Orchestrator
2022.10
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Orchestrator ユーザー ガイド
最終更新日 2024年4月19日

アクセス権とオートメーションの機能を管理する

アクセス権のレベルやユーザーが実行できる操作は、次の 2 つの要素を使用して制御できます。

  • アカウント - ユーザーの ID を確立し、UiPath アプリケーションへのログインに使用されます。
  • ロール - UiPath エコシステム内で特定の権限を付与するために、アカウントに割り当てられます。

アカウントは、「アカウントとグループ」で説明しているように、組織管理者によって作成および管理されます。

アカウントにロールを割り当てるには、アカウントが既に存在している必要があります。

このページ以降で説明する内容は次のとおりです。

  • ロールの管理方法
  • オートメーション機能の管理方法 (ロール設定の一環として設定)

ロールについて

Orchestrator では、ロールと権限に基づくアクセス管理メカニズムを使用します。ロールとは権限の集合です。つまり、Orchestrator の特定の機能を使用するために必要な複数の権限がロールに含まれています。

たとえば、カスタム ロールに含まれる権限の一部を以下に示します。



権限の種類とロールの種類

権限には次の 2 つのカテゴリがあります。

  • テナントの権限 - リソースへのユーザーのアクセスをテナント レベルで定義します。
  • フォルダーの権限 - ユーザーが何にアクセスしてどのような操作を行えるかを、ユーザーが割り当てられているフォルダーごとに定義します。

ロールに含まれる権限に基づいて、次の 3 つの種類のロールがあります。

  • テナント ロール - テナントの権限が含まれ、テナント レベルで作業を行うために必要になります。
  • フォルダー ロール - フォルダー内で作業を行うための権限が含まれます。
  • 混合ロール - 両方の種類の権限が含まれます。

    混合ロールの場合、グローバル操作では、ユーザーのテナントの権限のみが考慮されます。フォルダー固有の操作では、カスタム ロールが定義されている場合、フォルダーの権限は、存在するすべてのテナントの権限を優先して適用されます。

    注: 混合ロールはサポートされなくなりました。新規の混合ロールを作成することはできません。混合ロールがある場合は、テナント ロールとフォルダー ロールの組み合わせに置き換えて、必要な権限を付与することをお勧めします。

割り当てられたロールの種類に応じて、ユーザーは以下のリソースを利用できます。

テナント リソース

フォルダー リソース

  • アラート
  • 監査
  • バックグラウンド タスク
  • ライブラリ
  • ライセンス
  • マシン
  • ML ログ
  • パッケージ
  • ロボット
  • ロール
  • 設定
  • フォルダー
  • ユーザー
  • Webhook
  • アセット
  • ストレージ ファイル
  • ストレージ バケット
  • コネクション
  • 環境 (ロボット グループ)
  • 実行メディア
  • フォルダー パッケージ
  • ジョブ
  • ログ
  • 監視
  • プロセス
  • キュー
  • トリガー
  • サブフォルダー
  • アクションの割り当て
  • アクション カタログ
  • アクション
  • テスト ケース実行の成果物
  • テスト データのキュー アイテム
  • テスト データのキュー
  • テスト セットの実行
  • テスト セット
  • テスト セットのスケジュール
  • トランザクション
UiPath.Orchestrator.dll.configAuth.DisabledPermissions パラメーターを使用すれば、ユーザー インターフェイスおよび API から権限を完全に無効化することができます。

さまざまな種類のロールを割り当てる

ロールの割り当て方法はその種類によって異なるため、ロールの種類は重要な意味を持ちます。ロールの割り当て方法は、クラシック フォルダーが有効かどうかによっても異なります。

  • [テナント] > [設定] > [全般][クラシック フォルダーをアクティブ化] がオフになっている場合

    • [テナント] > [アクセス権を管理] ページの [ロールを割り当て] タブまたは [ロール] タブからは、テナント ロールと混合ロールを割り当てることができます。
    • [フォルダー] ページ、またはフォルダーの [設定] ページからは、フォルダー ロールと混合ロールを割り当てることができます。
  • [テナント] > [設定] > [全般][クラシック フォルダーをアクティブ化] がオンになっている場合

    • [テナント] > [アクセス権を管理] ページの [ロールを割り当て] タブまたは [ロール] タブからは、3 種類すべてのロールを割り当てることができます。
    • [フォルダー] ページ、またはフォルダーの [設定] ページからは、フォルダー ロールと混合ロールを割り当てることができます。

影響されない権限

通常、任意の権限に対して、利用可能なすべての権限 (表示編集作成削除) を選択できますが、以下の権限は表示されている権限には影響しないため、編集できません

権限の種類

アクセス許可

利用できない権限

テナント

アラート

  • 削除する
 

監査

  • 編集
  • 作成
  • 削除する

フォルダー

実行メディア

  • 編集
 

ログ

  • 編集
  • 削除する
 

監視

  • 作成
  • 削除する

これは、たとえば、システム生成ログを編集することはできないためです。

セキュリティに関する考慮事項

アカウント ロック

既定では、ログインしようとして 10 回失敗すると、5 分間ロックアウトされます。

システム管理者は、このアカウント ロックの設定をホスト管理ポータルでカスタマイズできます。

注: 同じアカウントを使用して別のマシンでログインすると、そのユーザーは最初のマシンから切断されます。

ユーザーを管理するための権限

[ユーザー] ページや [ロール] ページでさまざまな操作を実行するには、関連する権限を付与されている必要があります。

  • ユーザー - 表示 - [ユーザー] ページと [プロファイル] ページを表示できます。
  • ユーザー - 編集 - [プロファイル] ページでユーザーの詳細や設定を編集したり、[ユーザー] ページでユーザーをアクティブ化/非アクティブ化したりできます。
  • ユーザー - 表示ロール - 表示 - [ユーザーの権限] ウィンドウでユーザーの権限を表示できます。
  • ユーザー - 編集ロール - 表示 - [アクセス権を管理] > [ロールを割り当て] ページでロールの割り当てを編集できます。
  • ユーザー - 作成ロール - 表示 - ユーザーを作成できます。
  • ユーザー - 表示ロール - 編集 - [アクセス権を管理] > [ロール] ページの [ユーザーを管理] ウィンドウでロールを管理できます。
  • ユーザー - 削除 - Orchestrator からユーザーを削除できます。

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