High Availability Add-on インストール ガイド
ソフトウェア要件
HAA は 64 ビットのオペレーティング システムのみをサポートし、他のアプリケーションのないクリーンなホストにインストールする必要があります。すべての HAA ノードは、同じ NTP サーバーと同期する必要があります。
以下の表に、HAA との相互運用性をテストおよび確認済みの OS バージョンを示します。ただし、オペレーティング システムの更新プログラムやバリエーションが非常に多いため、HAA バージョンとマイナー OS バージョンの組み合わせ 1 つひとつについて互換性をテストすることはできません。一般的には、HAA は UiPath がテストしていない新しいマイナー OS バージョンでも正しく動作すると考えられますが、互換性を保証することはできません。
この表に記載されていないマイナー OS バージョンにアップグレードする予定がある場合は、運用環境にデプロイする前にテスト環境でアップグレードを実行する必要があります。
プラットフォーム |
サポートされるバージョン |
---|---|
RHEL/CentOS 8 |
8.6、8.8、8.9 |
RHEL/CentOS 9 |
9.3 |
Ubuntu |
20.04 運用環境へのインストールにはサーバー バージョンをお勧めします。デスクトップ バージョンは、開発環境へのデプロイにのみお勧めします。 |
HAA クラスターが健全な処理を行うには、3 台のサーバーが必要です。
通常の状況では、HAA クラスターの各サーバーには次のような役割があります。
- 1 台のプリンシパル サーバー – データ シャードを保持し、データベースへの外部からの読み込み・書き込み操作を受け入れます。
- 1 台のセカンダリ サーバー – データ シャードのコピーを保持します。
- 1 台のセカンダリ サーバー – データを保持せず、クォーラムのみを目的として存在します。
HAA クラスターは、単一のサーバー エラーのみをサポートします。
- サーバーのいずれか 1 つがダウンした場合、それがどのサーバーであっても、HAA クラスターは引き続き動作します。また、Web 管理インターフェイスに警告メッセージが表示されます。より詳細な情報は、
rlcheck
コマンドを実行することで確認できます (コマンドは通常、/opt/redislabs/bin
内で見つかります)。rlcheck
コマンドには--continue-on-error
を追加することもできます。 - 2 台のサーバーでエラーが発生すると、プリンシパル サーバーがまだオンラインであったとしても、HAA クラスターでもエラーが発生します。
HAA クラスターを 4 台以上のサーバーで構築することは可能ですが、実質的なメリットはありません。
エラーが発生するサーバーの数が増えることはありません。5 ノードの HAA クラスターの場合、データ シャードのコピーを保持しているプリンシパル ノードとセカンダリ ノードの両方でエラーが発生すると、クラスター全体でもエラーが発生し、データ シャードが他のノードへ割り当て直されることはありません。
HAA では IPv4 と IPv6 の両方がサポートされています。マルチ IP および IPv6 のサポートについて詳しくは、Redis のドキュメントをご覧ください。