- リリース ノート
- 基本情報
- インストールとアップグレード
- アクセスと権限
- Insights を操作する
- トラブルシューティング
インストール
- Insights のハードウェアおよびソフトウェアの要件を満たしていることを確認します。
- バージョン 10 以降の IIS を有効化します。
バージョン 10 以降の IIS を有効化するには、[コントロール パネル] > [プログラム] > [Windows 機能の有効化または無効化] > [設定] に移動します。
次の Web サーバー (IIS) モジュールを有効化します。- Web サーバー
- HTTP 共通機能
- 既定のドキュメント
- ディレクトリの参照
- HTTP エラー
- 既定のドキュメント
- 静的なコンテンツ
- 健全性と診断
- HTTP ログ
- パフォーマンス
- 静的なコンテンツ
- セキュリティ
- 要求フィルター
- HTTP 共通機能
- 管理ツール
- IIS 管理コンソール
- Web サーバー
- .NET ホスティング バンドルのバージョン 3.1.17 以降をダウンロードしてインストールします。
- こちらから .NET ホスティング バンドルをダウンロードします。
- コマンド プロンプトで
net stop was /y
を実行し、次にnet start w3svc
を実行します。
- Orchestrator をインストールし、Insights の機能を有効化します。 Orchestrator からインストール アクセス トークンを取得する必要があります。
重要:• Insights SQL Server の構成時にデータベース所有者のロールを追加するには
db_owner
ロールが必要であるため、必ずこのロールを選択してください。• Orchestrator と Insights の両方のバージョンが一致している必要があります。たとえば、v2021.10.1 の Orchestrator を実行する場合は同じバージョンの Insights を実行する必要があります。こうすることで、これらの 2 つの UiPath 製品間で適切な通信が確立されます。
- SSL 証明書を使用して、サーバーで HTTPS を有効化します。この手順は、Orchestrator の手順と似ています。詳しくは、「証明書を使用して HTTPS プロトコルを有効化する」をご覧ください。
- DNS で自己署名証明書を取得し、
certlm.msc
にインポートします。
- 次のコマンドを実行します。
$cert = New-SelfSignedCertificate -certstorelocation cert:\localmachine\my -dnsname <your-dns-name> -KeySpec KeyExchange $pwd = ConvertTo-SecureString -String '<your-password>' -Force -AsPlainText $path = 'cert:\localMachine\my\' + $cert.thumbprint Export-PfxCertificate -cert $path -FilePath <path-to-save>\cert.pfx -Password $pwd
$cert = New-SelfSignedCertificate -certstorelocation cert:\localmachine\my -dnsname <your-dns-name> -KeySpec KeyExchange $pwd = ConvertTo-SecureString -String '<your-password>' -Force -AsPlainText $path = 'cert:\localMachine\my\' + $cert.thumbprint Export-PfxCertificate -cert $path -FilePath <path-to-save>\cert.pfx -Password $pwd注: コマンドの値は以下のように置換してください。<your-dns-name>
をサーバーまたは仮想マシンの DNS 名で置換します。<your-password>
を証明書の暗号化に使用するパスワードで置換します。<path-to-save>
を、.pfx
形式でエクスポートした証明書を保存する場所で置換します。
- 証明書マネージャーを使用して、Personal と Trusted の両方に証明書を手動でインストールします。
重要: 自己署名証明書ではなく、認証機関に提出された SAN SSL 証明書の使用をお勧めします。
- 自己署名証明書 (および自身の証明機関の証明書) は、Insights マシンの信頼されたルートと個人証明書ストアの両方にインストールする必要があります。また、証明書はエクスポート可能としてマークする必要があります。
- 認証機関に提出された証明書は、信頼されたルートにのみインストールする必要があります。
自己署名証明書を使用している場合、Firefox または Edge から Insights にアクセスすると問題が発生する可能性があります。Internet Explorer のサポートは、v2021.4 以降の Insights では利用できなくなりました。
- DNS で自己署名証明書を取得し、
- Insights のホスト名を指定する際は、DNS 内で解決できるホスト名であることを確認してください。
- Insights をインストールするサーバーが、Orchestrator がインストールされているサーバーと通信可能で、その逆も同様であることを確認してください。
