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StudioX ユーザー ガイド
チュートリアル: UI 操作を自動化する
linkこの例では、次の各タスクのオートメーションを作成します。
- Excel ファイルから値をコピーします。
- デスクトップ アプリケーションの特定のフィールドに値を貼り付けます。
- デスクトップ アプリケーションからトランザクション番号をコピーします。
- Excel ファイルのセルに値を貼り付けます。
- デスクトップ アプリケーションのボタンをクリックしてデータを送信します。
- アプリケーションから取得したトランザクション番号とアカウント番号が記述された確認メッセージを表示します。
プロジェクトを作成したら、まずは使用する Excel ファイルを指定する [Excel ファイルを使用] アクティビティを追加します。次に、アプリケーションを操作するアクティビティを収める [アプリケーション/ブラウザーを使用] を追加します。最後に、確認メッセージを表示する [メッセージ ボックス] アクティビティを追加します。
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手順 1: プロジェクトを設定し、必要なファイルをダウンロードする
- 既定の設定を使用して新しい空のプロジェクトを作成します。
- このチュートリアルでは、ページ下部にあるボタンをクリックして、オートメーション プロジェクトを収めたアーカイブをダウンロードして展開します。ファイル Transaction.xlsx をプロジェクト フォルダーにコピーし、ファイル DoubleUI.exe をダブルクリックして DoubleUI アプリケーションを開きます。
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手順 2: Excel ファイルをプロジェクトに追加する
- [アクティビティ] パネルで [リソース] タブを選択し、[Excel ファイルを使用] をダブルクリックします。[Excel ファイルを使用] アクティビティがデザイナー パネルに追加されます。
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[Excel ファイルを使用] アクティビティで次の操作を行います。
- [Excel ファイルを参照] フィールドの右側にある [参照]
アイコンをクリックし、ファイル Transaction.xlsx を参照して選択します。
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[参照名] フィールドに「
MyExcel
」と入力します。これで、このプロジェクトでは名前を MyExcel としたファイル Transaction.xlsx を操作対象として指定したことになります。
- [Excel ファイルを参照] フィールドの右側にある [参照]
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手順 3: アプリケーションとそのアプリケーション内で実行するアクティビティを追加する
- [アクティビティ] パネルで [リソース] タブを選択し、[アプリケーション/ブラウザーを使用] アクティビティをドラッグして、[Excel ファイルを使用] アクティビティ内にドロップします。[アプリケーション/ブラウザーを使用] アクティビティがデザイナー パネルに追加されます。
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[アプリケーション/ブラウザーを使用] アクティビティで、[アプリケーションを指定] をクリックして、マウス ポインターを DoubleUI アプリケーションの上に移動します。ウィンドウが強調表示されるので、DoubleUI の任意の場所をクリックします。
[アプリケーション/ブラウザーを使用] アクティビティが更新され、ウィンドウのスクリーンショットがアクティビティに表示されます。
- [アクティビティ] パネルで [リソース] タブを選択し、[文字を入力] アクティビティをドラッグして [アプリケーション/ブラウザーを使用] アクティビティ内にドロップします。[文字を入力] アクティビティが [アプリケーション/ブラウザーを使用] アクティビティに追加されます。
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[文字を入力] アクティビティで次の操作を行います。
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[画面上でターゲットを指定] をクリックし、DoubleUI.exe アプリケーションの [Cash In] フィールドにマウス ポインターを移動します。フィールドが強調表示されたらクリックします。テキスト フィールドがターゲットとして、フィールドの横の [Cash In] ラベルがアンカーとして識別されます。[選択オプション] ウィンドウの [確認] をクリックして選択内容を保存します。ターゲットとアンカーの画像が [文字を入力] アクティビティに表示されます。
これで、DoubleUI.exe アプリケーションの [Cash In] フィールドに文字を入力するように指定したことになります。
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[以下を入力] フィールドの右側にあるプラス記号
をクリックし、[MyExcel] > [Excel 内で示す] を選択します。Excel ファイルで B1 セル ([Cash In] の値) を選択し、Excel のリボンの [UiPath] タブで [Confirm (確定)] をクリックします。[以下を入力] フィールドに選択内容が「[MyExcel] Sheet1!B1」として表示されます。
これで、Excel ファイルから入金の額を DoubleUI.exe アプリケーションの [Cash In] フィールドにコピーするように指定したことになります。
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- ステップ 3 ~ 4 を 2 回以上繰り返し、Excel ファイルのセル B2 から自行払い小切手の額、セル B3 から他行払い小切手の額を DoubleUI アプリケーションのそれぞれ対応するフィールドにコピーする [文字を入力] アクティビティを追加します。
- [アクティビティ] パネルで [リソース] タブを選択し、[テキストを取得] アクティビティをドラッグして、[アプリケーション/ブラウザーを使用] アクティビティ内の最後の [文字を入力] アクティビティの後にドロップします。[テキストを取得] アクティビティが [アプリケーション/ブラウザーを使用] アクティビティに追加されます。
