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リリース ノート
最終更新日 2024年4月19日

2021 年 11 月

2021.10

公開日: 2021 年 11 月 8 日

RPA をさらに活用しやすくするため、v2021.10 LTS でもさまざまな新機能を追加し、さまざまな改良やバグ修正を行いました。

Integration Service では、サードパーティの ID プロバイダーと連携できます。また、Automation Suite では UiPath のクラウド製品をオンプレミスで利用できます。さらに、Studio、Robot、Assistant の自動更新を Orchestrator から直接行ったり、Linux 環境に対応したロボットによってクロスプラットフォーム プロセスを実行したりできます。

そして、v2021.10 以降のすべてのバージョンで LTS のサポートが適用されるようになりました。オンプレミス版のすべてのエンタープライズ リリースに対して 2 年間のメインストリーム サポートと 1 年間の延長サポートが適用されます。詳しくは、「一般提供版 (General Availability) のサポート」をご覧ください。

今回のリリースの主要な情報については、以下をご覧ください。

更新内容

Automation Suite

UiPath Automation Suite の提供を開始しました。この製品にはハイパーケア サポートが含まれています。Automation Suite は、UiPath が提供する Web ベースの製品のインストール、アップグレード、および管理を、簡単かつスムーズに一貫性のある方法で行えるように設計されたバンドルです。

Linux ベースのソリューションであり、UiPath のほとんどの Web ベースの製品、ソフトウェアの依存関係、共通のプラットフォーム コンポーネント、およびインフラストラクチャが単一のインストーラーにバンドルされています。Automaton Suite を使用すれば、簡単な操作を行うだけで UiPath スイート全体をすぐに利用できるようになります。

詳しくは、『Automation Suite ガイド』をご覧ください。

Integration Service

新しく追加された Integration Service では、幅広い種類のコネクタのカタログを利用して、UiPath のエンドツーエンドの自動化プラットフォームで利用する連携機能を管理できます。

Integration Service には以下が含まれています。

  • Connectors (コネクタ) - 構築済みの強力な API 連携機能です。製品間の連携プロセスを簡素化し、一貫性のある開発エクスペリエンスを提供します。
  • Connections (接続) - 単一のユーザーと外部アプリケーションとの間でタスクを確立します。
  • 新しいアクティビティ パッケージ - Integration Service とサードパーティ製品との接続機能を活用することにより、機能や操作性が向上します。

Integration Service には、Automation Cloud の画面左のレールからアクセスできます。

Robot および Studio の自動更新

UiPath Robot、Studio、Assistant のバージョンを Orchestrator から更新できるようになりました。一元化された場所から多数のマシンのバージョンを簡単に更新できるため、ユーザーの負担を軽減し、バージョンの更新プロセスを効率化できます。

クロスプラットフォーム プロセスおよび Linux 環境のロボット

Linux 環境に対応したロボットを使用して、Docker コンテナーで無人オートメーションを実行できるようになりました。この機能を活用すれば、デプロイ規模をさらにすばやく簡単に拡大できます。

クロスプラットフォーム プロジェクトを作成して Windows 以外の OS でも実行できるようになりました。

今後は、Studio でプロジェクトを作成する際に 3 種類の対象プラットフォームから選択できます。

  • Windows - レガシ (.Net Framework 4.6.1)
  • Windows (Windows でサポートされる .NET 5)
  • クロスプラットフォーム (クロスプラットフォームでサポートされる .NET 5)

既定のオプションは、以前のバージョンの Studio で使用されていた「Windows - レガシ」です。

エンドポイント保護プラットフォームとの連携機能

CrowdStrike と提携し、ロボット労働力のためのエンドポイント保護機能をシームレスに強化する、独自のソリューションの提供を開始します。利用のための追加費用は不要です。人間がロボットに任せるタスクの数が増えるにつれて、ロボットが人間同様に攻撃に遭遇するリスクも高まります。たとえば、通常は安全な Web サイトからセキュリティ侵害を受けたファイルをダウンロードしたり、内部関係者によるセキュリティ侵害を受けたりする可能性があります。

この連携機能は、近日中にリリース予定の CrowdStrike v6.32 から利用できるようになります。

ランタイム ガバナンス

今回のリリースでは、ロボットが使用できるアプリケーション、URL、またはメール アドレスを管理するための新しい方法を追加しました。UiPath Studio や Assistant 同様に、Automation Ops から Robot のガバナンス ポリシーを設定できます。このポリシーでは、オートメーションがアクセス可能なアプリケーションや URL を設定したり、ロボットがメールを送信すべきでない特定のメール アドレスをブロックしたりできます。