- ローカル マシンまたはクラウドでホストされた仮想マシンを使用している場合、Windows オペレーティング システムでの入れ子になった仮想化をサポートしている必要があります。
- TLS 1.1 または 1.2 を使用してください。
- 次のポートが開いており、アクセス可能であることを確認します:
543
(既定)、9999
、19999
。次の各ポートに対する受信ポート ルールを作成し、開きます:543
、9999
、19999
。
- ポート
543
- ポート
9999
- ポート
19999
- ポート
- お使いの環境に基づいた方法で Docker をインストールします。
Windows Server 2019 用 Docker をインストールします。
- PowerShell を使用して次の変数を作成します。
$TMP_WORKDIR="c:\docker"
$TMP_WORKDIR="c:\docker" - PowerShell を使用して次のディレクトリを作成します。
New-Item $TMP_WORKDIR -ItemType Directory -force
New-Item $TMP_WORKDIR -ItemType Directory -force - Windows の機能 (Hyper-V およびコンテナー) を有効化します。そのためには、以下の手順に従ってください。
- [コントロール パネル] > [プログラム] に移動します。
- [Windows 機能の有効化または無効化] をクリックします。
- [サーバーのロール] タブで [Hyper-V] の横のチェックボックスを、[機能] タブで [コンテナー] の横のチェックボックスをオンにします。
- 必要に応じて、サーバーを再起動します。
- PowerShell を使用して Docker をダウンロードし、Linux コンテナーを $TMP_WORKDIR フォルダーに解凍できます。そのためには、次のコマンドを実行します。
Invoke-WebRequest -URI "https://download.docker.com/win/static/stable/x86_64/docker-20.10.24.zip" -OutFile "$TMP_WORKDIR\docker-20.10.24.zip"
Invoke-WebRequest -URI "https://download.docker.com/win/static/stable/x86_64/docker-20.10.24.zip" -OutFile "$TMP_WORKDIR\docker-20.10.24.zip" - PowerShell を使用して lcow kernel をダウンロードし、Linux コンテナーを $TMP_WORKDIR フォルダーに解凍できます。そのためには、次のコマンドを実行します。
Invoke-WebRequest -Uri "https://github.com/linuxkit/lcow/releases/download/v4.14.35-v0.3.9/release.zip" -UseBasicParsing -OutFile "$TMP_WORKDIR\release.zip"
Invoke-WebRequest -Uri "https://github.com/linuxkit/lcow/releases/download/v4.14.35-v0.3.9/release.zip" -UseBasicParsing -OutFile "$TMP_WORKDIR\release.zip" - 次に、Docker と lcow をインストールします。
Expand-Archive $TMP_WORKDIR\Docker-20.10.24.zip -DestinationPath $Env:ProgramFiles -Force Expand-Archive $TMP_WORKDIR\release.zip -DestinationPath "$Env:ProgramFiles\Linux Containers\." -Force
Expand-Archive $TMP_WORKDIR\Docker-20.10.24.zip -DestinationPath $Env:ProgramFiles -Force Expand-Archive $TMP_WORKDIR\release.zip -DestinationPath "$Env:ProgramFiles\Linux Containers\." -Force - 次に PowerShell を使用し、次のコマンドを実行して環境変数を設定します。
[Environment]::SetEnvironmentVariable("PATH", $Env:PATH + ";$Env:ProgramFiles\docker", [EnvironmentVariableTarget]::Machine) [Environment]::SetEnvironmentVariable("LCOW_SUPPORTED", "1", "Machine") [Environment]::SetEnvironmentVariable("LCOW_API_PLATFORM_IF_OMITTED", "linux", "Machine")
