組織を作成または削除する

組織は、ホストに次ぐ最上位の階層レベルです。 組織の設定とリソースは、その組織内のテナントとサービス間で共有されますが、同じホストに属する組織であっても、他の組織とは分離されたままになります。

各組織は、組織管理者と呼ばれる個別の管理者ユーザーによって管理されます。 このユーザーは、最高レベルの権限を持ち、組織レベルのすべての機能領域にアクセスでき、組織内でのみ、組織に関連するすべての管理アクションを実行できます。

新しい組織または新しいテナントの必要性

テナントを使用すると、同じサービスの複数のバージョン間の分離を作成 (または、テナント間でのさまざまなサービスの組み合わせをプロビジョニング) し、パッケージ、ロール、利用可能なライセンスなどのリソースを分離させることができます。 同一組織内のテナントは、同じアカウント、ライセンス プール (組織レベルから配布)、および組織設定を共有します。

異なる組織を作成することによって、異なる URL、異なるライセンス プール、異なるアカウントとロール、異なるリソース間で厳密な分離を作成できます。ある組織は他の組織を認識せず、その組織との関係も持ちません。

組織を作成する

システム管理者は、ホスト ポータルから新しい組織を作成できます。 新しい組織を作成するには、以下の手順を実行します。

1. ホスト ポータルにシステム管理者としてログインします。
2. 左側のペインで、[組織] の見出しの右側にある [新しい組織を作成] アイコン (プラス記号) をクリックします。
   
   

   

   
   
3. [組織名] フィールドに入力します。

   この名前は、Automation Suite へのアクセスに使用可能な組織固有のサイト URL の生成に使用されます。組織管理者はこの名前を後から編集できますが、編集によって URL も変わります。

4. 残りのフィールドに必要な詳細を入力して、組織管理者アカウントを作成します。

   [認証設定] ([ホスト] > [ユーザー]) によっては、ユーザーは初回ログオン時にパスワードをリセットする必要があります。

   重要: 組織管理者用に設定したメール アドレス (またはユーザー名) とパスワードに注意してください。この情報は組織管理者に提供する必要があり、復元できません。
5. [保存] をクリックして組織を作成します。

   これで、組織が [ 組織 ] ページに表示されます。

   [グローバル設定] でメールの設定を行うと、新しい組織管理者は指定したメール アドレス宛てのメール メッセージを受信し、ここでメール アドレスの確認を要求されます。

6. ホスト ライセンスを使用する場合は、新しい組織にライセンスを割り当てます。

   組織が独自のライセンスを組織レベルで提供する必要がある場合は、この手順をスキップします。

7. 設定した組織名と資格情報を組織管理者に提供します。これで組織管理者はログインし、組織を構成できるようになります。

   この情報を確認し忘れた場合は、組織を削除し、もう一度作成する必要があります。

組織を削除する

組織を削除すると、次のようになります。

• その組織に関連するすべてのデータが削除されます。
• 組織固有の URL にアクセスできなくなります。
• 組織に割り当てられたホスト ライセンスがホスト ライセンス プールに返されます。

組織を削除するには、次の手順を実行します。

1. ホスト ポータルにシステム管理者としてログインします。
2. 左側のペインで組織を選択します。

   必要に応じて、[組織] の見出しの右側にある虫眼鏡アイコンをクリックし、文字を入力してリストをフィルター処理します。

3. [設定] をクリックします。

   選択した組織の [設定] ページが開きます。

4. [組織を削除] の下の [削除] をクリックします。

   [組織を削除] 確認ダイアログが開きます。

   
   

   

   
   
5. 組織の名前を表示されたとおりに入力し、[削除] をクリックします。

   ウィンドウの右上に、削除が進行中であることを示す確認のツールチップが表示されます。

組織が削除されるまで、少しばかり時間がかかる可能性があります。その後、[組織] ページにある組織のリストからこの組織が削除されます。

組織にそれまでに割り当てられていたライセンスがすべて、ホスト レベルのライセンス プールに返されます。

機能を有効化または無効化する

設定を変更しないかぎり、既定ではすべてのテナントに対して、すべての機能が有効化されています。

1. Orchestrator のホスト ポータルにシステム管理者としてログインします。

   [テナント] ページが表示されます。

2. 行の右端の [その他のアクション] をクリックして [機能を有効化/無効化] を選択します。

   [機能フラグ] ウィンドウが表示されます。

3. テナント上で有効化する機能のチェックボックスをオンにするか、無効化する機能のチェックボックスをオフにします。
4. [更新] をクリックして変更を適用します。

または、複数のテナントを選択し、[選択したテナントの機能を有効化/無効化] ボタンをクリックして、複数のテナントに対して有効化する機能を同時に変更することもできます。