Assistant との連携 - Automation Hub および Task Capture

お使いの UiPath Assistant のスタート パッドからオートメーションを実行したり、新しいオートメーションのアイデアを CoE に共有したりできるようになりました。Assistant、Automation Hub、Task Capture 間の連携機能を活用すれば、オートメーションのアイデアの提出はもちろん、プロセスの文書化も Assistant のスタート パッドから開始できます。

Process Mining の Purchase-to-Pay (購買から支払) プロセス

Purchase-to-Pay Discovery Accelerator は、すぐに使えるダッシュボードと KPI を備えた、プロセス マイニングにおける P2P プロセスの分析をすばやく開始できる製品です。v2021.10 ではこの Purchase-to-Pay Discovery Accelerator の機能を拡張し、買掛金のダッシュボードと KPI を追加しました。

Insights の新しいインストーラー

クラウド版とオンプレミス版のデプロイ モデルがこれまで以上に機能パリティに近づいてきました。このため、Insights インストーラーを一新してユーザー エクスペリエンスを向上させ、クラウド版とオンプレミス版の機能の差を無くしました。また、ROI 分析に関わるユーザー エクスペリエンスや、レポート・分析機能を強化しました。

ドキュメントの変更

『リリース ノート』と『UiPath 製品のインストールとアップグレード』ガイドの構成を変更しました。

リリース ノート ガイド

各製品のリリース ノートを、対応する製品ガイド内に移動しました。

『リリース ノート』ガイドにも引き続きアクセスできますが、現在は製品群全体を指す「UiPath Platform」、製品間の連携機能、複数の製品を対象とした機能、その他の主要な機能に関するリリース ノートのみがホストされています。

UiPath 製品のインストールとアップグレード ガイド

『UiPath 製品のインストールとアップグレード』ガイドでは、オンプレミス、IaaS、PaaS のデプロイに関する管理者向けの情報を確認できます。

この趣旨は変わりませんが、今後はスタンドアロン製品に関する情報のみを記載します。具体的には、以下のいずれかのカテゴリに分類される製品に関する情報です。

  • 専用のインストーラーまたはスクリプトを使用してオンプレミスにデプロイされた個々の製品 (例: UiPathOrchestrator.msiUiPathStudio.msi)
  • クラウドにデプロイされ、IaaS または PaaS サービス プロバイダーによって管理される個々の製品 (例: AWS にデプロイされたスタンドアロンの Orchestrator)

また、『Automation Suite』ガイドでは、Automation Suite のインストール、アップグレード、移行、構成、およびトラブルシューティングの方法に関するガイドラインを確認できます。バンドルに含まれる製品を一部デプロイしている場合でも、すべてデプロイしている場合でも、同じ内容が適用されます。

概要ガイド

『概要』ガイドを公開しました。このガイドは、製品リリースに関連しない情報や、製品リリースに固有ではない情報である、概要レベルの参照情報を提供することを目的としています。具体的には、複数の製品にまたがる参照情報、ローカリゼーションのサポートの情報、相互運用性マトリクスなどを確認できます。

ソフトウェア要件の更新

v2021.10 からは、Microsoft Office 2010 のサポートを廃止しました。

製品別のリリース ノート

UiPath ファミリーの各製品の変更点について詳しくは、以下のリンクから確認できます。

ハイパーリンクが設定されていない製品は、今回のパッチでは更新されていません。

相互運用性マトリクス

詳しくは、「相互運用性マトリクス」をご覧ください。

今回のリリースで公開された製品バージョンは以下のとおりです。

アクティビティ パッケージのバージョン

以下のバージョンのアクティビティ パッケージが .MSI インストーラーに含まれており、ローカル フィードから確認できます。
  • アスタリスク (*) の付いたパッケージは、Studio で新しく作成されるプロジェクトに依存関係として既定で追加されます。

    アクティビティ パッケージ

    バージョン

    UiPath.UIAutomation.Activities*

    UiPath.System.Activities*

    UiPath.Mail.Activities*

    UiPath.Excel.Activities*

    UiPath.Testing.Activities*

    UiPath.MobileAutomation.Activities

    UiPath.Word.Activities

    UiPath.ComplexScenarios.Activities

    UiPath.PDF.Activities

    UiPath.Terminal.Activities

    UiPath.Web.Activities

    UiPath.Persistence.Activities

    UiPath.IntelligentOCR.Activities

    UiPath.Form.Activities

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