリングします。オートメーションを回答前のオートメーションとして設定しないでください。

例外処理のベスト プラクティス

  • ビジネス ルール例外とカスタム エラー メッセージを使用して既知のエラーを処理し、完全なスタック トレースが Autopilot に送信されないようにします。

注:

Autopilot で既存のオートメーションを使用するには、前述の設計上の考慮事項に準拠していることを確認してください。

Autopilot のオートメーションのプロパティ

Autopilot は、入力した説明にのみ基づいてオートメーションを推奨します。Autopilot で正しいオートメーションが提案されるようにするには、オートメーションごとに異なる説明を設定し、重複を最小限に抑えてください。また、Autopilot はオートメーションに必要な引数の値を推論できるため、プロセスが簡素化され、ユーザーがすべての詳細を理解する必要もなくなります。設定時に、明確な引数を指定するようにしてください。オートメーションを実行すると、Autopilot は会話から引数の値を推論するか、追加の詳細の入力を求めます。

一連のメタデータ プロパティは、Autopilot が次のようなさまざまな側面を理解するのに役立ちます。

  • オートメーションの処理内容

  • オートメーション カードの表示方法

  • 引数の値の推論方法

  • オートメーションの実行方法

  • オートメーションの実行前に必要なコンテキスト

オートメーションのプロパティの設定方法について詳しくは、こちらをご覧ください。

大量のデータを返すオートメーション

Autopilot のチャット セッションで利用できる情報の量には限りがあります。したがって、取得タスクのようなデータ量の多いオートメーションを構築する場合は、関連するデータのみを返すようにしてください。

このためには、以下の点を考慮してください。

  • フィルター処理のためにオートメーションに引数を含めます。たとえば、Outlook からイベントを取得する場合、引数を追加して件名または出席者で結果をフィルター処理できるようにします。

  • 次の 2 つのオートメーションを作成します。

    • 限られた詳細が含まれるオブジェクトを複数返す 1 つのオートメーション

    • 1 つのオブジェクトに対して広範な詳細を返す 1 つのオートメーション

Autopilot for Everyone の Studio テンプレート

UiPath が提供するテンプレートには、設計固有のいくつかの推奨事項がすでに適用されています。テンプレートを使用するには、UiPath Marketplace > [Studio] > [Templates] ページからテンプレートにアクセスします。

オートメーションを設計したら、必ず以下を実行してください。

  1. Autopilot がインストールされているテナントにパッケージをパブリッシュします。

  2. 対応するプロセスを作成し、必要なユーザーがアクセスできるフォルダーにデプロイします。

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