[Environment]::SetEnvironmentVariable("PATH", $Env:PATH + ";$Env:ProgramFiles\docker", [EnvironmentVariableTarget]::Machine) [Environment]::SetEnvironmentVariable("LCOW_SUPPORTED", "1", "Machine") [Environment]::SetEnvironmentVariable("LCOW_API_PLATFORM_IF_OMITTED", "linux", "Machine") - PowerShell を使用し、次のコマンドを実行して
daemon.json
の Experimental Features を有効化します。$configfile = @" { "experimental": true } "@ $configfile|Out-File -FilePath C:\ProgramData\docker\config\daemon.json -Encoding ascii -Force
$configfile = @" { "experimental": true } "@ $configfile|Out-File -FilePath C:\ProgramData\docker\config\daemon.json -Encoding ascii -Force - PowerShell で次のコマンドを実行して、サービスを登録します。
cd $Env:ProgramFiles\docker .\dockerd.exe --register-service
cd $Env:ProgramFiles\docker .\dockerd.exe --register-service - 最後に PowerShell で次のコマンドを実行して、コンピューターを再起動します。
Restart-Computer -Force
Restart-Computer -Force
エアギャップ環境の仮想マシンに Docker をインストールします。
エアギャップ環境に Docker をインストールするには、次の 2 つの手順に従います。まず、インストール ファイルをオンラインの仮想マシンにダウンロードします。次に、そのファイルを目的のオフラインの仮想マシンにコピーします。
要件- オフラインの仮想マシンが Insights サーバーの要件を満たしていることを確認してください。
- オンラインの仮想マシンは、Windows Server 2019 以降を実行しており、インターネットにアクセスできる必要があります。
Docker インストール ファイルをオンラインの仮想マシンにダウンロードする
オンラインの仮想マシンで管理者として PowerShell を開き、次のコマンドを実行することで新しい Docker フォルダーを作成します。
# variables $TMP_WORKDIR="c:\docker" # Create tmp_workdir New-Item $TMP_WORKDIR -ItemType Directory -force # Install Hyper-V and Containers Install-WindowsFeature Hyper-V Install-WindowsFeature containers
# variables $TMP_WORKDIR="c:\docker" # Create tmp_workdir New-Item $TMP_WORKDIR -ItemType Directory -force # Install Hyper-V and Containers Install-WindowsFeature Hyper-V Install-WindowsFeature containerslcow カーネルをダウンロードし、Linux コンテナーを $TMP_WORKDIR フォルダーに解凍します。
# Get docker Invoke-WebRequest -URI "https://download.docker.com/win/static/stable/x86_64/docker-20.10.24.zip" -OutFile "$TMP_WORKDIR\docker-20.10.24.zip" # Get lcow Invoke-WebRequest -Uri "https://github.com/linuxkit/lcow/releases/download/v4.14.35-v0.3.9/release.zip" -UseBasicParsing -OutFile "$TMP_WORKDIR\release.zip"
# Get docker Invoke-WebRequest -URI "https://download.docker.com/win/static/stable/x86_64/docker-20.10.24.zip" -OutFile "$TMP_WORKDIR\docker-20.10.24.zip" # Get lcow Invoke-WebRequest -Uri "https://github.com/linuxkit/lcow/releases/download/v4.14.35-v0.3.9/release.zip" -UseBasicParsing -OutFile "$TMP_WORKDIR\release.zip"オフラインの仮想マシンに Docker をインストールする
オフラインの仮想マシンで管理者として PowerShell を開き、次のコマンドを実行することで Docker のインストール・サービスの登録・マシンの再起動を行います。
