Process Mining
2022.10
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最終更新日 2024年4月19日

DataBridgeAgent を使用してデータを読み込む

はじめに

オンプレミスの Process Mining (スタンドアロン) のディスカバリー アクセラレータで使用するデータを抽出したりデータセットを準備したりするのと同様に、オンプレミスの Process Mining (Automation Suite) でもデータをソース システムから抽出してデータセットを作成する必要があります。このページでは、DataBridgeAgent を使用して Process Mining (Automation Suite) で使用するためのデータをソース システムから抽出する方法について説明します。DataBridgeAgent は、ソース システムからデータを抽出し、.tsv ファイルをエクスポートする場合に使用します。エクスポートした .tsv ファイルを、CData Sync を使用して Microsoft SQL Server データベースに読み込みます。以下の画像でデータ フローの概要をご確認ください。


重要:
DataBridgeAgent は、カスタムの .mvp コネクタがある場合にのみ使用してください。それ以外の場合は、CData Sync、Theobald Xtract Universal for SAP、またはファイルを使用してデータをアップロードします。

.mvp コネクタを使用する

Process Mining (Automation Suite) では、DataBridgeAgent を使用して、既存の Process Mining オンプレミス (スタンドアロン) のコネクタ (.mvp ファイル) を読み込むことができます。これにより、既存のデータ変換を再利用し、出力データを Process Mining (Automation Suite) のプロセス アプリに読み込むことができます。
オンプレミスの Process Mining (スタンドアロン) で作成した .mvp コネクタ ファイルを DataBridgeAgent に追加する方法の詳細については、「DataBridgeAgent にカスタム コネクタを追加する」をご覧ください。

DataBridgeAgent をダウンロードする

DataBridgeAgent をダウンロードするには、次のリンクを使用します: https://download.uipath.com/ProcessMining/versions/21.10.3/DataBridgeAgent/DataBridgeAgent-21.10.3.zip

注:
DataBridgeAgent と同じバージョンの Process Mining オンプレミス スタンドアロン バージョンの .mvp コネクタのみを使用できます。(v2021.10.3)

DataBridgeAgent はスタンドアロンのツールです。DataBridgeAgent を使用するための別個のフォルダーをサーバー上に作成することをお勧めします。

重要:
DataBridgeAgent は必ず C:\ ドライブのフォルダーにインストールしてください。DataBridgeAgent には非常に長い名前のコネクタが含まれており、ファイル パスが非常に長くなる可能性があります。このため、datarun.bat ファイルを実行してデータセットを作成する際に問題が発生する可能性があります。
DataBridgeAgent を Process Mining のインストール フォルダー (<PLATFORMDIR>) にインストールしないでください。また、DataBridgeAgentダウンロード フォルダーにインストールしないでください

DataBridgeAgent

DataBridgeAgent はスタンドアロン パッケージで、Process Mining で使用するためのデータをソース システムから Microsoft SQL Server に抽出するために使用します。DataBridgeAgent には UiPath Process Mining のオンプレミス (スタンドアロン) のビルドと、データセットを準備するために必要なオンプレミス (スタンドアロン) の .mvp コネクタが含まれています。現在、DataBridgeAgent には以下のオンプレミス (スタンドアロン) コネクタが含まれています。
独自のカスタム .mvp コネクタを使用する場合は、それを DataBridgeAgent に追加できます。この場合、お使いのコネクタで DataBridgeAgent を使用できるよう設定を行う必要があります。「DataBridgeAgent にカスタム コネクタを追加する」をご覧ください。
重要:

DataBridgeAgent では、入力フィールド名が小文字に、特殊文字がアンダースコアに自動的に変換されます。DataBridgeAgent を使用してデータを読み込む場合は、プロセス アプリの変換を編集し、すべての入力フィールドを小文字に設定してください。以下に例を示します。

{{ pm_utils.to_varchar('Cases_base_raw."Case_ID"') }} as "Case_ID", は次のように変更する必要があります。

{{ pm_utils.to_varchar('Cases_base_raw."case_id"') }} as "Case_ID",

オンプレミス (スタンドアロン) 版のインストールとの違い

DataBridgeAgent はオンプレミス (スタンドアロン) でのインストールとは異なります。違いは以下のとおりです。

  • コマンドライン ツールであるため、ユーザー インターフェイスを持たない
  • 個別のライセンスを必要としない
  • IIS を必要としない

    注: DataBridgeAgent には、既にコネクタが含まれています。コネクタ自体をダウンロードしてデプロイする必要はありません。

前提条件

システム要件」もご覧ください。

SQL Server データベースの資格情報を設定する

Process Mining (Automation Suite) にデータをアップロードするには、抽出したデータをアップロードする必要がある、SQL Server データベースの場所へのアクセス権が必要です。SQL Server の宛先の接続を設定するには、SQL Server データベースの場所へのアクセスを認証するために、次の設定パラメーターが必要です。

  • Server
  • Database
  • Schema
  • Role

SAP ソース システムからデータを抽出する

Automation Suite で SAP システムから直接データを使用する場合、DataBridgeAgent を使用する前に SAP の抽出を設定する必要があります。詳しくは、「ネイティブ SAP 抽出を設定する」をご覧ください。

.csv ファイルを読み込んでデータを抽出する

.csv ファイルから読み込んだデータを使用する場合は、以下を必ず確認してください。
  • テーブルごとに別個の .csv ファイルが利用可能である。
  • .csv ファイルのファイル名が、コネクタの入力テーブルの名前と同じである。
  • Process Mining で使用されるすべてのフィールドが .csv ファイルに存在する。
  • .csv ファイルのフィールドの名前が、Process Mining の列で使用されているフィールドの名前と同じである。

CSV の設定は、DataBridgeAgentCSV パラメーターで定義できます。

ODBC 接続経由でデータを抽出する

ODBC 接続を介して外部データ ソースのデータを使用する場合、必要な ODBC ドライバーがサーバーにインストールされていることを確認してください。

重要: 64 ビット バージョンを持つデータベースには、すべて ODBC 接続を使用してアクセスできます。必要な 64 ビット ODBC ドライバーを UiPath Process Mining サーバーにインストールし、サーバーがその特定のシステムにアクセスできる必要があります。

資格情報ストアを使用する

資格情報ストアを使用すると、実際のパスワードを表示せずにパスワードを使用できます。詳しくは、「資格情報ストアを設定する」をご覧ください。

既定では、暗号化された資格情報ストアが使用されます。詳しくは、「暗号化されたファイルベースの資格情報ストアを設定する」をご覧ください。

注: サーバー設定を変更するには、<EXTRACTORDIR>\databases\ServerSettings.json ファイルを編集します。

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