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- 認証
- 範囲と権限
- プラットフォーム管理 API

UiPath Automation Cloud API ガイド
個人用アクセス トークン
個人用アクセス トークン (PAT) を使用すると、高レベルのセキュリティを維持しながら、UiPath のサービスやリソースに簡単にアクセスできます。
個人用アクセス トークンとは、UiPath の API やサービスを操作する際に資格情報の代わりに機能する、一意の英数字の文字列です。ユーザー名とパスワードを直接指定する代わりに、個人用アクセス トークンを生成することで特定の UiPath リソースに対して制御されたアクセスが付与されます。
PAT はローカル ユーザーのみが利用できます。ディレクトリ ユーザーや SAML では利用できません。
トークンの範囲は、トークンがアクセスできる特定のアクションやリソースを定義します。トークンを作成する際に、トークンの利用目的に基づいた適切な範囲を選択するよう求められます。範囲の例として以下が挙げられます。
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TM.Defects.Read
- Test Manager で、不具合の読み取りやアクセスに関連するアクションを実行できます。 -
OR.Folders
- Orchestrator で、フォルダー データの読み取り、フォルダーの作成、変更、管理を可能にします。
同じレベルのアクセス権を維持しながらトークンを更新する必要があるシナリオでは、個人用アクセス トークンの再生成を検討してください。再生成では、元のトークンと同じ範囲と権限を持つ新しいトークンが作成されます。ただし、古いトークンを使用しているスクリプト、アプリケーション、連携機能は新しいトークンで必ず更新してください。
再生成は、まだ有効期限が切れていないトークンにのみ適用できます。トークンの有効期限が切れると再生成できません。
Orchestrator のキャッシュのメカニズムでは、PAT が 1 時間格納されます。その結果、取り消されたトークンは、キャッシュの有効期限が切れるまで、さらに 1 時間ほど Orchestrator のリソースにアクセスする可能性があります。