- リリース ノート
- 基本情報
- アクセスと権限
- インストールとアップグレード
- Insights を操作する
- 履歴データのエクスポート
- ログ
- パフォーマンスとスケーラビリティ
インストール
このページの情報は、Insights v2021.10 の公開後に HW/SW の仕様に関して発生した変更です。 Insights v2021.10 では Windows マシンが 1 台必要ですが、Insights v2024.10 では Windows マシンと RHEL の Linux マシンが 1 台ずつ必要になります。
v2021.10 では、Insights の Windows マシンでは Looker の Linux コンテナーをホストする Docker が実行されていました。しかし、Windows 2022 以降は、Windows OS に Linux コンテナーをネストするために使用するドライバー (LCOW) が、Microsoft によってエンタープライズ アプリケーションとしてサポートされなくなりました。その結果、デプロイ アーキテクチャを変更する必要が発生しました。現在は、2 台のマシン (UiPath Insights コンポーネントを実行する Windows マシン 1 台と Looker コンテナーを実行する Linux マシン 1 台) が必要です。この変更により、UiPath 製品の実行に必要なコンポーネントについて、OS ベンダーのエンタープライズ サポートが利用できるようになりました。Linux OS のサポート対象のバージョンは、Automation Suite がサポートするバージョンと同じです。
サポート対象外のバージョンの RHEL へのインストールはブロックされるため、サポート対象のバージョンに更新する必要があります。サポート対象のバージョンを確認するには、「オペレーティング システム」をご覧ください。
/tmp
フォルダーにインストールしないでください。再起動後に問題が発生する可能性があります。インストールは、永続ディレクトリで実行する必要があります。
Orchestrator と Insights の両方のメジャー バージョンが一致している必要があります。 たとえば、v2024.10.x の Orchestrator にアップグレードした場合は、v2024.10.x の Insights を実行する必要があります。こうすることで、これらの 2 つの UiPath 製品間で適切な通信が確立されます。
スタンドアロンの Insights v2024.10 をインストールするには、以下に示した順番で手順を実行する必要があります。
両方のマシンで SSL を有効化できるよう、証明書を準備します。詳しくは、こちらをクリックしてください。
LookerPreinstallationtool.exe は Insights Windows マシンから Insights Linux マシンに証明書をエクスポートするため、Insights Linux マシンの証明書は Insights Windows マシンにインストールする必要があります。
Windows マシンと Linux マシンの両方が HTTPS 要求を処理します。そのため、どちらも HTTPS 接続に証明書を利用します。前提条件として、Linux サーバーに対して有効な証明書と Windows マシンに対して有効な証明書が必要です。
ハードウェアおよびソフトウェアの要件を満たす 2 台のマシンを構成します。
- Insights SQL マシンの構成時にデータベース所有者のロールを追加するには db_owner ロールが必要であるため、必ずこのロールを選択してください。
- Orchestrator と Insights の両方のメジャー バージョンが一致している必要があります。 たとえば、v2023.4.x の Orchestrator にアップグレードした場合は、v2023.4.x の Insights を実行する必要があります。こうすることで、これらの 2 つの UiPath 製品間で適切な通信が確立されます。
- Insights データベースは、Orchestrator のインストール中に Insights を有効化した際に作成されたデータベースをポイントする必要があります。
- データベースが大きい場合は、SQL スクリプトを使用して手動でインデックスを追加することを検討してください。大きなデータ セットのインデックスを作成する必要がある場合、Insights データベースの移行中に Orchestrator のインストールが失敗することがあります (「インストール中にデータベースの移行が失敗する」をご覧ください)。
Linux マシンを準備する
AWS EC2 Linux マシンを準備する
手順 1: AWS EC2 で Linux インスタンスを起動する
- インスタンスの起動を開始します。
- Red Hat Enterprise Linux 8 のイメージを選択する手記: バージョン 8.2、8.4、8.6 がサポートされています。 8.8、9.1、および9.2のサポートは8月のパッチから利用可能であり、(23.4.2+、22.10.5+、 等。
- インスタンスの種類を選択し、インスタンスの詳細を設定します。
- インスタンスにストレージを追加し、サイズを
32
に変更します。 - インスタンスの設定を確認し、インスタンスを起動します。
詳しくは、AWS でのインスタンスの起動開始方法について説明されているこちらのページをご覧ください。
スクリプトは Sudo を使用して初期化を行いますが、Linux ホストが Sudo の代わりに dzdo を使用する場合はスクリプトも dzdo を使用します。
手順 2: 受信ポートを開く
こちらに記載された手順に従って、以下の表に示された受信ポートを開きます。
入力 | ポート範囲 | ソース | 説明 |
---|---|---|---|
カスタム TCP |
9999 |
Anywhere-IPv4 |
これは Looker のポートです。 |
カスタム TCP |
