- リリース ノート
- 2.2510.0

Orchestrator リリース ノート
公開日: 2025 年 11 月 11 日
ソリューションが Automation Suite 2.2510 に追加されました。
ソリューションは、UiPath® Platform 上で開発された複数の コンポーネント (プロセス、アセット、キューなど) をバンドルしたものであり、これらが連携してビジネス ユース ケースを自動化します。UiPath のコンテキストでは、ソリューションとは、Studio のワークフロー/プロセスのような単純なものから、複数のワークフローまたはプロセス、アプリ、アセット、キュー、ストレージ バケット、Data Service のエンティティ、ML スキルなどを組み合わせた複雑なものまであります。
詳しくは、『ソリューション ユーザー ガイド』をご覧ください。
コードを使用して構築するエージェントがサポートされ、複雑なロジックで高度なカスタマイズを適用したオートメーションが可能になりました。自由に選択した IDE でエージェントを開発することで、エージェントのロジック、動作、システム統合を全面的に制御できます。
.nupkg パッケージとしてパッケージ化し、任意のパッケージ フィードを介して Orchestrator にパブリッシュできます。Automation Suite 環境内でアクセスできる Python パッケージ フィードを使用するようにプロジェクトを設定し、すべての依存関係が適切に解決されるようにする必要があります。詳しくは、「Airgapped deployments」をご覧ください。
コード化されたエージェントを Orchestrator フォルダーにデプロイすると、通常の標準プロセスと同様に動作します。したがって、エージェントの実行をスケジュール、トリガー、監視できるだけでなく、コード化されたエージェントをより広範なオートメーション ワークフローと連携できます。詳細については、「エージェントをデプロイする」を参照してください。また、UiPath SDK は、アセット、キュー、バケットなどの UiPath リソースをコードから直接呼び出して操作するためのロジックを提供します。
Secret タイプのアセット
UiPath では、コード化されたエージェントのロールアウトの一環として、コードを直接変更することなく、エージェントの設定を変更できる環境変数を定義しています。
コード化されたエージェントで必要になると考えられる API キーなどの環境変数の提供を支援するために、Secret タイプのアセットをサポートするようになりました。
詳しくは、「アセットについて」をご覧ください。
エージェントのトレース
エージェント プロセスのジョブについて、[ジョブの詳細] パネルの専用のタブでジョブのトレースを参照できます。トレースにより、ジョブの実行、その入力と出力、および実行に関連して呼び出されたその他のリソースや実行されたジョブを階層状に表示して包括的に把握できます。
トレース ビューでは、任意のトレース項目についてポジティブまたはネガティブなフィードバック、コメントを提供することもできます。詳しくは、「ジョブの詳細を表示する」をご覧ください。
Orchestrator 内でインデックスを作成できるようになり、UiPath の生成 AI エクスペリエンスで効率的な検索拡張生成が可能になりました。インデックスは、ベクトル データベースの中でビジネス データの埋め込みを整理するフォルダーとして機能し、セマンティック検索を強化してハルシネーションを削減し、AI の結果を最新の関連情報にグラウンディングします。
インデックスは共有フォルダー内に作成でき、コンテキスト グラウンディング サービスを通じて管理されます。データ ソースにはストレージ バケットと Integration Service のコネクタが含まれ、さまざまなファイルの種類に対応したカスタマイズ可能な取り込みオプションがあります。
詳細については「インデックス」を参照してください。
JWT ベアラー トークンを使用したフィードの認証
nuget.exe Authenticator を使用して、フィードを認証するための個人用アクセス トークンやその他の JWT ベアラー トークンを指定できるようになりました。詳細については、「設定」を参照してください。
既定のロボット アカウント
組織作成フローの一環として、新しいロボット アカウントである Default Robot が、新たに作成されるすべての組織に自動的に追加されるようになりました。
このアカウントは Automation Users グループに属し、新しい組織のすべてのテナントでプロビジョニングされます。各テナント内では、自動作成される Shared フォルダーに割り当てられ、Automation User ロールが付与されます。
この新しい設定により、新しい組織とそのテナントですぐに使える無人オートメーションがサポートされるようになりました。
[監査] ページでのシステム管理者の絞り込み
[テナント] > [監査] ページの [ユーザー] フィルターで、[System Administrator] を選択できるようになりました。
カスタム テナント ロールにソリューションの権限を付与する
カスタム テナント ロールを作成する際に、ソリューションのデプロイとソリューションのパッケージ化の権限をロールに付与できるようになりました。