# Install Expand-Archive $TMP_WORKDIR\Docker-20.10.24.zip -DestinationPath $Env:ProgramFiles -Force Expand-Archive $TMP_WORKDIR\release.zip -DestinationPath "$Env:ProgramFiles\Linux Containers\." -Force # Add Environment Variables [Environment]::SetEnvironmentVariable("PATH", $Env:PATH + ";$Env:ProgramFiles\docker", [EnvironmentVariableTarget]::Machine) [Environment]::SetEnvironmentVariable("LCOW_SUPPORTED", "1", "Machine") [Environment]::SetEnvironmentVariable("LCOW_API_PLATFORM_IF_OMITTED", "linux", "Machine") # Enable Experimental Features in Docker daemon.conf $configfile = @" { "experimental": true } "@ $configfile|Out-File -FilePath C:\ProgramData\docker\config\daemon.json -Encoding ascii -Force # Register service cd $Env:ProgramFiles\docker .\dockerd.exe --register-service # Restart Computer Restart-Computer -Force
# Install Expand-Archive $TMP_WORKDIR\Docker-20.10.24.zip -DestinationPath $Env:ProgramFiles -Force Expand-Archive $TMP_WORKDIR\release.zip -DestinationPath "$Env:ProgramFiles\Linux Containers\." -Force # Add Environment Variables [Environment]::SetEnvironmentVariable("PATH", $Env:PATH + ";$Env:ProgramFiles\docker", [EnvironmentVariableTarget]::Machine) [Environment]::SetEnvironmentVariable("LCOW_SUPPORTED", "1", "Machine") [Environment]::SetEnvironmentVariable("LCOW_API_PLATFORM_IF_OMITTED", "linux", "Machine") # Enable Experimental Features in Docker daemon.conf $configfile = @" { "experimental": true } "@ $configfile|Out-File -FilePath C:\ProgramData\docker\config\daemon.json -Encoding ascii -Force # Register service cd $Env:ProgramFiles\docker .\dockerd.exe --register-service # Restart Computer Restart-Computer -Force - PowerShell を使用して次の変数を作成します。
- VMWare を使用する場合は、VMwareToolboxCmd 11.0.6 以降を使用してください。それより前のバージョンでは、Docker コンテナーが予期せず再起動する可能性があります。
Insights のインストール前に、使用する Insights SQL Server インスタンスを構成する必要があります。
Latin1_General_CI_AS
に設定する必要があります。
前提条件
初期設定の手順として、以下の情報を手元に用意しているか、または以下の設定を完了済みであることを確認してください。
- SQL Server マシンの名前
- 既定のインスタンスではない場合は、インスタンスの名前
- SQL Server マシンのファイアウォールで SQL Server のポートがオープンされている
- SQL Server Configuration Manager で TCP プロトコルが有効化されている
- SQL Server サービスが、動的に割り当てられたポートではなく固定ポートをリッスンするよう設定されている
推奨
データベースの既定の MAXDOP を構成するには、「max degree of parallelism (サーバー構成オプション) の構成」をご覧ください。
SQL Server の認証方法
Insights が SQL Server データベースに接続するための認証方法を構成します。認証方法は次のいずれかです。
Windows 統合認証
このオプションを使用するには、SQL Server にサービス アカウントとして新しくログインする必要があります。サービス アカウントは、パスワードが無期限のドメイン ユーザーである必要があります。Insights で使用される分析プラットフォーム「Looker」は、Linux コンテナーで実行されます。Windows 認証を有効化するには、SQL Server が Kerberos プロトコル経由の認証をサポートしている必要があります。
Windows 統合認証を構成する際の考慮事項
