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2022.10
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Robot ガイド
Last updated 2024年10月25日

ロボット ログ

ログは、アプリケーションに関連する情報イベント、エラー、警告メッセージを含む、タイムスタンプ付きのファイルです。

ログの種類は、以下のとおりです。

ロボット実行ログ

ロボット実行ログは、プロセスの実行によって生成されるメッセージです。ワークフロー内でのその動作に関連する情報とユーザー定義メッセージを含みます。

実行ログは以下によって生成されます。

  • [1 行を書き込み] アクティビティ。この場合、Trace レベルのログが作成されます。
  • [メッセージをログ] アクティビティ。この場合、アクティビティの [レベル] プロパティ フィールドで指定されたレベルでログが作成されます。
  • オートメーション プロジェクトの実行。この場合、各アクティビティの動作を含むログが生成されます。Assistant の [Orchestrator の設定] ウィンドウ[レベル ]Verbose に設定されていると、Trace レベルのログが記録されます。

実行ログのログ レベル

既定のログ レベルは、[Orchestrator の設定] ウィンドウ[レベル] 設定で制御します。既定では、Information に設定されています。

注: ロボットに対して Orchestrator で設定されたログ レベルUiPath Assistant で設定されたログ レベルよりも優先されます。

Assistant から既定のログ レベルを変更する

  1. UiPath Assistant から [設定] メニューに移動し、[Orchestrator の設定] にアクセスします。
  2. [ログ] セクションの [ログ レベル] ドロップダウン メニューから、適切なログ レベルを選択します。



    注: Robot がサービス モードでインストールされている場合、この設定を編集するには管理者権限が必要です。

Orchestrator ターゲット

ロボットOrchestrator に接続されている場合は、すべての実行ログが Orchestrator に送信されて [ログ] ページで見ることができます。

Orchestrator が利用できない場合は、接続が復元するまで、ローカル データベース形式 (C:\Windows\System32\config\systemprofile\AppData\Local\UiPath\Logs\execution_log_data) で、利用可能なディスク スペース内に保存されます。接続が復元すると、ログは生成された順番に分割して送信されます。
注: データベースは、ログが Orchestrator に正常に送信された後も削除されません。

NLog ターゲット

さらに、ログ ターゲットとログ内容は <Installation Folder>\NLog.config ファイルを編集することで構成できます。
ログの記録先は <Installation Folder>\NLog.config ファイルで制御されます。診断ログは内部のロガーで収集され、NLog ターゲットを使用して転送されます。
既定では、実行ログは %LocalAppData%\UiPath\Logs フォルダー内のファイルに保存されます。メッセージは WorkflowLogging ロガーで収集され、NLog.config ファイル内の以下のパラメーターの設定に従って、NLog ターゲットを使用して転送できます。
<?xml version="1.0" encoding="utf-8" ?>
<nlog xmlns="http://www.nlog-project.org/schemas/NLog.xsd" xmlns:xsi="http://www.w3.org/2001/XMLSchema-instance">
  <variable name="WorkflowLoggingDirectory" value="${specialfolder:folder=LocalApplicationData}/UiPath/Logs" />
  <rules>
    <logger name="WorkflowLogging" writeTo="WorkflowLogFiles" final="true" />
  </rules>
  <targets>
    <target type="File" name="WorkflowLogFiles" fileName="${WorkflowLoggingDirectory}/${shortdate}_Execution.log" layout="${time} ${level} ${message}" keepFileOpen="true" openFileCacheTimeout="5" concurrentWrites="true" encoding="utf-8" writeBom="true" />
  </targets>
</nlog><?xml version="1.0" encoding="utf-8" ?>
<nlog xmlns="http://www.nlog-project.org/schemas/NLog.xsd" xmlns:xsi="http://www.w3.org/2001/XMLSchema-instance">
  <variable name="WorkflowLoggingDirectory" value="${specialfolder:folder=LocalApplicationData}/UiPath/Logs" />
  <rules>
    <logger name="WorkflowLogging" writeTo="WorkflowLogFiles" final="true" />
  </rules>
  <targets>
    <target type="File" name="WorkflowLogFiles" fileName="${WorkflowLoggingDirectory}/${shortdate}_Execution.log" layout="${time} ${level} ${message}" keepFileOpen="true" openFileCacheTimeout="5" concurrentWrites="true" encoding="utf-8" writeBom="true" />
  </targets>
</nlog>

古いワークフロー ログ ファイルを削除する

マシン上のディスク領域を消費する大量のログ ファイルが作成されないように、ログ ファイルが特定の数に達したらファイルをアーカイブするよう選択できます。

それには、NLog.config<target> タグに以下のパラメーターを追加します。
  • archiveNumbering="Date"
  • archiveEvery="Day"
  • archiveDateFormat="yyyy-MM-dd"
  • archiveFileName="${WorkflowLoggingDirectory}/{#}_Execution.log"
  • maxArchiveFiles="10"

