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UiPath リリース ノート

UiPath リリース ノート

2020.4.1

Release date: 11 May 2020

2019.10 のリリースでプレビューとして登場して以来、StudioX をビジネス ユーザーが冗長で反復的なタスクを自動化するのに最適なツールとするためさまざまな改良を行ってきました。

ユーザーからの貴重なフィードバックをもとに、ユーザー エクスペリエンスの向上、新機能の追加、バグ修正を行いました。

改良を重ねた末、StudioX は今回のリリースから一般提供 (GA) されます。

新機能と改良点

Word の自動化

今回のリリースから Word 文書の作成や更新ならびに Word 文書からのテキストの抽出を自動化できるようになりました。Word で行うタスクを自動化するには、まず [Word ファイルを使用] アクティビティを追加し、その後その中で使用する Word 関連のアクティビティを追加します。詳細については、「Word の自動化」のページをご覧ください。

Excel の自動化

新しいアクティビティ

  • 範囲を書き込み - 表、範囲、またはシート内のデータをコピーし、別の指定した表、範囲、またはシート内の既存のデータの後に貼り付けます。
  • 行を削除 - シート、表、または範囲から指定した行を削除します。
  • CSV にエクスポート - Excel の範囲、表、またはシート内のデータを、指定した CSV ファイルにエクスポートします。
  • 範囲をフィル - 範囲内のすべてのセルに数式またはテキストを入力します。
  • セルを書式設定 - 指定した範囲内の、すべてのセルの書式を設定します。
  • 列を挿入 - シート、表、または範囲の指定した位置に新しい列を挿入します。
  • 行を挿入 - 1 つ以上の行を表、範囲、またはシートの指定した場所に挿入します。
  • マクロを実行 - マクロ有効ブック内で指定したマクロを実行します。
  • Excel ファイルを保存 - UI Automation アクティビティによって変更されたブックを保存します。
  • Excel ファイルを PDF として保存 - Excel ブックを PDF ファイルとして保存します。
  • 範囲を並べ替え - 指定したシート、表、または範囲のデータを 1 つ以上の列で並べ替えます。

改良点

  • [Excel ワークスペース] の名称を [プロジェクト ノートブック] に変更し、その用途を分かりやすくしました。また形式も新しくなり、より多くの数式が追加されました。詳細はこちらをご覧ください。
  • デザイン時にはまだ存在しないファイルまたは .xls ファイルを使用するときは、デザイン時に使用するためのテンプレートとして .xlsx ファイルを定義できます。実行時に使用するファイルと同じ構造 (サンプル データを含む同じシート、表、列) を持つテンプレート ファイルを使用することで、オートメーションのデザイン時に StudioX のプラス plus buttonplus button メニューから直接ファイル内のデータを選択できます。詳細は「Excel ファイルを使用」をご覧ください。
  • ループ内での [セルに書き込み] アクティビティの使用時に [行を自動インクリメント] オプションを選択することで各繰り返しの度に次の行に書き込めるようになりました。これは、[指定回数を繰り返し]、[Excel の繰り返し (各行)]、[繰り返し (各メール)]、[繰り返し (フォルダー内の各ファイル)] のいずれかのアクティビティ内に [セルに書き込み] アクティビティがある場合に実行できます。
  • [Excel の繰り返し (各行)] アクティビティが範囲内で空の行を検出した際の挙動を選択できるようになりました。空の行をスキップ、空の行を処理、または最初の空の行で停止から選択できます。既定では、停止が選択されています。
  • [Excel の繰り返し (各行)] アクティビティを使用して表または範囲内で行の反復処理を行う際に、他の範囲または表と同様に [Excel の繰り返し (各行)] アクティビティ内のアクティビティの プラス plus buttonplus button メニューから反復処理中の現在の行を選択できるようになりました。たとえば、各行をコピーして他のシートに貼り付けまたは追加するには、[範囲をコピー/貼り付け] アクティビティと [範囲を書き込み] アクティビティで元の範囲として CurrentRow (現在の行) を選択できます。
  • アクティビティのプラス plus buttonplus button メニューに、Excel データの選択に使用できる [カスタム入力] オプションが追加されました。状況に応じてこのオプションを使用すると、アクティビティ内で使用する表、範囲、シート、ピボット テーブルまたはセルを手動で入力でき、既存のファイルからデータを選択する必要がありません。

