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Automation Cloud (公共部門向け) 用の Insights

Automation CloudAutomation Cloud Public SectorAutomation SuiteStandalone
最終更新日時 2024年6月25日

権限を付与する

概要

管理者は、Insights へのユーザーとグループのアクセス権を管理できます。このロールは、どのロールの割り当てにも依存しません。

条件

  • 組織管理者は、既定で Insights の管理者として設定されます。
  • Insights および関連するロールへのアクセス権は、組織管理者がプロジェクトにユーザーとロールを割り当てることによってのみ付与されます。

ユーザー ロール

Insights では、ビューアーデザイナー管理者の 3 つの主要なロールをサポートしています。ROI ビューアーROI エディターは、ベースとなるロールへのアドオン権限です。ビューアーは、Insights のユーザーに付与される最も一般的なロールです。

次の表は、各ロールの権限のリストです。

権限

管理者

デザイナー

ビューアー

ROI エディター (デザイナー ロールに依存)

ROI ビューアー (デザイナー ロールまたはビューアー ロールに依存)

ダッシュボードを作成、編集、削除するデザイナー ロールに依存利用可能利用できません。継承継承
ダッシュボードを表示する利用可能利用可能利用可能継承継承
ダッシュボードを複製するデザイナー ロールに依存利用可能利用できません。継承継承
ダッシュボードをテナントと共有するデザイナー ロールに依存利用可能利用できません。継承継承
ユーザーおよびグループを割り当てる利用可能利用できません。利用できません。継承継承
カスタム変数を設定利用可能利用できません。利用できません。継承継承
ROI データセットを設定利用可能利用できません。利用できません。継承継承
[ビジネス ROI] テンプレートと [ビジネス ROI (キュー)] テンプレートを表示するROI ビューアー ロールに依存利用できません。利用できません。利用可能利用可能
[ビジネス ROI] テンプレートと [ビジネス ROI (キュー)] テンプレートをコピーして編集するデザイナー ロールおよび ROI エディター ロールに依存ROI エディター ロールに依存利用できません。利用可能利用できません。
ジョブ、キュー、マシンのデータを含むダッシュボードをインポートおよびエクスポートする デザイナー ロールに依存利用可能利用できません。利用できません。利用できません。
カスタム変数と ROI を含むダッシュボードをインポートおよびエクスポートする デザイナー ロールに依存利用できません。利用できません。利用できません。利用できません。

デザイナー

デザイナーとは、Insights の編集/コピー/作成/削除の権限を持つユーザーです。デザイナーにできるのは、ダッシュボードの編集、新しいダッシュボードの作成、[マイ ダッシュボード] セクションへのテンプレートのコピー、テナントとのダッシュボードの共有やテナントへの共有ダッシュボードのコピー、およびダッシュボードの削除です。デザイナーはアラートを設定することもできます。

注:

既定では、デザイナーのユーザー数は 10 人に制限されています。デザイナー ユーザーの追加をご希望の場合は、追加購入についてお問い合わせください。

ビューアー数の制限はありません。

ビューアー

ビューアーとは、Insights の表示権限のみを持つユーザーです。ビューアーは、[UiPath テンプレート] および [テナント] の各セクションを表示することはできますが、自身のダッシュボードを作成することはできません。ただし、テンプレートやテナント ダッシュボードのダウンロードや、それらの配信のスケジューリングを行うことはできます。

管理者

管理者は、Insights を設定する権限を持つユーザーです。管理者は、[ユーザー管理] へのアクセス権を持っており、テナントの ROI データセットに値を入力したり、カスタム変数を設定したりできる唯一のユーザーです。

管理者ロールにはビューアー権限が含まれており、管理者グループに属するユーザーに既定で割り当てられます。管理者グループのユーザーから Insights の管理者権限を削除することはできません。

注:

管理者がダッシュボードの編集や作成を行うには、管理者に明示的にデザイナー権限を付与する必要があります。

また、[ビジネス ROI] テンプレートを表示・管理するには、管理者ロールに ROI ビューアーと ROI エディターのロールを追加する必要があります。

ROI ビューアー/エディター

ROI ビューアー/エディターは補助的な権限です。これらの権限は、2 つの主要な権限であるビューアーおよびデザイナーのいずれか、または管理者に追加する必要があります。この権限は、特に [ビジネス ROI] テンプレートと [ビジネス ROI (キュー)] テンプレートの確認やコピーの作成、および ROI 関連の Explore へのアクセスを行える人を管理するために設定されています。

ROI ビューアーに割り当てられたユーザーのアクセス権では、ビジネス ROI テンプレートの表示のみが可能です。ダッシュボードの操作はできますが、それを自分のダッシュボードにコピーすることはできません (これはデザイナー権限を持つユーザーも同様です)。ユーザーに ROI ビューアー権限を付与するには、そのユーザーがビューアーまたはデザイナーのロールを持っている必要があります。

