AI Trust Layer ポリシーを使用して Healing Agent を有効化する

Healing Agent は、AI Trust Layer の設定に従って動作するので、その決定とアクションを、定義済みの信頼レベルに合わせることができます。したがって、オートメーションの柔軟性と精度を互いに適切な関係に置き、誤検知のリスクを軽減して、自己修復操作の信頼性を維持できます。

たとえば、プロセスで機密データを使用する場合は、AI Trust Layer を使用して AI によるオートメーションの回復を除外できます。この場合の Healing Agent は、AI によらないヒューリスティックな回復方法のみを使用して、推奨の手順とオートメーションの回復手段を提供します。

Healing Agent は、AI による回復戦略を実行するためにサードパーティの AI モデルを呼び出します。テキストの照合に AI 呼び出しが使用されます。

図 1. Healing Agent の AI Trust Layer ポリシーを設定する

Healing Agent を有効化または無効化する

Healing Agent へのアクセスを制御するには、次の手順を実行します。

1. Automation Cloud™ 組織で Automation Ops™ に移動します。
2. AI Trust Layer の製品ポリシーを作成または編集します。

   詳しくは、「ガバナンス ポリシーを作成する」をご覧ください。

3. [製品トグル] タブで、[Healing Agent を有効化] オプションをアクティブ化します。
4. ポリシーを保存します。
5. エージェントを構築または実行する任意のテナントにポリシーをデプロイします。

詳しくは、『Automation Ops ガイド』の「AI Trust Layer のポリシーの設定」をご覧ください。

注:

Healing Agent AI による回復方法を無効にすると、Healing Agent では、フォールバックとしてレーベンシュタイン距離を使用してテキストを照合します。