- リリース ノート
- 2024.10.0
2024.10.0
公開日: 2024 年 11 月 11 日
UiPath では、継続的な改良に向けた取り組みの一環として、レガシ アプリから VB アプリへの移行を進めています。この移行にはさまざまなメリットがあり、中でも大きなメリットは VB の式にアクセスできるようになることです。VB 式を使用することで、他の UiPath 製品でも使われているより堅牢な言語を使用して、アプリを迅速に構築できるようになり、追加の言語を習得する必要がなくなります。
v2024.10 のリリース以降、Automation Suite では新しいレガシ アプリを作成できなくなりました。既存のレガシ アプリの編集、複製、インポートは引き続き可能です。
2025 年 10 月の 2025.10 のリリース以降、レガシ アプリとそれに関連するランタイムは削除され、サポートされなくなる予定です。
詳しくは、「レガシ アプリを VB の式に移行する」および「非推奨化のタイムライン」をご覧ください。
今回の更新では、UiPath® Apps と Action Center のアクションが統合されました。さらに、アクションを Action Center 内で事前に定義する必要がなくなり、Apps Studio 自体でスキーマ エディターを使用して Apps 内でアクションを定義できるようになりました。
この連携の利点は次のとおりです。
単なる連係以上の効果: アクション アプリは、Action Center の効率的なタスク監視機能と Apps の汎用性を併せ持っています。これにより、高度なワークフローを構築し、人間とロボットのコラボレーションを加速させることができます。
迅速な反復処理: Action Center のワークフローを中断することなく、アクション アプリの要素を素早く再設計できるため、すべてのプロセスにわたって制御と説明責任を確保できます。
詳しくは、以下をご覧ください。
この最新の更新では、あるアプリケーションからページ全体をエクスポートして、別のアプリケーションにインポートできるようになります。これにより、リソースの割り当てが最適化され、すべてのアプリケーション間で一貫性が確保されます。
更新されたカスタム リスト コントロールにより、アプリ構築プロセスの効率性と汎用性が向上します。理由は次のとおりです。
テンプレートの柔軟なレイアウト: 幅と高さのパラメーターを調整してテンプレートをカスタマイズできるようになりました。
効率的なデータのバインド: カスタム リスト内のデータの各行を表す新しい ThisRow キーワードを使用すると、カスタム リスト内の個々のコントロールに素早く簡単にデータをバインドできます。
[キューに追加] ルールを改良し、主要なトランザクション イベント (トランザクションの開始、完了、失敗など) に新しい設定を追加しました。この新機能により、単にアイテムを追加するだけでなく、キュー アイテムの後処理のステータスを監視できるようになりました。
このルールでは Orchestrator のキュー内のスケーリング方法を活用しているため、キューを継続的に監視することで、Apps と無人オートメーションの動的な対話が促進されます。
さらに、キューの出力パラメーターを VB の式に使用でき、キュー アイテムの結果をバインドできます。基本的には、キュー アイテムが正常に処理されると、結果がアプリに送り返されます。
[コンテナー] コントロールの [スタイル] タブに Flex プロパティを追加しました。
[Fill] という新しいオプションを使用すると、ページ上の残りの空きスペース全体をコンテナーで使用できます。[Fill] オプションは、[縦方向] のレイアウトを選択している場合は [高さ] で、[横方向] のレイアウトを選択している場合は [幅] で利用できます。
詳しくは、コンテナーのドキュメントをご覧ください。
アプリのリソースをより直感的に見つけてバインドできるようになりました。
UiPath® Apps のリソース パネルをアップグレードしました。より直感的なユーザー エクスペリエンスが実現し、開発者の生産性が向上します。アップグレードされた機能の概要は以下のとおりです。
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シンプルなリソース選択: アプリ ページ内で利用可能なリソースをより直感的に選択でき、バインドをより簡単に作成できます。
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式エディターとクエリ ビルダーの統合: エディターとクエリ ビルダーには、必要な場合にのみアクセスしてください。
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パフォーマンスとアクセシビリティ: 生産性を向上させる、よりスムーズでアクセスしやすいインターフェイスをお楽しみください。
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コンテキスト ナビゲーション: パネルをアクティブ化するコンテキストに基づいて、関連するリソースの提案を活用できます。
アプリ内で画像ソースを処理する際のユーザー エクスペリエンスが強化されました。必要なメディアファイルをアプリに直接アップロードして、常に利用可能な状態にできます。
Media.<file_name>
です。詳しくは、「アプリでメディア ドキュメントを参照する」をご覧ください。
今回の更新では、ランタイム アプリケーションの検証メカニズムが大幅に改良されました。実行時にユーザーがコントロールの検証プロパティの値を入力すると、強化された検証機能によって、ユーザーの入力が検証されるだけでなく、値の変更に基づいて再評価とエラー メッセージの調整が動的に行われます。主な変更点は以下のとおりです。
エラー メッセージを明確な表現で更新: 検証プロパティが変更されると、エラー メッセージが動的に更新されます。明確なメッセージが表示されることで、検出された入力の問題をユーザーが修正する手がかりになります。
エラーの動的な調整・非表示: たとえば、文字列には 5 から 10 文字が必要で、最初に 4 文字を入力した場合、エラー メッセージでは最小長が示されます。最小長を 4 文字に調整するとこの入力は有効になるため、エラー メッセージは表示されなくなります。
エラーの自動再評価: 検証プロパティを変更したことで指定値が要件を満たさなくなると、値が再評価され、更新されたエラー メッセージが自動的に表示されます。
IsValid
プロパティを持ち、実行時に最小値と最大値を変更できるコントロール (テキストボックス、日付の選択、スライダーなど) に適用されます。