パスワードの複雑さの Identity への同期を廃止
パスワードの複雑さの設定が Orchestrator と Identity Server 間で同期されなくなりました。設定を編集するには、Identity Server API または管理ポータルのユーザー インターフェイスを使用します。
保持ポリシーの更新
データベースの合理化は、UiPath にとってもお客様にとっても重要であることを理解しています。そのため、保持ポリシーを一段階向上させ、非終了ステートのジョブとキュー アイテムを削除またはアーカイブするオプションを追加しました。
この新しいオプションは、ジョブの場合はプロセス レベルで、キュー アイテムの場合はキュー レベルで既存の保持ポリシー コンポーネントに統合されます。この機能は、未完了のジョブとキュー アイテムに専用の新しいフィールド セットを介してそれぞれ使用できます。
ジョブとキュー アイテムの既定値は以下のとおりです。
- 完了
- 既定の期間は 30 日です。
- 最長期間は 180 日です。
- 未完了
- 既定の期間は 180 日です。
- 最長期間は 540 日です。
新しいテナントでのテスト モジュールの非アクティブ化
- [テスト スケジュール] タブと [テスト データのキュー] タブは利用できなくなりました。
ただし、これまでと同様に Test Manager でテスト スケジュールを作成することができるほか、既存のテナントにある既存のテスト データのキューも引き続き機能します。詳しくは、『Test Manager ガイド』の「実行をスケジュール設定する」をご覧ください。
- [テスト実行] タブに、[結果] 列ではなく [ステータス] 列が表示されるようになりました。
[ステータス] 列には、Orchestrator のテスト実行の現在のステータス (保留中、実行中、キャンセル済み、完了など) が表示されます。テスト結果は Test Manager にのみ表示されます。
- テスト ケースを個別に実行できなくなりました。なお、Orchestrator のテスト セットは引き続き実行できますが、API (CI/CD との連携を含む) を使用した場合に限られます。
テスト データのすべての管理作業には Test Manager を使用してください。
Allow to be Automation Developer ロールの権限の更新
Allow to be Automation Developer ロールで、ソリューション パッケージの表示、編集、作成の権限が既定で有効化されるようになりました。
Folder Administrator ロールの権限の更新
Folder Administrator ロールに、テスト ケース実行の成果物に対する表示、編集、削除の権限がありませんでした。現在、この問題は修正済みです。
ジョブ ログの自動更新
保留中ステートでも最終ステートでもないジョブに対して、ログを 10 秒間隔で自動更新するよう選択できます。このオプションは、ジョブのサイド パネルの [ログ] セクションで利用できます。詳しくは、「ジョブのログを表示する」をご覧ください。
接続していないイベント トリガーを作成する
Orchestrator では、既存プロセスの外部で、接続していないイベント トリガーを白紙から定義して作成できるようになりました。これまで Integration Service で利用可能だったこの新機能は、プロセスのパッケージ要件として定義した接続トリガーを編集するために Orchestrator に既存の機能を補完します。これにより、Orchestrator によって統一性があるトリガー エクスペリエンスが用意され、あらゆる種類のトリガーを作成し、管理できるようになりました。
接続していないイベント トリガーの作成の詳細については「イベント トリガーを作成する」をご覧ください。
資格情報ストアの改良情報
新しい資格情報ストアとの連携: Google Secret Manager
- Google Secret Manager - Orchestrator から直接シークレットを作成および管理できる読み取り/書き込みプラグインです。
- Google Secret Manager (読み取り専用) - 既存のシークレットの使用のみを許可する読み取り専用プラグインです。シークレットは Google Secret Manager で直接プロビジョニングする必要があります。
この連携により、セキュリティで保護された資格情報の管理、一元的なストレージ、アセットと Unattended ロボットのパスワードのサポートが提供されます。
HashiCorp Vault の新しいフィールド
HashiCorp Vault と HashiCorp Vault (読み取り専用) の資格情報ストアが強化され、新しいオプションの [認証マウント パス] フィールドが追加されました。これにより、カスタム マウント パスを指定して、同じ認証方法を 2 つの異なる設定で 2 つの異なるパスにマウントできます。
ストレージ バケット ファイルの暗号化
新しい Orchestrator ストレージ バケットを作成する際に、[暗号化された形式で保存] オプションを使用してファイルの暗号化を有効化できるようになりました。詳しくは、「ストレージ バケットを作成する」をご覧ください。