    <?xml version="1.0" encoding="utf-8" ?>
    <nlog xmlns="http://www.nlog-project.org/schemas/NLog.xsd" xmlns:xsi="http://www.w3.org/2001/XMLSchema-instance">
      <variable name="WorkflowLoggingDirectory" value="${specialfolder:folder=LocalApplicationData}/UiPath/Logs" />
      <rules>
        <logger name="WorkflowLogging" writeTo="WorkflowLogFiles" final="true" />
      </rules>
      <targets>
        <target type="File"
          name="WorkflowLogFiles"
          fileName="${WorkflowLoggingDirectory}/${shortdate}_Execution.log"
          layout="${time} ${level} ${message}"
          keepFileOpen="true"
          openFileCacheTimeout="5"
          concurrentWrites="true"
          encoding="utf-8"
          writeBom="true"
          archiveNumbering="Date"
          archiveEvery="Day"
          archiveDateFormat="yyyy-MM-dd"
          archiveFileName="${WorkflowLoggingDirectory}/{#}_Execution.log"
          maxArchiveFiles="10"
        />
      </targets>
    </nlog><?xml version="1.0" encoding="utf-8" ?>
    <nlog xmlns="http://www.nlog-project.org/schemas/NLog.xsd" xmlns:xsi="http://www.w3.org/2001/XMLSchema-instance">
      <variable name="WorkflowLoggingDirectory" value="${specialfolder:folder=LocalApplicationData}/UiPath/Logs" />
      <rules>
        <logger name="WorkflowLogging" writeTo="WorkflowLogFiles" final="true" />
      </rules>
      <targets>
        <target type="File"
          name="WorkflowLogFiles"
          fileName="${WorkflowLoggingDirectory}/${shortdate}_Execution.log"
          layout="${time} ${level} ${message}"
          keepFileOpen="true"
          openFileCacheTimeout="5"
          concurrentWrites="true"
          encoding="utf-8"
          writeBom="true"
          archiveNumbering="Date"
          archiveEvery="Day"
          archiveDateFormat="yyyy-MM-dd"
          archiveFileName="${WorkflowLoggingDirectory}/{#}_Execution.log"
          maxArchiveFiles="10"
        />
      </targets>
    </nlog>
    注: maxArchiveFiles は、アーカイブ ファイルの数を制御するパラメーターです。
    注: NLog.config ファイルを編集するには管理者権限が必要です。変更を反映するために Robot サービスの再起動は必要ありません。

ログの詳細編集

ログ レベルが Verbose に設定されている場合は、メッセージには実行時に行われたアクティビティに関するすべての詳細が含まれます。このログ出力はC:\Program Files\UiPath\Studio フォルダーにある UiPath.Executor.exe.config ファイルを編集することでカスタマイズできます。
それには、以下の XML コードを <system.serviceModel> タグの下に追加する必要があります。
<tracking>
    <profiles>
        <trackingProfile name="StandardProfile">
         <workflow>
          <activityStateQueries>  
            <activityStateQuery activityName="*">
                <states>  
                    <state name="Faulted"/>  
                </states>
                <arguments>  
                    <argument name="*"/>  
                </arguments> 
                 <variables>  
                    <variable name="*"/>  
                </variables>             
            </activityStateQuery>
          </activityStateQueries>    
         </workflow>
        </trackingProfile>       
    </profiles>
</tracking><tracking>
    <profiles>
        <trackingProfile name="StandardProfile">
         <workflow>
          <activityStateQueries>  
            <activityStateQuery activityName="*">
                <states>  
                    <state name="Faulted"/>  
                </states>
                <arguments>  
                    <argument name="*"/>  
                </arguments> 
                 <variables>  
                    <variable name="*"/>  
                </variables>             
            </activityStateQuery>
          </activityStateQueries>    
         </workflow>
        </trackingProfile>       
    </profiles>
</tracking>
<states> タグに <state name="Faulted"/> のみが含まれているため、上記のコードを挿入すると、エラー ステートのアクティビティのみがログに記録されます。<states> タグに他のパラメーター (<state name="Executing"/> など) を追加すると、他のステートのアクティビティもログに記録されます。

アクティビティのステートだけでなく、変数や引数も変更できます。カスタマイズについての詳細情報はこちらをご覧ください。

注: UiPath.Executor.exe.config ファイルを変更する場合、変更を反映するため Robot サービスの再起動が必要です。

ロボット診断ログ

ロボット診断ログではロボット自体およびそのコンテキストに関連する情報が提供されます。これらの情報は特定のエラーの原因を識別するのに役立ちます。

ロボット診断ログは、以下の場所に保存されます。

  • Windows では、エラーに関連する診断ログはイベント ビューアーに記録されます。
  • Windows を含むすべてのプラットフォームでは、診断の詳細ログは以下のファイルに書き込まれます。

    • %LocalAppData%\UiPath\Logs\internal\Robot.log (Windows で Robot がユーザー モードでインストールされている場合)
    • %PROGRAMDATA%\UiPath\Logs\internal\Robot.log (Windows で Robot がサービス モードでインストールされている場合)
    • ~/.local/share/UiPath/Logs/internal/Robot.log (他のプラットフォームの場合)

ドライバー診断ログ

ドライバー トレース.etl ファイルに書き込まれます。
ドライバー トレースを有効化するには、コマンド プロンプトを管理者権限で開き、cd 引数を使用してインストール ディレクトリにアクセスし (例: cd C:\Program Files\UiPath\Studio)、UiRobot.exe --enableLowLevel コマンドを実行します。
ドライバー トレースを無効化するには、コマンド プロンプトを管理者権限で開き、cd 引数を使用してインストール ディレクトリにアクセスし (例: cd C:\Program Files\UiPath\Studio)、UiRobot.exe --disableLowLevel コマンドを実行します。
注:

低レベルのトレースは、問題の調査時にのみ有効にして、調査セッションが終了したら無効にすることをお勧めします。

さらに、トレース情報を含む .etl ファイルは、機能を無効化して初めて生成されます。

Robot を再起動しなくても変更が反映されます。

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