Test Suite
2023.10
バナーの背景画像
Test Suite ユーザー ガイド
最終更新日 2024年2月28日

概要

コンポーネント

Test Suite は、1 つのソリューションとして UiPath の 4 つのツール (Studio、Orchestrator、ロボット、そして最後に Test Manager) で構成されます。各コンポーネントとその機能については、以下の図と情報をご覧ください。

コンポーネント説明
Studioテスト オートメーションの開発用の IDE です。テスト ケースを作成できます。
OrchestratorOrchestrator から、または CI/CD パイプラインを使用して、テストをパブリッシュ、一元管理、実行できるプラットフォームです。
Testing ロボットOrchestrator に接続して、テストを含むプロセスを実行するエージェントです。
Test Managerテスト管理ツールであり、Test Manager が提供するネイティブの連携機能です。
CI/CD との連携テスト プロジェクトをデプロイおよび管理できる CI/CD パイプラインです。


UiPath Test Suite は、UiPath Platform を利用したテスト ソリューションです。次の図に示すように、UiPath Platform では、単に自動化の機会を発見できるだけではなく、その機会を自動化する手段も提供されます。さらに、運用コンテキストでロボティック プロセス オートメーションをデプロイ、管理し、その実際の影響を測定できるツールも備えています。

そこで、UiPath Test Suite は UiPath のプラットフォームを縦断する部分であると考えてみましょう。



この部分には、テストの検出、自動化、実行からテスト結果の分析、テスト作業の管理まで、あらゆる機能が搭載されています。基本的に、UiPath Test Suite は UiPath のプラットフォームの品質ハブであり、ユーザーの最高のロボティック プロセス オートメーションおよび高品質のソフトウェア アプリケーションの両方のバックボーンとして機能します。したがって、UiPath Test Suite の目的は次の 2 つになります。



まず、UiPath Test Suite は、ソフトウェア開発部門のテスト チームが Web アプリ、モバイル アプリ、CRM/ERP システム (Salesforce、ServiceNow、SAP など) を含む幅広いソフトウェア アプリケーションをテストするために使用します。いわゆるアプリケーション テストです。次に RPA チームが、通常はマーケティング、財務、営業などの事業部門内で、ロボティック プロセス オートメーションをテストするために Test Suite を使用します。これはいわゆる RPA テストです。UiPath Test Suite の優れた点は、ソフトウェア アプリケーションのテストにも、ロボティック プロセス オートメーションのテストにも利用できる 1 つのソリューションであるところです。

さらに、UiPath Test Suite は次の 4 つのツールが 1 つになったソリューションであると考えることもできます。



最初は、テスト管理ツールである UiPath Test Manager です。そして、テスト オートメーションを開発するための IDE である UiPath Studio があります。次に、(クラウドベースの分散型の) テスト実行をオーケストレーションするツールである UiPath Orchestrator があります。最後は、テストを実行するための UiPath Robot です。これら 4 つのコンポーネントはさまざまなテスト機能を備えており、Web、デスクトップ、API、モバイル テスト オートメーションなど、ほぼすべてのテクノロジのテストを自動化することができます。また、UiPath Test Suite では、お使いのバージョン管理ツールや CI/CD パイプラインにテスト作業を完全にさせることもできます。

これだけではありません。UiPath Test Suite には、データ ドリブンなテストのための包括的なテスト データ管理機能も備わっています。要件管理、分析とレポート、手動テスト、テスト マイニング機能などの豊富なテスト管理機能が提供されており、これらはすべて AI を搭載しており、ALM ツールと緊密に連携します。さらに、従来のテスト ツールから UiPath Test Suite への移行を検討している場合のために、移行を容易にする移行アシスタントが用意されています。

その中でも特に優れているのは、これらの機能はすべて、クラウドでもオンプレミスでも利用できるところです。つまり、UiPath Test Suite が提供する幅広い豊富な機能は、テストの高速化と効率化を目的として設計されています。

それでは、さらに大きな視点から UiPath Test Suite を俯瞰してみましょう。UiPath Test Suite は高い汎用性を誇ります。技術知識のあるテスターも、日常業務で使用するビジネス ユーザーも、UiPath Task Capture でテスト ケースを文書化できます。また、ローコードおよびコード化されたテスト オートメーション機能のおかげで、ほぼすべてのテクノロジに対応したテストを作成できます。では、他に使用しているツールがある場合はどうでしょうか。UiPath Test Suite はこの問題にも対応できます。Git、SVN、TFS などのバージョン管理ツールとスムーズに連携できます。また、Jenkins などのビルド ツールとも連携します。その上、UiPath Test Suite のテスト管理ツールである UiPath Test Manager は、広く使用されている ALM ツールとネイティブに連携します。たとえば、ServiceNow、SAP Solution Manager、Azure DevOps、Jira、さらには Xray のような Jira プラグインなどです。



また、連携していない ALM ツールがある場合は、UiPath Test Manager に付属するソフトウェア開発キットを使用すれば、連携を実現できます。その他には Planview Tasktop Hub もあります。これは人気の高い 60 種類以上の ALM ツールやテスト管理ツールとの連携を可能にする連携プラットフォームです。そして最後に、Tasktop Hub に付属するこれらの連携機能 (まとめて UiPath Test Manager Connect と呼びます) はすべて、どの UiPath Test Manager ライセンスにも含まれており、追加料金は一切かかりません。

  • コンポーネント

Was this page helpful?

サポートを受ける
RPA について学ぶ - オートメーション コース
UiPath コミュニティ フォーラム
UiPath ロゴ (白)
信頼とセキュリティ
© 2005-2024 UiPath. All rights reserved.