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Insights
オートメーションを設計する際には、実行方法だけでなく、そのオートメーションが UiPath Insights でどのように測定およびレポートされるかも考慮することが重要です。オートメーションの設計時にはレポート要件が見落とされがちです。そのため、オートメーションを再作業しない限り、後から重要なメトリックを追跡することが困難または不可能になる場合があります。
このページでは、オートメーションが最初から Insights に適切なデータを提供するようにするためのベスト プラクティスの概要を説明します。
- 正確なレポート作成を妨げるデータ ポイントの欠落 (ジョブごとに処理されるトランザクションの数など)。
- レポートの信頼性が低く非効率的なものにする、標準化されていないログ メッセージ。
- ROI レポートのギャップ: Insights で処理される作業の量や価値を判断できない
たとえば、オートメーションで各行がトランザクションを表す Excel ファイルを処理する際に、ジョブでキューを使用しないことや、カスタム変数でこれらのトランザクションを記録していない場合、Insights はコスト削減や ROI を正確に計算できません。
1. 設計時にレポート要件を定義する
構築する前に、あなたとあなたの利害関係者が必要とするKPIとレポートを特定します。
- ROI メトリック (処理されたトランザクションの数、節約できた時間など)
- ビジネスの成果 (完了した注文、処理済みの請求書など)
- 運用の健全性 (キューのバックログ、成功率と失敗率など)
オートメーションが、これらのデータ ポイントを構造化された方法でキャプチャするように設計されていることを確認してください。
2. トランザクションベースのオートメーションにキューを使用する
1 つのジョブが複数のトランザクションを処理する場合:
- Orchestrator のキューを使用して、各トランザクションを個別に表します。
- キューを作成できない場合は、処理されたトランザクションの数をログに記録せずにトランザクションをグループ化することは避けてください。
これにより、Insights はトランザクションごとのスループット、成功/失敗率、処理時間を測定できます。
カスタム変数を活用する
カスタム変数を使用すると、ビジネスに関連するデータを Insights に取り込んでレポートを作成できます。たとえば、次のような場合です。
- 請求書の金額
- Customer ID
- 優先度レベル
- 処理コスト
オートメーションの設計時にこれらの変数をマッピングすることで、Insights でより豊富なレポート機能を利用できるようになります。