- リリース ノート

リリース ノート
ビルド番号: 2025.0.161
新着情報
長期実行のワークフローの導入
新しい種類のプロジェクトとして長期実行ワークフローが Studio に導入され、BPMN (Business Process Model and Notation) の概念を使用して複雑な業務プロセスをモデル化し自動化できるようになりました。
長期実行のワークフローでは、UI、API、および AI を活用した機能を利用しながら、自動化されたタスク、人間のタスク、および判断ベースのタスクを統合した複雑なワークフローを含む業務プロセスを作成できます。
長期実行のワークフローには、新しいデザイナーと専用のアクティビティ (タスク、イベント、ゲートウェイなど) が備わっています。
長期実行のオートメーションを作成および構成する方法について詳しくは、『Studio ガイド』の「長期実行のワークフロー」をご覧ください。
長期実行のワークフローで使用できる専用のアクティビティについて詳しくは、「ワークフローに関するアクティビティ」ガイドで Flowchart Builder のアクティビティをご覧ください。
[パッケージを管理] の Integration Service のコネクタ
Integration Service のコネクタを [パッケージを管理] ウィンドウから直接参照、追加、削除できるようになり、サードパーティ アプリケーションの発見や利用が簡単になりました。詳しくは、「コネクタを管理する」をご覧ください。
新しいパネルの表示/非表示機能
パネルの表示/非表示機能を使用して、特定のパネルまたはパネルのグループを表示または非表示にして、ワークスペースのレイアウトをカスタマイズできます。この機能は、画面スペースを最適化して、プロジェクトに関連するパネルのみに注目できます。
パネルを表示または非表示にするには、タイトル バーに移動し、希望する設定を選択します。または、以下のキーボード ショートカットを使用することもできます。
- Ctrl + B - 左パネルの表示/非表示を切り替えます。
- Ctrl + ' - 下部パネルの表示/非表示を切り替えます。
- Ctrl + Alt + B - 右パネルの表示/非表示を切り替えます。
- Ctrl + Alt + Z - すべてのパネルの表示/非表示を切り替えます。
改良点
[式エディター] 内での折り返し
[式エディター] に折り返し機能が追加され、長い式が自動的に次の行に折り返され、表示領域外にはみ出ることがなくなりました。これにより、複雑な式を、水平方向にスクロールすることなく簡単に表示および編集できます。
この機能は既定で有効化されていますが、折り返し ボタンから無効化できます。
.NET Framework の要件の更新
2025 年 3 月 12 日追記: .NET Framework の最小要件が 4.6.1 から 4.7.2 に更新されました。
その他の改良点
- 日時セレクターを使用するアクティビティのフィールドでは、日付と時刻をローカル時刻または UTC を基準とした相対時刻として表示できます。
- [フィードバックを送る] ウィンドウにメール アドレスを入力できるようになり、製品チームがユーザーに連絡してフィードバックの詳細を確認できるようになりました。
バグ修正
- 文字列内で特殊文字の引用符
"
(0x201C) を使用すると、実行時に Windows プロジェクトで JIT コンパイル エラーが発生していました。 - フローチャート ワークフローで、コンテキスト メニューの [画像としてエクスポート] オプションが期待どおりに動作しませんでした。
- 依存関係として追加されたライブラリ内の引数の名前を変更してライブラリを再パブリッシュした場合、ライブラリのバージョンを更新すると、カスタム アクティビティが期待どおりに表示されませんでした。
- 一部のプロジェクトで、フローチャート アクティビティ間の接続が表示されませんでした。
- [新しいテンプレート] ウィンドウのドロップダウン メニュー [プロジェクトの種類] がキーボードでアクセスできず、フォーカス時にスクリーン リーダーによって読み上げられませんでした。
- インターネットに接続されていないマシンでプロジェクトを作成したり開いたりすると、予想より速度が低下していました。
- 追記 (2025 年 3 月 27 日): 大量のテスト ケースを含む一部のプロジェクトをデバッグする際に、「ドキュメントのサイズがデータベースの制限を超えています。」というエラーが発生していました。プロジェクトのデータベース サイズを縮小し、エラーが発生するリスクを最小限に抑えるため、
TargetImageBase64,
、ImageBase64
、IconBase64
などのアクティビティ プロパティがプロジェクトのデータベースに保存されなくなりました。この修正により以下の改善が実現します。- 実行の安定性の向上 - 以前は、この問題の影響を受けるプロジェクトをデバッグすると、実行がフリーズする可能性がありました。
- パブリッシュ プロセスの強化 – この問題の影響を受けるプロジェクトが、「このプロジェクトにはワークフロー アナライザーにより検出されたエラーがあるため、パブリッシュできません。チームにより許可されているグローバル レベルのパブリッシュ設定をご確認ください。」というエラーでパブリッシュに失敗することがありました。
- ワークフロー アナライザーの結果の改良 - 影響を受けるプロジェクトを分析すると、「エラー: ワークフロー アナライザー エラー - 解析されたワークフロー ドキュメントのサイズがデータベースの制限を超えています。ワークフローを小さく分割してください。」というエラーがトリガーされる可能性がありました。