Test Suite
2021.10
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Test Suite ユーザー ガイド
最終更新日 2024年2月28日

テスト結果

Test Manager のテスト結果では、実行されたテスト セットの設計、実行、更新、削除に関する情報が提供されます。

テスト セットの実行を開始すると、Test Manager で以下のプロセスが実行されます。

  1. テスト実行が Test Manager の [テスト結果] セクションに作成されます。これはテスト結果のコンテナーとして機能します。
  2. 実行されたテスト セット内のすべてのテスト ケースに対して、空のテスト ケース ログが生成されます。このログはテスト実行に添付され、関連するテスト結果を保持します。
  3. 実行を続けると、Test Manager によって、各テスト ケース ログに結果と、関連するログ情報が記録されていきます。
注: テスト実行が作成されるたびに、元のテスト セットの関連するテスト ケースすべてに対して、テスト ケース ログが追加されます。つまり、元のテスト セットを更新または削除しても、既存のテスト実行の一貫性が保たれます。

下の図は、Test Manager でテスト セットを実行するプロセスを表したものです。



こうしたフローを採用していることから、テスト セットの実行後にテスト セットまたは関連するテスト ケースにどのような変更を加えたとしても、変更前の実行結果には影響しません。テスト セットを削除した場合でも、すべてのテスト実行について、元の結果が保持されます。

テスト結果を分析する

テスト実行を表示するには、Test Manager で [テスト結果] を開きます。各テストの実行が、テスト実行エントリとしてリストに表示されます。背後でのテスト実行の動作を理解するには、「テスト結果」をご覧ください。



テスト実行を分析することで、以下の操作を行えます。

  • Orchestrator で手動または自動で実行したテストの結果を検索する。
  • テスト実行の進行状況を確認する。
  • ログと添付ファイルを調べる。
  • アプリケーション ライフサイクル管理ツールと連携している場合は、Test Manager から直接、不具合管理システム内に不具合を作成する。

既定では、テスト実行は実行が終了した日付に基づいて並べ替えられます。現在実行中および保留中のテスト実行は、先頭に表示されます。

各テスト実行のステータスは、ステータスごとに割り当てられた次の色によって識別できます。

  • : 成功したテスト ケース
  • : 失敗したテスト ケース
  • : 最終的な結果のないテスト ケース (まだ実行されてはいないが、現在実行中のテスト セットの一部であるものなど)

自動化されたテストの結果

自動化されたテスト実行の結果は、Orchestrator から自動的にインポートされます。自動化されたテストを Test Manager にインポートするには、以下の条件を満たす必要があります。

  • Test Manager を Orchestrator と連携する
  • 自動化されたテストは、Test Manager プロジェクトのテスト セットの一部である必要があります。詳細については、自動化されたテストに関する説明をご覧ください。

    注: Orchestrator からのテスト実行に、Test Manager の複数のプロジェクトからのテスト ケースの結果が保持されている場合、Test Manager 内ではテスト実行が分割されます。結果は、テスト ケースが存在していたプロジェクトごとに表示されます。

テスト実行結果を使用する

テスト実行の詳細な結果を確認するには [テスト結果] に移動し、エントリをクリックして詳細ビューを開きます。一般的なテスト実行の詳細ビューには、実行開始日時と期間に関する情報およびテスト ケース ログが表示されます。



[報告日] フィルターを使用して、テスト実行のすべての結果に 1 つの日付を設定できます。この機能は、夜間にテストを実行し、一部のテスト ケースが夜 12 時前後に実行される場合に便利です。この機能を使用しないと、レポート内で結果が複数の異なる日付に分かれて表示されます。

[結果] セクションでは、テスト セット内で実行されたすべてのテスト ケースを確認できます。個々のテスト ケースに応じた操作を実行できます。詳細については、「テスト ケース ログ」をご覧ください。



テスト ケース ログ

テスト ケース ログには、各ステップの説明、エラー メッセージ、およびテスト セットの実行中に収集されたスクリーンショットなどの情報が保持されます。テスト ケース ログを開くには、[テスト結果] に移動し、テスト実行を開いてテスト ケースのキーをクリックします。

注: [スクリーンショット] タブは、テスト ケースの実行時にスクリーンショットが作成された場合にのみ使用できます。実行時に Orchestrator でスクリーンショットが作成されるようにするには、テスト ケース実行の成果物権限を確認します。

[テスト ケースを開く] アイコンをクリックすると、テスト ケースの詳細を確認できます。

結果から不具合を作成する

お使いの外部の不具合管理システムを Test Manager と連携している場合、実行ログを含む不具合レポートを外部の不具合管理システムに作成できます。詳しくは、「不具合の同期」をご覧ください。

不具合の同期

アプリケーション ライフサイクル管理ツールとの連携機能の一部として、実行結果を外部ツールに同期できます。実行中に収集された情報 (結果、ログ、タイムスタンプ、その他の詳細など) は、Test Manager と連携したツールに同期されます。

現時点では、不具合の同期のために有効化できる接続は 1 つのプロジェクトにつき 1 つのみである点にご注意ください。

注:
  • 不具合を同期するには、Test Manager でコネクタを設定する必要があります。Test Manager で利用可能なコネクタはこちらをご覧ください。
  • 最初にテスト セットを実行しておく必要があります。

不具合を作成する

不具合を作成するには、[テスト結果] ページでテスト ケースのログにアクセスします。

  1. [テスト結果] に移動します。
  2. テスト結果を開き、テスト ケースのキーをクリックしてログを開きます。
  3. [タスク] をクリックして [不具合を作成] を選択します。


不具合が作成され、外部ツールに同期されます。同期された不具合があるテスト実行結果に移動すれば、不具合を直接ツール (Atlassian Jira など) で開くことができます。



不具合のリンクを解除する

外部ツールから不具合のリンクを解除した場合、ツール内で作成されたエントリは変更されません。Test Manager では、テスト実行結果は外部ツールとリンクされません。

  1. [テスト結果] に移動します。
  2. テスト結果を開いて [タスク] をクリックします。
  3. [不具合のリンクを解除] を選択します。

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