19999 |
Anywhere-IPv4 |
これは Looker API のポートです。 |
カスタム TCP |
29999 |
Anywhere-IPv4 |
これは、LookML の更新のポートです。 |
Microsoft Azure Linux 環境を準備する
手順 1: Linux を実行するマシンを作成する
- に移動します。
- [See all images] に移動し、[Plan] から [Red Hat Enterprise Linux 8.2 - 8.6、または 9.0] を選択します。オフラインの RHEL バンドルが必要な場合は、こちらをクリックして入手してください。
- 管理者アカウントで、[SSH 公開キー] または [パスワード] のどちらかを選択します。SSH 公開キーを使用する場合は、キーを生成して、[Azure に格納されている既存のキーを使用] を選択します。
手順 2: 作成したマシンへの受信ポートを開く
こちらに記載された手順に従って、以下の表に示された受信ポートを開きます。
宛先ポート範囲 | 名前 | 優先度 | ソース |
---|---|---|---|
9999 | Looker_Port | 310 | すべて |
19999 | LookerAPI_Port | 320 | すべて |
29999 | LookMLUpdate_Port | 330 | すべて |
その他の設定方法については、受信セキュリティ規則の作成について説明したこちらのページをご覧ください。
手順 3: Azure Linux マシンのストレージ割り当てを増やす
Azure Linux マシンの既定のストレージ割り当ては 8 GB です。このストレージ サイズでは、イメージのプル、バックアップの作成、または複数のダッシュボードの使用時に、領域不足のエラーが発生する可能性があります。
/var
ボリュームに少なくとも 10 GB の空き領域があることを確認してください (「Insights Linux マシンのハードウェア要件」をご覧ください)。ストレージの割り当てを増やして領域不足のエラーを回避するには、デプロイ スクリプトを実行する前に次の手順を実行します。
- 以下のコマンドを実行して、Linux マシンで SSH クライアントを開きます。
ssh azureuser@<your-hostname>
ssh azureuser@<your-hostname><your-hostname>
は、マシンのホスト名を反映するように調整する必要があります。 - 以下のコマンドを実行してルート ユーザーに変更します。
sudo -i
sudo -i - 以下のコマンドを実行してディスク サイズを確認します。
lsblk -f
lsblk -f/var
マウント ポイントは、名前sda2
>rootvg-varlv
の下にあります。 - 以下のコマンドを実行して
/dev/sda2
のサイズを確認します。lsblk /dev/sda2
lsblk /dev/sda2/dev/sda2
は、手順 3 から取得します。/var
のサイズ (8G) が表示されます。 - 次に、以下のコマンドを実行して利用可能な領域を確認します。
vgdisplay rootvg
vgdisplay rootvg[Free PE / Size] が 40 GiB 程度であることを確認できます。
- 以下のコマンドを実行して
rootvg-varlv
のサイズを増やします。このサイズは、たとえば+10G
や、それ以外の値にも変更できます。この値は、利用可能な40GB
(手順 5 で確認する空きメモリのサイズ) よりも小さい値にします。lvresize -r -L +10G /dev/mapper/rootvg-varlv
lvresize -r -L +10G /dev/mapper/rootvg-varlv注: エアギャップ インストールの場合は、/home
で同じコマンドを実行してください。 - 以下のコマンドを実行して、サイズの変更が成功したかどうかを確認します。
lsblk /dev/sda2
lsblk /dev/sda2
/var/lib/docker
) が十分に確保されていることが確認できます。
/home
のサイズを増やし、オフライン イメージとパッケージ バンドルのために十分な領域を確保してください。
Insights サービスをホストするための Windows マシンを準備する
- ハードウェアおよびソフトウェアの要件を満たす Windows マシンを構成します。
- 既定の受信ポート (
443
) を開きます。AWS で受信ポートを開く方法については、「Linux インスタンス用のインバウンドトラフィックの承認」をご覧ください。Azure で受信ポートを開く方法については、「チュートリアル: Azure portal を使用してネットワーク セキュリティ グループでネットワーク トラフィックをフィルター処理する」をご覧ください。 - Install-Prerequisites.ps1 スクリプトを実行して IIS 10 以降を有効化し、.NET 6.0.5 以降をインストールしてから IIS サービスを再起動します。または以下のサブ手順に従って、強調されている前提条件を手動でインストールすることもできます。
- 作成したマシンで RDP セッションを開き、コンポーネントをインストールします。
- バージョン 10 以降の IIS を有効化します。
バージョン 10 以降の IIS を有効化するには、[コントロール パネル] > [プログラム] > [Windows 機能の有効化または無効化] に移動します。[役割と機能の追加ウィザード] が開きます。ウィザードの手順に従って Web サーバー (IIS) を有効化します。
[役割と機能の追加ウィザード] が開きます。ウィザードの手順に従って Web サーバー (IIS) を有効化します。
次の Web サーバー (IIS) モジュールを有効化します。
- Web サーバー
- HTTP 共通機能
- 既定のドキュメント
- ディレクトリの参照
- HTTP エラー
- 静的なコンテンツ