- Kerberos 認証を構成する前に、Insights サーバーがお使いの Active Directory (AD) および SQL Server にアクセスできることを確認してください。IT 管理者とともに確認することをお勧めします。
- SQL Server は AD ドメインに追加されている必要があります。
- Insights サーバーは、AD ドメインおよび SQL Server と同じネットワーク上にある必要があります。
- Insights サーバーが AD ドメインと SQL Server の両方のドメイン名を解決できるように DNS を構成する必要があります。
- Active Directory ユーザーは、「権限」セクションで定義されているように、SQL サーバーと DB へのアクセス権を持つ必要があります。このユーザーのドメイン、ユーザー名、パスワードを、Insights のインストール プロセスで指定する必要があります。ユーザー名は大文字と小文字が区別され、ユーザーの
sAMAccountName
としても機能しますのでご注意ください。CMD を管理者として開き、set user
を実行してUSERDNSDOMAIN
とUSERNAME
を取得します。 - SQL Server は Active Directory に SPN エントリを登録する必要があります。詳しくは、「Kerberos 接続用のサービス プリンシパル名の登録」をご覧ください。
重要: 重要な条件として、Insights サーバーは、Active Directory ドメインと SQL Server の両方のドメイン名を解決する必要があります。これは、ホスト マシン上で
nslookup <your_AD_domain_name>
とnslookup <your_SQL_server_domain_name>
を実行することで確認できます。
SQL Server Management Studio で新しいログインを作成する
- [オブジェクト エクスプローラ] パネルで [セキュリティ] > [ログイン] に移動します。
- [ログイン] フォルダーを右クリックして [新しいログイン] を選択します。
- [Windows 認証] オプションを選択します。ウィンドウが適切に更新されます。
- [ログイン名] フィールドに、サービス アカウントとして使用するユーザー ドメインを入力します。
- [既定の言語] リストから [English] を選択します。
重要: [既定の言語] が [English] に設定されていることを確認します。英語でない場合 Web サイトは起動できず、Insights がインストールされているコンピューターのイベント ビューアーに、次のエラー メッセージが表示されます。
The conversion of a varchar data type to a datetime data type resulted in an out-of range value
- [OK] をクリックして構成を保存します。
サービス アカウントが既に作成され、SQL Server の [セキュリティ] > [ログイン] セクションに追加されている場合、SQL アカウントの [既定の言語] が英語に設定されていることを確認してください。英語に設定されていない場合は、適切に変更する必要があります。
SQL Server 認証
この認証方法では、SQL Server ユーザーが必要です。
SQL Server Management Studio で新しい SQL ユーザーを作成する
- [オブジェクト エクスプローラ] パネルで [セキュリティ] > [ログイン] に移動します。
- [ログイン] フォルダーを右クリックして [新しいログイン] を選択します。[ログイン - 新規作成] ウィンドウが表示されます。
- [SQL Server 認証] オプションを選択します。ウィンドウが適切に更新されます。
- [ログイン名]、[パスワード]、[パスワードの確認入力] の各フィールドに適切な値を入力します。
- [パスワードの期限を適用する] と [ユーザーは次回ログイン時にパスワードを変更する] の 2 つのオプションがオフになっていることを確認します。
重要: [既定の言語] が [English] に設定されていることを確認してください。英語でない場合 Web サイトは起動できず、Insights がインストールされているコンピューター上のイベント ビューアーに、データ型が変換できなかったことを示す次のエラー メッセージが表示されます。「The conversion of a varchar data type to a datetime data type resulted in an out of range value」
SQL Server アカウントが既に作成され、SQL Server の [Security] > [Logins] セクションに追加されている場合、Default Language が英語に設定されていることを確認してください。英語に設定されていない場合は、適切に変更します。
権限
SQL Server に接続するユーザーの種類 (ドメインまたは SQL) に関係なく、Insights をインストールする前にユーザーに dbcreator
サーバー ロールを割り当てる必要があります。これは、データベースがこのインストール処理中に作成されるためです。
セキュリティの規制としてサービス アカウントで dbcreator
サーバーの役割の使用を許可していない場合、SQL Server で空のデータベースを作成します。
Windows インストーラーが SQL Server に接続され、データベースの存在が確認されます。
