はじめに
UiPath Automation Ops は、UiPath Studio、UiPath Robot、UiPath Assistant のガバナンス ポリシーを管理者が設定しデプロイできるようにする、一元化された Web ベースのプラットフォームです。このオンプレミス版のリリースは、 Automation Suite のデプロイ モデルを使用して提供されています。
ガバナンス ポリシーを使用すると、標準やルールがきちんと守られた状態でさまざまな機能が使用されるようにコントロールできます。主な機能は以下のとおりです。
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StudioX、Studio、Studio Pro の場合:
- Studio のパッケージ マネージャーで利用可能なパッケージ ソースを制御できます。
- ワークフロー アナライザーのルールを使用して、組織の開発標準を適用できます。たとえば、ユーザーが自動化できるアプリケーションや URL を指定できます。
- Studio の [デザイン] と [場所] の設定を適用できます。たとえば、プロジェクトを実行またはパブリッシュする前に、そのプロジェクトのワークフローが強制的に分析されます。
- Azure 内にある、組織の Application Insights インスタンスで Studio の使用状況データの収集を有効化できます。
- Git ソース管理を使用する場合に使用できるリポジトリを制御できます。
- 変更がないプロジェクトを StudioX から開始できる連続実行回数を制限して、StudioX からの運用環境でのプロジェクトの実行を禁止できます。
- StudioX で利用可能なアクティビティを制御できます。
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Robot の場合
- Robot の実行時の動作を制御できます。ランタイム アナライザーのルールを適用して、オートメーションで特定のアドレスにメールを送信できないようにしたり、特定のアプリケーションや Web ページを使用できないようにしたりします。
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Assistant の場合
- UiPath Assistant のウィジェットへのアクセスを管理できます。
Automation Ops は柔軟で使いやすく、大規模なデプロイを迅速に管理できます。
- 組織でインストールされている製品のバージョンに応じて、使用するポリシー テンプレートを選択します。
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管理する製品のポリシーを作成します。
組織で既にファイルベースのガバナンス モデルを Studio に使用している場合は、Studio からファイルを生成し、Automation Ops にアップロードしてポリシーを移行できます。
- テナント レベル、グループ レベル、ユーザー レベル、およびそれらの任意の組み合わせでポリシーをデプロイできます。
以前にファイルベースのガバナンスを使用していた場合、[デプロイ] ページを初めて表示すると、環境内の既存のファイルベースのガバナンスが Automation Ops によって上書きされます。
ファイルベースのガバナンスは適用されなくなることが予想されるため、既存のポリシーを Automation Ops にインポートして、ここからデプロイしてください。
Automation Ops は、v2020.10.3 以降の Studio、v2021.10 以降の Robot、および v2021.4 以降の Assistant に対応しています。ユーザーは、対話型サインインを使用して Orchestrator に接続する必要があります。