- 健全性と診断
- HTTP ログ
- パフォーマンス
- 静的なコンテンツ
- セキュリティ
- 要求フィルター
- HTTP 共通機能
- 管理ツール
- IIS 管理コンソール
- Web サーバー
- .NET ホスティング バンドルのバージョン 6.0.7 以降をダウンロードしてインストールします。
- PowerShell で次のコマンドを実行します。
net stop was /y ; net start w3svc
net stop was /y ; net start w3svc
- SSL 証明書を使用して、マシンで HTTPS を有効化します。Orchestrator と同様の手順に従って、証明書を準備します。詳しくは、「証明書を使用して HTTPS プロトコルを有効化する」をご覧ください。
- Insights のホスト名を指定する際は、DNS 内で解決できるホスト名であることを確認してください。
- TLS 1.1 または 1.2 を使用してください。
Insights のインストール前に、使用する Insights SQL Server インスタンスを構成する必要があります。
Latin1_General_CI_AS
に設定し、大文字と小文字が区別されないよう手動で設定してください。
Insights インストーラーの実行に必要な以下の情報が容易に入手できることを確認してください。
- SQL Server マシンの名前
- 既定のインスタンスではない場合は、インスタンスの名前
また、以下の項目も確認してください。
- SQL Server マシンのファイアウォールで SQL Server のポートがオープンされている。「SKIP_FIREWALL_RULE_CREATION=true」を使用して、ファイアウォール ルールの作成をスキップできます。
- SQL Server Configuration Manager で TCP プロトコルが有効化されている
- SQL Server サービスが、動的に割り当てられたポートではなく固定ポートをリッスンするよう設定されている
- Windows 統合認証
- SQL Server 認証
Windows 統合認証
このオプションを使用するには、SQL Server にサービス アカウントとして新しくログインする必要があります。サービス アカウントは、パスワードが無期限のドメイン ユーザーである必要があります。Looker は、Insights が使用する基盤のエンジンであり、Linux コンテナーで実行されます。
SQL Server で Kerberos 認証を有効化する方法について詳しくは、「SPN の手動登録」をご覧ください。
Windows 統合認証を構成する際の考慮事項
- Kerberos 認証を構成する前に、Insights サーバーがお使いの Active Directory (AD) および SQL Server にアクセスできることを確認してください。IT 管理者とともに確認することをお勧めします。
- SQL Server は AD ドメインに追加されている必要があります。
- Insights マシンは、AD ドメインおよび SQL Server と同じネットワーク上にある必要があります。
- Insights マシンが AD ドメインと SQL Server の両方のドメイン名を解決できるように DNS を構成する必要があります。
- Active Directory ユーザーは、「権限」セクションで定義されているように、SQL サーバーと DB へのアクセス権を持つ必要があります。このユーザーのドメイン、ユーザー名、パスワードを、Insights のインストール プロセスで指定する必要があります。ユーザー名は大文字と小文字が区別され、ユーザーの
sAMAccountName
としても機能しますのでご注意ください。CMD を管理者として開き、set user
を実行してUSERDNSDOMAIN
とUSERNAME
を取得します。 - SQL Server は Active Directory に SPN エントリを登録する必要があります。詳しくは、「Kerberos 接続用のサービス プリンシパル名の登録」をご覧ください。
重要: 重要な条件として、Insights マシンは、Active Directory ドメインと SQL Server の両方のドメイン名を解決する必要があります。これは、ホスト マシン上で
nslookup <your_AD_domain_name>
とnslookup <your_SQL_server_domain_name>
を実行することで確認できます。
SQL Server Management Studio で新しいログインを作成する
- [オブジェクト エクスプローラ] パネルで [セキュリティ] > [ログイン] に移動します。
- [ログイン] フォルダーを右クリックして [新しいログイン] を選択します。
- [Windows 認証] オプションを選択します。ウィンドウが適切に更新されます。
- [ログイン名] フィールドに、サービス アカウントとして使用するユーザー ドメインを入力します。
- [既定の言語] リストから [English] を選択します。
重要: [既定の言語] が [English] に設定されていることを確認します。英語でない場合 Web サイトは起動できず、Insights がインストールされているマシンのイベント ビューアーに、データ型が変換できなかったことを示す次のエラー メッセージが表示されます。
The conversion of a varchar data type to a datetime data type resulted in an out-of range value
- [OK] をクリックして構成を保存します。
サービス アカウントが既に作成され、SQL Server の [セキュリティ] > [ログイン] セクションに追加されている場合、SQL アカウントの [既定の言語] が英語に設定されていることを確認してください。英語に設定されていない場合は、適切に変更する必要があります。