ロボット ログのタイムスタンプの精度が向上
ロボット ログのタイムスタンプの精度が向上し、ミリ秒単位ではなくマイクロ秒単位が使用されるようになりました。このため、立て続けにイベントが発生した場合でもログの順序が乱れることがなくなりました。この変更はアップロード済みのロボット ログには適用されませんのでご注意ください。
環境変数の検出
資格情報を除くすべてのアセットの種類で、環境変数の検出のサポートを拡張しました。
今回の更新により、Integer 型、Boolean 型、Text 型のアセットにも検出が適用されるようになりました。
この機能強化により、環境変数を自動的に提供できるアセットの範囲が広がるため、手動での設定が減り、一貫性が向上します。
アセットについて詳しくは、「アセットの種類」をご覧ください。
環境変数の値のマスク
環境変数を生の文字列としてプロセスまたはジョブに渡した場合に、変数のキーのみが返されるようになりました。これにより、機密の値が漏洩するのを防止します。この動作は、パスワードもマスクされる資格情報アセットの動作と一貫しています。
フォーム エラー処理の改善
エラーがある単一ステップ フォームを送信しようとすると、エラーが検出された最初のフィールドが強調表示されるようになりました。
ランタイム割り当てのチェックの改良
マシン テンプレートに割り当てられているランタイムの数を、そのテンプレートに接続されているマシンで現在実行されているジョブの数よりも少ない値に更新しようとすると、エラー メッセージが表示されます。
ランタイム引数の処理の改良
ジョブ開始時のランタイム引数の操作エクスペリエンスが次のように強化されました。
- プロセスを開始するための入力引数として、未加工の JSON データを直接指定できるようになりました。
- 引数が、指定したスキーマで検証されるようになりました。
ジョブの開始方法と引数の追加方法について詳しくは、「ジョブを管理する」をご覧ください。
マシンと無人セッションの削除に関する改良
- タイム トリガーまたはキュー トリガーがアタッチされているマシンを削除できるようになりました。これまでは、トリガーがアタッチされているマシンを削除できるのは、イベント トリガーまたは API トリガーの場合だけでした。
- [マシン] グリッドから複数のマシンをフォルダー レベルで同時に割り当て解除できるようになりました。これまでは、[マシン] グリッドでは個別にマシンを割り当て解除することしかできませんでした。
- タイム トリガーまたはキュー トリガーがアタッチされている、[応答なし] または [切断] ステータスの無人セッションを削除できるようになりました。これまでは、トリガーがアタッチされている無人セッションを削除できるのは、イベント トリガーまたは API トリガーの場合だけでした。
- マシンを削除するか、マシンをフォルダーから割り当て解除し、すでに無効化されているトリガーのマシンがすべて削除される場合
- マシンを削除するか、マシンをフォルダーから割り当て解除し、有効化されているトリガーがアタッチされているマシンの一部が削除され、すべては削除されない場合
種類別のパッケージ分類
UiPath® が提供する手段によってパブリッシュまたはアップロードされるパッケージの種類 (Studio からパブリッシュされるパッケージや内部フィードにアップロードされるパッケージなど) が、Orchestrator 上で判別され、種類に応じた適切なカテゴリ下に表示されるようになりました。
この新機能を活用できるよう、Orchestrator のインターフェイスに以下の変更が加えられました。
-
[テナント] コンテキストの [パッケージ] タブには、以前のインターフェイスでは [パッケージ] グリッドと [ライブラリ] グリッドが表示されていました。新しいインターフェイスには、[オートメーション]、[ライブラリ]、[アプリのバージョン]、[フィード] グリッドが表示されます。[アプリのバージョン] グリッドは、トップレベル メニューから [テナント] > [パッケージ] の現在の位置に移動しましたのでご注意ください。以下に、インターフェイスの変更の画像を示します。
- [テナント] > [パッケージ] の古いインターフェイス:
-
[テナント] > [パッケージ] の新しいインターフェイス:
新しいパッケージの種類について詳しくは、「テナント フィード」をご覧ください。
- [テナント] > [パッケージ] の古いインターフェイス:
-
[フォルダー] コンテキストの [オートメーション] > [フォルダー パッケージ] に [種類] フィルターを導入し、選択した種類に属するフォルダー パッケージのみを表示できるようにしました。フォルダー パッケージについて詳しくは、「フォルダー フィード」をご覧ください。
Web アプリ パッケージのご紹介
Studio Web からパブリッシュされた Web アプリを表示できるようになりました。表示するには、以下のいずれかのオプションを使用します。
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テナント コンテキストの [パッケージ] で、[Web アプリ] タブを選択します (以下の図を参照)。
パッケージの種類について詳しくは、「テナント フィード」をご覧ください。
