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Test Suite ユーザー ガイド

Automation CloudAutomation Cloud Public SectorAutomation SuiteStandalone
最終更新日時 2024年12月18日

テストを実行する

テストは手動または自動で実行できます。手動のテスト実行は Test Manager から呼び出されますが、自動のテスト実行は Test Manager から呼び出されて Orchestrator で実行されます。さらに、1 件のテスト セット実行内の個々のテスト ケースを手動または自動で実行できます。これを行うと、実行の種類が [混合] に変わります。

テスト ケースを実行するには、まずテスト セットを作成する必要があり、それが後から実行されます。すべてのテスト ケースを一度に実行するのではなく、個別に実行する場合は、テスト セットに保留中の実行を作成できます。どのテスト実行からでも、個々のテスト ケースを自動または手動で実行できます。

条件

  • Test Manager で作成されたテスト セットと、Orchestrator からリンクされているテスト セットには、[手動で実行][自動テストを実行] の両方を使用できます。
  • テスト セットに含まれているテスト ケース バージョンのみが実行されます。新しいテスト ケースを実行する場合は、テスト セットに新しいバージョンを割り当てる必要があります。Orchestrator のテスト セットの場合は、最新のパッケージがパブリッシュされていることを確認する必要があります。
  • 実行順序が有効な場合、テスト セットから個々のテスト ケースを実行することはできません。

自動での実行

自動実行とは、Orchestrator からリンクされたテスト セット、または Test Manager で作成された、Studio からリンクされたテスト ケースがあるテスト セットを実行することを意味します。

手動での実行

手動での実行とは、手動ステップのあるテスト ケースを含む、Test Manager で作成されたテスト セットを実行することです。手動での実行は、Test Manager で作成されたテスト セットと、Orchestrator からリンクされたテスト セットに対して可能です。

手動テストを実行する

テスト セットを手動で実行する

Test Manager のテスト セットも Orchestrator からリンクされたテスト セットも、どちらも手動で実行できます (テスト ケースに手動のステップが定義されている場合)。詳しくは、「テストを実行する」をご覧ください。

  1. プロジェクトを Test Manager で開き、[テスト セット] に移動します。
  2. テスト セットを選択し、縦三点リーダーをクリックします。
  3. [手動で実行] を選択します。手動実行アシスタントが新しいウィンドウで開きます。ポップアップ ブロッカーが、このウィンドウを開くことができるように設定されていることを確認してください。

テスト結果の詳細については、「テスト結果を分析する」をご覧ください。

注:
  • 手動のステップを一切含まないテスト ケースは実行時にスキップされ、結果は一切生成されません。
  • 自動化されたテスト ケースに手動のステップを定義して、手動で実行することもできます。

テスト セットを開き、[実行] をクリックしてドロップダウンから [手動] を選択することもできます。

手動実行アシスタント

手動実行アシスタントでは、一連の手動テストを 1 つずつ順に実行できます。テスト セット内の次のテスト ケースに進むには、各手動ステップに結果を設定する必要があります。



手動実行アシスタントを使用して各ケースのステップを処理し、成功または失敗としてマークする必要があります。

[セットの実行に失敗] または [セットの実行に成功] を使用して、各ケースのステップをマークします。特定の結果に関する詳細がわかるようなコメントを追加します (特に失敗の場合)。[ここまでのセットが成功] をクリックすると、連続する複数のステップを合格として設定できます。

テスト ケースの最後のステップに結果を割り当てたら [次へ] をクリックできます。これによって、テスト セットの次のテスト ケースに進むことができます。最後のテスト ケースが終了したら、[完了] をクリックして実行を完全に終了します。

自動化されたテストを実行する

[自動テストを実行] を使用して、すべてのテスト セットを実行できます。Test Manager にリンクされているテスト ケースに対して Orchestrator が呼び出されます。Orchestrator からリンクされたテスト セットを実行するには、Orchestrator でテスト セットを作成する必要があります。

テスト セットに Studio からリンクされたテスト ケースが含まれる場合も、自動化されたテストを実行できます。詳細については、「テストを実行する」をご覧ください。

条件

重要: [自動テストを実行] オプションを使用するには、テスト セットに 1 つ以上の自動化されたテスト ケースが含まれている必要があります。
  • Orchestrator からリンクされたテスト セットのテスト実行には、最新のパッケージ バージョンで Orchestrator テナント プロセス フィードにパブリッシュされたテスト ケースのみが含まれます。新しいテスト ケースを実行する場合は、Orchestrator で新しいパッケージ バージョンをパブリッシュしてから、Test Manager にテスト セットをリンクする必要があります。
  • お使いの Test Manager のテスト セットに複数の Studio プロジェクトのテスト ケースが含まれている場合、テスト ケースの数が最も多いプロジェクトが実行対象とみなされます。したがって、実行されるのはそのプロジェクトのテスト ケースのみです。この場合、Test Manager 内に「複数のパッケージのテスト ケースが選択されました。一部のテスト ケースは、このテスト セットの実行時には実行されません。」というメッセージが表示されます。

