Document Understanding のリリース ノート
2022.10.0
前回の LTS リリース以降に発生した Document Manager に関する最新の変更点については、以下のリストをご覧ください。
データセット診断機能を新しく追加しました。新しいモデルのトレーニング プロセス全体を通して視覚的かつ文字によるガイダンスが表示されるため、効果的なデータセットを構築しやすくなりました。
スキーマのインポートが複数値フィールドに対応するようになりました。また、複数値フィールドを含むスキーマをエクスポートまたはダウンロードすることもできます。
複数値フィールドは v2022.10 以降のモデルにのみ対応している点にご留意ください。
チェックボックスを複数値フィールドで使用したり、さまざまなフォームに適用したりできます。利用できるチェックボックスのオプションとして、オプションにラベルを付ける、それぞれ個別のフィールドを持つチェックボックスにラベルを付ける、単一の複数値フィールドを持つチェックボックスにのみラベルを付ける、単一の複数値フィールドを持つオプションにラベルを付ける、があります。
インポート機能に [インポート ステータス] 画面を追加しました。この画面には、インポートの種類、使用された OCR エンジン、処理されたドキュメント、スキップされた重複データ、エラーなどのプロセスの詳細が表示されます。ログを表示して詳細を確認するか、ダイアログ ボックスを閉じるかを選択できます。
複数値フィールドのラベル付けに関する改良を行い、折りたたまれた既定の状態では 2 つの値が、展開された状態ではラベル付きのすべての値が表示されるようにしました。
Document Manager のプロジェクトのアクション メニューに [プロジェクトを削除] オプションを追加し、以前作成したプロジェクトを削除できるようにしました。
検証ステーションからのデータセットのインポートが、フィールドを手動で編集しなくても行えるようになりました。手動で編集する必要がある場合は、データセットのインポート後に実行できます。
OCR の設定を強化し、OCR エンジンを一度設定すれば Document Manager セッションで使用できるようにしました。
[新しいドキュメントの種類を作成 半構造化 AI] ウィンドウを改良し、すぐに使える事前トレーニング済みのドキュメントの種類を選択したり、必要に応じてカスタマイズしたりできるようにしました。このオプションでは、フィールド、言語、レイアウトの数に基づいてトレーニングに必要なデータセットのサイズが推定されます。
[新しいプロジェクトを作成] ポップアップのデザインを更新し、[詳細オプション] セクションを追加しました。[AI Center からインポート] オプションと [AI Center プロジェクト] オプションを使用して、インポートする AI Center プロジェクトを選択できます。
[エクスポート] ダイアログに [すべて] オプションを追加し、ラベル付けされていないデータを含むすべてのデータをエクスポートできるようにしました。この機能を使用すると、ある環境から別の環境にドキュメントの種類のコレクション全体を移行できます。
[ファイルをエクスポート] ポップアップに新しいオプション [Excel にダウンロード] のボタンを追加しました。このオプションを使用すると、エクスポートしたファイルを Excel 形式でダウンロードできます。
Document Manager の [エクスポート] ボタンの名称を [AI Center にエクスポート] に変更しました。
Document Manager セッションを作成するダイアログ ボックスの [保存] ボタンの名称を [作成] に変更しました。
インポート時のデジタル化のプロセスを改良し、使用するインポート手順 (オンプレミスまたはデスクトップ版の Studio) に関係なく、同じ結果が得られるようにしました。
- Document Manager にファイルをインポートすると、「
List index out of range
(リストのインデックスが範囲外です。)」というエラーが発生する問題を修正しました。 - 名前付けの問題が原因で、Document Manager でインポート エラーが発生していた問題を修正しました。
- Document Manager からラベル付けされたドキュメントをエクスポートすると発生する問題を修正しました。現在は、ラベル付けされたドキュメントは問題なくエクスポートされるようになりました。
- 特別な
line_detection mode
を使用してトレーニングされたモデルで評価パイプラインを実行した時の予測結果が、ML スキルから呼び出した場合の結果と異なる問題を修正しました。