UI 操作の自動化

新しい要素選択モード

アンカーベースのアプローチを使用したターゲットの指定方法を完全に見直しました。新しい選択モードでは、ユーザーによるターゲットの選択、検査、クリアならびに複数のアンカーの追加を可能にすることで、より柔軟な操作ができます。

また、新しい選択モードでは、[選択オプション] ウィンドウから、ターゲットとアンカーの編集、ターゲット メソッドの設定、および選択の検証を行うことができます。

検証機能では、ロボットが要素を検出するために使用する実行時のアルゴリズムを使用して、選択を素早く確認できます。検証の結果は対象のアプリケーション上で強調表示されるので、調整が必要かどうかがすぐにわかります。

詳細はこちらをご覧ください。

新しいアクティビティ

今回のリリースでは、4 つの新しいアクティビティが追加されました。

  • アプリのステートを確認 – UI 要素が表示/非表示となるかを検証することで、自動化されたアプリケーションまたは Web ページのステートを確認し、検出されたステートに基づき一連のアクションを実行します。
  • URL に移動 - 対象の Web ブラウザーで、指定した URL に移動します。
  • キーボード ショートカット - UI 要素に 1 つ以上のキーボード ショートカットを送信します。
  • ブラウザー内を移動 - 対象の Web ブラウザー内で次のアクションを実行します。[前に戻る]、[次に進む]、[ホームに移動]、[更新]、[タブを閉じる]。

アプリ/Web レコーダー

オートメーションの設計をさらに効率化するために、ユーザーの操作をキャプチャし、それに基づきアクティビティを自動生成する新しいレコーダーが追加されました。

記録中に対話可能なプレビューが表示され、記録された手順を編集または削除するオプションが選べます。自動検出できないアクションや、検出されたアクションとは異なるアクションを実行したい場合は、[ホバー] メニューを使用して、指定した要素上で実行するアクションを手動で簡単に選択できます。

詳細はこちらをご覧ください。

改良点

  • UI Automation Next アクティビティに対して、プロジェクト全体で適用される設定を構成できるようになりました。これらの設定には、共通プロパティの他にターゲット選択、レコーダー、ならびにターゲット メソッドやアンカーの使用に関連する設定も含まれます。
  • アクティビティの用途を明確にするために、[アプリケーション カード][アプリケーション/ブラウザーを使用] に、[チェック] アクティビティは [チェック/チェック解除] に名前が変わりました。
  • 使用頻度の高いプロパティを、[プロパティ] パネルだけではなくアクティビティの本体 (アクティビティ デザイナー) からも使用できるようにしました。
    • [クリック]: [クリックの種類][マウス ボタン]
    • [チェック/チェック解除]: [アクション]
    • [強調表示] と [ホバー]: [期間]
    • [文字を入力]: [入力前にフィールド内を削除][入力前にクリック]
    • [アプリケーション/ブラウザーを使用]: ブラウザー用の [ブラウザーの URL] とデスクトップ アプリケーション用の [ファイル パス]
  • [文字を入力] アクティビティにいくつかの機能強化がなされました。
    • [入力前にクリック] プロパティで、入力前にフィールド内で実行するクリックの種類 (シングルクリックまたはダブルクリック) を指定できるようになりました。
    • [入力前にフィールド内を削除] プロパティの使用時に、フィールドの種類別に異なる方法でフィールドをクリアできるようになりました。このプロパティを設定する際には、単一行メソッドまたは複数行メソッドから選択できます。
    • 資格情報が安全に入力できるようになりました。StudioX では [ユーザー名/パスワードを取得] アクティビティで後で使用するために保存されたデータを使用します。Studio では SecureString 変数を使用します。
    • [文字を入力] アクティビティを使用して特殊キーが送信できるようになりました。
  • すべてのアクティビティで [タイムアウト] プロパティが使用できるようになりました。ユーザーは、エラーをスローする前に現在のアクティビティの実行を待機する時間を設定できます。
  • [アプリケーション/ブラウザーを使用] アクティビティに新しく [引数] プロパティが追加されました。このプロパティを使用して、起動時に対象のアプリケーションに渡すことができるパラメーターを指定できます。たとえば、アプリケーション内で特定のファイルを開く場合に、引数としてファイルのフル パスを指定できます。
  • 期間を入力するフィールドは、ミリ秒ではなく秒数での値の入力を受け入れるようになりました。
  • [アプリケーション/ブラウザーを使用] アクティビティで、[セレクター] プロパティを設定できるようになりました。