SQL Server 認証
この認証方法では、SQL Server ユーザーが必要です。
SQL Server Management Studio で新しい SQL ユーザーを作成する
- [オブジェクト エクスプローラ] パネルで [セキュリティ] > [ログイン] に移動します。
- [ログイン] フォルダーを右クリックして [新しいログイン] を選択します。[ログイン - 新規作成] ウィンドウが表示されます。
- [SQL Server 認証] オプションを選択します。ウィンドウが適切に更新されます。
- [ログイン名]、[パスワード]、[パスワードの確認入力] の各フィールドに適切な値を入力します。
- [パスワードの期限を適用する] と [ユーザーは次回ログイン時にパスワードを変更する] の 2 つのオプションがオフになっていることを確認します。
重要: [既定の言語] が [English] に設定されていることを確認してください。英語でない場合 Web サイトは起動できず、Insights がインストールされているマシン上のイベント ビューアーに、データ型が変換できなかったことを示す次のエラー メッセージが表示されます。「The conversion of a varchar data type to a datetime data type resulted in an out of range value」
SQL Server アカウントが既に作成され、SQL Server の [Security] > [Logins] セクションに追加されている場合、Default Language が英語に設定されていることを確認してください。英語に設定されていない場合は、適切に変更します。
権限
SQL Server に接続するユーザーの種類 (ドメインまたは SQL) に関係なく、Insights をインストールする前にユーザーに dbcreator
サーバー ロールを割り当てる必要があります。これは、データベースがこのインストール処理中に作成されるためです。
セキュリティの規制としてサービス アカウントで dbcreator
サーバーの役割の使用を許可していない場合、SQL Server で空のデータベースを作成します。
Windows インストーラーが SQL Server に接続され、データベースの存在が確認されます。
db_owner
ユーザー マッピング ロールを付与する必要があります。
EXECUTE
権限は、GRANT EXECUTE
SQLコマンドを用いて次のように許可を設定する必要があります。
- Windows 統合認証を使用している場合:
USE UiPath Insights GO GRANT EXECUTE ON SCHEMA::dbo TO [domain\user] GO
USE UiPath Insights GO GRANT EXECUTE ON SCHEMA::dbo TO [domain\user] GO - SQL サーバー認証を使用している場合:
USE UiPath Insights GO GRANT EXECUTE ON SCHEMA::dbo TO [sql_user] GO
USE UiPath Insights GO GRANT EXECUTE ON SCHEMA::dbo TO [sql_user] GO注: データベースの既定の MAXDOP を構成するには、「max degree of parallelism (サーバー構成オプション) の構成」をご覧ください。
このセクションは、Insights データベースを準備するために必要です。Insights のインストールを続行する前に、実際のシナリオに応じて Orchestrator の Insights 機能を有効化する必要があります。
-insightsFeatureEnabled
パラメーターで Insights を有効化できます。
- Orchestrator と Insights の両方のバージョンが一致している必要があります。たとえば、v2023.4.0 の Orchestrator を実行する場合は同じバージョンの Insights を実行する必要があります。こうすることで、これらの 2 つの UiPath 製品間で適切な通信が確立されます。
- Insights データベースは、Orchestrator のインストール中に Insights を有効化した際に作成されたデータベースをポイントする必要があります。
- データベースが大きい場合は、SQL スクリプトを使用して手動でインデックスを追加することを検討してください。大きなデータ セットのインデックスを作成する必要がある場合、Insights データベースの移行中に Orchestrator のインストールが失敗することがあります。
Insights Linux マシンで Looker を初期化するには、以下の手順に従います。
または、デプロイ スクリプトを使用することもできます。
- LookerPreinstallationTool.exe ツールを実行して、Looker の ZIP ファイルを生成します。Insights Windows マシンで Looker ファイルが生成されます。
- Insights Linux マシンに Looker ファイルをコピーして Looker をデプロイするか、Deploy-Looker.ps1 スクリプトを使用して展開済みのファイルを Insights Linux マシンにコピーしてから、Looker を初期化します。
重要:
Deploy-Looker.ps1
スクリプトはLookerPreinstallationTool.exe
バージョン 2023.4.0 に対応しています。詳細については、「自動リモート デプロイのスクリプト」をご覧ください。
LookerPreinstallationTool.exe
