
Test Manager のリリース ノート
2024 年 10 月
AutopilotTM による AI を活用したテスト機能の提供を開始しました。
利用可能な機能の概要については、「AI を活用したテスト」をご覧ください。また、UiPath® Business Automation Platform 全体での Autopilot の機能については、『Autopilot ガイド』をご覧ください。
AI を活用した評価
AI を使用して要件の品質を評価および強化することにより、テスト ポートフォリオを改善できます。AutopilotTM を使用して、要件を基準に照らして評価したり、提案を実装して品質を向上させたりできます。
ステップバイステップのガイドについては「AI を活用した評価」を、要件の評価に関する効率的なベスト プラクティスについては「AI を活用した評価: ベスト プラクティス」をご覧ください。
AI を活用した生成
Autopilot による AI を活用した生成機能では、次の 2 種類のテスト ケース生成機能を使用して手動テストの作成を簡略化できます。
- 要件から生成: 要件から直接手動テスト用のテスト ケースを生成します。
- トランザクションから生成: ヒートマップを使用するか、変更影響分析のトランザクションを使用して、SAP のトランザクションのテスト ケースを生成します。
手動テストの生成時には、Autopilot に追加指示を出して焦点を当てるべき箇所を調整できます。要件または SAP のトランザクションに関する詳細情報を含むサポート ドキュメントを渡して、Autopilot がより正確なテスト ケースを生成できるようにできます。
生成されたテスト ケースを確認し、目的のテスト ケースを作成するか、調整します。
手動テストを効果的に生成する方法について詳しくは、「AI を活用した生成」および「AI を活用した生成: ベスト プラクティス」をご覧ください。
AI を活用したインサイト
Autopilot で AI の能力を活用することで、テストに関する包括的なインサイトを得ることができます。Autopilot はテスト データを分析して直感的で詳細なレポートを提供します。パターンを理解し潜在的なギャップを特定して、実用的なインサイトを入手でき、テスト効率を向上できます。
AI を活用した機能をテスト ポートフォリオで使用するには、「AI を活用したインサイト」をご覧ください。
AI を活用した機能のためのプロンプト ライブラリ
Autopilot を使用してテスト プロセスを改善する場合、定義済みのプロンプトを使用して、要件の品質評価プロセスやテスト ケースの生成プロセスをより簡単に実行できます。事前定義されたプロンプトは、必要に応じて編集できます。
さらに、プロジェクトのプロンプト ライブラリを、エクスポートする TMH ファイルに含めることもできます。
プロジェクトの [プロンプト ライブラリ] は、[プロジェクト設定] にあります。
AI を活用したテスト プロセスに使用できる、利用可能な定義済みのプロンプトを確認するには、「プロンプト ライブラリ」をご覧ください。
SAP 変更影響分析
このソリューションを使用すると、ABAP コードの変更、カスタマイズ、SAP ノートの適用、サポート パッケージなど、SAP ソフトウェアの変更による影響を分析できます。この分析から得た知見を利用してテスト プロセスを最適化して、テストに必要な作業を減らし、業務プロセスへの影響を把握して、必要なテスト領域に効率的に焦点を絞ります。
SAP 変更影響分析を使用するには、次の 3 つのフェーズを実行する必要があります。
- 学習 - SAP テスト プロジェクト テンプレートを用い、Studio のアクティビティを使用してトランザクションとその依存関係に関する情報を収集します。
- 分析 - Test Manager で SAP 変更影響分析ヒートマップを使用して、変更を分析します。結果には、影響を受けるテスト ケース (Fit) が表示されます。また、変更の影響を受け、テスト ケースが割り当てられていない SAP トランザクションとプログラム (Gap) が強調表示されます。
- アクション - 回帰ポートフォリオのテストでカバーされていない、新たに発見された Gap のテスト ケースを作成し、影響を受けるテスト ケースをテスト セットに割り当てます。
SAP のテストに必要な作業の焦点を効率的に絞る方法について詳しくは、「変更影響分析」をご覧ください。