Document Understanding のリリースノート

デリバリー:

最終更新日時 2025年11月6日

2024.10.4

公開日: 2025 年 6 月 26 日

マイナーな改良点

UiPath では、UiPath Document Understanding のユーザーエクスペリエンスの継続的な向上に努めています。今回のリリースでは、セキュリティに関する改良とアクセシビリティに関する修正を行い、Document Understanding モダンプロジェクトで利用可能な機能の一部の動作を安定させました。

既知の問題

Workload Identity が有効になっている環境では、ポッドの初回起動時に SQL 接続が失敗する可能性があります。この結果、Document Understanding モダンプロジェクトでインポートジョブを開始する際にエラーが発生します。
Document Understanding モダンプロジェクトが有効化された Automation Suite 環境をインストールまたはアップグレードする場合は、ポッドログに SQL 接続エラーがないか確認してください。SQL 接続の失敗を示すポッドがある場合は、それらのポッドを再起動して問題を解決します。接続が復元したら、ドキュメントを再度インポートします。これで、インポートジョブが正常に完了します。
追記 (2025 年 10 月 17 日): サービスのデプロイが、GPU ノードではなく CPU ノードでスケジュールされることがあります。サービスは引き続き CPU で機能しますが、GPU の実行と比較するとパフォーマンスは大幅に低下します。回避策として、Argo で du-aimodelhost-2404 オブジェクトのリソース要求と制限を以下のように手動で設定する必要があります。
```
resources:
  limits:
    cpu: '4'
    memory: 22Gi
    nvidia.com/gpu: '1'
  requests:
    cpu: '1'
    memory: 10Gi
    nvidia.com/gpu: '1'resources:
  limits:
    cpu: '4'
    memory: 22Gi
    nvidia.com/gpu: '1'
  requests:
    cpu: '1'
    memory: 10Gi
    nvidia.com/gpu: '1'
```
この問題は、バージョン 2024.10.5 で修正されています。
追記 (2025 年 10 月 22 日): コマンド uipathctl config token-signing-certificates automatic-key-management を使用して証明書の自動ローテーションを有効化した場合は、14 日ごとに Document Understanding ポッドを手動で再起動する必要があります。

この動作は、証明書の自動ローテーションがアクティブな場合、Automation Suite が署名キーのライフサイクルを管理するために発生します。このプロセスには、90 日ごとにキーをローテーションし、ローテーションの 14 日前に新しいキーを通知する作業が含まれます。古いキーはローテーション後 14 日間保持され、その後削除されます。
回避策として、次のコマンドを使用してデプロイを手動で再起動できます。
```
kubectl -n uipath rollout restart deploy
kubectl -n uipath rollout restart stskubectl -n uipath rollout restart deploy
kubectl -n uipath rollout restart sts
```
その代わりに、修正プログラムがリリースされるまで自動ローテーションを無効化するには、次のコマンドを使用します。
```
uipathctl config token-signing-certificates automatic-key-management disableuipathctl config token-signing-certificates automatic-key-management disable
```