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2024 年 9 月
テスト セットを実行するための Orchestrator のフォルダーとパッケージ バージョンの選択
テスト対象システム (SUT) の特定のバージョンの管理と実行、特にパッチ テストを改良する更新の提供を開始しました。テスト セットを実行する際に、実行するテスト ケースを特定のバージョンの Orchestrator パッケージから選択できるようになりました。
主な更新内容は次のとおりです。
- 既定のフォルダーの関連付け: Test Manager の各プロジェクトを Orchestrator のフォルダーに既定のフォルダーとしてリンクできるようになりました。すべての自動実行で、これがフォルダー コンテキストになります。これは、特定の Test Manager プロジェクトで特定のフォルダーを最もよく使用する場合に役立ちます。さらに柔軟性を高めるために、この既定のフォルダーを各テスト セットで上書きできます。
- パッケージとバージョンの選択: テスト セットで、実行に使用するパッケージとバージョンを選択できるようになりました。これにより、実行ごとに互換性のある自動化バージョンを選択できるため、テスト対象システムのさまざまなバージョンをテストできます。
- パッケージの自動選択: 自動選択オプションを使用すると、テスト セットに追加するすべてのパッケージが自動的に選択され、各パッケージの最新バージョンが選択されます。選択されたパッケージまたは選択されたバージョンで使用できないテスト ケースはスキップされます。自動選択は、テスト セットに割り当てられているテスト ケースに基づいて行われます。
- 実行に関する表示: テスト セットの各テスト ケースに、そのテスト ケースを現在選択されているフォルダー/パッケージ/バージョンの組み合わせに基づいて自動的に実行できるかどうかが表示されるようになりました。
今回の更新より前に作成されたテナントでは、[レガシの実行コンテキストを許可] 設定が有効化されているため、実行フォルダー コンテキストの有無にかかわらずテストを実行できます。今回の更新より後に作成されたテナントでは、この設定は無効化されているため、実行フォルダー コンテキストが設定されたテストのみを実行できます。
詳しくは、「テナント レベルの設定」、「オートメーション プロジェクトの構成」、および「テスト セットを特定の実行フォルダー用に構成する」をご覧ください。
手動テスト用のテスト ケースの同時実行
複数のユーザーが同じ手動テスト用のテスト ケースを同時に実行し、テスト実行の合計実行時間を短縮できるようになりました。これには [実行] セクションからアクセスできます。
この機能は、特に手動テスト用のテスト ケースに適用されます。手動テスト用のテスト ケースの最終結果は、実行をトリガーしたとき、保留中のテスト実行を開始したとき、テスト ケースを再実行したときなど、ユーザーの最新の操作によって決まります。テスト ケースと実行の [実行者] 列には、テスト ケースの結果に関する最新の更新が表示されます。
すべてのユーザーが開始した以前の実行結果を確認するには、テスト ケースの [ログ] に移動します。
詳しくは、「複数のテスト ケースを同時に実行する」をご覧ください。
手動での実行をユーザーに割り当てる
同じテスト プロジェクトで共同作業している複数のユーザーに手動でのテスト実行を割り当てられるようになりました。生産性を向上させるために、手動でのテスト実行の計画に期限日を設定することもできます。
- テスト ケースが割り当て済み
- テスト ケースが未割り当て
詳しくは、「手動での実行をユーザーに割り当てる」および「手動での実行の期限日をスケジュールする」をご覧ください。
- すべての Test Manager プロジェクトで、[テスト結果] セクションの名前を [実行] に変更し、機能をより正確に表すようにしました。[実行] セクションは、結果を表すだけでなく、計画とレポートの開始点としても機能し、テスト実行に関連するすべての機能を集約します。この変更は、テスト オブジェクトにアクセスする際に、プロジェクト内の階層リンク ナビゲーションにも反映されます。
- ダウンロード可能なテスト実行の Excel レポートを改良し、詳細情報を追加しました。強化された Excel レポートには、次の側面を詳細に記述した 4 つのシートが含まれるようになりました。
- 概要: テスト実行の概要が表示されます。
- テスト ケース ログ: 実行ユーザー、実行の種類、およびソース パッケージに関する情報が表示されます。
- アサーション: 各テスト ケースの詳細と、成功または失敗したアサーションが表示されます。
- 手動テスト用のテスト ケースの場合: 各テスト ステップは検証で、テスターのコメントはメッセージです。
- 自動化されたテスト ケースの場合: オートメーションの名前とメッセージ、およびスクリーンショットへのハイパーリンク (利用可能な場合) が表示されます。
- 要件: 要件に割り当てられているテスト ケースの数と、それらのテスト ケースの結果が表示されます。
ネイティブ コネクタの非推奨化のタイムラインを更新しました。新しいスケジュールは次のとおりです。
- すべてのネイティブ コネクタの非推奨化: 2024 年 9 月 30 日
- qTest コネクタの非推奨化: 2025 年 4 月 30 日
非推奨化および削除される機能に関する最新情報については、非推奨化のタイムラインを定期的に確認することをお勧めします。