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UiPath Process Mining

UiPath Process Mining ガイド

2020.10

公開日: 2020 年 10 月 26 日

このページでは、UiPath Process Mining v2020.10 で新しく公開された機能や改良点についての詳細な情報を確認できます。

概要

UiPath Process Mining v2020.10 では、Process Mining のエンドユーザー側から見た処理速度の向上に注力しました。監視や分析に関わるユーザー エクスペリエンス全体が、以前のバージョンと比較して大幅に高速化しスムーズになりました。詳細は以下のとおりです。

  • 棒グラフ、履歴グラフ、分布グラフの読み込み速度が v20.4 より 5~12 倍速くなりました。
  • キャッシュ機能の改善により、エンドユーザー エクスペリエンスが高速かつスムーズになりました。
  • グラフ内でのセレクターやメトリックの変更速度が以前より速くなりました。

ベンチマーク

ベンチマークは以下のとおりです。

  • AppOne のレコードが 5,000 万件ある場合、ダッシュボードの読み込み時間は 5 秒以内です。
  • AppOne のレコードが 1 億件ある場合、ダッシュボードの読み込み時間は 10 秒以内です。

ダッシュボードの読み込み速度はプロセスのグラフに大きく依存します。また、プロセスの可変性も読み込み速度に大きく影響します。

重要

Internet Explorer 11 のサポート終了

Internet Explorer 11 は、v2020.6 より後のバージョンの UiPath Process Mining ではサポートされません。代わりに Google Chrome、Firefox、Microsoft Edge を使用できます。

📘

UiPath Process Mining v2020.10 のビルドは Internet Explorer 11 でアクティベーションできません。Process Mining を引き続き使用するには、サポート対象の別のブラウザーに切り替える必要があります。

フォルダー圧縮の活用

キャッシュ ファイルはディスク上で多くの領域を使用します。ディスク領域を節約するために、UiPath Process Mining のサーバー インストール フォルダーで、[内容を圧縮してディスク領域を節約する] オプションを設定することを強くお勧めします。これにより、必要なディスク領域が約 4 分の 1 に削減されます。
See also Prerequisites for Installation

新機能

新しいグラフ

グラフのインターフェイスを一新し、グラフを作成しやすくしました。新しいグラフの読み込み速度は、レガシ グラフと比較すると最大 10 倍向上しました。さらに、グラフをディスク キャッシュに保存できるようにしたため、初期読み込み時間も大幅に短縮されます。
新しいグラフは以下のとおりです。

  • 棒グラフ
  • 履歴グラフ
  • 分布グラフ

UiPath Process Mining の過去のバージョンで作成されたグラフがレガシ グラフとして表示されるようになりました。レガシ グラフは Process Mining の将来のバージョンでは非推奨となります。棒グラフ、履歴グラフ、分布グラフについては、これらに関連するパフォーマンスのメリットを享受するために、新しいグラフを使用することを強くお勧めします。さらに、現在のレガシ グラフから新しいグラフへの変換を検討する必要があります。新しいスタイルのバリアントがまだ存在しないグラフ (ガント チャート、詳細リスト、円グラフなど) については、レガシ バージョンの使用を継続できます。

See Charts.

新しいグラフへの変換

レガシ グラフは新しいグラフに変換できます。変換するには、グラフのコンテキスト メニューから [Convert to new chart] オプションを使用します。これにより、グラフの設定が新しいグラフに変換されます。

See Migrating legacy charts to new charts

コンテキスト メトリック

メイン メトリックのコンテキストを決定するメトリックを定義できるようになりました。棒グラフでは、コンテキスト メトリックを使用するとグラフに列を追加できます。また、すべての新しいグラフの上でホバーすると、コンテキスト メトリックがヒント内に表示されます。

ドリルダウン属性

新しいグラフではメイン属性に対してドリルダウン属性を定義できるようになりました。メイン属性とドリルダウン属性は、両方ともグラフの属性セレクター内に存在する必要があります。ユーザーがグラフ内のドリルダウン アイコンをクリックすると、属性セレクター内でドリルダウン属性が自動的に選択されます。
ドリルアップするには、Web ブラウザーの「戻る」ボタンを使用します。

