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Test Suite ユーザー ガイド
ローカル iOS デバイス
linkローカル iOS デバイスを設定する
linkモバイル オートメーション アクティビティが動作するようにローカル デバイスを設定するには、以下の要件を満たしている必要があります。
- macOS 環境がある
- macOS デバイスで Appium のローカル インスタンスを実行する
自動化できるローカル iOS デバイスには、次の 2 種類があります。
- 物理 - USB ケーブルでローカル マシンに接続できる iOS 物理デバイスです。
- エミュレーター - ローカルに保存される iOS デバイス用のエミュレーターです。
使用頻度の高い Appium コマンド
link以下のリストは、モバイル デバイス オートメーションのコンテキストで Appium を設定する場合に最もよく使用されるコマンドです (Appium 2.0 に推奨)。
xcrun simctl list
- 利用可能なデバイス、デバイスの種類、ランタイム、デバイスのペアのリストを表示します。xcrun simctl list devices
- 使用可能なデバイスのリストを表示します。xcrun simctl list devicetypes
- デバイスの種類のリストを表示します。xcrun simctl list runtimes
- ランタイムのリストを表示します。xcrun simctl list runtimes
- デバイスのペアのリストを表示します。
アプリケーション ストレージ
linkIPA
ファイルを、Appium サーバーが匿名でアクセスできる URL (例: Blob ストレージ) にアップロードする必要があります。
Google Play ストアまたは Apple App Store からアプリケーションをインストールすることはできません。ただし、これらのアプリケーションを手動で自動化して、独自のアプリケーションをインストールする場合は別です。
APP
を使用していて、そのアプリをパブリック URL にアップロードする場合、Payload
という名前のフォルダーを作成し、そこに拡張子 APP
付きのアプリを配置してから Payload
フォルダーをアーカイブし、その拡張子を ZIP
ではなく IPA
に変更する必要があります。
さらに、自動化しようとしているアプリケーションが、ターゲット アーキテクチャ (シミュレーターまたは物理デバイス) 用にコンパイルされていることも確認してください。
iOS 物理デバイスを設定する
link前提条件
- Xcode をインストールします。
- ターミナルを開き、次のコマンドを実行して Homebrew をインストールします。
/usr/bin/ruby -e "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/master/install)"
- 次のコマンドを実行して Node.js をインストールします。
brew install node
- Appium をインストールします。
- Appium 1.0 の場合は、コマンド
npm install -g appium
を実行します。これにより、必要なドライバーがすべて自動的にインストールされます。 - Appium 2.0 の場合は、コマンド
npm install -g appium@next
を実行します。
Appium 2.0 には既定ではドライバーがインストールされていません。したがって、必要なドライバーをインストールするために、コマンドappium driver install xcuitest
も実行する必要があります。重要:- v22.10 以降の モバイル オートメーション アクティビティ パッケージには Appium 2.0 を使用することをお勧めします。
-
iOS 物理デバイスでモバイル オートメーションをテストする場合は、Appium 2.0 をインストールしてください。
- Appium 1.0 の場合は、コマンド
- Xcode を開いて、必要になる可能性がある追加のコンポーネントをすべてインストールすることを許可します。スプラッシュ スクリーンが表示されたら閉じます。
-
コマンド
appium --port 8001 --default-capabilities "{\"appium:systemPort\":9001}" --relaxed-security
を使用して Appium サーバーを起動します。
ローカルの物理 iOS デバイスを設定する
- 物理デバイスを Mac に接続します。
- 警告のポップアップが表示されたらデバイスのロックを解除して、コンピューターが確実にデバイスにアクセスできるようにします。
- Appium URL を取得し、後で使用するために保存します。
- [システム設定] に移動して [ネットワーク] タブを開き、物理デバイスが接続されている Wi-Fi ネットワークを選択します。
-
デバイスが接続されている Wi-Fi ネットワークの IP アドレスをコピーします。Appium URL の形式は
http://<ipaddress>:8001
です (8001
は Appium を開始するポート番号です)。
- XCode から、お使いのマシンに接続した物理 iOS デバイスの UDID を取得します。
- [Window] > [Devices and Simulators] > [Devices] に移動します。
- 接続した iOS デバイスをクリックします。
- Identifier をコピーします。これがデバイスの UDID です。後ほど MDM にこの iOS 物理デバイスを追加するときに、希望する追加機能として追加します。
- お使いの Mac の XCode で WebDriverAgent を構築します。
- パス
/Users/<username>/appium2/node_modules/appium-xcuitest-driver/node_modules/appium-webdriveragent
を使用してappium-webdriveragent
フォルダーに移動し、xcodeproj
ファイルを開きます。 - [WebDriverAgent] を選択し、[Targets] セクションの [WebDriverAgentRunner] を開きます。
- [Signing & Capabilities] タブに切り替えて [Automatically manage signing] を選択し、[Team] ドロップダウンからユーザー アカウントを選択します。
- [Bundle Identifier] を一意の値に変更します。
-
この Bundle Identifier をコピーして保存します。このファイルを使用して、MDM (バンドル ID) 内にアプリケーションを追加します。
- パス
- お使いの iOS 物理デバイスに WebDriverAgent をインストールします。
- WebDriverAgent のナビゲーション バーで [WebDriverAgentRunner] を選択します。
- XCode で [Product] に移動し、[Test] をクリックします。接続済みの iOS 物理デバイスで、WebDriverAgent がインストールされるのを確認できます。
- 「モバイル デバイス マネージャーに iOS デバイスを追加する」の手順を使用して、設定したローカルの物理 iOS デバイスをモバイル デバイス マネージャーに追加します。
モバイル デバイス マネージャーにローカル iOS デバイスを追加する
link- Studio からモバイル デバイス マネージャーを開きます。
- 左側のナビゲーション パネルの [デバイス] に移動します。
- デバイスを次のように設定します。
- 名前 - [デバイス] タブでデバイスを識別するための名前を入力します。
- Appium URL - 前述の手順でコピーした Appium URL を
http://<ipaddress>:8001
という形式で入力します。 - プラットフォーム - フィールドをクリックして、ドロップダウンから [iOS] を選択します。
- デバイス名 - デバイスの名前を入力します。
-
希望する追加機能 - 次の機能を追加します。
名前
値 (Value)
automationName
xcuitest
(Appium iOS ドライバーをアクティブ化する機能)udid
the Identifier of the connected physical iOS device
- (任意) [ログ] タブでログ記録とビデオ記録の詳細を設定します。
- (任意) [開発] タブで開発プロセスを設定します。
- 類似タブを閉じる (既定で有効): 類似のデバイスやアプリケーションとの接続を実行しているタブを閉じます。
- ページの更新を待機 (既定で有効): ページのソースが各アクションのスクリーンショットを取得するまで待機します。
- [保存して閉じる] をクリックしてデバイスを追加します。
iOS でのハイブリッドおよび Web の自動化
link運用環境向けのアプリ構築の自動化を目的としていない場合、ハイブリッド自動化は既定で iOS デバイスで機能します。運用環境のアプリを自動化する場合、WKWebView でホストするコンテンツは自動化できませんが、SFSafariViewController でホストする Web コンテンツであれば、運用環境のアプリでも自動化できます。詳細については、「SFSafariViewController」をご覧ください。