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フォルダー コンテキストの [オートメーション] で、[フォルダー パッケージ] に移動します。[種類] フィルターで [Web アプリ] を選択して、Web アプリのパッケージのみを表示します。
ストレージ バケットへアップロードする際のファイル名の変更
単一のファイルをストレージ バケットへアップロードする際に、そのファイル名を変更できるようになりました。
API 呼び出しを介してジョブを実行する
Orchestrator で、好みのサードパーティ アプリケーションを使用して効率的にジョブを実行できるようになりました。
このために、ジョブを外部アプリケーションから実行できる API エンドポイントを生成する方法として、API トリガーを導入します。プロセスに基づくトリガーを作成し、生成された URL をコピーしてツールに貼り付け、要求を承認するだけで、定義したパラメーターでジョブが実行されます。
以下に、この導入に伴ってインターフェイスに新たに加わる項目を示します。
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[オートメーション] > [トリガー] セクションの [API トリガー] オプション
-
プロセスのコンテキスト メニューの [トリガーを追加] リストの [API トリガー] オプション
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[全般] タブにある複数のテナント設定
-
API トリガーの CORS 許可リスト ([API の設定] セクション)
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同期 API トリガーのリダイレクトに Authentication ヘッダーを要求 ([API の設定] セクション)
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トリガー - API トリガー - 保留中ジョブの最大数 ([実行の設定] セクション)
-
グループから継承されたアクセス権を使用した、自分自身としてのジョブの実行
ユーザーが、自身が属するグループからテナント レベルおよびフォルダー レベルの適切なアクセス権設定を継承している場合、[自分自身として実行 (個人オートメーション)] オプションを使用してジョブを開始できるようになりました。これまでは、[自分自身として実行 (個人オートメーション)] オプションを使用してジョブを開始することができるのは、管理者が特定のアクセス権設定をそのフォルダー内のユーザーに割り当てている場合に限られていました。
ソリューションで利用可能な Secret の種類のアセット
新しいアセットの種類である Secret のサポートをソリューションに追加しました。
Secret のアセットの種類は Credential アセットと同様に機能しますが、API キーなどの他の機密の値を保存するために設計されています。シークレット値は [シークレット] フィールドに直接入力できます。
ジョブ開始時のエントリ ポイントの選択
エントリ ポイントが複数あるプロセスにおいて、使用するエントリ ポイントを、ジョブの開始時に以下のいずれかのオプションを使用して選択できるようになりました。
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[オートメーション] の [プロセス] グリッドにある [ジョブを開始] ボタン
-
[トリガー] グリッドのオートメーション下にある、[ジョブを今すぐ開始] ボタン
詳しくは、「ジョブを開始する」をご覧ください。
[削除の強い確認] の常時有効化
誤って削除するのを防ぐため、[削除の強い確認] 機能が常に有効化され、この機能を無効化するオプションは利用できなくなりました。
トリガーの履歴
トリガーがジョブの開始に失敗した際に、インスタンスを [履歴] タブから追跡できるようになりました。トリガーの挙動の理解とトラブルシューティングに役立ちます。
詳しくは、「トリガーの詳細」をご覧ください。
更新サービスの変更
ジョブの実行中に更新を開始する際の動作を変更しました。この結果、ジョブがまだ実行中である場合に Robot アプリケーションによって更新が強制されることがなくなりました。さらに、更新時にアクティブなロボットはメンテナンス モードになり、更新が完了するまで新しいジョブを受け付けなくなります。
また、この変更により、サービス モードの Robot の 10 分間の待機時間は適用されなくなります。
複数のファイルをストレージ バケットにアップロードする
複数のファイルを選択してストレージ バケットに一度にアップロードできるようになりました。
UiPath では、Automation Suite ロボットの操作時のユーザー エクスペリエンスを向上させるために継続的な改善を行っています。Automation Suite ロボットの 2.2510 リリースでは、マイナーな改良とセキュリティに関する修正を行いました。
ユニファイド プライシング ライセンス モデル