db_owner
ユーザー マッピング ロールを付与する必要があります。以下のスクリーンショットをご覧ください。
db_owner
ユーザーマッピングの役割が使用できない場合、次の許可を設定します。
db_datareader
db_datawriter
db_ddladmin
dbo
スキーマに対するEXECUTE
権限
EXECUTE
権限は、GRANT EXECUTE
SQLコマンドを用いて次のように許可を設定する必要があります。
- Windows 統合認証を使用している場合:
USE UiPath Insights GO GRANT EXECUTE ON SCHEMA::dbo TO [domain\user] GO
USE UiPath Insights GO GRANT EXECUTE ON SCHEMA::dbo TO [domain\user] GO - SQL サーバー認証を使用している場合:
USE UiPath Insights GO GRANT EXECUTE ON SCHEMA::dbo TO [sql_user] GO
USE UiPath Insights GO GRANT EXECUTE ON SCHEMA::dbo TO [sql_user] GO
- v2021.10 にアップグレードする際に、Insights に対する権限を持つユーザーが新しいバージョンに移行されません。ユーザー移行用のスクリプトはまもなく提供される予定です。
- Windows の表示言語が次のいずれかである場合、インストーラーではその言語が使用されます: en-US、fr-FR、de-DE、es-ES、es-MX、ja-JP、ko-KR、pt-BR、pt-PT、ru-RU、tr-TR、zh-CN。Windows の表示言語がこれら以外の言語である場合、インストーラーでは英語が使用されます。
- コマンド プロンプトまたは PowerShell コンソールを使用して、
InsightsInstaller.msi
インストーラーを管理者として実行します。 cmd
またはpowershell
と入力し、アプリを右クリックして、[管理者として実行] をクリックします。- コマンド
cd <path-to-msi>
を入力します。<path-to-msi>
は、.msi
インストーラーが存在する場所です。例:C:\Users\yourUsername\Downloads>
- 次のコマンドを使用して Insights インストーラーを実行します。
msiexec /i InsightsInstaller.msi
msiexec /i InsightsInstaller.msiまたは、次のコマンドを実行します。
.\InsightsInstaller.msi
.\InsightsInstaller.msi - Insights インストーラーによって前提条件が確認されます。前提条件がすべて満たされている場合は、UiPath Insights セットアップ ウィザードが表示され、Insights のインストールと構成についての説明が表示されます。
注:インストールに失敗した場合、またはインストール ログを確認する場合は、%temp%
フォルダーまたは%temp%/<sessionID>
フォルダーに移動して、最新のMSI{random chars}.LOG
を確認します。別のディレクトリを指定する場合は、コマンドmsiexec.exe /i InsightsInstaller.msi /L*V logfilepath
を使用します。詳しくは、「サポート」ページをご覧ください。 - ライセンス契約に同意し、[次へ] をクリックします。
- Insights サーバーの設定を次のように構成します。
- Insights サーバー URL - Insights サーバーのホスト名または URL です。
- ポート - コンピューターと Insights との間の通信を有効化するために使用するポートです。
- 証明書 - Insights との接続のセキュリティ保護に使用する SSL 証明書のサブジェクトまたは拇印です。
- Orchestrator の設定を次のように構成します。
- Orchestrator URL - Orchestrator の URL です。
- 個別の Identity Server - 個別の Identity Server がある場合は、このチェックボックスをオンにします。
- インストール トークン - ホスト テナントとしてログインして Identity Server の [インストール アクセス トークン] ページで生成したインストール アクセス トークンを入力します。詳しくは、「インストール アクセス トークン」をご覧ください。
注: インストールするたびに、新しいインストール アクセス トークンが必要です。トークンの有効期間は 2 時間です。インストールに失敗した場合は、トークンを再度生成してください。
- Insights データベースの設定を次のように構成します。
- サーバー名 - Insights データベースが配置されている SQL Server マシンの名前です。
- データベース名 - Insights データベースの名前です。
- 認証の種類 - 次のいずれかの認証方法を選択します。
重要: データベースには完全修飾ドメイン名を使用する必要があります (例:
myserver
ではなくmysever.my.domain
