チュートリアル: ソース管理を使用する

バージョン管理 (ソース管理) とは、プロジェクト内のソフトウェアコードまたはファイルへの変更を追跡および管理する方法です。バージョン管理システムは、時間の経過とともに発生するプロジェクトへの変更をチームで管理できるようにするソフトウェアツールです。

バージョン管理ソフトウェアを使用すると、変更を追跡でき、チームメンバーが常に最新バージョンを使用して作業し続けられるようになります。可視性を向上させチームのコラボレーションを支援するため、製品の開発や提供をスピードアップできます。変更は、リポジトリと呼ばれる一種のデータベースに保存されます。間違いがあった場合は、StudioX プロジェクトの以前のバージョンと比較して、チームメンバー全員の作業への影響を最小限に抑えながら間違いを修正することができます。

注: このチュートリアルは、v2020.10 および v2021.4 の StudioX にのみ適用されます。これより新しいバージョンの StudioX の場合は、『UiPath StudioX ガイド』の「プロジェクトを Git で管理する」をご覧ください。

利用可能なバージョン管理ソフトウェアは複数ありますが、このガイドでは Bitbucket と GitHub Desktop を例として使用しています。

リポジトリを作成する

管理者またはチームマネージャーにリポジトリの作成を依頼します。一般的なベストプラクティスでは、次の 2 つのリポジトリを使用します。

個人用リポジトリには、他のユーザーによるアクセスがほとんど必要ないであろう個人使用の StudioX プロジェクトを保存します。
共有チームリポジトリには、チームまたは組織のすべてのメンバーがファイルにアクセスできる必要がある StudioX プロジェクトを保存します。

ヒントとリソース

単一のブランチ (master など) でのみ作業します。
理由なくブランチを追加したり、プルリクエストを作成しないようにします。これらの操作を行うと、バージョン管理のプロセスが複雑になる可能性があります。
プロジェクトの作業を開始する前に、必ずプル要求を実行してリポジトリからの変更を同期します。
作業が完了したら必ずプロジェクトをコミットしてプッシュし、変更がリポジトリに確実にアップロードされるようにします。
詳細な GitHub ガイドについては、GitHub Desktop のドキュメントポータルをご覧ください。
Sourcetree アプリの使用に関する詳細なガイドについては、Atlassian のドキュメントポータルをご覧ください。

<summary>GitHub Desktop</summary>

GitHub Desktop をダウンロードしてインストールする

GitHub Desktop の使用を開始するには、お使いのマシンで GitHub Desktop をダウンロード、インストール、および設定する必要があります。ソフトウェアのダウンロードおよびインストール方法については、GitHub のガイドをご覧ください。

マシンで GitHub Desktop をセットアップする

アカウントをお持ちでない場合は、アカウントを作成して GitHub Desktop アプリケーションにログインします。

リポジトリをお使いのローカルプロジェクトに接続するには、以下の手順を実行します。

GitHub Desktop アプリケーションを開きます。
[File] メニューをクリックし、[Clone repository] を選択します。
表示されるウィンドウで、以下の手順を実行します。
- [GitHub.com] タブをクリックします。
- リポジトリの名前を入力します。
- [Local path] フィールドにフォルダーパス「\Documents\UiPath」を入力します。
すべて設定したら [Clone] をクリックします。