- リリース ノート

リリース ノート
2025 年 7 月
link2025 年 7 月 31 日
linkビルド番号: 2025.0.172
新着情報
クロスプラットフォーム プロジェクトのデザイン エクスペリエンスの向上
オートメーションの速度、わかりやすさ、操作性を向上させるために構築された、クロスプラットフォーム プロジェクト用の新しいデザイン エクスペリエンスを導入しました。シーケンスの編集、デバッグ、チーム メンバーとのコラボレーションのいずれを行う場合でも、これらの機能強化によって、よりスムーズで直感的なワークフロー エクスペリエンスが実現します。
デザイナー パネルの新機能は次のとおりです。
スリムなアクティビティ カード
アクティビティ カードがコンパクトになり、効率化されました。これにより、特に大規模なワークフローにおいて、一度に確認できるワークフローの内容が増えます。
アクティビティのすべてのプロパティが [プロパティ] パネルに表示されるようになり、ビューを変更する必要がなくなりました。アクティビティを選択するだけで、そのすべてのプロパティに一元的にアクセスできます。
行番号
各行に専用の行番号が表示され、ワークフローを簡単に移動、確認、デバッグできるようになりました。
行番号の左側をクリックして、ブレークポイントを直接切り替え、無効化、削除できます。他のコンテキスト メニューやパネルを開くことなく、素早く効率的にデバッグできます。
シーケンス、ループ、Try/Catch ブロックなどのロジック ブロックを 1 クリックで展開または折りたたむことができます。
選択しているアクティビティ カードがわかりやすく強調表示され、常に [プロパティ] パネルと同期されます。
アクティビティやケースの追加が容易に
明確な視覚的な手掛かりにより、新しいアクティビティやケースが、他のアクティビティ間、ステップ間、分岐内など、どこに追加されたかが正確にわかるようになりました。
刷新されたユーザー インターフェイス
Studio のユーザー インターフェイスにも、UiPath の新しいビジュアル アイデンティティに合わせた更新をいくつか行いました。
データ マッピング エディターの導入
Git プロジェクトをクリーンに保つための新しいツール
.gitignore
ファイルを自動生成するオプションを追加しました。このファイルによってローカル キャッシュ フォルダーを除外し、環境固有のデータやマシン固有のデータが誤ってコミットされるのを防ぎます。組み込みの .gitignore
ファイルでは、既定でベスト プラクティスが適用されます。そのため特に、外部の Git ツールを使用していて、これらのフォルダーが自動的にフィルター処理されない場合に便利です。詳しくは、「プロジェクトを GIT に追加する」をご覧ください。
TargetInvocationException
をはじめとする実行時エラーなど) を修正することです。
Studio でのテナントの切り替え
プロジェクト テンプレートのガバナンス
ガバナンス ポリシーを使用して、どのプロジェクト テンプレートを Studio に表示するかを制御できるようになりました。詳しくは、「ガバナンス」をご覧ください。
改良点
Orchestrator フォルダー内の検索
注釈の改良
フローチャートや長期実行のワークフローで注釈を編集する際に、デザイナー キャンバスで注釈を再配置できるようになりました。さらに、入力時に注釈のサイズが動的に変更されるため、読みやすさが向上します。
[参照を検索] パネルの改良
Studio for Citizen Developers
今回のリリースから、StudioX は Studio for Citizen Developers になりました。名前は変わりましたが、市民開発者がアプリケーションを自動化するのに役立つプラットフォームである点は同じです。
エクスペリエンスに変更はないので、既存のプロジェクトで作業を続けることも、新しいプロジェクトを作成することも、以前と同じように可能です。
その他の改良点
- 変数を選択するウィンドウで、必要なデータ型に一致する変数とプロパティが優先的に表示されるようになりました。
- [パン モード]、[ズームをリセット]、[拡大] のドロップダウンと、[画面に合わせて表示]、[概要] のナビゲーション ボタンがデザイナー パネルのフローティング ウィンドウにまとめられました。
- どのアクティビティを [アクティビティ] パネルに非表示にするかを、ガバナンス ポリシーを使用して制御できるようになりました。
- [エラー リスト] パネルの名称を [エラー] に変更しました。
- Studio の Backstage ビューから、製品のライセンスに関するドキュメントに直接移動できるようになりました。これにより、現在のライセンスや、他のプランに含まれる内容に関する情報に素早くアクセスできるようになりました。
