Studio
2020.10
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サポート対象外
Studio ガイド
最終更新日 2023年12月20日

サポートされている SAP WinGUI 要素

SAP インターフェイスには、このページの例が示すような操作を可能とする、さまざまな固有コントロールがあります。

SAP ボタン

[SAP WinGUI] ウィンドウで使用される、任意のボタンを表します。複数の種類があり、それぞれが特定の要素によって定義されます。

アイコン

アイコンは、テキスト ラベルを表示しない対話型ボタンです。



プッシュ ボタン

プッシュ ボタンは、アプリケーションのコマンドに直接アクセスする単純な UI 要素です。



ラジオ ボタン

ラジオ ボタンは一連のオプションを示します。リストには、少なくとも 2 つのラジオ ボタンがあり、そのうち 1 つだけ選択できます。



ボタンは、[クリック] アクティビティを使用して操作できます。

SAP カレンダー

SAP カレンダーでは単一の日付または期間を選択できます。



SAP カレンダーは、[カレンダーから日付を選択] アクティビティを使用して操作できます。



注: この SAP コントロールは、Studio の [レコーディング] には対応していません。

SAP チェックボックス

チェックボックス要素は、複数の選択肢のリストを示します。1 つまたは複数を選択するか、まったく選択しないかを選べます。



チェックボックスは、[クリック] アクティビティを使用して操作できます。

SAP コンテキスト メニュー

コンテキスト メニューに表示される項目のリストを表します。親コンテキスト メニュー内では、複数の子テキスト メニューを使用できることに注意してください。



SAP のコンテキスト メニューは、[クリック] アクティビティを使用して操作できます。対話型の選択には、AA 要素検出フレームワークが必要です。

SAP ダイアログ・ボックス

ボタン、テキスト メッセージ、ポップアップ ウィンドウなど、他の各種 SAP コントロールを内包する外部ウィンドウを表します。



ダイアログ ボックス内のセレクターは、それらが表す要素に従って生成されます。

[閉じる] ボタンでダイアログ ボックスを閉じるには、AA 要素検出フレームワークが必要です。

ダイアログ ボックスは、[クリック] または [文字を入力] などの UI Automation アクティビティを使用して操作できます。

SAP ドロップダウン リスト

ドロップダウン リストを使用すれば、事前に設定したリストから項目を選択できます。



リストの項目は、[項目を選択] アクティビティを使用して操作できます。

SAP HTML コンテンツ

HTML コントロールは、SAP WinGUI 内に HTML コンテンツを表示するために使用します。



SAP WinGUI 内の HTML ページを操作するには、AA 要素検出フレームワークが必要です。SAP HTML コンテンツ向けのプロセス作成には、UI Automation アクティビティを使用できます。

SAP 入力フィールド

ユーザー入力を受け付ける専用のフィールドを示します。



入力フィールドは、[文字を入力] アクティビティを使用して操作できます。

SAP にログオン

SAP ログオンは、SAP システムに直接ログオンするための、ローカルにインストールするプログラムです。



SAP を開くには、[SAP にログオン] アクティビティを使用します。

このアクティビティには、次の 2 つのパラメーターが必要です。

  • SAP システムへのログオンに使用する SAP ログオンまたは SAP ログオン パッド ウィンドウから取得する、正確な SAP 接続名
  • SAP ログオンまたは SAP ログオン パッドのプログラムへのパス。既定のパスは対応するシステム レジストリのエントリから取得されます。



    注: 画面上で指定する機能は不要です。SAP システムへの接続には、SAP スクリプト インターフェイスを使用します。

SAP にログイン

SAP システムへのログインを可能にします。



この後に、[SAP にログイン] アクティビティを使用できます。



[複数ログオン オプション] ドロップダウンでは、ユーザーが複数回システムへのログインを試み、複数のログオン ポップアップ ウィンドウでライセンス情報が表示された場合に、どのような操作を実行するかを指定できます。以下のオプションがあります。

  • 他のログオンを終了しこのログオンで続行
  • 他のログオンを終了せずにこのログオンで続行
  • このログオンを終了

SAP メニュー

SAP メニューの項目を選択できます。SAP メニューは、SAP WinGUI のメイン ウィンドウでのみ使用できます。



メニュー項目は、SAP の [メニュー項目を選択] アクティビティを使用して操作できます。



注: この SAP コントロールは、Studio の [レコーディング] には対応していません。

SAP 画像

SAP WinGUI に画像を表示します。



指定した画像をクリックするには、[SAP 画面上の画像をクリック] アクティビティを使用します。



注: この SAP コントロールは、Studio の [レコーディング] には対応していません。

SAP ステータスバー

SAP WinGUI ウィンドウ下部の、メッセージが表示される領域を示します。システムおよびログインに関する情報は表示されません。



[SAP ステータスバーを読み取り] アクティビティを使用すると、SAP のステータスバーからメッセージの種類、テキスト、データを抽出できます。



注: この SAP コントロールは、Studio の [レコーディング] には対応していません。

SAP セッション情報

現在の SAP セッションの詳細情報、例えば、システム、クライアント、ログインしたユーザー、現在開いているプログラムやトランザクションなどを表示します。



SAP のオートメーションを作成する際、UIExplorer では、下記のオプションのセレクター属性を、[属性を取得] アクティビティなど、他のアクティビティと併用できます。