    Orchestrator からリンクされたテスト セットがある場合に限り、複数の Studio プロジェクトのテスト ケースを含むテスト セットを実行できます。

  • テスト セットに複数の Studio プロジェクト内で重複するテスト ケースが含まれる場合、プロジェクト名で降順に並べ替えられます。リストの先頭にあるプロジェクトのテスト ケースのみが実行されます。

自動化されたテスト セットを実行する

  1. プロジェクトを Test Manager で開き、[テスト セット] に移動します。
  2. テスト セットを選択し、縦三点リーダーをクリックします。
  3. [自動テストを実行] を選択します。

    テスト結果の詳細については、「テスト結果を分析する」をご覧ください。

    注:
    • 実行できないテスト ケースは、Orchestrator での実行中にスキップされます。
    • 実行されないテスト ケースでは、結果なしのテスト ケース ログが生成されます。

テスト セットを開き、[実行] をクリックしてドロップダウンから [自動] を選択することもできます。

混合テスト セットを実行する

混合テストを実行するには、過去のテスト結果から手動テストと自動化されたテストの両方を実行します。混合テストを再実行すると、常にテスト ケースの最新バージョンが使用されます。

混合テスト セットを実行する

  1. プロジェクトを Test Manager で開き、[実行] に移動します。
  2. 手動のテスト ケースと自動化されたテスト ケースの両方を含むテスト セットを選択します。
  3. 両方の種類のテスト ケースを選択してから、[自動テストを実行] を選択します。

    テスト結果の [実行の種類][手動] または [自動] から [混合] に切り替わることを確認します。

保留中の実行を作成する

保留中のテスト実行は、テスト セットの実行中に行われる通常のテスト実行に似ていますが、唯一の違いはテストがすぐには実行されない点です。保留中の実行では、テスト セットの各テスト ケースに「なし」の結果が割り当てられるため、テストを後で開始したり、まとめて実行したり、個別に実行したりできます。

保留中の実行を使用できる状況

  • テストを後で実行する場合、または一度にすべてを実行せずに、テスト セットの現在の状態を反映したい場合。
  • 一部のテストは手動で実行され、他のテストは自動で実行されることになっている場合。
  • 実行済みのテストに、選択したテスト ケースを含むテスト セットの現在のステートを反映させたい場合。

テスト実行は元のテスト セットから独立しており、割り当てられているテスト ケースはすべて、実行の静的なメンバーになります。テスト セットが更新されても、テスト セットの特定のセットのテストが実行で使用されるようにするには、保留中の実行を作成します。

保留中の実行を作成する手順

  1. プロジェクトを Test Manager で開き、[テスト セット] に移動します。
  2. [タスク] を選択し、[保留中の実行を作成] を選択します。実行準備が整ったテスト セットのレプリカが作成されます。保留中の実行が自動的に開き、[実行] が表示されます。

実行順序を適用する

テスト セットまたはテスト実行内のテスト ケースに特定の実行シーケンスを設定できます。この順序によって、テスト ケースの最初の実行シーケンスが決まります。ただし、テスト実行内の順序を変更しても、テスト セット内の順序には影響しません。つまり、テスト セット内で設定したシーケンスと、テスト実行内で設定したシーケンスは、互いに独立して動作します。

注: 静的に割り当てられたテスト ケースにのみ、特定の実行順序を適用することができます。動的に割り当てられたテスト ケースは、静的に割り当てられたテスト ケースが完了した後でのみ、ランダムな順序で続けて実行されます。

手順

  1. プロジェクト内のどこでテスト ケースを並べ替えるかを決定します。
    • テスト セット内
    • テスト実行内
  2. [実行順序を適用] トグルをオンにします。
    • [テスト セット][設定] タブの順に移動し、[実行順序を適用] トグルを選択します。
    • または、テスト実行内で並べ替える場合は、[実行][設定] タブの順に移動し、[実行順序を適用] トグルを有効化します。
  3. 実行順序を有効化したら、テスト ケースが表示されているタブに戻ります。実行順序の適用をアクティブ化した場所に応じて、以下の手順を実行します。
    • [テスト セット] 内の場合は、[テスト ケース] に戻って [並べ替え] を選択します。
    • [実行] 内の場合は、[結果] に戻って [並べ替え] を選択します。
    [テスト ケースを並べ替え] ビューが開き、テスト ケース実行の順序を並べ替えることができます。
  4. テスト ケースをドラッグ アンド ドロップして、テスト セットまたはテスト実行内でテスト ケースを並べ替えます。
  5. テスト ケースの並べ替えが完了したら、[保存] を選択します。
テスト セットを実行すると、テスト ケースが先ほど保存した順序で実行されます。