ユニファイド プライシングを導入しました。Orchestrator 向けの強化されたライセンス モデルは、新しいプランと、プラットフォーム ユニットを使用した柔軟な信用システムを提供します。Orchestrator のリソースを簡単に追跡および再割り当てできるようになります。
主なメリット
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信用に基づくアプローチ: ユニファイド プライシングでは、AI ユニット、アプリ ユニット、ロボット ユニット、API 呼び出し、エージェント ユニットなど、すべてのライセンス消費単位が単一の単位であるプラットフォーム ユニットにまとめられています。この簡潔化により、わかりやすく、追跡も容易なライセンスになっています。
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柔軟性の向上: ユニファイド プライシングでは、プロジェクトの変化するニーズに基づいてプラットフォーム ユニットを容易に再割り当てできます。プラットフォーム ユニットは複数の UiPath サービスで消費できます。その用途が、取得したユニットに事前定義した用途に制限されることがありません。これにより、必要なときにいつでも、プロジェクトが最も必要とする場面に意識とリソースを振り向けることができます。
利点が得られるユーザー
現在のところ、Orchestrator Automation Cloud とデスクトップ製品でユニファイド プライシング ライセンス プランを取得できます。この新しいライセンス モデルは、既存のお客様と新規のお客様の両方のニーズに応えます。
既存のフレックス ライセンス モデルを使い続ける場合は、自由にその選択を行うことができます。ただし、現在フレックス モデルで運用している状況で、ユニファイド プライシングに切り替える場合、この移行を行うためには、ユーザー ライセンス管理を有効化し、ライセンスを再割り当てする必要があることに注意してください。詳しくは、セールス担当者までお問い合わせください。
その他のリソース
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ユニファイド プライシングで利用可能なユーザー SKU の包括的な情報については「UiPath Licensing」をご覧ください。
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ニーズに合わせた最適なライセンス モデルを選択する方法については、「概要」をご覧ください。
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プラットフォーム レベルで新たに導入されたユニファイド プライシング プラン、ユーザー ライセンス、プラットフォーム ユニットについて詳しくは、『UiPath Automation Suite 管理ガイド』および『Test Cloud 管理ガイド』をご覧ください。
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ライセンス プラン、ユーザー ライセンス、および Orchestrator での期待される挙動については、「ユニファイド プライシングのライセンス」をご覧ください。
CreationTime フィールドを監査ログから削除
アセットの監査ログに CreationTime フィールドが誤って含まれていたため、削除しました。AuditTime フィールドに変更はなく、正しい値として参照することができます。
サイド パネルに監査データを表示する
[監査] ページと [テスト オートメーションの監査] ページで各項目の [詳細を表示] を選択すると、[監査データ] パネルに監査情報が表示されるようになりました。
監査ログの取得機能の強化
監査ログの合計数に対する要求が失敗した場合、[監査] グリッドの左下隅にエラー アイコンが表示されます。このアイコン上にホバーすると、エラーの詳細が表示されます。
複数選択に対応したフィルターの追加による強化
- [ストレージ バケット] タブ
- オプション
- [テスト実行] タブ
- ソース
- [ユーザー セッション] タブ
- 入力
- [無人セッション] タブ
- ランタイムの種類
- [トランザクション] ウィンドウ
- リビジョン
- 優先度
高密度ビューが常に有効に
高密度ビューが永続的に有効になり、設定を構成するオプションは利用できなくなりました。
自動的に無効化されたトリガーの監査ログの改良
以下のシナリオの場合、監査ログに、トリガーが自動的に無効化された理由が示されるようになりました。
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テナント レベルの設定 [トリガー - ジョブの作成が指定回数失敗した場合に無効化] および [トリガー - ジョブの作成が指定回数失敗し続けている場合の猶予期間 (日数)] で定義された値を超えたために、トリガーが無効化された場合。
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トリガー レベルの [ジョブの実行に基づいてトリガーを無効化] トグルが有効化されていて、[ジョブが指定した回数連続して失敗した場合に無効化] および
[トリガーの無効化の猶予期間 (日)] の値を超過したために、トリガーが無効化された場合。
