Redis の初期インストールの失敗

説明

Redis の初期インストールが失敗した場合に、インストール スクリプトを再実行すると、元のインストール試行では発生していなかった新しいエラーが生成されます。これは、Redis インストーラーが、インストールに失敗した後にクリーンアップを実行しないために発生します。その結果、残っているファイルや設定が原因で、インストーラーがアップグレードを実行中であると認識したり、予期しない問題が発生したりする可能性があります。

解決策

Redis の失敗したインストールをクリーンアップするには、以下の手順を実行します。

1. Redis のパッケージをすべて削除します。

   sudo yum remove redis*

2. Redis のパッケージがすべて削除されたことを確認します。

   sudo rpm -qa | grep -i redis

3. クリーンアップが完了したら、インストール スクリプトを再実行します。

   インストール スクリプトを再実行すると、元のインストールでは発生していなかった、次のような新しいエラーが発生する可能性があります。

   • Traceback (most recent call last):
        File "rlec_upgrade_tmpdir/upgrade_checks.py", line 6, in <module>
          import CCS
     ImportError: No module named CCS

     この問題に対処するには、Redis のセットアップを試行する前に、必要な依存関係 (Python モジュールなど) がインストールされていることを確認します。

     pip install CCS

   • Upgrade aborted. Upgrading to version 5.4.6-18 is only allowed from versions: 5.0.0 5.0.1 ... package redislabs is not installed.

     この問題に対処するには、redislabs パッケージを再インストールします。インストールが失敗した場合、このパッケージが見つからないか、破損している可能性があります。

     sudo yum install redislabs