sapClient, sapLanguagesapProgramsapScreensapSessionsapSysNamesapSysNumbersapSysSessionIdsapTransactionsapUser


SAP タブ

SAP タブは、特定の情報やコントロールにアクセスできる一連のボタンを示します。



[クリック] アクティビティを使用して一度に 1 つのタブを選択するか、[項目を選択] アクティビティによって、リストから対象のタブを選択できます。

SAP テーブル

SAP テーブルは、表形式で表示される一連の標準コントロールを示します。

共通の操作

SAP では複数の種類のテーブルを使用できます。最も一般的に使用されるのが、標準 (既定) テーブルとグリッド テーブルです。すべての種類の SAP テーブルを Studio で自動化できます。

SAP 標準 (既定) テーブル



SAP グリッド ビュー テーブル



次のアクティビティを使用して、SAP テーブルとその内容を操作できます。

SAP のオートメーション プロジェクトでは、[クリック] アクティビティまたは[チェック] アクティビティを使用して、必要なあらゆる操作を実行できます。

  • 列を選択/選択解除
  • 行を選択/選択解除
  • すべて選択/選択解除



データ スクレイピング

データ スクレイピングを使用すると、SAP テーブルから構造化されたデータを抽出できます。以下に例を示します。

[構造化データを抽出] アクティビティは、SAP グリッド ビュー テーブルからデータを抽出する機能を強化します。columns_name_source パラメーターに次の値を指定することで、テーブルの情報を取得する方法を定義できます。
  • 最長 - 完全な列名を抽出して使用します。
  • 最短 - 短い列名を抽出して使用します。
  • 表示 - SAP WinGUI に表示されている状態の名前を使用します。
  • 技術 - 列の技術的ヘッダー名を抽出して使用します。



SAP テキスト編集

SAP テキスト編集コントロールは、編集可能なテキスト フィールド/エディターを表します。



次のアクティビティを使用して、このコントロールを操作できます。

SAP ツールバー

SAP ツールバーは、操作可能な一連のボタンを表します。SAP では、SAP トランザクションまたは SAP プログラムに応じて、さまざまな種類のツールバーがあります。



  • SAP システム ツールバー (1)
  • SAP アプリケーション ツールバー (2)
  • SAP 特殊ツールバー (3)
  • SAP グリッドテーブル ツールバー (4)
  • SAP 汎用オブジェクト サービス (5)

ツールバー上のボタンは、[ツールバー ボタンをクリック] アクティビティを使用して操作できます。



注: この SAP コントロールは、Studio の [レコーディング] には対応していません。

SAP のトランザクション・コード

SAP 機能へのアクセスや、SAP プログラムの実行を可能とする英数字のコードを表します。

[SAP トランザクションを呼び出し] アクティビティは、トランザクション コードさえあれば使用できます。

トランザクション コードは現在の SAP GUI ウィンドウで実行されます。



注:
トランザクション コード (例: VA01) を指定すると、アクティビティは /nVA01 + Enter (keystroke) コマンドを送信して、トランザクションを呼び出します。

現在のトランザクションに対する未保存の変更は、警告なしに破棄されることに注意が必要です。

SAP ツリー

SAP ツリーは、ツリー構造に体系化された要素のリストを表します。SAP ツリーには数種類のコントロールが用意されています。

  • 単純ツリー



  • リスト ツリー



  • 列ツリー



SAP ツリー コントロールのすべての種類において、ノードや項目の操作にクリックダブルクリック[テキストを取得] アクティビティを使用できます。

注: SAP ツリーを操作する場合、SimulateClick プロパティを使用することを推奨します。

ツリーを展開

ツリーに多数の子要素が含まれる場合、次のようにして選択します。

  1. SAP WinGUI でツリーを展開し、対象の要素を選択します。
  2. [画面上で指定] を使用して、SAP ツリー全体を選択します。

選択した項目のノードがアクティビティに表示されます。

注: この SAP コントロールは、Studio の [レコーディング] には対応していません。

ツリーが折りたたまれていて対象のノードまたは項目が表示されていない場合、[SAP ツリーを展開] アクティビティを使用する必要があります。このアクティビティは、親ツリーをアクティブなノードまたは項目まで展開します。



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