- Orchestrator で、既にキューにアイテムを設定しているとします。
- Studio で、[トランザクション アイテムを取得] アクティビティを [アクティビティ] パネルからデザイナー パネルにドラッグします。
- [プロパティ] パネルの [キュー名] フィールドに、Orchestrator から設定したキューの名前を、引用符で囲んで入力します。
注: キューの名前については、大文字と小文字は区別されません。たとえば、「New_QueUe」と「new_queue」は同じです。
- QueueItem 型変数を作成します。この変数には、優先度や期限に基づいてキューの最初のアイテムが格納されます。この変数をループに配置すると、ロボットによりすべてのキュー アイテムが繰り返し処理されます。このアクティビティの通過後はキュー アイテムは処理されず、アイテムのステータスが [処理中] に変わります。
- [トランザクション アイテム] フィールドに、以前作成した QueueItem 型変数を入力します。
- [アクティビティ] パネルから、[トランザクション アイテムを取得] アクティビティの下にある [フロー条件分岐] アクティビティをドラッグします。
- オートメーションの要件を作成します。たとえば、Excel スプレッドシートにトランザクション アイテムを追加する、情報を記載したメールを送信する、など。
- [プロパティ] パネルの [条件] フィールドに、アイテムのステータスが変更される条件 (たとえば、キュー アイテムが空の場合、など) を入力します。
- [アクティビティ] パネルから [トランザクションのステータスを設定] アクティビティをドラッグし、[フロー条件分岐] アクティビティの [False] ブランチに接続します。このアクティビティを通過するトランザクション アイテムはすべて、手順 7 で追加した条件を満たしません。
- [プロパティ] パネルの [ステータス] ドロップダウン リストから [Successful] を選択します。このステータスは、このアクティビティを通過するすべてのキュー アイテムに適用されます。
- [トランザクション アイテム] フィールドに、手順 5 で使用した QueueItem 型変数を入力します。
- (任意) [分析] フィールドの横の [参照] ボタンをクリックして、アイテムの詳細ウィンドウに表示させるデータを [分析] フィールドに入力します。
- (任意) [出力] フィールドの横の [参照] ボタンをクリックして、アイテムの詳細ウィンドウに表示させるデータを [出力] フィールドに入力します。
注: この情報は、キュー アイテムが正常に処理された場合にのみ表示されます。
- 別の [トランザクションのステータスを設定] アクティビティをデザイナー パネルにドラッグし、[フロー条件分岐] アクティビティの [True] ブランチに接続します。このアクティビティを通過するキュー アイテムはすべて、手順 7 で追加した条件を満たします。
- [プロパティ] パネルの [ステータス] フィールドから [Failed] を選択します。このステータスは、このアクティビティを通過するすべてのキュー アイテムに適用されます。
- [トランザクション アイテム] フィールドに、手順 5 で使用した QueueItem 型変数を入力します。
- [エラーの種類] のリストから、[フロー条件分岐] アクティビティで設定した条件に応じて [Business] または [Application] を選択します。たとえば、空のキュー アイテムをアプリケーション例外とし、トランザクション値が標準値より小さい場合、ビジネス例外とすることができます。
- [理由] フィールドに、例外が発生した理由を説明する文字列を入力します。プロジェクトの実行後、この情報がアイテムの [詳細] ウィンドウに表示されます。
- 両方の [トランザクションのステータスを設定] アクティビティを [トランザクション アイテムを取得] アクティビティに接続します。これによりループが作成され、すべてのキュー アイテムが繰り返し処理されます。基本的なオートメーション プロジェクトは、次のスクリーンショットのように表示されます。
以下は、[トランザクションのステータスを設定] アクティビティのプロパティ (左側) から、Orchestrator のアイテムの [詳細] ウィンドウ内で対応するフィールドへのマッピングです。
キュー アイテムから特定のデータを取得する場合は SpecificContent()
メソッドを使用できます。その際、キューへの情報の追加に使用した引数の名前を括弧の間に記述し、引用符で囲みます。
例として、上のスクリーンショットには [代入] アクティビティの [右辺値] フィールドが表示されています。このフィールドから、(Orchestrator のアイテムの [詳細] ウィンドウ内の [固有データ] に表示される) キュー アイテムの値を取得して文字列変数に代入し、後で処理することができます。
transItem
- トランザクション アイテムを格納するために使用している QueueItem 変数を表します。
.SpecificContent
- トランザクション アイテムから情報を取得するメソッドです。
("transactionID")
- [アイテム情報] ウィンドウで追加した、キュー アイテムにデータを設定するための引数の名前です。この引数名は、Orchestrator のアイテムの [詳細] ウィンドウの [固有データ] にも表示されます。
.ToString
- もともと整数だったキューの ID を文字列に変換するために使用する関数です。