改良点

パフォーマンス

表項目のキャッシュ

挙動が動的に変化する表項目はキャッシュされなくなりました。少なくとも以下の関数のいずれかの使用が該当します。

  • RealNow()
  • RealToday()
  • Random()
  • Eval()
  • DateTimeActiveDatasource() です。

以下の方法をお勧めします。

  • 日付/時刻には Now()/Today() を使用します。または、RealToday() に限り、RealToday() の式に式属性 TableItem_RealToday を追加することもできます。属性は関数の代わりにどこでも使用できます。ただし、この場合キャッシュを毎日生成する必要がありますのでご注意ください。
  • 式を使用し、行番号などに基づいた予測可能なランダム シーケンスを生成します。
  • DateTimeActiveDatasource() の代わりに Now()/Today() を使用します。ただし、この関数は挙動がわずかに異なりますのでご注意ください。

また、循環参照、破損した参照、構文エラーなどといった、致命的なエラーのある表項目もキャッシュされなくなりました。

メモリ内キャッシュ

メモリ内キャッシュを改良し、フィルターの以前のステートにすばやく戻れるようにしました。

translate または tr 関数

AppOne では tr 関数がすべてのプロセスのグラフで直接使用されていたため、グラフのキャッシュが禁止されていましたが、今回この問題を解消しました。また、AppOne を v2020.10 にアップグレードすることをお勧めします。アップグレードしない場合は、プロセス グラフから translate または tr の呼び出しを削除し、translate または tr の呼び出し用にグローバル式属性を作成して、プロセス グラフ内でその式属性を代わりに参照する必要があります。

Flexible Heuristic Miner

Flexible Heuristic Miner」オプションを削除し、プロセス グラフのパフォーマンスをさらに高速化しました。Process Mining の以前のバージョンでは、このオプションは [Advanced Process Graph Settings][Visualization] タブにありました。

アクショナブル インサイト

構成ファイルに対する変更

.env 構成ファイルの名前を、ファイルの情報の対象であるテナント名に変更する必要があります。たとえば、テナント名が Default の場合、構成ファイルの名前を Default.env に変更してください。

さらに、構成ファイル内で指定する必要のある情報が変わりました。Orchestrator のオンプレミス版をインストールする場合は、構成ファイルで次の情報を指定する必要があります。

  • インスタンスの種類
  • URL
  • ユーザー名
  • パスワード

Orchestrator のクラウド版をインストールする場合は、構成ファイルで次の情報を指定する必要があります。

  • インスタンスの種類
  • URL
  • クライアント ID
  • ユーザー キー

See Setting up Actionable Insights

基本コネクタにおける Action Center との連携の有効化

基本コネクタ内でのアクションやキュー アイテムの作成対象となる、テナントフォルダー ID を変更できるようになりました。

テナントフォルダー ID は表 Globals 内で式 Tenant および Folder ID で設定する必要があります。また、基本コネクタで定義するアクションやキュー アイテムごとに、別々のフォルダー ID を設定することもできます。

See Enable Action Center Integration

アクションとキュー アイテムに対する必須/任意フィールドの変更

フォルダー ID を個別に設定できるようになったため、アクションやキュー アイテムを定義する際は folderID フィールドが必須になりました。
reference はキュー アイテムを定義する際の必須フィールドです。キュー アイテムの任意のフィールドは prioritydeadlinepostpone です。キュー アイテムの定義に priority が含まれていない場合、優先度は既定で「」に設定されます。

キュー アイテムの一意の参照

reference をキュー アイテムの一意の参照として使用できるようになりました。このため、UiPath Orchestrator[一意の参照] オプションが設定されたキューに対して、キュー アイテムを作成できるようになりました。あるキュー アイテムが既にキュー内に存在する場合は、そのアイテムが再び作成されることはありません。[一意の参照] オプションが設定されていないキューには、重複するキュー アイテムを追加できます。

See Defining Actions and Queues

基本コネクタ/AppOne

AppOne の新しいグラフ

棒グラフ、履歴グラフ、分布グラフについては、AppOne 内のダッシュボードが新しいグラフに変換されます。

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これにより、ヘッダーやコンテキスト メトリックなどに若干の変化が見られる可能性があります。