をダウンロードし、Insights Windows マシンでツールを実行します。注:ツールのバージョンは、Ochestrator と Insights で完全に一致している必要があります。 必要なバージョンの LookerPreinstallationTool をダウンロードするには、Customer Portal >製品のダウンロード ページを確認するか、サポート チームにお問い合わせください。
- ZIP ファイルを生成するための最初の手順に従います。
- 言語を選択します。
重要: コンソールに中国語/韓国語/日本語が正しく表示されない場合は、コンソールのフォントを変更してください。PowerShell の場合は、タイトル バーを右クリックして [プロパティ] を選択し、TrueType フォント (例: MS ゴシック、MS 明朝、NSimSun) を選択します。
- 生成された証明書を検証し、エクスポートします。ホスト名が完全修飾されており、証明書でカバーされていることを確認します。
注: 証明書は、 個人用 と 信頼されたルート証明機関 の両方のフォルダーに配置する必要があります。
- (任意) Windows 認証を使用する場合はその構成を行います。
注: v2021.10 からアップグレードする場合、v2023.4 ではアーキテクチャが 2 つの仮想マシンに変更されたため、ダッシュボード、アラート、スケジュールは v2021.10 から v2023.4 に自動的に転送されません。ダッシュボード、アラート、スケジュールの消失を避けるには、手順 6 に従ってこのコンテンツを新しい Linux マシンに移行してください。これは、v2022.4 からのアップグレードには適用されません。アップグレード時にこの手順を完了しなかった場合、InsightsInstaller.msi によるインストールが正常に完了すると、ダッシュボード、スケジュール、アラートはすべて削除され、新しい Looker マシンにエクスポートできなくなります。
- (任意) 以前のダッシュボード、アラート、スケジュールを新しいバージョンで引き続き使用できるよう、データをエクスポートします。このツールは、マシン上で
looker_container
が実行されているかどうかを検出できます。データを移行すると、$Env:ProgramData\UiPath Insights
に格納されている現在の Looker パスワードがエクスポートされ、新しい Insights Linux マシンで使用されます。 - (任意) ZIP ファイルを暗号化して Looker シークレットを保護します。手順 4 を完了した場合は、パスワードを使用して ZIP ファイルを保護することを検討してください。
- ZIP ファイルを作成する場所のパスを入力します。パスを入力しない場合は、コンソールに表示される既定のパスにファイルが作成されます。
ZIP ファイルを Insights Linux マシンにコピーする
- Insights Linux マシンに対して認証を行います。
- 以下のコマンドを実行して、SCP セッションを開き、ZIP ファイルのパスと、Insights Linux マシンの資格情報として使用するユーザー名/パスワードを含むコマンドを入力します。
scp <path-to-Insights_Lookerfile>.zip <user@linuxhostname>:~/
scp <path-to-Insights_Lookerfile>.zip <user@linuxhostname>:~/注: PowerShell 7 以上、または PuTTY の使用を検討してください。以前のバージョン (PowerShell 5.1) ではレンダリングの問題が発生したり、空白の画面が表示されたりする可能性があります。
- PowerShell を開いてコマンドを実行します
以下に
認証:
ssh <username@hostname>
ssh <username@hostname>注: Insights の Linux マシンにログインしたら、システムのローカル時刻が正しいことを確認してください。時刻が正しくない場合、Looker が無限更新ループに入る可能性があります。 - 次のコマンドを使用して GPG キーを生成します。
gpg --generate-key
gpg --generate-key手記: GPG キーは、2023 年 4 月のリリース (23.10.3、23.4.6 など) 以降のすべてのバージョンのインストールで不要になりました。入力画面が表示されたら、ユーザー名とメール アドレスを入力し、パスワードを設定します。公開キーが生成されます。公開キーは、後で使用するので、必ず保存してください。
公開キーは、Looker の初期化中に生成された Looker のパスワードと証明書の保存に使用されます。この公開キーは、looker-initialization.sh
の実行時に-k
パラメーターを使用して渡すことができます。
- Looker ファイルを解凍するには、
命令
以下に:
unzip <Insights_Lookerfiles_timestamp.zip> -d <installation directory
unzip <Insights_Lookerfiles_timestamp.zip> -d <installation directoryInsights のインストール ディレクトリは、スクリプトが実行されるディレクトリです。したがって、ホーム ディレクトリでファイルを解凍することは避けてください。Linux の標準ディレクトリは /opt ですが、選択した場所にインストールできます。
- Looker 初期化スクリプトを実行する
コマンドを実行する
以下に:
cd <installation directory> bash insights/looker-initialization.sh -k <Public Key>
cd <installation directory> bash insights/looker-initialization.sh -k <Public Key>注: 2023 年 4 月のリリース以降、インストールのすべてのバージョン (23.10.3、23.4.6 など) で-k <public key>