Outlook の自動化

新しいアクティビティ

改良点

  • 本文が HTML 形式で設定されたメールを送信できるようになり、メール本文に表、画像または書式付きテキストを挿入できるようになりました。HTML 形式のメールを送信するには、メールの本文を Word 文書で作成し、それをメールの本文として選択します。このオプションが使用できるアクティビティは [Outlook メールを転送][Outlook からメールに返信][Outlook メールを送信] アクティビティです。
  • [繰り返し (各メール)] アクティビティを使用してメールを処理するときに、使用するメールをフィルターできるようになりました。処理するメールの最大数 (既定では100 ) を制限したり、未読のメールのみを使用したり、[BCC]、[CC]、[日付]、[送信元]、[宛先] のフィルター条件を使用して高度なフィルターを設定したりできます。
  • メール送信用のアクティビティを使用する際に、メールを受信者に直接送信するのではなく、Outlook の [下書き] フォルダーにメールを保存できるようになりました。これにより、メールを送信する前に内容を確認できるようになりました。[Outlook メールを転送][Outlook からメールに返信][Outlook メールを送信]アクティビティで、[下書きとして保存]オプションは既定で選択されます。

ファイルの自動化

新しいアクティビティ

  • フォルダー情報を取得 - 指定したフォルダーのプロパティを取得し、プロジェクト内で後で使用するために情報を保存します。

共通アクティビティ

新しいアクティビティ

  • ファイルをダウンロード - 任意のアプリケーションからのダウンロードを検出し、ファイルのダウンロードが完了するまで待機してから、ワークフロー内でファイルの次の処理に進みます。
  • 繰り返しを終了 - 繰り返し系のアクティビティを終了し、後続のアクティビティを続行します。
  • ユーザー名/パスワードを取得 - Windows Credential Manager にユーザー名とパスワードを安全に保存し、ユーザーがオートメーションに資格情報を追加できるようにします。
  • スキップ - 繰り返し系のアクティビティの現在の反復処理をスキップして、次の反復処理から実行を継続します。

ワークフロー アナライザー

StudioX にワークフロー アナライザーが追加されました。以下のルールを使用することでプロジェクトが品質基準を満たし、特定の制限に従っているを保証します。

ガバナンス

StudioX のプロジェクトでは Studio に導入されたガバナンス機能と同じ機能が使用できます。ユーザーが組織のガイドラインに従うようにするためのガバナンス ポリシーをデプロイする方法については「Governance (ガバナンス) 」をご覧ください。

監査ログ

実行ログに記録される監査情報を使用することで、オートメーションで使用されるデータを追跡できます。オートメーションで使用されるデータに関する以下の情報が記録されます。

  • Excel ファイルと Word ファイルの名前
  • アプリケーションの実行可能ファイルの名前や Web ページの URL
  • Outlook アカウント
  • 送信したメールの受信者ならびにメールが送信済みであるか下書きに保存されたか

詳細については、「監査ログ」をご覧ください。

アクティビティ名

一部のアクティビティ名が更新され、それぞれの用途がより分かりやすくなりました。

  • [Excel ファイル カード][Outlook アカウント カード][アプリケーション カード] は、それぞれ [Excel ファイルを使用][Outlook アカウントを使用][アプリケーション/ブラウザーを使用] に名前が変更されました。
  • [データを抽出] は、[表データを抽出] に名前が変更されました。
  • [表を作成] は、[表として書式設定] に名前が変更されました。
  • [繰り返し] は、[指定回数を繰り返し] に名前が変更されました。

