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Insights

最終更新日時 2025年11月13日

SSIS パッケージをデプロイしてデータをエクスポートする

概要

ここでは、SQL Server Integration Services (SSIS) パッケージをデプロイして、Insights のデータ モデルの構造を保持したデータをエクスポートする方法を説明します。エクスポートを頻繁に実行するようにスケジュールしなければ、フラット ファイルへのエクスポートが一度だけ実行されて、そのファイルをレポート ツールのデータ ソースとして使用できます。各月についてテーブル (ジョブ、キューなど) ごとにファイルが 1 つ生成されます。

注: ロボット ログとキューからのカスタム変数は、まだサポートされていません。

前提条件

Integration Services (SSIS) を SQL Server にインストールする必要があります (「 Integration Service (SSIS) をインストールする」をご覧ください)。

集計メトリック

以下のメトリックは集計されており、実行時にエクスポートすることはできませんが、エクスポート内の他のデータから計算できます。このようなメトリックを Insights と同じように表示するには、エクスポート先のツールでクエリ/集計関数を使用してください。

メトリック

クエリ/集計関数

説明

実行されたプロセス

sum ( job id)

実行されたプロセスの数です。

成功したジョブ

sum ( job_state = “successful“)

正常に実行されたジョブの数です。

失敗したジョブ

sum ( job_state = “faulted“)

失敗したジョブで実行されたプロセスです。

成功率

1.0 * ${sum ( job_state = "successful")} / NULLIF($sum ( job id),0)

正常に実行されたジョブの割合です。

エラー率

1.0 * ${sum ( job_state = "faulted")} / NULLIF($sum ( job id),0)

すべてのジョブと比較した、失敗したジョブの割合です。

合計実行時間 (秒)

sum (RuntimeInSeconds)

すべてのジョブの合計処理時間を秒単位で表したものです。

合計中断時間 (秒)

sum (SuspendedTimeInSeconds)

ジョブが中断ステートに留まっていた時間 (秒単位) です (「ジョブのステート」をご確認ください)。この Measure を使用すると、長期実行のワークフローにおいて中断ステートで費やされた時間を差し引くことによって、特定のプロセスに費やされた合計時間を計算できます。

保留中の時間 (秒)

sum (PendingTimeinSeconds)

すべてのジョブの、保留中および再開ステートでの待機時間 (ジョブがキューに入ってからロボットで実行されるまでにかかった時間) を合計したものです ( 「ジョブのステート」をご確認ください)。

キュー アイテムの数

sum (queue id)

テナントで処理されたキュー アイテムの数です。

キューのカウント

sum (distinct (queue id))

テナントで処理されたデータに関するキューの数です。

SSIS パッケージを SQL Server にデプロイする

SSIS パッケージを SQL にデプロイして Insights のデータをエクスポートします。

SSIS パッケージ UiPathInsightsDataExport.zip は Insights のリリース ファイルにバンドルされています ( Insights のインストールについて詳しくは、こちらをご覧ください)。3 つのファイルが含まれています。1 つのマニフェスト ファイルと 2 つの XML ファイルです。
  1. リリース パッケージに付属するマニフェスト ファイルを作成します ( 「Insights のインストール」をご覧ください)。
  2. マニフェスト ファイルを選択してインストール ウィザードを開始します。
  3. [SQL Server に配置] を選択します。

    または、ファイル システムへのデプロイのほうが望ましい場合、[ファイル システムに配置] オプションを選択できます。



  4. デプロイ先の SQL Server を指定します (例: (local))。リモート マシンにデプロイするには、[SQL Server 認証を使用する] を選択します。


  5. SSIS パッケージをデプロイする場所を選択します。このために新しいフォルダーを作成できます。この手順の前にフォルダーを作成しておいてから、デプロイ先として選択してください。
  6. [パッケージの構成] の手順で、ソース データベースの接続文字列と、データのエクスポート先のルート パスを入力します。



SSIS パッケージを実行して Insights のデータをエクスポートする

Insights のデータをエクスポートするには、パッケージ ユーティリティを実行する必要があります。

  1. SQL Server Integration Services にサインインします。
  2. 上記の手順 5 でパッケージをデプロイしたフォルダーに移動します。
  3. デプロイしたパッケージを見つけて、[パッケージの実行] を選択します。



Insights のデータをエクスポートするために SSIS パッケージのスケジュールを設定する

データのエクスポートを定期的に実行する場合、さまざまなオプションを使用して SSIS パッケージの実行スケジュールを設定できます。操作手順については、Microsoft のドキュメントをご覧ください。

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