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Test Manager ユーザー ガイド

最終更新日時 2025年3月13日

レポート

レポートを使用すると、進捗を把握し、問題を一目で発見して、KPI をレビューすることができます。

レポートの種類

次の種類のレポートを使用できます。

  • Insights によって提供される Test Manager の既定のダッシュボード。
  • ダッシュボード レポート: テスト結果の日単位および週単位の詳細情報を提供します。たとえば、合/否の比率、テスト実行のリスト、KPI (例: 合計カバレッジや未解決の不具合) などです。

Insights を使用してレポートを作成する

前提条件

Insights を使用したレポート作成を有効化するには、以下の手順を実行します。

  1. Test Manager インスタンスと同じテナントで Insights サービスを有効化します。

    サービスを有効化するには、Automation Cloud の Organization Administrator のロールが必要です。

  2. Test Manager から、テナント レベルの設定 [Insights を使用したレポート作成を有効化] をアクティブ化します。

    Insights との連携を有効化するには、Test Manager Administrator のテナント ロールが必要です。

    設定のアクティブ化について詳しくは、「テナント レベルの設定」をご覧ください。

概要

お使いの Test Manager テナントで Insights との連携を有効化すると、そのテナント内のすべてのテスト プロジェクトの分析にアクセスできるようになります。Insights は、特定のデータ モデルに基づいて Test Manager からデータを取得し、定義済みの Test Manager 実行レポート ダッシュボードに表示します。このダッシュボードには、テナント内のすべてのテスト実行の概要が表示されます。

図 1. [Test Manager 実行レポート] ダッシュボード

注: Insights を使用したレポート作成を有効化すると、Test Manager のすべてのプロジェクトのデータが Insights にアップロードされます。そのため、Test Manager での権限を問わず、Insights へのアクセス権を持つすべてのユーザーが、これらのプロジェクトに関するレポートを生成できるようになります。

データ モデル

Insights は、Test Manager のテスト ケース ログを使用して、カスタマイズ可能なダッシュボードを生成します。Insights がダッシュボードの生成に使用するデータ モデルについて詳しくは、「Test Manager のデータ モデル」セクションをご覧ください。

注: Test Manager のデータ モデルでは、テスト ケース ログに「技術」と「機能」の 2 種類の結果が含まれます。実行中に技術的なエラーが発生しない限り、これらの結果は通常、同じです。技術的なエラーには、インフラストラクチャの中断、オートメーション エラー、またはその他のトリガーの不具合などがあります。これらのどのシナリオでも、技術的な結果の場合は、テストに「失敗」としてラベルが付けられます。機能的な結果は、業務上の検証結果を反映することのみが目的です。したがって、信頼できる結果がないためにエラーが発生した場合は、「結果なし」と示されます。

Test Manager ダッシュボードのレポート

各プロジェクトのレポートは、個別に確認できます。ダッシュボード レポートを表示するには、Test Manager を開いてリストからプロジェクトを選択し、[ダッシュボード] ページを表示します。



セクション番号

レポート

説明

1

結果

テスト実行の結果を示す棒グラフ。日単位、週単位の表示を切り替えるには、ダッシュボードの右上にあるフォーカス インジケーターをクリックし、ドロップダウンからオプションを選択します。

週単位のレポートは、過去 14 週まで遡って表示されます。

2

現在の日/週インジケーター

棒グラフに表示される結果の日/週インジケーター。

このセクションは、上の図ではキャプチャされていません。

3

KPI

[未解決の不具合] は、接続されたプロジェクトでのみ使用できます。たとえば、Test Manager に接続された Jira プロジェクトの不具合レポートなどです。Jira で最高優先度として定義された不具合の数が、[重大] セクションに表示されます。ハイパーリンクをクリックすることで、Jira フィルターを開くことができます。

接続のリンクを解除すると、[未解決の不具合] は表示されなくなります。

合計カバレッジ

要件の合計数のうち、少なくとも 1 つのテスト ケースが割り当てられている要件の割合。

自動化率

自動化されたステップや手動によるステップが定義されていないテスト ケースの割合とともに、自動化されたテスト ケースと手動テスト用のテスト ケースの割合もそれぞれ表示されます。

4

最新実行結果

棒グラフに表示されるテスト結果の元になった最新のテスト実行。

ユース ケース シナリオ

ダッシュボード レポートを活用するために、以下のようなシナリオについて検討してみましょう。

問題

対処する必要のある多数の不具合が存在し、それと同じくらい多くの手動テスト用のテスト ケースも存在するとします。

解決策

ダッシュボードで不具合の数をすばやく確認することができます。[未解決の不具合] レポートの [重大] セクションをクリックすれば、Jira でフィルターを開くこともできます。[自動化率] レポートは、テスト プロジェクトの自動化の度合いを示します。この情報に基づいて、手動テスト用のテスト ケース数の削減に着手できます。それにより、自動化されたテスト ケースを増やし、より多くのテスターを多数の不具合への対処に投入できるようになります。

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