2020.10.6

公開日: 2021 年 2 月 24 日

改良点

UiPathOrchestrator.dll.config ファイルを使用して NuGet パッケージのキャッシュを有効化できるようになりました。このため、大規模なデプロイ環境でのパフォーマンスが向上しました。
TFM net5.0 をターゲットにした NuGet パッケージをアップロードできるようになりました。
これまでは、パスによる認証を使用すると、CyberArk の資格情報コンテナーから資格情報を取得できず、「Script run using untrusted shell. (信頼されていないシェルを使用してスクリプトが実行されています。)」という例外がスローされていました。今回のリリースでは、アプリの設定パラメーター Plugins.SecureStores.CyberArk.UsePowerShellCLI を追加し、資格情報の取得を有効化できるようにしました。
UiPath.Orchestrator.dll.config に新しい設定パラメーターを 2 つ (RobotsLogs.Flush.Interval および RobotsLogs.Flush.BatchSize) 追加し、SubmitLogs エンドポイントのフラッシュの間隔とサイズを調整できるようにしました。

バグ修正

アプリケーションの実行中に高率のロック競合が発生し、パフォーマンスが低下する問題が発生していました。このためロック競合を削減し、パフォーマンスとスケーラビリティを向上させました。
10 万台を超えるロボットを接続すると、SQL Server の CPU の全容量が使用され、パフォーマンスが低下する問題を修正しました。
Orchestrator を IE の互換表示リストに追加すると、Internet Explorer で Orchestrator からログアウトできませんでした。
ASP.NET Core 用の New Relic APM を使用すると、Identity Server で使用されている PublishTrimmed フラグが原因で、起動エラーが発生していました。この問題は現在は修正されました。
UiPath.Orchestrator.dll.config ファイルの nlog セクションを暗号化しようとすると、エラーが発生していました。この問題は現在は修正されました。
クラシックフォルダーで 2 つのジョブを同時にトリガーすると、片方のジョブが実行されず、そのジョブをもう一度手動で開始する必要がありました。現在はそのようなジョブはロボットによって検出され、適切に実行されるようになりました。
既定のアクティビティパッケージの一部に、依存関係の欠落や、依存関係のバージョンの誤りがありました。

既知の問題

2021 年 3 月 4 日追記

ロボットのステータスが「応答なし」になっても、アラートや Webhook がトリガーされません。この機能を使用している場合、Orchestrator を v2020.10.6 または v2020.10.7 にアップグレードする際には、この問題がある点に注意してください。この問題は v2020.10.8 で修正されます。