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VB の式を使用して [タブ] コントロールの表示を管理できるようになりました。VB の式のコントロールのプロパティ [タブ名]、[無効]、[非表示] を使用して、タブ コントロールを無効化または非表示にしたり、[タブ] コントロールを表示する条件を設定したりできます。
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アプリの作成開始フローに新しいファイル アップローダー アプリ テンプレートを追加しました。このテンプレートは [ファイル アップローダー] コントロールで使用できます。アプリ レイアウトのテンプレートの完全なリストについては、「アプリのレイアウトのサンプル」をご覧ください。
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デザイナー パネルの新しい [ページ タイトル] フィールドを使用して、ページのタイトルをカスタマイズできるようになりました。アプリ内の各ページに一意のタイトルを付けられるようになりました。
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アプリ ユーザーが必須フィールドから移動したときにエラー メッセージが表示されるようになりました。
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[表] コントロールで、クエリ ビルダーを使用したデータの並べ替えがサポートされました。
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[ストレージ バケットへファイルをアップロード] ルールで、次の構文で画像 URL を使用するようになりました:
new AppsFile("https://imageURL.png")
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[ストレージ バケットへファイルをアップロード] ルールで、Base 64 画像データを次の構文で使用するようになりました:
new AppsFile("data:image/png;base64,iVBO...")
以下の問題は、現在は修正されました。
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データ テーブルを [リストのソース] プロパティとして使用しているコントロールに対して、値の変更ルールが 2 回実行されていました。
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データ テーブルのセルに対して [値を設定] ルールを実行できていませんでした。
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ボタンが押された後に Apps のイベントを実行できませんでした。
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VB 式のアプリで式によって無効なキャストが発生した場合に、コントロールに適切なエラー メッセージが表示されていませんでした。
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エンティティを使用するレガシ アプリで [ラジオ ボタン] コントロールを操作すると、エラーが表示されていました。
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[Lookup] パネルを使用してプロセスのデータ テーブルをソースとしてバインドする際に、選択される項目の種類が間違っていました。
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一部のユーザーで VB アプリのプレビューとパブリッシュが機能していませんでした。
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プロキシ環境での画像やドキュメントのアップロードとダウンロードがすべてのアプリで失敗していました。
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関連エンティティが数値列を参照フィールドとして使用している場合、編集グリッドを更新できませんでした。
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入れ子になった項目が含まれる特定の条件において、アプリ内のイベントを実行できませんでした。
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新しい値が null の場合、プロセスの出力引数の値を更新できませんでした。
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Apps が Amazon S3 バケットからファイルを取得することができず、「SignatureDoesNotMatch」というエラーが表示されていました。
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VB に準拠していないファイル名は使用できなくなりました。
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ページが複数あるアプリで、各ページの [ツールチップ] プロパティが評価されず、ページ読み込みイベントが実行されませんでした。
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[テキストボックス (数)] コントロールの値をリセットまたは削除すると、null 値の代わりに 0 が返されていました。
- Data Service のエンティティを参照する複合コントロールを含むアプリが、以下の条件が満たされている場合にプレビューに失敗していました。
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エンティティにクエリを行うためにエンティティ変数が使用されている。
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その変数が、クエリの基になったエンティティとは異なるエンティティに属している。
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クエリの対象となるエンティティを更新すると、複合コントロールに誤ったデータ型が割り当られていた。
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