ROI エディターに割り当てられたユーザーは、[ビジネス ROI] テンプレートと [ビジネス ROI (キュー)] テンプレートを [マイ ダッシュボード] セクションにコピーできます。これらのユーザーは、[プロセスの手動処理値] Explore および [キューの手動処理値] Explore (ROI のベースライン値が保存されている場所) へのアクセス権を持っており、管理者が ROI データセットに対して入力したデータを含む新しいウィジェットを構築することができます。ROI エディター権限を持つことのできるユーザーは、デザイナーのロールを持っている必要があります。

ユーザーおよびグループのアクセス権を管理する

Insights 管理者は、ユーザーおよび既存グループの Insights へのアクセス権を管理できます。また、グループに権限を割り当てることができます。Active Directory グループ、Orchestrator グループ、Automation Suite グループがサポートされています。

ユーザーおよびグループを割り当てる

  1. Insights を開きます。
  2. 右上隅の 3 点リーダー メニューに移動し、[アクセス権を管理] を選択します。
  3. [ユーザー] タブまたは [グループ] タブに移動します。
  4. [ユーザーを追加] または [グループを追加] をそれぞれクリックします。
  5. フォームのフィールドでユーザーまたはグループを検索します。たとえば、Everyone グループにアクセス権を割り当てることができます。
  6. ユーザーまたはグループにロールを割り当てます。

    ユーザー ロール」をご覧ください。

  7. Enter キーを押して、ユーザーまたはグループを追加します。一度に複数のユーザーやグループを追加できます。
  8. [保存] をクリックして操作を確定します。ユーザーとグループは、メールでの招待を受信することなく、Insights に追加されます。



    重要: デザイナー権限を持つことができるのは、アカウント全体で 10 人のユーザーのみです。より多くのユーザーにデザイナー権限を付与する場合は、UiPath の担当者までお問い合わせください。

ユーザーとグループを編集する

ユーザーとグループのロールの編集が可能です。

  1. Insights を開きます。
  2. 右上隅の 3 点リーダー メニューに移動し、[アクセス権を管理] を選択します。
  3. [ユーザー] タブまたは [グループ] タブに移動します。
  4. ユーザーまたはグループを検索または選択し、[ユーザーを編集] または [グループを編集] をそれぞれクリックします。
  5. ロールを編集します
  6. [保存] をクリックして、変更を確定します。

ユーザーとグループを削除する

  1. Insights を開きます。
  2. 右上隅の 3 点リーダー メニューに移動し、[アクセス権を管理] を選択します。
  3. [ユーザー] タブまたは [グループ] タブに移動します。
  4. 削除するユーザーまたはグループを検索または選択します。
  5. [削除] を選択し、次のダイアログで操作を確定します。

フォルダーの権限に基づくデータ制限

ユーザーが持つアクセス権に基づくテナント レベルのデータ制限を Orchestrator フォルダーに適用できます。このオプションを有効化すると、Insights ユーザーは、自身が権限を持つ Orchestrator フォルダーに関連付けられたデータにのみアクセスできます。

Orchestrator フォルダーに基づいてユーザー アクセスを制限するには、[アクセス権を管理] に移動して、[フォルダーの権限の制限] トグルを有効化します。制限はユーザーとグループの両方に適用されます。この機能は、テナント全体のユーザーに影響を与えます。有効化すると、すべてのユーザーのデータが制限されます。有効化しない場合は、引き続きすべてのユーザーがテナントのデータ全体にアクセスできます。



重要:
  1. [フォルダーの権限に基づくデータ制限] は、ROI データセットに表示されるプロセスとキューには適用されません。ROI データセットにアクセスする権限を持つユーザーは管理者だけであるため、制限の適用後も、リスト全体にアクセスできるユーザーは管理者だけです。ユーザーがアクセスするデータ モデルには制限が反映されます。
  2. [フォルダーの権限に基づくデータ制限] は、[カスタム変数を設定] ページに表示されるプロセスとキューからのカスタム変数の設定には適用されません。設定ページにアクセスする権限を持つユーザーは管理者だけであるため、制限の適用後も、リスト全体にアクセスできるユーザーは管理者だけです。データ モデルには、ユーザーがアクセスできるフォルダーに対応するカスタム変数のみが反映されます。
  3. フォルダーが削除されたり、Orchestrator 内のフォルダーへのアクセス権を失ったりすると、フォルダー内のすべての履歴データ (キュー、ジョブ、ロボット ログ、カスタム フィールドなど) が Insights に表示されなくなります。その削除されたフォルダーに関連付けられたデータは、存在しないと見なされます。これは製品の他の領域にも影響します。このデータが ROI ダッシュボードから除外され、そのフォルダーに関連付けられたロボット ログやキューからのカスタム変数が利用できなくなるためです。前述のような問題を防ぐには、フォルダー権限の制限を無効化してください。そうすると、すべてのデータを再び履歴として利用できます。

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