適切なアカウントなしにジョブを開始しようとした場合のエクスペリエンスの改良
適切なアカウントがフォルダーに割り当てられていないためにジョブを開始できない場合、[ジョブを開始] ウィンドウに、問題を説明するエラー メッセージが表示されます。また、[アカウントをフォルダーに割り当て] ボタンが強調表示されます。
さらに、[アカウントをフォルダーに割り当て] を選択することで、新しいアカウントをその場で作成し、そのアカウントに適切なロールを割り当てることができるようになりました。その後、[ジョブを開始] ワークフローを再開できます。
詳しくは、「ジョブを開始する」をご覧ください。
ジョブの時刻と時間の情報の改善
- [ジョブの詳細] パネルに、ジョブの開始時刻と終了時刻がミリ秒単位で表示されるようになりました。
- [ジョブの詳細] パネルにジョブの実行時間が表示されるようになりました。
- 実行時間が 1 分未満のジョブの場合、[ジョブ] グリッドの [時間] 列と [ジョブの詳細] パネルの [時間] フィールドの両方に、ミリ秒単位で時間が表示されるようになりました。
[ジョブ] グリッドのインターフェイスの更新
[オートメーション] の [ジョブ] グリッドにフォルダー レベルで以下の変更を加えました。
- グリッド内の列の順序を変更し、[マシン]、[ホスト名]、[ホスト ID] の列を既定で非表示にしました。
- グリッドに [期間] 列を追加し、最終ステートに達した各ジョブの期間が表示されるようになりました。
- [ジョブの種類] 列の名前を [実行の種類] に変更しました。
詳しくは、「ジョブについて」をご覧ください。
[パッケージ] ページのインターフェイスの更新
[テナント] の [パッケージ] タブに以下の変更を加えました。
- [ワークフロー] タブの名前を [RPA] に変更しました。
-
テナント ビューの [パッケージ] の [RPA] タブに、新しく [ワークフローの種類] 列を追加しました。この新しいプロパティに表示される可能性がある値は次のとおりです。
- RPA - RPA パッケージを示します。
- 不明 - 不明なパッケージを示します。たとえば、古いバージョンの Studio で作成されたパッケージや、パッケージ フィードからインポートされた不明な NuGet パッケージなどです。
さらに、グリッドに [ワークフローの種類] フィルターを追加しました。フィルターの値は、[すべて]、[RPA]、[不明] です。
詳しくは、「テナント フィード」をご覧ください。
[ユーザーの操作] のプロセス プロパティの導入
ジョブのサイド パネルの改良
[ジョブの詳細] タブを強化し、入力と出力を確認しやすくしました。
さらに、タブの [ランタイムの詳細] セクションに、より詳細な情報が表示されるようになりました。
詳しくは、「ジョブの詳細を表示する」をご覧ください。
中央クリックでフォルダーを新しいタブで開く
Orchestrator のサイド パネルで、マウスの中央クリック機能を使用して、フォルダーを新しいブラウザー タブで開くことができます。
テナント コンテキストのランディング ページとしての [監視] の表示
ユーザー インターフェイスで [テナント] に移動した際に、[監視] がランディング ページとして表示されるようになりました。
トランザクション関連のジョブ詳細の新しいオプション
[トランザクション] ページに [作成者のジョブを表示] と [実行者のジョブを表示] の 2 つのオプションを追加し、キュー アイテムを作成または実行したジョブに関する情報を表示するようにしました。詳細については、「トランザクションの概要」を参照してください。
Studio Web で作成されたソリューションに新しいプロセス名のプレースホルダーを表示
Studio Web で作成したソリューションを実行またはパブリッシュすると、[ジョブ] グリッドの [プロセス名] 列に、対応するエントリに対して [パブリッシュ] と表示されるようになりました。以前は、この列には既定のジョブ プロセス名として一般的なプロセスが表示されていました。
個人用ワークスペースのステータス表示の改良
個人用ワークスペース フォルダーのステータスを確認しやすくするため、フォルダーを選択するとサイド パネルに情報が表示されるようになりました。
プロセスのサイド パネルの改良
- パッケージ要件: プロセスのパッケージ要件が表示されます。
- ジョブ: プロセスのジョブ実行のリストが表示されます。広範な検索機能とフィルター処理機能により、特定の項目を簡単に見つけることができます。
- ログ: プロセスを実行したすべてのジョブのログが表示されます。ジョブの個々のログにドリルダウンしたり、すべてのジョブの集計ログをエクスポートしたりできます。
メニュー アイコンの削除
高密度ビューに揃えて、テナント レベルとフォルダー レベルのメニュー アイコンをすべて削除しました。
ログから実際の件数のヒントを削除
[ログ] ページから実際の件数のヒントを削除し、10,000 項目のみが表示されるようにしました。この変更により、すっきりとした効率的なユーザー インターフェイスが維持されます。
ランタイム引数の改良
- 古い [ランタイム引数] ビュー
- 新しい [ランタイム引数] ビュー
時間フィルターの改良