外観

ユーザー インターフェイスの全体的なデザインに対してさまざまな改良が加えられました。

  • 必要なアクティビティが見つけやすくなるように、[アクティビティ] パネルのデザインを更新しました。
  • 選択中のアクティビティがデザイナー パネルでより視認しやすく強調表示されるようになりました。
  • 無効化されたアクティビティはデザイナー パネル上で灰色表示されるようになりました。
  • [実行] ボタンがリボンの右側に移動され、デザイナー パネルからアクセスしやすくなりました。
  • アクティビティ内の多くのオプションやフィールドのラベルが更新され、内容がよりわかりやすくなりました。ラベルの上にマウスをホバーすると、追加の情報を示すツールチップが表示されるようになりました。

データ マネージャー パネル

[データ マネージャー] パネルから、オートメーションに追加された Excel ファイルや Word ファイルと、そのファイルが格納されたフォルダーを開くことができるようになりました。

エラー処理

プロジェクトの実行中にエラーが発生した場合、エラーの原因の詳細を示すメッセージが表示され、ユーザーは次の行動のうちいずれかを選択するよう促されます。エラーが発生したアクティビティの実行をリトライ、現在のアクティビティまたは反復処理をスキップし次に移動、またはプロジェクトの実行を停止。

その他の改良点

  • オートメーション プロジェクトをゼロから始めたくない場合は、用意された 6 つのプロジェクト テンプレートのいずれかに基づいて新しいプロジェクトを作成できます。これらのプロジェクトは一般的なプロセス用の完全に機能するオートメーションであり、プロジェクト内の注釈には各アクティビティについての情報が記載されています。このプロジェクトはユーザーのニーズに合わせて設定できます。詳細については「Project Template (プロジェクト テンプレート)」をご覧ください
  • すべての繰り返し系のアクティビティで、現在の反復処理へのアクセスに使用される変数の名前を変更することができます。
  • オートメーションをより速く構築する手助けをする共通シナリオが増えました。
  • エラーのトラブルシューティングの際に、オートメーションの一部のみを実行できるようになりました。プロジェクト冒頭から任意のアクティビティの手前まで実行するには、そのアクティビティを右クリックして、 [このアクティビティまで実行]を選択します。選択したアクティビティからプロジェクトの最後まで実行するには [このアクティビティから実行] を選択します。
  • StudioX で構築されたプロジェクトの Studio との互換性を向上させるために、Outlook アカウントおよび Excel ファイルは、それらのアカウントとファイルが定義される [Outlook アカウントを使用] アクティビティと [Excel ファイルを使用] アクティビティ内に追加されたアクティビティのみにより参照されます。
  • 既定のユーザー プロファイル フォルダーからのファイル パスまたはフォルダー パス (たとえば C:\Users\ ) に、オートメーション プロジェクトが作成されたコンピューターのユーザー名が含まれなくなりました。これにより、デスクトップまたはマイ ドキュメントなどの場所にあるファイルおよびフォルダーを使用するアクティビティを含むオートメーションを、そのパスを更新することなく他のコンピューター上で実行できます。
  • デザイン時に値を追加するのではなく、プロジェクトの実行時にユーザーに値の入力を促すようアクティビティを設定できるようになりました。アクティビティのフィールドのプラス plus buttonplus button メニューに、テキスト、数字または Boolean (True/False) 値を入力できる [実行時に確認] という新しいオプションが追加されました。
  • StudioX のリボンで [プロジェクト] > [プロジェクト フォルダーを開く] を選択することで、エクスプローラーからプロジェクト フォルダーを開けるようになりました。
  • [条件分岐] アクティビティの [Else] 分岐が既定で非表示になりました。
  • [ファイルを作成] アクティビティを再設計し、アクティビティの本体から設定できるようにしました。

既知の問題

[ブラウザー内を移動] アクティビティで、ユーザーがホーム ページを設定しても、 [ホームに移動] アクションで、設定されたホーム ページに移動できるのは Internet Explorer を使用している場合のみです。その他のブラウザーを使用している場合は、https://www.google.com に移動します。

互換性が損なわれる変更

StudioX がはじめて公開された v2019.10 のリリースから多くの修正、変更、改良が行われたため、このバージョンは v2020.4 より前のバージョンで作成されたプロジェクトに対応しません。

7 か月前に更新


2020.4.1


改善の提案は、API リファレンスのページでは制限されています

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