- アクティビティ パッケージをインストールする際に [ライセンスへの同意] ウィンドウが表示されなくなります。(未完了)
- Backstage の [ヘルプ] タブの [情報をコピー] ボタンを選択したときに、ご使用のライセンス プランが表示されるようになりました。
- [変数を使用] ウィンドウのアイコン、ツールチップ、UI 要素を改良しました。
- Studio でプロジェクト ファイルを開くときに、読み込み中のアニメーションが表示されるようになりました。
バグ修正
- 一部の Windows プロジェクトで、[条件分岐 (if)] アクティビティの [Then] セクション内のアクティビティを右クリックしたときに、特定のコンテキスト メニュー オプションが利用できていませんでした。
- キーボード ショートカット F9 を使用してブレークポイントを削除しようとしたときに、期待どおりに動作していませんでした。
- 一部のプロジェクトで [代入] アクティビティを使用すると、「BC30451: 'Newtonsoft' is not declared. It may be inaccessible due to its protection level. Variable 'Newtonsoft' is missing. Please use Data Manager to recreate it. (BC30451: 'Newtonsoft' は宣言されていません。保護レベルのためにアクセスできない可能性があります。変数 'Newtonsoft' が見つかりません。データ マネージャーを使用して再度作成してください。)」という検証エラーが発生していました。
- Orchestrator のフォルダーに 1,000 個を超えるアセットが含まれていると、[Microsoft 365 スコープ] アクティビティでコネクション アセットのリストを参照できませんでした。
- ガバナンス パラメーター HideGettingStartedScreen を
true
に設定しても、Studio のウェルカム画面が無効化されていませんでした。 - 一部のリモート Git リポジトリをオンプレミスの Azure DevOps Server から複製する際に、「LibGit2Sharp.LibGit2SharpException: remote authentication required but no callback set (LibGit2Sharp.LibGit2SharpException: リモート認証が必要ですが、コールバックが設定されていません)」というエラーが発生していました。
- データ マネージャーで変数の注釈を編集する際に Delete キーを使用すると、変数が削除されていました。
- 一部のプロジェクトをパブリッシュする際に、「CS0234: 型または名前空間 'Ui' が名前空間に存在しません」というエラーが発生していました。
- 多数のアクティビティで構成されるシーケンスを含む一部のプロジェクトをパブリッシュする際に、「CS0204: Only 65534 locals, including those generated by the compiler, are allowed (CS0204: コンパイラーによって生成されたローカルを含む、65534 個のローカルのみが許可されます)」というエラーが発生していました。
- 一部のプロジェクトで、フォーカスを別のアプリケーションに切り替えてから Studio に戻ると、Studio が応答しなくなっていました。
- 一部のプロジェクトで、フォーカスを他のパネルに切り替えたときに、アクティビティで編集したテキストが保存されていませんでした。
- Robotic Enterprise Framework プロジェクト テンプレートから作成された一部のプロジェクトで、グローバル変数が期待どおりに動作していませんでした。
- 一部のプロジェクトで、アクティビティのオプション [本文 (HTML)] で使用されるリッチ テキスト作成ツールが期待どおりに動作していませんでした。
- 一部の StudioX プロジェクトで、変数を作成する際に予期しないエラーが発生していました。
- インポートした UI ライブラリのオブジェクト リポジトリの要素を、ダブルクリックして編集できます。
削除された機能
ST-DBP-026 - [待機] アクティビティの使用のワークフロー アナライザーのルールは利用できなくなりました。このバージョンの Studio でパブリッシュしたプロジェクトを古いバージョンのロボットで実行した場合、[待機] アクティビティは一時停止して再開しないことに注意してください。