アクティビティのプロジェクトの構造を理解する

Visual Studio 用の UiPath アクティビティ テンプレートは、カスタム アクティビティを作成するための開始点となります。このテンプレートに基づいてアクティビティを作成し、ニーズに合わせて変更します。このテンプレートは、UiPath Studio で完全に機能するアクティビティに必要なすべての構成要素を含む ActivityTemplate という名前のアクティビティ スキャフォールディング (骨組みの生成) を実行します。

このテンプレートに基づくアクティビティ ソリューションには、次の 3 つのプロジェクトが含まれます。

• UiPath.Activities.Template - このプロジェクトには、アクティビティのロジック、デザイン、メタデータが含まれています。このプロジェクトには、次のものが含まれます。
  • ActivityTemplate.cs - アクティビティのロジックのコード ファイルです。public void ExecuteInternal() 関数の本体にコードを追加します。
  • ViewModels - アクティビティのデザインを定義するファイルを含むフォルダーです。ViewModel とは、UiPath アクティビティが Studio での表示方法 (表示するプロパティや受け入れる入力など) を記述するために使用する概念です。すべての ViewModel ファイルをこのフォルダーに配置すると、より簡単に追跡ができます。
    ViewModelを使用すると、アクティビティの UI は記述的な方法で生成されます。Studio に表示される UI 要素は、プロパティの選択された入力の種類に基づいて決定されます。たとえば、入力の種類boolプロパティではオン/オフのトグルが表示され、enumプロパティではドロップダウン メニューが表示されます。詳細については、「 アクティビティ コードの記述」を参照してください。
  • Resources フォルダー - アクティビティで使用されるリソースである、アイコン、アクティビティのメタデータ、アクティビティで使用されるローカライズされた文字列 (アクティビティ名、説明、プロパティ ラベル、ツールチップなど) を格納する RESX ファイルなどです。
• UiPath.Activities.Template.Packaging - このプロジェクトは、ソリューションが構築されるたびにアクティビティの NuGet パッケージを作成します。詳細については、「 ソリューションをビルドし NuGet パッケージを作成する」を参照してください。
• UiPath.Activities.Template.Tests - 単体テストとワークフロー テストを含むテスト プロジェクトです。詳細については、「 アクティビティをテストする」をご覧ください。