は不要になりました<Public Key>
は、gpg --generate-key
コマンドで生成されます。注: Looker のパスワードを保存するためにパスワードの入力を求められる場合があります。注: スクリプトは Sudo を使用して初期化を行いますが、Linux ホストが Sudo の代わりに dzdo を使用する場合はスクリプトも dzdo を使用します。注: インストール中に、エラーModule yaml error: Unexpected key in data: static_context [line 9 col 3]
が発生することがあります。このバグについて詳しくは、「Turn off strict validation of modulemd documents (RhBug:2004853) (ModuleMD ドキュメントの厳密な検証を無効化する)」をご覧ください。このエラーは、Insights のインストールには影響しません。
- PowerShell を終了し、以下のコマンドを実行して
looker.json
をダウンロードします。scp <username@hostname>:~/insights/looker.json <path-to-save-json>
scp <username@hostname>:~/insights/looker.json <path-to-save-json><username@hostname>
をユーザー名と Linux ホスト名に置き換えます。cat /home/user/insights/looker.json
を使用して内容をコピーし、Insights Windows マシンのデプロイ ディレクトリ下にlooker.json
という名前のファイルを作成して、コピーした内容を貼り付けることができます。
$HOME/_insights
フォルダーに「looker.key」というファイルが作成されます。このファイルは削除しないでください。今後のアップグレードで必要になります。
Looker ユーザーを作成し、デプロイ フォルダーの所有権を新しい Looker ユーザーに変更し、デプロイ フォルダーの権限を 755 に設定できます。フォルダー内のすべてのファイルには 644 の属性が設定されます。
use master
go
GRANT ALTER ANY CONNECTION TO sqladmin
use master
go
GRANT ALTER ANY CONNECTION TO sqladmin
- v2021.10 よりも前のバージョンからアップグレードする場合、Insights の権限を持つユーザーは、新しいインストールに自動的に移行されません。必要に応じて、ユーザー移行ツールを使用して移行できます。v2021.10 へのアップグレード時にこのツールをすでに使用した場合は、ユーザー移行ツールを再び実行する必要はありません。
- Windows の表示言語が次のいずれかである場合、インストーラーではその言語が使用されます: en-US、fr-FR、de-DE、es-ES、es-MX、ja-JP、ko-KR、pt-BR、pt-PT、ru-RU、tr-TR、zh-CN。Windows の表示言語がこれら以外の言語である場合、インストーラーでは英語が使用されます。
-
Customer Portal からバージョンを選択して
InsightsInstaller.msi
をダウンロードします。 - コマンド プロンプトまたは PowerShell コンソールを使用して、管理者としてインストーラーを実行します。
.msi
インストーラーが格納されているディレクトリに移動します。- 次のコマンドを使用して Insights インストーラーを実行します。
msiexec /i InsightsInstaller.msi
msiexec /i InsightsInstaller.msiまたは、次のコマンドを実行します。
.\InsightsInstaller.msi
.\InsightsInstaller.msi - Insights インストーラーによって前提条件が確認されます。前提条件がすべて満たされている場合は、UiPath Insights セットアップ ウィザードが表示され、Insights のインストールと構成についての説明が表示されます。
注: インストールに失敗した場合、またはインストール ログを確認する場合は、
%temp%
フォルダーまたは%temp%/<sessionID>
フォルダーに移動して、最新のMSI{random chars}.LOG
を確認します。このディレクトリ内のファイルは永続的ではなく、セッション間で失われる可能性があります。事前定義されたログの場所でインストールを実行するには、以下のコマンドを入力します。msiexec -I "InsightsInstaller.msi" -L*V c:\logs\interactive.log
msiexec -I "InsightsInstaller.msi" -L*V c:\logs\interactive.log - ライセンス契約に同意し、[次へ] をクリックします。
- Linux ホスト上で Looker 初期化スクリプトを実行すると、インスタンスの構成を含む JSON ファイルが出力されます。Windows ホストでそのファイルを保存した場所のフル パスを入力してください。
- Insights Windows マシンの設定を、次のように入力します。
- Insights サーバー URL - Insights Windows マシンのホスト名または URL です。
- ポート - Insights Windows マシンとの通信を有効化するために使用するポートです。既定のポート番号は
443
に設定されています。 - 証明書 - Insights との接続のセキュリティ保護に使用する SSL 証明書のサブジェクトまたは拇印です。
- Orchestrator の設定を次のように構成します。
- Orchestrator URL - Orchestrator の URL です。