基本コネクタの新しいグラフ

基本コネクタのダッシュボードが新しいグラフに変換されます。

メトリック セレクター

AppOne の、[タイミング] > [タイミング] > [ケース][タイミング] > [タイミング] > [アクティビティ][タイミング] > [タイミング] > [分析] のダッシュボードにおいて、複数のメトリックを 1 つのメトリック セレクターに結合しました。以前は 2 つのメトリック セレクターが使用されていました。

タグ

AppOne[規格準拠] > [タグ] のダッシュボードの、右側の項目 [タグが発生するケース] の [ケースの割合] メトリックに変更を加えました。特定のタグで絞り込む場合などに追加のフィルターを適用すると、割合の算出にはフィルター処理は適用されません。つまり、割合は各行のケースの合計数に基づいて算出されます。

以下の画像でご確認ください。

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表の順序の改良

一貫性を保つため、基本コネクタおよび AppOne の表の順序を改良しました。また、BasicConnector - SingleFile[Cases] フィルターと [Unique record per ID] の構造を改良しました。

ケースの担当部署

基本コネクタおよび AppOne の表項目に、「ケースの担当部署」を追加しました。
AppOne で「ケースの担当部署」から「ケースの所有者」へドリルダウンできるようになりました。

📘

[ケースの種類] から [ケースの所有者] へのドリルダウンは、AppOne で利用できなくなりました。

基本コネクタ (単一ファイル)

BasicConnector - SingleFile の式 Cases filter および Unique record per ID の構造を改良しました。式 Cases filterUnique record per ID を結合し、コンフィギュレーターが Cases filter にフィルター処理を追加できるようにしました。このため、表 Cases_preprocessing 内に追加されるレコードが変わります。表 Cases_preprocessingCases filter を直接使用しなくなりました。

イベント ID (内部) の式

基本コネクタに式 Event ID (internal) を追加しました。この式は、入力データで Event ID 属性を利用できない場合に使用されます。このため、データ内に利用可能な Event ID 属性がなくても、期限日を簡単に定義できるようになりました。

非推奨の関数

プロセス > バリアントのダッシュボード

[プロセス] - [バリアント] のダッシュボードが AppOne で利用できなくなりました。代わりにおすすめする方法としては、[プロセス] - [プロセス] - [ケース] のダッシュボードを使用し、セレクターから [バリアント] を選択する、および/または、[プロセス] - [比較] のダッシュボードを使用し、[属性を比較][バリアント] を選択します。[バリアント] のダッシュボードはバックグラウンドで引き続き利用でき、必要に応じて開発者が有効化できます。

データサーバーの関数

以下のデータサーバーの関数は非推奨になりました。これらは UiPath Process Mining v2021.4 では利用できなくなります。

  • resizeimages
  • createcache
  • cc
  • createcacheunencrypted
  • ccu
  • compare
  • comparews です。

上記の関数を使用している場合は、別の関数で置換する必要があります。UiPath Process Mining v2020.10 では、これらの関数の使用を一時的に継続できます。使用する場合、関数名の先頭に -deprecated を追加する必要があります (例: deprecated-resizeimages)。

既知の問題

  • フィルター処理結果の表示速度が期待より大幅に遅い場合があります。
  • 新しいグラフでは表の変更が有効化されていません。
  • 既定のグラフのメトリックに名前がないため、並べ替えアイコンが不適切に表示されます。
  • 属性セレクターに第 2 属性を追加すると、選択機能が動作しません。
  • 新しいグラフの列の並べ替え状態が、次の操作をすると失われます。
    • ブラウザーの履歴で戻ったり進んだりした場合
    • お気に入りを再適用した場合
  • 選択を承認していない状態で以下の動作を行うと、選択のステートが整合性を失います。
    • 元に戻す (Ctrl+Z) およびやり直し (Ctrl+Y) を使用した場合
    • ブラウザーの戻るおよび進むを使用した場合
    • お気に入りを再適用した場合

1 年前に更新

2020.10


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