Automation Suite 2022.10
公開日: 2022 年 11 月 14 日
更新内容
新しい製品とサービス
Process Mining と Automation Suite ロボットが Automation Suite のサービスに加わりました。Automation Suite のエコシステムは新リリースのたびに成長しており、新しいサービスが継続的にスイートに追加されています。
サービスの無料トライアル
Automation Suite 内のサービスがご自身のニーズに合うかどうかわからない場合、サービスを試しに利用することができます。今回のリリースでは、無料トライアル オプションを利用できるサービスに Automation Hub と Insights が加わりました。
AI Center と Automation Suite の相互運用性
過去のリリースにおけるスタンドアロンの AI Center と同様に、Automation Suite で実行されている AI Center をスタンドアロンの Orchestrator と Identity Server に接続できるようになりました。
ArgoCD の SSO 認証
SSO を使用して ArgoCD アカウントにログインできるようになりました。既定の認証オプションはこれまでと同様にユーザー名とパスワードによる認証ですが、ArgoCD によるすばやく安全な対話の活用をお勧めします。
新しく追加された Deployment Assistant
Automation Suite のインストールの複雑さを減らすために、インストールをアシストする Deployment Assistant を追加しました。Deployment Assistant は、環境の準備の仕方、満たす必要がある要件、読む必要があるドキュメントを示すステップバイステップの手順を表示し、ユーザーが必要な手順や情報を見落とすことを防ぎます。
統一された UI エクスペリエンス
Automation Suite のインストールとインストール後の一般的な操作を完了するために必要な手順を説明する新しいツールを導入しました。新しいツールは Cluster Administration と呼ばれ、証明書の構成、Kerberos 認証の設定、ノード管理、データベース メンテナンス、クラスターの監視などに関する手順を示します。
改良点
新しい管理者エクスペリエンス
[管理] ページのスタイルを変更しました。ページの左側に表示されていたレールは削除されましたが、[アプリ起動ツール] のアイコンからサービスを切り替えられるようになりました。また UI を改良し、ホスト レベル、組織レベル、テナント レベルの設定のコンテキストの切り替わりを確認しやすくしました。設定できる項目自体は以前と変わりません。
外部オブジェクト ストレージ
外部ストレージを優先して、ObjectStore をクラスター ノードから切り離しました。このため、ストレージを外部で処理するために Azure、AWS、または S3 互換のプロバイダーのいずれかから選択することができます。この構成は、ノードと基になるストレージがクラッシュまたは破損したときににおけるデータの損失に対する復元性を確保します。他にも、Automation Suite から独立して、データのレプリケーションや障害復旧を実行できます。
RAW デバイスでの Cepth の利用
ObjectStore をブロック ストレージの外に移動し、ノードのディスクに直接接続しました。今回の変更は、ストレージのレプリケーション係数を 18 倍から 3 倍に減らすために実行しました。
最適化されたハードウェア要件
UiPath では、ノードごとの最小プロセッサーと RAM の要件を最適化しました。Automation Suite をマルチノードの HA 対応の運用環境モードでインストールするには、1 ノードあたり 8 (v-)CPU/コアと 16 GiB の RAM が必要になりました。
バックアップと復元機能の改良
バックアップと復元の方法を簡略化しました。オンデマンドのスナップショット コマンドを使用していつでもスナップショットをキャプチャしたり、スナップショットをキャプチャするタイミングのスケジュールを設定したりできます。
ダウンタイムのない累積的な更新
バージョンの変更が可能な場合はいつでも、ダウンタイムを気にすることなく 2022.10.x のマイナー バージョンから別のマイナー バージョンに移行できます。一般的に、累積的な更新プログラム (CU) ではインフラストラクチャ全体と共有スイートのプラットフォーム レイヤーのアップグレードは不要です。
セキュリティの改良
今回のリリースでは、セキュリティに関するさまざまな改良や修正を行いました。
バンドルの詳細
Automation Suite の各製品における変更点は、以下のリンクから確認できます。
製品が灰色表示されている場合は、この新しいバージョンの Automation Suite ではそのコンポーネントに対する変更はありません。
2 か月前に更新