- インストール トークン - ホスト テナントとしてログインし、Identity Server の [インストール アクセス トークン] ページで生成したインストール アクセス トークンを入力します。詳しくは、ホスト管理ポータルについてのこちらのページをご覧ください。
- 個別の Identity Server - 個別の Identity Server がある場合は、このチェックボックスをオンにします。
注: インストールするたびに、新しいインストール アクセス トークンが必要です。トークンの有効期間は 2 時間です。インストールに失敗した場合は、トークンを再度生成してください。
- Insights データベースの設定を次のように構成します。
- サーバー名 - Insights データベースがある SQL Server マシンの名前です。これには、SQL Server の既定のリッスン ポート (
1433
) が含まれます。例:SQLServer,1433
- データベース名 - Insights データベースの名前です。
- 認証の種類 - 次のいずれかの認証方法を選択します。
データベースには完全修飾ドメイン名を使用する必要があります (例:
myserver
ではなくmysever.my.domain
)。SQL Server が Active Directory ドメインに直接参加していることが望ましいです。- Windows 認証 - 選択すると、Insights は指定した資格情報を使用してデータベースに接続し、テーブルを作成し、IIS アプリケーション プールを実行します。インストーラーは、ユーザーが現在のログインに使用している Windows 資格情報を使用して接続を検証します。このオプションを選択する場合はドメイン、ユーザー名、パスワードを指定する必要があります。
- SQL 認証 - 選択すると、SQL 認証を使用して接続が行われます。このオプションを使用する場合、[ユーザー名] フィールドと [パスワード] フィールドが編集可能になるので、データベースへの接続に使用する SQL ユーザー名とパスワードを入力する必要があります。
重要: v2022.4、v2022.10、v2023.4 の Insights では、SMTP の認証はサポートされていません。
- サーバー名 - Insights データベースがある SQL Server マシンの名前です。これには、SQL Server の既定のリッスン ポート (
- メールの設定を次のように構成します。
- メール サービス (SMTP) を設定 - オンにすると、メール サービスを設定できます。
- サーバー - SMTP のホスト名です。
- 送信元 - メール メッセージの送信元となるメール アドレスです。
- ユーザー名 - 認証が必要な場合の SMTP サーバーのユーザー名です。たとえば Gmail を使用している場合は、メッセージの送信に使用するメール アドレスをこのフィールドに入力します。
認証なしの SMTP は今後サポートされなくなる可能性があるため、認証付きの SMTP の使用を検討してください。
- パスワード - メール アカウントのパスワードです。
- ポート - SMTP ポートです。
- TLS/SSL - オンにすると、TLS/SSL が有効化されます。
TLS/SSL バージョン - [TLS/SSL] をオンにした場合にのみ表示されます。TLSv1_1 と TLSv1_2 から選択します。
注: この手順が完了すると、SMTP サーバーの詳細設定を使用してメールが送信されます。これは、SMTP の詳細設定が正しいことを確認するために行われます。この手順でエラーが発生した場合は、ログ ファイルを確認し、「トラブルシューティング」ページをご確認ください。
- メール サービス (SMTP) を設定 - オンにすると、メール サービスを設定できます。
- [次へ] をクリックしてインストールを開始します。インストール プロセスが完了したら、[閉じる] をクリックしてインストーラーを終了します。
Jobs テーブルを移行するには、以下の手順を実行します。
JobOrganizationUnitId
を入力します。with CTE as ( select qie.[JobOrgUnitFullyQualifiedName] as qOrgName, qie.[JobOrganizationUnitId] as qOrgId, j.[OrganizationUnitId] as jOrgId, j.[OrgUnitFullyQualifiedName] as jOrgName from [dbo].[QueueItemEvents] qie inner join [dbo].[QueueItems] qi on qie.[QueueItemId] = qi.[Id] inner join [dbo].[Jobs] j on qi.[ExecutorJobId] = j.[Id] where j.[OrganizationUnitId] != qie.[JobOrganizationUnitId] or (qie.[JobOrganizationUnitId] is null and j.[OrganizationUnitId] is not null)) update CTE set qOrgName = jOrgName, qOrgId = jOrgId;
with CTE as ( select qie.[JobOrgUnitFullyQualifiedName] as qOrgName, qie.[JobOrganizationUnitId] as qOrgId, j.[OrganizationUnitId] as jOrgId, j.[OrgUnitFullyQualifiedName] as jOrgName from [dbo].[QueueItemEvents] qie inner join [dbo].[QueueItems] qi on qie.[QueueItemId] = qi.[Id] inner join [dbo].[Jobs] j on qi.[ExecutorJobId] = j.[Id] where j.[OrganizationUnitId] != qie.[JobOrganizationUnitId] or (qie.[JobOrganizationUnitId] is null and j.[OrganizationUnitId] is not null)) update CTE set qOrgName = jOrgName, qOrgId = jOrgId;- 長期実行ワークフローのインデックスが存在しない場合は、インデックスを作成します。
