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2022.10
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Robot ガイド

最終更新日時 2024年12月4日

Linux 環境のロボット

Linux イメージのロボットを使用すると、Docker コンテナーで クロスプラットフォーム オートメーションを実行できます。

ロボットの Linux イメージは、mcr.microsoft.com/dotnet/runtime の Ubuntu Linux バージョンに基づいています。アプリケーションに必要なファイルはすべて、 /application/ ディレクトリに配置されます。

前提条件

デプロイ

Linux 環境でロボットを使用するには、Orchestrator で Unattended ロボットを作成して後で使用するためにクライアント ID とクライアント シークレットを保存した後、ロボット端末で以下の手順を実行します。

  1. コマンド ライン ターミナルを開き、以下のコマンドを使用して Docker イメージを取得します。
    docker pull registry.uipath.com/robot/uiautomation-runtime:<tag>docker pull registry.uipath.com/robot/uiautomation-runtime:<tag>
    注: 特定のタグを使用しないと、最新の Enterprise のバージョンの最新の Enterprise のパッチが取得されます。特定のバージョンのロボットを取得または起動するには、<tag> パラメーターを下表の「Docker イメージのタグ」列に記載されている実際のバージョンで置き換えます。
    Robot のバージョン Docker イメージのタグ
    2022.1022.10.68.11424-robot22.10.3
  2. 接続の種類に応じて、ダウンロードしたイメージを起動し、以下のいずれかのコマンドを使用してロボットを Orchestrator に接続できます。
    重要: ロボットを正常に開始するには、コマンドに -e LICENSE_AGREEMENT=accept パラメーターを追加して、ライセンス契約に同意する必要があります。
    1. クライアント ID とクライアント シークレット:
      docker run -e LICENSE_AGREEMENT=accept -e ORCHESTRATOR_URL="https://cloud.uipath.com/organization/tentant/orchestrator_"-e CLIENT_ID="$Client_ID" -e CLIENT_SECRET="$Client_secret" -tid registry.uipath.com/robot/uiautomation-runtime:<tag>docker run -e LICENSE_AGREEMENT=accept -e ORCHESTRATOR_URL="https://cloud.uipath.com/organization/tentant/orchestrator_"-e CLIENT_ID="$Client_ID" -e CLIENT_SECRET="$Client_secret" -tid registry.uipath.com/robot/uiautomation-runtime:<tag>
    2. マシン キー:
      docker run -e LICENSE_AGREEMENT=accept -e ORCHESTRATOR_URL="https://cloud.uipath.com/organization/tentant/orchestrator_" -e MACHINE_KEY="$KEY" -tid registry.uipath.com/robot/uiautomation-runtime:<tag>docker run -e LICENSE_AGREEMENT=accept -e ORCHESTRATOR_URL="https://cloud.uipath.com/organization/tentant/orchestrator_" -e MACHINE_KEY="$KEY" -tid registry.uipath.com/robot/uiautomation-runtime:<tag>
重要: ロボットを Orchestrator に接続する際に問題が発生した場合は、ホスト マシンの設定 (例: ファイアウォール ルール) が原因である可能性があります。この問題を解決するには、コマンドに特定の DNS サーバーを追加します。

DNS の構成例:

docker run --dns="1.1.1.1" -e LICENSE_AGREEMENT=accept -e ORCHESTRATOR_URL="https://cloud.uipath.com/organization/tentant/orchestrator_" -e CLIENT_ID="$Client_ID" -e CLIENT_SECRET="$Client_secret" -tid registry.uipath.com/robot/uiautomation-runtime:<tag>docker run --dns="1.1.1.1" -e LICENSE_AGREEMENT=accept -e ORCHESTRATOR_URL="https://cloud.uipath.com/organization/tentant/orchestrator_" -e CLIENT_ID="$Client_ID" -e CLIENT_SECRET="$Client_secret" -tid registry.uipath.com/robot/uiautomation-runtime:<tag>
1.1.1.1 は Cloudflare からのパブリック DNS リゾルバーを指します。ここでは、SignalR ハブを解決できる任意の DNS リゾルバーを使用できます。
重要: 手順 2 のコマンドを実行するたびに、Orchestrator に新しい無人セッションが作成されます。これを回避するには、docker start {container_id} コマンドを使用して作成済みのコンテナーを起動します。
  1. マシン上のロボットのステータスを確認するには、以下のコマンドを使用します。
    docker ps -adocker ps -a
  2. ロボットを切断するには、以下のコマンドを使用します。
    docker stop {container_id}docker stop {container_id}
    重要: docker kill container_id を使用すると、マシン上のロボットは停止されますが、Orchestrator からは切断されません。
  3. 特定のロボットを再接続するには、以下のコマンドを使用します。
    docker start {container_id}docker start {container_id}