時間フィルターを改良しました。これにより、選択できる範囲が広がり、定義済みの期間が増えたほか、カスタムの期間を追加できるようになりました。
- すべて
- 過去 1 時間
- 今日
- 過去 24 時間
- 過去 7 日間
- 過去 2 週間
- 過去 30 日間
- 過去半年間
さらに、[カスタム] オプションを選択して、期間の開始と終了の両方に対して正確な日付と時刻を設定することもできます。
- テナント コンテキストの [監視]: [無人オートメーション] グリッド
- テナント コンテキストの [監査]: [監査] グリッドと [Test Automation の監査] グリッド
- テナント コンテキストの [マシン]: Cloud ロボット - 仮想マシン プールの [マシンのイベント ログ] グリッド
- フォルダー コンテキストの [オートメーション]: [ジョブ] グリッドと [ログ] グリッド
ファビコンの更新
最新の UiPath ロゴを反映するように UiPath® のファビコンを更新し、ブラウザー タブ間で一貫したビジュアル アイデンティティを実現しました。
ユーザー フォームの権限の更新
- 必要なロボット権限が付与されていない場合、[個人オートメーションの設定] ドロップダウンと [エンタープライズの設定] セクションが無効化されるようになりました。
- 無効化されている場合、これらのフィールドにカーソルを合わせると、利用できない理由を説明するツールチップを表示できます。
無人マシンのリソース消費の表示
テナント レベルの [監視] 画面の [無人セッション] で、各マシンの実行中、停止中、終了中のジョブをサイド パネルに表示できるようになりました。詳しくは、「無人セッション」をご覧ください。
API エンドポイントとプロパティの非推奨化
/Alertsエンドポイント。/OrganizationUnitsエンドポイント。/UsersエンドポイントのOrganizationUnitsプロパティ。/UiPath.Server.Configuration.OData.VerifySmtpSettingエンドポイント。- 要求のクエリ パラメーター
IncludeAlertsEnabledと、GET /odata/Folders/UiPath.Server.Configuration.OData.GetUsersForFolder(key={key},includeInherited={includeInherited})への応答のHasAlertsEnabledプロパティ /Usersエンドポイントと/QueueItemsエンドポイントのNotificationSubscriptionオブジェクト
今回のリリースには、 CVE-2025-55315 に対応するためのセキュリティ更新プログラムが含まれています。
- 自分がメンバーではないテナントを選択すると、UiPath® プラットフォームからログアウトされていました。
- プロセスを実行したジョブが中断されている間にそのプロセスをアップグレードする場合、プロセスをアップグレードするにはターゲット フレームワークを Windows - レガシから Windows に変更しなければならず、問題が発生していました。このシナリオの場合、ジョブを再開するとジョブが失敗していました。この問題は、現在は修正されました。
- ページが完全に読み込まれる前にテナントを素早く切り替えると、URL とページが同期されず、この操作によって Orchestrator には初期テナントが表示され続けていました。
- テナント レベルの [概要] ページとフォルダー レベルのホーム ページに、RPA ジョブのジョブ統計情報しか表示されていませんでした。これらのページにすべてのジョブの種類の統計情報が表示されるようになりました。
QueueItem.transactionAbandonedWebhook イベントのタイムスタンプが、誤って0001-01-01T00:00:00となっていることがありました。現在、この問題は修正済みです。- キュー アイテムの処理ステータスが
falseで、ProcessingExceptionがない場合、キュー アイテムが成功として表示されていました。このシナリオの場合、BadRequestExceptionとメッセージ「InvalidRequest」が生成されるようになりました。 - Orchestrator の設定で選択した言語に関係なく、ダウンロードしたエクスポートが常に英語で表示されていました。この問題は、現在は修正されました。
- [キュー トリガー] ドロップダウンにサポートされていない種類のプロセスが表示される問題を修正しました。このドロップダウンには、サポートされているプロセスの種類のみが表示されるようになりました。
dependenciesフィールドが 10,000 文字を超えると.nupkgパッケージをアップロードできない問題を修正しました。
Issue affecting Queue SLA notifications
We identified an issue affecting the processing of Queue SLA notifications. The bug will be addressed in the next Cumulative Update, with Orchestrator 2.2510.1.