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[テキストを取得] アクティビティで、次の操作を行います。
- [画面上でターゲットを指定] をクリックし、DoubleUI.exe アプリケーションの [Transaction #] の値にマウス ポインターを移動します。値が強調表示されたらクリックします。[Transaction #] の値がターゲットとして、値の横のラベルがアンカーとして識別されます。[選択オプション] ウィンドウの [確認] をクリックして選択内容を保存します。ターゲットとアンカーの画像が [テキストを取得] アクティビティに表示されます。
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[保存先] フィールドの右側にあるプラス記号
をクリックし、[MyExcel] > [Excel 内で示す] を選択します。Excel ファイルで B4 セル ([Transaction #] の値) を選択し、Excel のリボンの [UiPath] タブで [Confirm (確定)] をクリックします。[保存先] フィールドに選択内容が「[MyExcel] Sheet1!B4」として表示されます。
これで、DoubleUI.exe アプリケーションの [Transaction #] の値を Excel ファイルの Sheet1 の B4 セルにコピーするように指定したことになります。
- [アクティビティ] パネルで [リソース] タブを選択し、[クリック] アクティビティをドラッグして、[アプリケーション/ブラウザーを使用] アクティビティ内の最後の [テキストを取得] アクティビティの後にドロップします。[クリック] アクティビティが [アプリケーション/ブラウザーを使用] アクティビティに追加されます。
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[クリック] アクティビティで [画面上でターゲットを指定] をクリックし、DoubleUI.exe アプリケーションの [Accept] ボタンにマウス ポインターを移動します。ボタンが強調表示されたらクリックします。[Accept] ボタンがターゲットとして、[Cancel] ボタンがアンカーとして識別されます。[選択オプション] ウィンドウの [確認] をクリックして選択内容を保存します。ターゲットとアンカーの画像が [クリック] アクティビティに表示されます。
これで、DoubleUI.exe アプリケーションの [Accept] ボタンをクリックするように指定したことになります。
- [アクティビティ] パネルで [リソース] タブを選択し、[テキストを取得] アクティビティをドラッグして、[アプリケーション/ブラウザーを使用] アクティビティ内の [クリック] アクティビティの後にドロップします。[テキストを取得] アクティビティが [アプリケーション/ブラウザーを使用] アクティビティに追加されます。
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[テキストを取得] アクティビティで、次の操作を行います。
- [画面上でターゲットを指定] をクリックし、DoubleUI.exe アプリケーションの [Account #] の値にマウス ポインターを移動します。値が強調表示されたらクリックします。[Account #] の値がターゲットとして、値の横のラベルがアンカーとして識別されます。[選択オプション] ウィンドウの [確認] をクリックして選択内容を保存します。ターゲットとアンカーの画像が [テキストを取得] アクティビティに表示されます。
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[保存先] フィールドの右側にあるプラス記号
をクリックし、[後で使用するために保存] を選択します。値の名前として
Account #
を入力し、[OK] をクリックします。これで、[Account #] の値を DoubleUI.exe アプリケーションからコピーし、プロジェクトの後工程で使用できるように、その値を Account # という名前で保存するように指定したことになります。
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手順 4: メッセージ ボックス アクティビティを追加して作成する
- [アクティビティ] パネルで [共通] タブを選択し、[メッセージ ボックス] アクティビティをドラッグして、[Excel ファイルを使用] アクティビティ内の [アプリケーション/ブラウザーを使用] アクティビティの後にドロップします。
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[メッセージ ボックス] アクティビティで、右側のプラス記号
をクリックして [テキスト] を選択します。[テキスト ビルダー] ウィンドウが表示されます。
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ここでは、次のようなテキストを追加して表示します。「Transaction # 123 has been processed for account # 456」このためには、次の手順に従います。
- 「Transaction #」と入力します。
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ウィンドウの右側にあるプラス記号
をクリックし、[MyExcel] > [Excel 内で示す] を選択します。Excel ファイルで B4 セル ([Transaction #] の値) を選択し、Excel のリボンの [UiPath] タブで [Confirm (確定)] をクリックします。これで、Excel ファイルからトランザクション番号の値を追加しました。
「Transaction #MyExcel Sheet1!B4
」と表示されます。 - 「has been processed for account #」と入力します。
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ウィンドウの右側にあるプラス記号
をクリックし、[MyExcel] > [保存された値を使用] > [Account #]を選択します。これで、後で使用できるように以前に保存したアカウント番号の値を追加しました。
次のテキストが表示されます。
- テキスト ビルダーで [保存] をクリックします。
- StudioX のリボンで [保存] をクリックしてオートメーションを保存し、[実行] をクリックしてオートメーションを実行します。
Excel ファイルから値がコピーされ、DoubleUI アプリケーションに入力されます。また、DoubleUI アプリケーションの Transaction # が Excel ファイルにコピーされ、メッセージ ボックスの最後にトランザクション番号とアカウント番号が表示されます。