Linux 環境のロボットのオートメーションを作成する

Linux 環境のロボットは、バックグラウンド オートメーションとフォアグラウンド オートメーションの両方を (Google Chrome を使用して) 実行できます。

Linux 環境のロボットに対応した Web オートメーションを作成する場合は、以下の手順に従います。

  1. 新しいプロセスを作成する際は、Studio でプロジェクトの種類としてクロスプラットフォームを選択します。
  2. Studio で、パッケージ マネージャーから UI Automation アクティビティ パッケージを最新バージョンに更新します。この機能は、v21.11.0-preview パッケージ以降でのみ利用可能です。クロスプラットフォーム プロジェクトを使用しているため、クロスプラットフォーム プロジェクトをサポートするアクティビティ パッケージのみが表示されます。
  3. Web オートメーションを作成するには、最新の Chrome 拡張機能も必要です。これは次の方法で簡単にインストールできます。
    注: オートメーションの設計を開始する前に、Chrome 拡張機能 v21.10.4 以降がインストールされている必要があります。

Linux 環境のロボット用の UI Automation プロジェクトを設計する際は、アクティビティに次の入力メソッドを使用できます。

  • ChromiumAPI (既定)
  • クリックをシミュレート/入力をシミュレート

また、次のウィザードがサポートされています。

  • Web レコーダー
  • 表抽出

Linux 環境のロボットでオートメーションを実行する

Linux ロボットで無人ジョブを実行する手順は、Windows の場合と同じです。

プロセスのライブ実行を表示するには、事前設定された VNC サーバーを使用します。既定のポート 5900 経由でアクセスできます。プロセスの実行中にこのポートに接続するには、Docker Run コマンドに -p {localVncPort}:5900 --env VNC_ENABLED=true パラメーターを追加して、イメージの起動時に VNC ポートを公開する必要があります。
docker run -e LICENSE_AGREEMENT=accept -e
ORCHESTRATOR_URL="{orchestrator url}" -e MACHINE_KEY="{machine_key}" -p 50000:5900 --env VNC_ENABLED=true registry.uipath.com/robot/uiautomation-runtime:<tag>docker run -e LICENSE_AGREEMENT=accept -e
ORCHESTRATOR_URL="{orchestrator url}" -e MACHINE_KEY="{machine_key}" -p 50000:5900 --env VNC_ENABLED=true registry.uipath.com/robot/uiautomation-runtime:<tag>
このコマンドによって、ローカル マシン (50000 port) を介して VNC サーバーを使用できるようになります。その後、任意の VNC クライアントを使用してロボットの実行をライブで追跡できます。

リモート デバッグ

Unattended ロボット接続機能を使用して、既に起動しているロボット コンテナーをデバッグできます。

ログ

プロセスの実行に関連するログは、Docker イメージの /home/robotuser/.local/share/UiPath/Logs フォルダーにあります。

コンテナーからログを抽出するには、次のコマンドを使用します。

docker cp <ContainerId>:/home/robotuser/.local/share/UiPath/Logs <TargetPath>

パッケージ フィードを設定する

Linux 環境のロボットでオートメーションを実行するために使用するライブラリは、Docker コンテナーの /application/Packages/ ディレクトリに配置できます。これには、次のコマンドを使用して、NuGet ライブラリを含むディレクトリをマウントします。
docker run -e LICENSE_AGREEMENT=accept -e MACHINE_KEY="{machine_key}" -e ORCHESTRATOR_URL="https://cloud.uipath.com/organization/tentant/orchestrator_" -v <path to packages on the host machine>:/application/Packages/ -ti registry.uipath.com/robot/uiautomation-runtimedocker run -e LICENSE_AGREEMENT=accept -e ORCHESTRATOR_URL="https://cloud.uipath.com/organization/tentant/orchestrator_" -e CLIENT_ID="$Client_ID" -e CLIENT_SECRET="$Client_secret" -v <path to packages on the host machine>:/application/Packages/ -ti registry.uipath.com/robot/uiautomation-runtime:<tag>docker run -e LICENSE_AGREEMENT=accept -e MACHINE_KEY="{machine_key}" -e ORCHESTRATOR_URL="https://cloud.uipath.com/organization/tentant/orchestrator_" -v <path to packages on the host machine>:/application/Packages/ -ti registry.uipath.com/robot/uiautomation-runtimedocker run -e LICENSE_AGREEMENT=accept -e ORCHESTRATOR_URL="https://cloud.uipath.com/organization/tentant/orchestrator_" -e CLIENT_ID="$Client_ID" -e CLIENT_SECRET="$Client_secret" -v <path to packages on the host machine>:/application/Packages/ -ti registry.uipath.com/robot/uiautomation-runtime:<tag>
ここでの <path to packages> はホスト マシン上の場所を指します。

ロボット ユーザー (UID 1000 ユーザー) が、パッケージ フィードにマウントされているパスの読み取り権限を持っていることを確認してください。

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