注: このスクリプトを以前に使用した場合、もう一度実行する必要はありません。
IF NOT EXISTS(SELECT * FROM sys.indexes WHERE Name = 'IX_JobEvents_JobId_TenantId' and OBJECT_NAME(object_id) = 'JobEvents') CREATE NONCLUSTERED INDEX [IX_JobEvents_JobId_TenantId] ON [dbo].[JobEvents] ( [JobId] ASC, [TenantId] ASC )
IF NOT EXISTS(SELECT * FROM sys.indexes WHERE Name = 'IX_JobEvents_JobId_TenantId' and OBJECT_NAME(object_id) = 'JobEvents') CREATE NONCLUSTERED INDEX [IX_JobEvents_JobId_TenantId] ON [dbo].[JobEvents] ( [JobId] ASC, [TenantId] ASC ) - read テーブルを切り捨てて、新しいフィールドをバックフィルします。
truncate table [read].[QueueItemEvents]; truncate table [read].[QueueItems]; truncate table [read].[Jobs]; truncate table [read].[JobEvents]; delete [dbo].[IngestionMarkers] where [IngestionEventType] in (9002, 9001);
truncate table [read].[QueueItemEvents]; truncate table [read].[QueueItems]; truncate table [read].[Jobs]; truncate table [read].[JobEvents]; delete [dbo].[IngestionMarkers] where [IngestionEventType] in (9002, 9001);
少なくとも 1 つのライセンス コード (Orchestrator、Insights、および 1 台のロボットをすべてホスト レベルで含む) が Orchestrator に添付されている必要があります (「ホスト ライセンスを管理する」をご覧ください)。
Insights のインストール後は、Orchestrator のホスト ポータルから目的のテナントに対して Insights を有効化する必要があります。詳しくは、「機能を有効化または無効化する」をご覧ください。
- サポート対象の Web ブラウザーを開きます。
https://hostname:443/Insights
に移動して、Insights が正常にインストールされたことを確認します。
インストールを変更またはアンインストールできるよう、元のインストール ファイルは保存しておきます。
詳しくは、「Insights の構成を変更する」をご覧ください。
- プライマリ ノードで UiPath Orchestrator を有効化し、パラメーター ファイルを生成します。 詳細については、「 マルチノード Orchestrator にノードを追加する 」をご覧ください。
- セカンダリで Orchestrator インストーラー (UiPathOrchestrator.msi) を実行する
ノードを次のコマンドで置き換えます。
UiPathOrchestrator.msi SECONDARY_NODE=1 PARAMETERS_FILE=install.json /Q
UiPathOrchestrator.msi SECONDARY_NODE=1 PARAMETERS_FILE=install.json /Q - UiPath.Orchestrator.dll を交換することで、すべてのノードで整合性を確保します。 プライマリ ノードのバージョンを持つセカンダリ ノードの構成ファイル。 このファイルは
C:\Program Files (x86)\UiPath\Orchestrator
にあります。 置換する前にバックアップを作成することをお勧めします。 - UiPath.Orchestrator.dllことを確認します。 構成ファイルは、置換後のすべてのノードで同一です。
- 概要
- Insights の Windows マシンと Insights の Linux マシンを準備する
- ステップ 1
- ステップ 2
- SQL Server 構成
- Orchestrator をインストールし Insights の機能を有効化する
- Insights Linux マシンで Looker を初期化する
- Insights Windows マシンで Looker ファイルを生成する
- Looker ファイルを Insights Linux マシンにコピーする
- Looker を初期化する
- Insights のインストール
- インストール後の手順
- テーブルを移行する
- 適切なライセンスを確認する
- テナントの有効化
- Insights のサービスを検証する
- Insights を変更する
- 既存のマルチノード Orchestrator でシングルノードの Insights を有効化する
- 関連ドキュメント