テスト実行を再実行する

テスト実行を再実行すると、古い実行結果は削除されて、新しい結果に置き換えられます。テスト実行結果を置き換えたくない場合は、テスト セットを再度実行します。これにより、以前のテスト実行結果とは別のテスト実行結果が新しく生成されます。

再実行を行うことができる定義済みのユーザー ロールは、Test ManagerTest ExecutorManual Tester です。

テスト セットの実行を再実行する

  1. [実行] に移動し、以下のいずれかを選択します。
    • 再実行するテスト実行の [その他のオプション] docs image を選択します。
    • テスト実行を開いて [タスク] を選択します。
  2. 以下のいずれかを選択します。
    • 手動で再実行 (手動テスト実行でのみ利用可能)
    • 自動で再実行 (自動テスト実行でのみ利用可能)
    [再実行] ダイアログが表示されます。
  3. [確認] を選択して手動ステップを実行するか、自動テスト セットが完了するまで待機します。
    注:

    テスト セットの実行を再実行した場合、アクティビティ カバレッジは表示されなくなりました。

テスト ケースの実行を再実行する

1 つ以上のテスト ケース実行を再実行できます。データ ドリブンなテスト ケースの場合、一度に再実行できるテスト ケース実行は 1 つだけです。データ ドリブンなテスト ケースの複数の実行を一括して実行することはできません。
注: テスト ケースの新しいバージョンをパブリッシュした場合でも、再実行するバージョンは、テスト実行に記録されたものと同じバージョンです。
  1. [実行] に移動し、テスト セットの実行を開きます。
  2. 1 つ以上のテスト ケース実行のチェックボックスをオンにしてから、[再実行] を選択し、選択した項目を再実行します。


  3. 以下のいずれかを選択します。
    • 手動で再実行 (手動テスト実行でのみ利用可能)
    • 自動で再実行 (自動テスト実行でのみ利用可能)
    [再実行] ダイアログが表示されます。
  4. [確認] を選択して手動ステップを実行するか、自動テスト ケースが完了するまで待機します。

自動化されたテストの実行のトラブルシューティング

テスト オートメーションが Test Manager の別のテスト ケースにすでにリンクされている

問題の説明

現在作業中のインスタンスとは異なる Test Manager インスタンスにすでにリンクされている Studio テスト ケースをリンクしようとすると、「テスト オートメーションは Test Manager の別のテスト ケースに既にリンクされています。」というメッセージが表示されます。

解決策

テスト ケースのリンクを直接解除することはできません。ただし、テスト ケースをワークフローに変換してから再度テスト ケースに変換すると、この問題を回避できます。このプロセスを実行すると、テスト ケース ID が変更されて現在の Test Manager インスタンスにリンクできるようになりますが、テスト ケースの基になるロジックは変更されません。

ワークフローをテスト ケースに変換する方法については、「ワークフローをテスト ケースに変換する」をご覧ください。

パッケージが Orchestrator で見つからなかったため、自動実行を開始できませんでした。実行できるのは、Orchestrator にパブリッシュされたパッケージのテスト ケースのみです。

解決策

Studio パッケージを Orchestrator にパブリッシュする必要があります。この問題は、テスト ケースが Studio から Test Manager にリンクされていても、パッケージがまだ Orchestrator にパブリッシュされていない場合に発生します。

実行可能なバージョンが見つからなかったため、テスト ケースを実行できませんでした。実行できるのは、最新のパッケージ バージョンで Orchestrator にパブリッシュされたテスト ケースのみです。

解決策

この問題は、テスト セットのテスト ケースが、最新の Studio パッケージで Orchestrator にパブリッシュされていない場合に発生します。Orchestrator に Studio パッケージのプロセス/リリースがない場合にも、同じエラーが発生することがあります。

このテスト セットには自動化されたテスト ケースが存在しないため、自動実行を開始できませんでした。

解決策

[自動テストを実行] を使用するには、1 つ以上の自動化されたテスト ケースが存在する必要があります。詳しくは、「条件」をご覧ください。

テスト セットの実行中にエラーが発生しました。もう一度お試しください。

解決策

上記以外の何らかの理由でテスト セットの実行が失敗する場合は、UiPath サポート サービスに支援を依頼してください。

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