)。SQL Server が Active Directory ドメインに直接参加していることが望ましいです。- Windows 認証 - 選択すると、Insights は指定した資格情報を使用してデータベースに接続し、テーブルを作成し、IIS アプリケーション プールを実行します。インストーラーは、ユーザーが現在のログインに使用している Windows 資格情報を使用して接続を検証します。このオプションを選択する場合はドメイン、ユーザー名、パスワードを指定する必要があります。
-
SQL 認証 - 選択すると、SQL 認証を使用して接続が行われます。このオプションを使用する場合、[ユーザー名] フィールドと [パスワード] フィールドが編集可能になるので、データベースへの接続に使用する SQL ユーザー名とパスワードを入力する必要があります。
- メールの設定を次のように構成します。
- メール サービス (SMTP) を設定 - オンにすると、メール サービスを設定できます。
- サーバー - SMTP のホストです。
- 送信元 - メール メッセージの送信元となるメール アドレスです。これは、[ユーザー名] の値と一致する必要があります。
- ユーザー名 - 認証が必要な場合の SMTP サーバーのユーザー名です。たとえば Gmail を使用している場合は、メッセージの送信に使用するメール アドレスをこのフィールドに入力します。
重要: 認証なしの SMTP は今後サポートされなくなる可能性があるため、認証付きの SMTP の使用を検討してください。
- パスワード - メール アカウントのパスワードです。
- ポート - SMTP ポートです。
- TLS/SSL - オンにすると、TLS/SSL が有効化されます。
- TLS/SSL バージョン - [TLS/SSL] をオンにした場合にのみ表示されます。TLSv1_1 と TLSv1_2 から選択します。
注: この手順が完了すると、SMTP サーバーの詳細設定を使用してメールが送信されます。これは、SMTP の詳細設定が正しいことを確認するために行われます。
- TLS/SSL バージョン - [TLS/SSL] をオンにした場合にのみ表示されます。TLSv1_1 と TLSv1_2 から選択します。
- [次へ] をクリックしてインストールを開始します。インストール プロセスが完了したら、[閉じる] をクリックしてインストーラーを終了します。
重要: Insights のインストールが完了したら、Docker を必ず再起動してください。
Looker が実行中であることを確認するには、Docker コンテナーが起動していることを確認します。
Insights のインストールが完了したら、ブラウザーに移動してインストールが成功したことを確認します。
log4j の脆弱性に対処する
Log4j の脆弱性に対応するために修正プログラムを実行してください。この修正プログラムでは依存関係を更新して、Apache Log4j を脆弱性のない最新バージョンに変更できます。
詳しくは、「UiPath Security Advisory CVE-2021-44228, CVE-2021-45046 & CVE-2021-45105」の「UiPath Insights (version 2021.10+) / Automation Suite Advisory」セクション (英語) をご覧ください。
インストールを変更またはアンインストールできるよう、元のインストール ファイルは保存しておきます。
詳しくは、「Insights の構成を変更する」をご覧ください。
Insights のインストール後は、Orchestrator のホスト ポータルから目的のテナントに対して Insights を有効化する必要があります。詳しくは、「機能を有効化または無効化する」をご覧ください。
- %programdata%/UiPath Insights/Provisioning 配下のログを確認します。
- OrchestratorTenantJob の失敗に関するエラーがあるはずです。
- SQL クライアントを使用して Orchestrator DB にログインします。
- dbo.Tenants テーブルを確認します。
- 「Key」と「AccountId」の列がすべて大文字になっているか確認します。
- その場合、小文字にすると問題が解決します。
- 小文字のテナントがある場合は、そのテナントを有効化してみて、エラーが引き続き発生するかどうかを確認してください。
- この問題を解決するには、フィールドの大文字と小文字を変更します (事前にDBをバックアップしてください。また、既に小文字になっているキーをメモしておいてください)。
- UPDATE [UiPath].[dbo].[Tenants]
- set [key] = LOWER([key]), [AccountId] = LOWER([AccountId])
- 変更を元に戻すには、次のコマンドを実行します。
- UPDATE [UiPath].[dbo].[Tenants]
- set [key] = UPPER([key]), [AccountId] = UPPER([AccountId])
- WHERE [key] NOT IN ('xx-xx-xx-xx', 'xx-xx-xx-xx');
- IIS のリセットを実行する (または単にプロビジョニング アプリケーション プールをリサイクルする) 必要がある場合があります。プロビジョニング サービスは 10 分ごとにインスタンスのプロビジョニングを試みるため、これが行われていない場合は最大で 10 分間ほど待機してください。
- 問題が解決しない場合は、以下の情報を含むチケットを UiPath に提出してください。
- dbo.Tenants テーブルのスクリーンショット
- 前述のプロビジョニング ログ