If your organization relies heavily on Queue SLA notifications, we recommend deferring the upgrade until version 2.2510.1 becomes available.
タグの操作は監査の対象外
管理ポータルの [タグ] エントリから行うタグの操作は、現在は監査に記録されません。
処理されていない Webhook イベント
- 次回の累積的な更新で修正される予定のイベント:
task.updated
- 効果がなく、ユーザー インターフェイスから削除される予定のイベント:
task.sla.evaluatetask.sla.updatestc.task.updateblobfile.uploadedblobfile.deleted
非推奨化および削除される機能に関する最新情報については、非推奨化のタイムラインを定期的に確認することをお勧めします。
- UiPath Automation Suite へのソリューションの追加
- コード化されたエージェントの導入
- Secret タイプのアセット
- エージェントのトレース
- インデックスの紹介
- 管理と組織の改良情報
- JWT ベアラー トークンを使用したフィードの認証
- 既定のロボット アカウント
- [監査] ページでのシステム管理者の絞り込み
- カスタム テナント ロールにソリューションの権限を付与する
- パスワードの複雑さの Identity への同期を廃止
- 保持ポリシーの更新
- 新しいテナントでのテスト モジュールの非アクティブ化
- Allow to be Automation Developer ロールの権限の更新
- Folder Administrator ロールの権限の更新
- 自動化アセットの更新
- ジョブ ログの自動更新
- 接続していないイベント トリガーを作成する
- 資格情報ストアの改良情報
- ストレージ バケット ファイルの暗号化
- ロボット ログのタイムスタンプの正確性が向上
- 環境変数の検出
- 環境変数の値のマスク
- フォーム エラー処理の改善
- ランタイム割り当てのチェックの改良
- ランタイム引数の処理の改良
- マシンと無人セッションの削除の改良
- 種類別のパッケージ分類のご紹介
- Web アプリ パッケージのご紹介
- ストレージ バケットへアップロードする際のファイル名の変更
- API 呼び出しを介してジョブを実行する
- グループから継承されたアクセス権を使用した、自分自身としてのジョブの実行
- ソリューションで利用可能な Secret の種類のアセット
- ジョブ開始時のエントリ ポイントの選択
- [削除の強い確認] の常時有効化
- トリガーの履歴
- 更新サービスの変更
- 複数のファイルをストレージ バケットにアップロードする
- Automation Suite ロボット
- ライセンス
- ユニファイド プライシング ライセンス モデル
- ユーザー インターフェイスの機能強化
- CreationTime フィールドを監査ログから削除
- サイド パネルに監査データを表示する
- 監査ログの取得機能の強化
- 複数選択に対応したフィルターの追加による強化
- 高密度ビューが常に有効に
- 自動的に無効化されたトリガーの監査ログの改良
- 適切なアカウントなしにジョブを開始しようとした場合のエクスペリエンスの改良
- ジョブの時刻と時間の情報の改善
- [ジョブ] グリッドのインターフェイスの更新
- [パッケージ] ページのインターフェイスの更新
- [ユーザーの操作] のプロセス プロパティ
- ジョブのサイド パネルの改良
- 中央クリックでフォルダーを新しいタブで開く
- テナント コンテキストのランディング ページとしての [監視] の表示
- トランザクション関連のジョブ詳細の新しいオプション
- Studio Web で作成されたソリューションに新しいプロセス名のプレースホルダーを表示
- 個人用ワークスペースのステータス表示の改良
- プロセスのサイド パネルの改良
- メニュー アイコンの削除
- ログから実際の件数のヒントを削除
- ランタイム引数の改良
- 時間フィルターの改良
- ファビコンの更新
- ユーザー フォームの権限の更新
- 無人マシンのリソース消費の表示
- API の変更
- API エンドポイントとプロパティの非推奨化
- セキュリティ更新プログラム
- バグ修正
- 既知の問題
- Issue affecting Queue SLA notifications
- タグの操作は監査の対象外
- 処理されていない Webhook イベント
- 非推奨化のタイムライン
- ダウンロード場所